欧州関連

トルコとウクライナが軍事協定を締結、バイラクタルTB2とエンジン技術を交換か

トルコのエルドアン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は16日、トルコのイスタンブールで会談を行い2ヶ国間の軍事協定に署名したと報じらている。

参考:Turkey, Ukraine Sign Military Cooperation Agreements

外交で欲しいものを次々と手に入れていくトルコのエルドアン大統領

実際の協定に署名したのは両国の国防大臣で軍事協定の中身については伏せられており、ウクライナ国防省は「トルコの軍事協定は国防や防衛産業に関連した21の分野で2ヶ国間の協力を拡大させる法的枠組みを決定するものだ」と説明しているが、ナゴルノ・カラバフ紛争でトルコとロシアの関係が悪化している中で署名された軍事協定だけに注目度が高い。

特にトルコのエルドアン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領との会談前に「トルコはロシアのクリミア半島併合を認めない」と発言しており、ゼレンスキー大統領はウクライナの主張を支持したエルドアン大統領に対して勲章を授与するなど両国間の親密さをアピールして、この軍事協定が誰を想定したものか「分かりやすく」示唆してる。

出典:baykarsavunma バイラクタルTB2

さらに両国が署名した軍事協定についてトルコメディアは、航空機用エンジンや装甲車両用ディーゼルエンジンの共同開発やトルコ製無人航空機「バイラクタルTB2」の共同生産に関する内容が含まれている報じており、これが事実ならトルコは中国が欲しがっていたウクライナのエンジン技術取り込みに成功したことになる。

トルコは主力戦車「アルタイ」のパワーパック(エンジンと変速機が一体化されたもの)をドイツから入手出来なくなったため、パワーパックの国産化を進めているがトルコ国防省は性能的に国産パワーパックの搭載に否定的な態度を見せている。さらに米国の意向を無視してロシア製防空システム「S-400」を導入したため国産攻撃ヘリ「T129 ATAK」の米国製エンジンが入手できなくなり、これを解決する手段として有望なのがウクライナに残されたソ連の遺産だ。

ウクライナの V・O・マールィシェウ記念工場(旧ハリコフ戦車工場)はソ連時代にT-64やT-80などの戦車を製造してきた実績とソ連崩壊にT-84(T-80UDベースの改良型)を開発した経験と技術力、航空用エンジンを製造しているモトール・シーチは大型輸送機An-124やAn-225、攻撃ヘリMi-24やMi-28に搭載されているエンジンを製造してきた実績を備えれおり、この技術は中国当局も狙ってたがウクライナ政府が関連企業と中国企業との合併を認めなかったため不発に終わっている。

出典:Міністерство оборони України / CC BY 4.0 T-84

要するにトルコはバイラクタルTB2の共同生産を差し出し、ウクライナから戦車用ディーゼルエンジン「6TD-2」やヘリ用ターボシャフトエンジン「TV3-117」の技術を手に入れることに成功かもしれないと言う意味だ。

管理人的に手段を選ばず「狙ったものを必ず手に入れる」エルドアン大統領の外交は腹黒くて好みではないが、ギリシャと揉めていた東地中海の排他的経済水域(EEZ)問題も結局、エルドアン大統領の外交的勝利で終わったと感じている。

ギリシャは中間等距離線でEEZ設定を主張しているのに対し、トルコはエーゲ海の島々(ギリシャ領)に大陸棚を設定する権利を認めず、領海12海里以外の海域はトルコ領土から伸びた大陸棚上にあるので全てトルコのEEZだと主張しているため、ギリシャはトルコが考えを改めない限り交渉に応じない姿勢を貫いてきた。

出典:Millî Savunma Bakanlığı

要するにエルドアン大統領が調査船や海軍艦艇を派遣して東地中海の緊張を煽ったのは武力でギリシャにトルコの主張するEEZを認めさせるのが目的ではなく、話し合いに応じないと主張していたギリシャを交渉のテーブルに引っ張り出すことが目的でエルドアン大統領の目論見通り、ギリシャはEUの説得でトルコとのEEZ策定協議に応じるハメになり軍事衝突の回避には成功しても、外交的にはトルコに破れた形だ。

果たしてエルドアン大統領はナゴルノ・カラバフ紛争を煽って、今度は何を手に入れようとしているのだろうか?

おおよそ見当はついてきたので機会があれば記事にしてみたい。

関連記事:ウクライナ、トルコ製無人航空機「バイラクタルTB2」を48機追加調達か

 

※アイキャッチ画像の出典:Ministry of Defense of Ukraine / CC BY 4.0 ウクライナ軍の演習風景

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    エルドアン大統領様、貴方の事をただの頭おか志位独裁者と考えておりました。申し訳ございません。外国にとっては迷惑極まりないが、トルコにとっては良い?大統領かもしれませんね。

    13
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      少なくともトルコに良かれと思って動いているのは何となくわかりますね。尤もエルドアン大統領にとっての理想のトルコでしょうけれども。
      敵の敵は味方とばかりに色々なところと手を結んで様々な兵器の内製化を急いでいるのは何かに追い込まれているんでしょうか?
      節操なしかつ拙速に感じられるのが気になります。

      9
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      国内の支持率の低下で、国民の目を外に向かせてるだけに見えますね。
      トルコの経済のすごい低迷(象徴してるのがトルコ・リアの激し下落に次ぐ下落)からね

      8
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      結局破滅に向かうのであれば、長期的には断罪される未来しかありません。独立独歩で生きていけるのならば、彼のやり方でも何らかの未来が残されているでしょう。しかし現実はそうではありません。これだけ多くの国と関係をこじらせ、それでも強引に突き進めば未来があると考えているのならば、あまりに楽観的でしょう。

      11
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      中国にとっての共産党と同じですね。

      1
        • 匿名
        • 2020年 10月 18日

        (いちおう中国籍の)香港人・ウイグル人・チベット人「…」

        1
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    とりあえずウクライナの軍事技術が中国共産党匪賊の手に渡らなくて良かったです。

    9
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      空母建造技術や艦載機の技術が渡った後では全てが遅過ぎた感がありますね…

      17
        • 匿名
        • 2020年 10月 18日

        それでも新たな流出が止まったなら少しは「マシ」

        4
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      ただし、中国とトルコは軍事的に接近している関係だけどね。
      トルコは中国から多連装ロケット砲(T-300)や、地対空ミサイル(HQ-9 )を購入(HQ-9は後日撤回)したり、
      中国と共同で短距離弾道ミサイル(J-600T)を開発していたりする。

      7
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    オスマントルコの再興を目指していると思うが、気が付くと周り全てが敵になって、攻め込まれて、クルド人のの国になっていそう。

    9
      • 匿名
      • 2020年 10月 20日

      クルド人というのも各地にいるけど、それほどまとまりがある連中ではないので
      シリアかソマリアのようになっちゃいそうなんですが

      1
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    良いか悪いかは別にして、軍事力を背景にした挑戦的な外交を目の当たりにして感動してる
    ゲームでしか見れないもんだと思ってた
    出る杭は打たれるか、今後の展開にも注目ですね

    7
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      軍事力をバックにした外交なんて日本以外では日常茶飯事だろ
      どこに目ん玉付けとんねん

      26
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    囲い込まれつつある中で手持ちの駒だけで事態の打開を目指している、というところでしょうか。しかしながらロシアとの関係性を見れば明らかなように、余りに場当たり的過ぎて早晩行き詰まるのは自明です。こうした軍事力を背景にした影響力の拡大を是認する世界ではありません。歴史から学ばぬ愚者と言われても仕方がないでしょう。

    8
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    EUにとっては拡張主義を取るトルコがロシアへの緩衝地帯を創出してくれる上に中東で発生する難民も吸収してくれるし、天然ガスの調達ルートも新設してロシア依存リスクを低減してくれる効果もあるんで、エルドアンが少々強引な手法を採ったところでガツンと叩けなくなってる構図

    狙ってやってるなら控えめに言って外交の天才だと思う…狙って…うん

    結局中東って地域覇権国がスルタンを擁立して周辺国を抑えない限りランドパワーとシーパワーの綱引きのせいでづたづたになる運命ななわけで、エルドアンとしてはロシアの影響力をコーカサス以北に押しやって、ついでにウクライナを防波堤にすることで将来的に陸軍整備に費やすリソースを削減、海軍を増強してスエズ~ダーダネルス=ボスフォラスラインを抑えた上で地中海を内海化したいんじゃないかなー、と邪推してる

    本当の意味でオスマン帝国が復権するには地中海の制海権って必須なわけだし…ただ経済成長へのビジョンもってなさげなのが危なっかしい、資源だけだと無理筋だし、国債バンバン発行してアウトバーンでも作るんすかね? それとも地道に工業育成するのか、あるいは金融センターの地位をアラブから奪うつもりなのか…

    4
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      エルドアン大統領はただの狂犬のような気がする…。
      先日、S-400を試射したのでアメリカがトルコに制裁を科すのは確定だし、
      カナダがナゴルノ・カラバフ紛争関与を理由にトルコ向けの武器輸出を停止したら、
      エルドアン大統領は「同盟の精神に反する行為だ」と怒りだす。
      NATOに加盟しているトルコがS-400を試射するのは、NATOの同盟精神に反する行為なのにね。

      10
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      いや資源でしょう…地中海のガス田と黒海のガス田両方開発したらかなり儲かるはず
      トルコは第三次産業が中心の内需主導型経済で、慢性的な経常赤字状態にあるから、外貨獲得手段として資源が欲しい
      トルコ経済で一番大きなウェイトを占めてるのは不動産業で、次が建設業です
      将来的にはアラブ諸国を経済圏に取り込むつもりなのでしょうが、イスラエルに先を越されちゃいましたね

      1
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      トランプの米軍引き上げで愛想をつかしたのもあるかも
      この20年アメリカのおかげで順調?にまわりが戦国時代になったから、もう自国で影響力確保したほうがいいったなったんじゃ?
      バイラクタルの有用性をみると、F-35の導入蹴ってまでS-400購入したのも、UAVの開発に反映させたかったからとも考えられるし

      1
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    最近、日本に関係のない話題ばかり取り上げるのでつまらない。もっとも日本や東アジアに絞って記事を作るべきでは?

    あまり話題性のないものばかり取り上げてると読者が離れてしまいますよ?

    1
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      そう思うのならお前が「理想の軍事サイト」作ったら良いんじゃね

      61
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      世界情勢読めない人は軍スレに向かないよ、
      ドミノくらい知ってるだろうに(笑)

      27
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      そりゃ今一番ホットな話題ですし、まあそろそろF-3とかあの辺りの新しい情報が出ないかなとは思うけどね
      そろそろ予想図じゃなくて正式なデザインとかでねーかな

      14
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      視野の狭いあなたがここと関係ないだけだよ、他所をあたったら?

      20
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      「世界中の軍事に関連する出来事をいち早く届けるミリタリーニュース系ブログ」

      この程度の文章も理解出来ないお方が、講釈垂れて指示するとか、マジカッケーすね。

      9
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      なんと近視眼的な、退屈な人間かね。
      ダイナミックな世界情勢の変動こそ面白いものはないだろうに。
      ちんまい島国や半島のことなんてねえ。

      そんな読者なら離れていって結構結構。

      7
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    ウクライナからすれば、口だけの西ヨーロッパ諸国よりも最前線で共闘してくれるトルコの方が重要だわな
    とくに対ドローン兵器がまだ確立してない今、ウクライナがバイラクタルを手に入れることの重大性は計り知れないわけで
    ロシアとしても、米欧ではなくトルコがここまでの障害になるとは思ってなかったのでは

    6
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      欧州は内心喜んでるかも
      エネルギー供給源のロシアに配慮してウクライナ支援に動けないとこに、トルコが代役受けてくれた形だし
      軍的には、トルコはドイツ、ロシア、ウクライナ、韓国にアメリカと協力
      政治的にはさらに複雑怪奇
      エルドアンは怪物か?

      3
        • 匿名
        • 2020年 10月 17日

        後で手痛いしっぺ返しが来ると思うがね。
        どう見てもヒトラーが被って見える。
        🇪🇺は当時の🇬🇧の様に見える。
        🇺🇦は38t戦車の🇨🇿。
        アゼルバイジャンはルーマニアの油田と置き換えれば。
        となると次は・・・

        5
          • 匿名
          • 2020年 10月 18日

          興味深い比喩をありがとうございます。
          >となると次は・・・
          せっかくですので、その後をご披露いただけませんか?

            • 匿名
            • 2020年 10月 19日

            当時のフランスがギリシャ。
            大陸棚がアルザスロレーヌ。
            シリア傭兵が義勇ブァッフェンSS。
            となると、キプロスかリビアかな。
            キプロスならイギリスが居たよね。
            ダンケルク再び?

            1
          • 匿名
          • 2020年 10月 18日

          エルドアンがどこで満足するかだな
          オスマン帝国の版図を取り戻すような意図があるようだが流石にそこまでやれば国際世論が黙っていない

          1
            • 匿名
            • 2020年 10月 19日

            アゼルバイジャンの東側、カスピ海東岸へも影響力を伸ばすのでは?
            そうなると中国ともにらみ合うんですかね。

            1
            • 匿名
            • 2020年 10月 19日

            いや、むしろ中国と組むと思う。
            上の例えで言えば、中国は大日本帝国。
            (批判は受ける)
            日独伊の伊が何処になるかだが。

            1
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      トルコ・アゼルの戦果によって、ウクライナ東部の失地回復の可能性が出てくるからね。対ドローン兵器が普及する前に、ウクライナも動く可能性ある気がする。

      1
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    日本の10式を輸出する話何で流れちゃったんだよ
    機密だのなんだの言ってたら何も売れんぞ

    1
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      TFXでも同条件で開発の成果を全てトルコ側が独占する契約だった筈。
      そりゃ断りますよ

      23
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      世界地図に東海って載せてる国に最高機密は売りたくない
      どこに流出することやら

      8
      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      輸出案件は10式そのものではなくそのエンジンのみ。
      しかも知的財産権は全てトルコに譲渡に製造輸出し放題という日本に欠片の旨みも無い話だったんだぞ?
      流さないほうがどうかしてるだろ。

      30
        • 匿名
        • 2020年 10月 18日

        そのトルコに戦車と自走砲技術移転しちまった韓国・・・ドイツがパワーパック止めてくれたお陰で実害なしかと思いきやウクライナからパワーパックがやってきてこれから同志競合確定、韓国より低価格で販売されそう、作戦失敗だね、韓国・・

        2
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    しかし最近のトルコ凄いな
    シリア・リビア・カラバフでもロシア凹ませてるしイケイケやんけ

      • 匿名
      • 2020年 10月 17日

      そろそろ大国からしっぺ返しが来る頃です
      格下がイキりすぎると上から〆られるのはどの業界でも同じですから

      5
    • 匿名
    • 2020年 10月 17日

    あれだけUAVで空爆しまくって戦車時代遅れにしたのに
    そのトルコが戦車を強化するとな

    1
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      UAVも万能じゃないって事だろう、実際その対策の研究は各国で進んでるし

      11
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      UAVを作っているトルコもイスラエルも戦車が時代遅れになったとは全く考えてないからな

      13
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      ナゴルノ・カラバフの紛争は色々と状況が特殊だしな
      UAVの有効性は揺るぎない形になったけどこれだけで軍事行動の全てを賄える兵器ではない
      事実アゼルバイジャン軍は陸戦では相当苦戦しながら少しづつ制圧を進めているし
      トルコの現状認識とエンジン技術交換の動きは的確ではある

      9
    • 匿名
    • 2020年 10月 18日

    トルコの外交はかなり危ない橋渡ってるけど着々と次の戦いに備えてるのも確か
    曲芸並の綱渡りで一つ間違えば破滅だがエルドアンやりおるわ

    9
    • 匿名
    • 2020年 10月 18日

    どう考えてもウクライナの悪手
    EUの政治の要のフランスと地中海では有力なギリシャに喧嘩売ってるトルコと同盟などしたら欧州とは距離が益々離れてしまう
    トルコが単独でロシアに対抗出来る訳も無く、実態として欧州と反発してるトルコは第三勢力狙い
    イタリアの出方にもよるけどトルコは爆薬庫なのは歴然
    タイミングが悪過ぎる

    1
    • 匿名
    • 2020年 10月 18日

    エルドアンは民主主義社会に生きる我々の価値観からすれば批判されて当然だけど、独裁者としての外交能力というか綱渡り能力はなかなかのものだと思う
    ロシアのクリミア半島併合を非難してウクライナの味方をするなら欧米諸国にとっても悪い話ではないし、トルコにとって兵器国産化に必要なものを一通りそろえているウクライナと協定を結ぶことはかなりプラスになる
    強いて言えば一番メリットが小さいのはウクライナなのかな…

    2
      • 匿名
      • 2020年 10月 18日

      どう甘く評価してもダメダメな国内経済から国民の目をそらせようと無茶苦茶やってるだけ

      1
    • 匿名
    • 2020年 10月 18日

    うわえるどあんつよい

    2
    • 匿名
    • 2020年 10月 18日

    トルコとトウクライナの協定が結実するのは何年も先の話。ロシアとの関係悪化を想定してウクライナとの関係強化を図った。正直ソ連時代の遺産なんて最早枯れた技術にすぎない。エルドアンの目論見はウクライナとトルコ両国で合同の兵器開発と、双方国内での軍需物資生産。今更協議を加速させてもこれ等が実を結ぶ前に状況が一変していると思う。

    • 匿名
    • 2020年 10月 18日

    インドもウクライナから技術を売ってもらえば良いのに。
    トルコからも無人機買えば劣勢になってる中国との国境問題も押し返せるのでは!?

    2
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