トルコ航空宇宙産業のコティルCEOはTF-Xを構成する最初の部品が製造されたとSNS上で明かしており、トルコの第5世代戦闘機は実現への第一歩を踏み出したことになる。
参考:CEO at Turkish Aerospace Temel Kotil
ついにTF-Xのプロトタイプ製造が始まる、2023年3月18日に実機を公開予定
トルコの第5世代戦闘機TF-Xは国内の防衛産業企業がもつ技術と経験をフル活用して開発を進めており、同機の機体設計と各種コンポーネントやソフトウェアの統合をトルコ航空宇宙産業(TAI)が担当、搭載する高度なレーダーはアセルサンがミッション・コンピューターは国家の研究機関が開発、動翼を動かすアクチュエータは複数のトルコ企業とウクライナ企業が共同で開発、コックピットを覆うキャノピーや降着装置などの主要コンポーネントについても現地生産にむけた準備が進んでいるらしい。
トルコは2022年末までTF-Xを構成する約2万点の部品加工を終えてプロトタイプを製造、これを2023年3月18日に公開して搭載エンジンのテストや地上試験を開始するとTAIは明かしていたが、ついにTF-Xのプロトタイプ製造が始まったらしい。
Milli muharip Uçağımızın ilk parça üretimini gerçekleştirdik. Ülkemizin beka projesi icin attığımız her adım bizim icin çok anlamlı, çok kıymetli. Heyecanla, gayretle çalışarak aynı yolda yürüdüğümüz tüm arkadaşlarıma teşekkür ediyorum. pic.twitter.com/RyYuwPEHE4
— Temel Kotil (@Temel_Kotil) November 4, 2021
TAIのコティルCEO(最高経営責任者)は今月4日「TF-Xを構成する最初の部品が製造された」とSNS上で明かしており、幾つも課題はあるもののトルコの第5世代戦闘機は実現への第一歩を踏み出したことになる。
戦闘機の開発経験がある国からすればトルコの計画は非常に危なっかしいものに見えるだろうし、特に量産機に供給するエンジンについては見切り発車(飽くまで表面的な意味で水面下ではエンジン調達に関する様々な動きが観測されている)に近いので本当にTF-Xが完成するのか怪しい部分もあるが、その辺りを事情を一番よく分かっているのもトルコ自身なので開発リスクが高いのは覚悟の上なのだろう。
果たしてスケジュール通りプロトタイプの製造が進むのかは今後の続報に注目するしかないが、是非トルコ産業界の底力を発揮して世界中をアッと驚かせて欲しい。
関連記事:トルコ、第5世代戦闘機TF-Xのプロトタイプ公開を2023年3月18日に設定
※アイキャッチ画像の出典:TURKISH AEROSPACE トルコが開発中のTFX
なんだかんだTFXやKF-21とか、インド戦闘機群とか、今までの戦闘機先進国以外から新しい機体が出て来て楽しい。日本のF-3も是非頑張ってもらいたい。
実際どこまで本当の5世代としてやれるかは興味深い
>果たしてスケジュール通りプロトタイプの製造が進むのかは今後の続報に注目するしかないが、是非トルコ産業界の底力を発揮して世界中をアッと驚かせて欲しい。
逆に日本の防衛産業はアッという間に撤退かな。
既に撤退してるからトルコの第五世代機と競合しないので
エルドアン閣下が見てる(納期厳守)
いやー米中露欧以外の戦闘機開発が活発になるのはミリオタとして楽しみで仕方ないな
日本もテンペストや米次世代機、FCAS等をライバルとするハイのF-3以外にもローを担当する機体造ってくんねぇかなぁ
F-16やKF-21と競合する機体は10年後20年後の自衛隊で使い道無いからFA-50と競合する軽戦闘機転用が可能な訓練機をさ
開発リソースが足らなくて、手が回らないらしい。
F-3の廉価板というわけにもいかないし。
自衛隊で訓練機転用の軽戦闘機にどんな使い道があると。
中露と対峙する島国日本で実戦に使う以上軽戦闘機といえどある程度の航続距離は必要。そして対空メインなら十分な探知能力、対艦メインならそれなりの搭載量が要求される。
当然ながらこれらの能力は訓練機としては無駄にしかならない。
かといって訓練機と軽戦闘機のギャップが大きければ開発費が、小さければ訓練機の単価が肥大化してしまう。
訓練機と戦闘機、合わせて10〜30機程度しか持てない様な国にとっては兼用機の購入は運用インフラを圧縮できる最適解になり得るし、多国に輸出できる見込みと意思があるなら開発する意味もあるだろうが、
練習機だけで200機を運用する自衛隊にとって兼用機はコスト増要因の方が多いし、兼用機を欲しがる様な国にとっては日本で使い物になる兼用機はオーバースペックになる可能性が高く、日本の実績の無さやら技術流出忌避癖を無視したとしても輸出の目は薄い。
飽和攻撃で巡航ミサイル1000発乱れ撃ちとかされたら
練習機と訓練生でも大活躍だと思うよ
1000発なんて不可能だろw
もうちっと常識的な数字にしような
巡航ミサイルは安いから
攻撃で1000発とかは割と常識的な(日本と戦争するなら当然必要な)数字では
アメリカは湾岸戦争、イラク戦争の緒戦で巡航ミサイル300発以上撃ち込んでるし
今度整備するという対中ミサイル網には3兆円使うそうで
飽和攻撃ってのは1回で1000発だろ
累計300発とは全然違うぞ
そもそもアメリカ以外でやれる国はないだろ
巡航ミサイルは1発1億円が相場だから1000発でも1000億円
パイロットが勿体ない
そんな半端なのに乗せるくらいなら普通の戦闘機乗せた方がマシ
仮想敵国のうち南北朝鮮はともかく露中相手では役に立たないから
戦闘機は慢性的に不足気味だから、普通の戦闘機を用意したら南方の航空戦に駆り出されたり、巡航ミサイルを陽動に使われたりする。
内陸のミサイル網に入ってくる前に、スピットファイアがV1落としてたみたいな対処を海上でやって数減らしした方が良いと思うんだけどなぁ。
空自がスクランブルにT-4に機銃付けて飛ばそうか検討した事とか知らなそう…
それくらい主力戦闘機の負担になってんだわ
軽戦闘機転用が可能な訓練機なら固定機銃と短AAMで爆撃機や哨戒機、無人機の様な主力戦闘機級ほどの空戦能力を持たない相手に対するスクランブルに最適
スクランブルで疲弊して事故起こすF-15やF-2のニュース見て目を覚ませよ
XT-4で検討された7.62mmガンポッドは訓練用のはずだが
T-4に機関銃付けてスクランブル…が検討されたの中国軍機のスクランブルが急増してからの話でまだ10年経ってない話だぞ
Xナンバー時代とは何の関係も無い
機体強度は変わってないのでスクランブル時に求められる武装はできないだろう
そう、だからこの話は無しになった
整備時に同時に翼に乗ってもいいのは1人まで、なんて脆い機体じゃ後付け機銃付けて高機動なんかやらせたくないよなぁ
検討の上で否定された、って事実をちゃんと受け止めろべきでは。
スクランブルさせる側にしてみりゃこっちを削るつもりでやってる訳で、
ガンポッド提げたT-4がスクランブルに上がってきたらどう思うよ?
ここぞとばかりに侵犯機が増える展開しか予想できんけどな。
戦争じゃないんだから
戦闘機出して練習機が出てきたらがっかりさせた分だけこちらの勝ちではw
初報が出た時は米国ステルスのガワを真似ただけっしょwとか思ってたけど、TB-2があんだけ売れたからな…
F-35を凌ぐベストセラーになる可能性もひょっとしたら
イスラム教圏内でどんどん武器供給が自給可能になってますね…
今後の中東情勢も激変しそう。
戦闘機はエンジンが全てだよ、米国とロシア以外の国は両国のエンジンに頼るしかない。
戦闘機の性能を両国に頭を押さえられている。
英国と独仏は独自のエンジンを作っているけど、基本的に古いエンジンで推力は10トン以下なので航続距離や搭載量で一段落ちる。
その米ロの仲間入りすることが可能な唯一の国が日本だ、こういった事実は知っていた方がいい。
中国も大金を投入し努力はしているんだが、いかんせん実力が不足していてなかなか目標の性能を出せないでいる。
それゆえJ-20の生産が少ない。
トルコやインドは独自のエンジンを作りたいらしいがやっぱりトップグループには入れない。
まあ、地力の差かな。
こわい
英は露に劣らないでしょ
EJ200は推力でAL31や41に劣っている。
サイズを調べてみようね。全然違うね。
同形式ジェットエンジンの技術レベルは最大推力ではなくその推力重量比で評価するのが常識。
A/BのEJ200は9.175、AL31とAL41はそれぞれ7.87と約9.5程度.最新のAL41はEJ200より優れているがAL31では逆になる。
EJ200の技術でAL31と同サイズに作れば単純計算でだが最大推力で概略1割近く上回ることになる。
ロールスロイス舐め過ぎ
英アパッチはエンジンをロールスロイス製に換装して米アパッチのジェネナルエレクトリック製より600shpも強力になってるぞ
あと中国はWS-15量産型の目処付いたぞ
エンジン製造も基礎技術があれば、時間もカネもかかるが、ほとんどの場合解決する
基礎技術の積み重ね(=開発にかける時間とカネの総量)が肝
乱暴に言えば、ジェットエンジンに翼をつけたようなもんだからね
5世代以降名乗るなら最難関はアビオニクスじゃないかな
F35でも統合センサー・HMDS等のシステムに相当手こずった記憶
認証が必要な民間機でもあるまいし
エンジンなんてスリム化と推力効率捨てればなんとかなるだろう
既にヘリのエンジン国産化してるんだし
そろそろTF-Xのペットネームを付けて欲しいところ
今のトルコで作ってないのはアナドルを守る広域防空艦ぐらいだろうか
一応、MILGEMプロジェクトの中で2027年をめどにTF20000型防空駆逐艦の開発を進めている。
情報感謝です
8500t…結構デカイですね
この「最初の部品」はどこのパーツなんだろう。軽合金の削り出し部品に見えるけど、どこかの桁かな。
う〜む・・・最近のトルコはTB2やらでイケイケ状態ですからねぇ。
TF-Xも完成したらとてつも無いベストセラー機になりそうな気がしますなぁ。
TB2とTFXでは、需要と供給がぜんぜん違うでしょ。
>最近のトルコはTB2やらでイケイケ状態
経済状態に目を瞑ればな
GDPの伸び率結構いいって聞いたけど?
無人機はバカ売れしてるみたいだけど、自国での有人戦闘機作成は初めてなわけで完成まで紆余曲折ありとんでもなく苦労するだろうなあ
けど単純に楽しみ
トルコ産の戦闘機がどんなものになるとか想像できない