欧州関連

無人機の基本に忠実なトルコ、安価な空対地巡航ミサイルでUAVの攻撃手段を強化

トルコ航空宇宙産業は無人標的機「Simsek/シムセック」を改造してカミカゼドローンと呼ばれる徘徊型UAVに改造した発表して注目を集めている。

参考:Turkey Now Has A High-Speed Missile-Like Drone That’s Launched From A Larger Drone

徘徊型UAVと呼ぶにはお粗末だが、UAVの交戦距離を拡張させる簡易な空対地巡航ミサイルと見れば必要十分か

トルコは交戦距離を拡張してきたロシア製近距離防空システムに対抗するため無人航空機に搭載する兵器の射程距離延長に取り組んでおり、UAV専用の精密誘導兵器MAMシリーズに小型の主翼を備えたレーザー誘導式(GPSと慣性航法にも対応)の滑空爆弾「MAM-T」を追加したばかりだが、今度は安価な小型の無人標的機「Simsek」をカミカゼドローンと呼ばれる徘徊型UAVに改造した発表して注目を集めている。

トルコ航空宇宙産業が開発した小型のターボジェットエンジンを搭載する無人標的機「Simsek/シムセック」は防空システムによる迎撃演習や戦闘機の空対空ミサイルを使用した実弾訓練の標的として使用される無人機なのだが、これを改造して無人航空機に搭載可能な徘徊型UAVに改造したらしい。

出典:public domain シムセックを搭載したトルコの無人航空機

徘徊型UAVのシムセックはUAVを用いて空中で発射すると射程を200km(5kgの弾頭搭載)まで延長することができるとトルコ航空宇宙産業は主張しており、非常に構造が単純で安価なため年間100機のシムセックを製造できると言っているが、少なくともシムセックにはEO/IRセンサーやデータリンクが搭載されていないため徘徊型UAVではなく事前に目標の位置情報を入力して使用される「簡易な空対地巡航ミサイル」に分類されるべき兵器だ。

そのため徘徊型UAVとしてみればガッカリな性能だが、構造がシンプルで調達コストも安価なため無人標的機を使用して固定目標を遠距離から攻撃するために使用する空対地巡航ミサイルと見れば安価なUAV+安価な兵器の組合せに該当するのでニーズを十分満たしているのかもしれない。

このような形でUAV用兵器の射程距離延長に取り組むはロシアが対UAV対策として近距離防空システム「パーンツィリS1」の交戦距離を15kmから40kmへと拡張したパーンツィリSMの配備を進めているからで、輸出バージョンのパーンツィリS1Mも間もなく用意が整い紛争地に輸出されるようになれば射程距離が15km前後の兵器で武装するUAVの損耗リスクが高くなるからだ。

まぁシムセックがどの様な誘導装置を搭載しているのかは不明だが静止目標以外に使用するのは難しいため万能な存在とは言えないが、パーンツィリの射程外から移動目標を狙い撃つのは射程が30km~80kmに延長された滑空爆弾「MAM-T」の役目なのでシムセックの追加は単純にUAVによる攻撃の選択肢が多様化したという点に意味があるのだろう。

出典:ヴェステルが開発した低コストの無人航空機Karayel-SU

これは管理人の所感だが無人航空機はどんどん機能が追加され複雑化する傾向が強く調達コストも上昇(バイラクタルTB1が約100万ドル→TB2が約500万ドル)している中で搭載兵器も長射程化に拍車がかかりUAV本体と同様にコストアップしているのだが、トルコは無人機の売りである「低コスト」のラインナップも抜かりなく充実させているのでトルコ製無人航空機が海外市場で人気を集める理由はこの辺りにあるのかもしれない。

関連記事:サウジアラビア、武装可能なトルコ製無人航空機「Karayel-SU」のライセンス生産を開始
関連記事:トルコ、UAV専用の精密誘導兵器MAMシリーズに滑空爆弾「MAM-T」を追加

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※アイキャッチ画像の出典:public domain

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コメント

    • A
    • 2021年 5月 05日

    もうこうなったら実際にドンパチやってみないとわかんないね。
    でもホントにドンパチやるのはやだな~。

    1
      • 匿名
      • 2021年 5月 05日

      そのドンパチやってるトルコが作ってるんだからそれなりに信用は置けるんじゃないですかね……

      21
    • 匿名
    • 2021年 5月 05日

    TAIはよくやってるな。
    日本にも軍事とか宇宙に専念する会社があればなぁ

    1
      • 匿名
      • 2021年 5月 05日

      只、ロシアがパーンツィリの射程を延長したSM型を配備している様に、UAVもそろそろ「自分の搭載兵装対相手の防御兵装間の射程争い」に巻き込まれつつある様に感じるのは気のせいかな?
      今回トルコは無人標的機を改造する事でUAV用の安価な巡航ミサイルを手に入れたけど、当然相手も対抗手段を編み出す筈でそうなると射程と威力のイタチごっこに巻き込まれてUAV側も高コストになって来る
      そうなった時にトルコはどうするか、気になる所だな

      後、日本の場合は周辺の脅威レベルが高過ぎて現状のUAVの大半は役に立たないらしい(米空軍によって2020年秋頃に行われた「2030年を想定した台湾防衛シミュレーション」でそう言う結果が出ている)
      なので、今日本が整備すべきはUAVよりもミサイルを優先している感じだと思う(この事は、昨今の国産ミサイルの開発状況を見ると分かる)

      3
        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        >日本の場合は周辺の脅威レベルが高過ぎて現状のUAVの大半は役に立たないらしい

        またこの人か、、、

        16
          • 匿名
          • 2021年 5月 05日

          またと言われたんで、元ネタのブログを紹介して置くよ
          ブログの翻訳記事ではUAVに関して「MQ-9やRQ-4は台湾シナリオでは活躍の場はなく、現在開発中や構想レベルの戦力が必要となる」と書かれてある
          勿論、将来的にUAVは必須とも書かれてあるから念の為

          リンク

          3
            • 匿名
            • 2021年 5月 05日

            MQ-9やRQ-4は台湾シナリオでは活躍の場はないとは書かれているけど「脅威レベルが高過ぎて」とは一言も書かれていないけど?

            >現状の技術レベルのUAVでは台湾侵攻や南西諸島等の軍事衝突に置いては荷が重すぎて、投入しても相手の防御策の前に充分な戦果は挙げられないと考えている

            何をもって荷が重すぎると言ってるのか良くわからないけどMQ-9やRQ-4以外にも米軍の運用するUAVは複数あって攻撃用途以外にも戦場環境の認識力を拡張したり、メッシュ状のセンサー網を構築したり、戦術通信の中継を行ったり多くの任務に投入されるから全く役に立たないことは無いよ。

            もしかして先進国が装備する高性能なレーダーなら低シグネチャーが特徴な小型~中型UAVを確実に検出できて迎撃できる思ってたりしないよね?

            4
              • 匿名
              • 2021年 5月 06日

              >もしかして先進国が装備する高性能なレーダーなら低シグネチャーが特徴な小型~中型UAVを確実に検出できて迎撃できる思ってたりしないよね?

              横からだけど、
              距離によっては、鳥すら航空管制用レーダーで検出される様だし、
              小型~中型UAVの活躍する戦場だと遠距離での探知が死活問題になる訳でもないし、
              検出は出来るのでは。
              低高度で障害物に隠れてるケースだと、音波探知の方が適する事もあるかもだけど。
              迎撃だと、標的に届くブツがその時あるか?の問題か生じるので、可能性は一段低くなるかな?

                • 匿名
                • 2021年 5月 06日

                ステルス機を指して鳥や昆虫のようなサイズとよく言う事がありますがそのような鳥や昆虫サイズの標的を恒常的に捉え続ける中長距離レーダーなんて存在しませんよw

                7
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 06日

                  鳥サイズのRCS目標、仰るように遠距離とか厳しいけど、10kmとか20kmと比較的近距離なら可能かと。
                  防衛装備庁が流出事故したステルス目標の探知試験も、うろ覚えだけどその辺りだったような。

                  あと﹙有人無人問わず﹚ステルス機だと、ステルス踊りされ且つ検出ロジック側で特に対策していなかった場合、探知距離がもう少し短くなるのでしょうね。
                  中小型UAVだと、ローターを電波的に隠蔽するか、或いはローター径を波長に対して十分小さくするかしない場合、ステルス踊り的な事をしても恐らく余り効果乏しい﹙or 乏しくなる﹚と思うけど。

                  • 匿名
                  • 2021年 5月 16日

                  対砲迫レーダの中には、RCS=0.001㎡である23mm弾の捕捉追随も可能なものもあります。
                  近距離だと低RCSなだけでは捕捉を免れる事は出来ません。

                • 匿名
                • 2021年 5月 06日

                事実としてサウジアラビアがドローンで攻撃されたとき防空システムくぐり抜けてきてんだよなあ……

                2
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 06日

                  でも通用したのは初見の一回だけなんだよなぁ…

                  6
            • 匿名
            • 2021年 5月 06日

            「MQ-9やRQ-4は台湾シナリオでは活躍の場はなく、現在開発中や構想レベルの戦力が必要となる」
            これのどこをどうコネくり回したら
            「日本の場合は周辺の脅威レベルが高過ぎて現状のUAVの大半は役に立たない」
            になるんだろうか。
            ・現状のUAVの大半 ≠ MQ-9やRQ-4
            ・周辺の脅威レベルが高過ぎて役に立たない ≠ 台湾シナリオでは活躍の場はない

            2
        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        なるほど

        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        長射程化な共進化の煽りを受けて、対空装備の見直しに迫られているようだね。

        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        >日本の場合は周辺の脅威レベルが高過ぎて現状のUAVの大半は役に立たないらしい

        これは米空軍のシミュレーション結果で自衛隊のシミュレーション結果じゃないだろ?

        自衛隊はそもそも攻撃タイプのUAVを持ってないんだから「役に立たない」じゃなくて「実行することすら出来ない」の間違いでしょ?

        自衛隊のUAV導入が遅れているのを「周辺の脅威レベルが高すぎるからUAVを導入しても意味がない」と正当化してるようにしか聞こえないよ。

        10
          • 匿名
          • 2021年 5月 05日

          御指摘有難う
          米空軍のシミュレーション結果だが、自衛隊は有事には米軍と共同作戦を展開する可能性が高い以上、無視出来ないと思うけどどうだろう?
          自衛隊のUAV導入が遅れている事に関しては、現状の技術レベルのUAVでは台湾侵攻や南西諸島等の軍事衝突に置いては荷が重すぎて、投入しても相手の防御策の前に充分な戦果は挙げられないと考えている
          只、自衛隊には現状の技術レベルよりもより進化したUAVが必要だと言いたい訳で、UAVを持たなくても良い等とは言っていない
          その意味では、運用経験を積む為に一定数のUAVを装備する事に関しては異論は無いよ

          1
            • 匿名
            • 2021年 5月 05日

            >自衛隊には現状の技術レベルよりもより進化したUAVが必要だと言いたい訳

            自衛隊がUAVを全く導入してないとは言わなけど欧米に比べれば圧倒的に少ない運用経験しかもっていない自衛隊が現状の技術レベルをどうやって判断するの?

            百歩譲って各国が導入してるUAVを幾つも購入して実際に試した結果として「自衛隊には現状の技術レベルよりもより進化したUAVしか必要ない」と言うなら理解できるけど、あなたの主張はUAVの活用に消極的な自衛隊の現状を正当化させる言い訳にしか聞こえないよ?

            8
              • 匿名
              • 2021年 5月 06日

              そもそも自衛隊はなぜこの手のUAVの導入に消極的なんだろうね?
              あなた方は「立ち遅れている」「旧態依然とした考えから抜け出せない」と信じ込んでるようだが本当にそうかね?
              検討したが「いらん」となったんじゃないの?
              少なくとも防衛上、使う場面が無い、と。
              対空レーザー等々、対UAV戦用装備は研究開発されてるが自衛隊自身が使うものではないという判断だろう、とは少しも考えない?

              3
                • 匿名
                • 2021年 5月 06日

                上の人が書いてるけど、まともに実物を触った事も運用経験もないのにどうやって検討するの?

                戦闘機の選定をする場合でも空自のチームが現地に出向いて調査してるのに、自分で言って流石に説得力に欠けると思わない?

                15
                  • 匿名
                  • 2021年 5月 06日

                  導入するものならどれにしようか調査するだろうがいらないものはいらないんだから現物の調査など必要なかろう。
                  例えば軽攻撃機などは現物を綿密に調べた上で導入せずとなったのかい?
                  性能云々以前の段階で「その種別の装備は使いどころが無い」となればそれで終わりだろ?
                  まぁ、どうしても防衛省&自衛隊がただひたすらにアホだからUAVの重要性を理解できないのだ、ってことにしたいならもうしょうがないね。

                  3
                    • 匿名
                    • 2021年 5月 06日

                    じゃ自衛隊はUAVの正確なデータを碌に入手せず、ネットで手に入るような一般人レベルの情報で要らないと判断したとw

                    自衛隊を擁護するためなら常識を捻じ曲げてアホな理屈でも通ると思ってるんだから、もうしょうがないね。

                    16
                      • 匿名
                      • 2021年 5月 06日

                      だからさ、正確なデータとかじゃないんだよ。
                      軽攻撃機の正確なデータなんか有ろうが無かろうが「何に使うんだ?」だろ?
                      判断するには一般に出回ってる情報で十分だよ。
                      外国でいくら普及してようが実戦で能力が証明されていようが日本では使いどころが無い、で終わりさ。
                      軽攻撃機を実際に運用してみないことには対抗手段のとりようがない?ンなこたない。
                      「これだけ能力が証明されている軽攻撃機を導入しようとしないなんて日本は立ち遅れてる!」とか言い出す輩が現れたらあなた思うはずだよ「いらね~だろ、そんなもの」って。

                      3
                      • 匿名
                      • 2021年 5月 07日

                      デジタルモックアップや小型機﹙含むモーターグライダー﹚改造機を用いたフィジビリティ・スタディを概ね2010年台に済ませ、2020年台は次のフェーズに移行しようとしてるね。

                    • 匿名
                    • 2021年 5月 06日

                    UAVの使い所を考えるのにUAVをまともに触った事がない人間が判断するって、流石にこの主張は苦しいだろ。

                    9
                    • 匿名
                    • 2021年 5月 06日

                    類似した装備の運用経験から判断できるものと、全く扱ったことがないものを同列に並べてる時点で無理がある。

                    3
                      • 匿名
                      • 2021年 5月 06日

                      類似してるよ。
                      現状のUAVって詰まるところ無人軽攻撃機でしかない。
                      徘徊型にしても要はLOALミサイルだ。
                      既存の兵器と全く違った新種ってわけではない。
                      今までは大型で高価だったが故に希少であり有人だったが故に投入にリスクがあったものが安価になり無人化で投入リスクが格段に低減した所為で「戦争がやりやすくなった」という点で脅威ではあるが防衛側の対応は基本的に今までと変わらない。
                      ただ探知迎撃手段が高価でコスパが合わないから苦労してるって部分が問題の大半だからその部分では当然対応が必要だろうし、実際に自衛隊も対空レーザーの開発やら陸自の電子戦部隊の配備やらで対応は始めている。
                      で、まだ自衛隊に軽攻撃機が必要だと思う?

                      4
                      • 匿名
                      • 2021年 5月 06日

                      概ね同意なのだけど…

                      >で、まだ自衛隊に軽攻撃機が必要だと思う?

                      定数の縛りから外れ、なおかつ、色々な意味で低コストな「無人軽攻撃機」なら欲しいと思う。
                      特に陸自は、﹙空自の支援が余りあてにならないので﹚自前で運用出来るのなら歓迎するかも。

                      開発リソースも含めた予算との絡みで最優先かと問われたら、躊躇しまますが。

                  • 匿名
                  • 2021年 5月 06日

                  シミュレーションの類いだと、戦術クラスとかなら個々の詳細なデータが必要でしょうが、戦略クラスとかだとデータが抽象化されるとか、
                  もしくはV字開発の類いではないけど、最初は概略検討で細部は不要なフェーズだとか、
                  色々あり得るかも。

        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        >>2030年を想定した台湾防衛シミュレーション
        そのソースを出してほしいんですよね
        〜らしいとかTwitterに書いてあったとかではなくて

          • 匿名
          • 2021年 5月 05日

          上の方に元ネタのブログのリンクを張ったから見てくれ

            • 匿名
            • 2021年 5月 06日

            いや、見てみたけどさあ
            上にもチラホラある脅威度が高過ぎて云々かんぬんの文言は無いし、MQ-9、RQ-4の活躍の場が無いという事に関しては、米軍はMQ-9リーパーには既に見切り付けてるんですよ?性能が足らんという理由ではなく機体単価の高さと高度な管制システムの維持整備から来る損耗に耐えうる筈の無人機らしからぬコスト故にね
            RQ-4グローバルホークに関しては今更わざわざ言う必要もあるまいにww

            そのブログには偵察、監視用途のUAVやカミカゼUAVに関する記述が無いですけど、現に米軍は陸海空ほぼ全軍でそれら用途のUAVを調達していますよ?
            軍事ウォッチャーの癖に役割が全く異なる大型、中型、小型UAVを一緒くたにするのはいかがなもんかと思いますがねw

            5
        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        その役に立たないUAVってのはグローバルホークとかな
        逆にセンサーを拡大させる小型中型UAVUSVは米軍も大規模艦隊戦航空戦でも有用だと判断されたのはこのブログでもやってたろ

        6
      • 匿名
      • 2021年 5月 05日

      弾頭5kgで、固定目標だと民兵が使ってる民家アジト用ですかね。

      たしかに、こう言う巡航ミサイルはなかったんで、使い道はありますが、赤外線を積んだとして目標座標周辺の装甲車を撃破できるかどうかなので正規軍相手だとどうなのか。今まで対人巡行ミサイルというのはなかったので、歩兵に向かうと怖いと言えば怖いけど。

      5
    • 匿名
    • 2021年 5月 05日

    安かったら、試しに買ってみようかってなるものなぁ

    1
    • 匿名
    • 2021年 5月 05日

    カミカゼドローンと徘徊型ドローンは=ではないと思うんだが…
    爆薬を積んだ自爆特攻型のドローン全般の事をカミカゼドローンと呼んで、徘徊型はカミカゼドローンの中でも自律的に目標を識別し突入するタイプのことを指すんだと思ってるんだが違うのか?

    4
      • 匿名
      • 2021年 5月 05日

      ちょっと何を言ってるか分からない。

      光学センサーや赤外線センサーでターゲットを検出できる爆薬を積んだ自爆型ドローンが徘徊型ドローンだよ。

      爆薬を積んだ自爆特攻型のドローンはどうやって目標に突っ込んだい?事前に座標データを入力するなら空対地ミサイルでしょ?

        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        >爆薬を積んだ自爆特攻型のドローンはどうやって目標に突っ込んだい
        遠隔操作・指示で

        カミカゼドローンの大半は人間による操縦又は自立飛行でも目標選択は人間が指示するものなのに対して徘徊型は人間の指示無しで自動で目標を識別して突入するものというのが自分の認識。

        3
        • 匿名
        • 2021年 5月 05日

        まさに記事中で「徘徊型UAVではなく事前に目標の位置情報を入力して使用される簡易な空対地巡航ミサイルに分類されるべき」簡易UAVの話をしているわけだし、安価さを求めた結果巡航ミサイルっぽい自爆UAVも出てきたということでは
        まあミサイルというより無人飛行機爆弾と言った方がしっくりくるかもしれないが。あれ、これってナチスのV1じゃ…

      • 匿名
      • 2021年 5月 05日

      徘徊型、自爆、カミカゼは全部一緒の意味ですよ。

      つまり、全部、目標を指定せず旋回(徘徊)エリアを指定して発進。高価値目標がなければ自爆、帰投。エリア内で旋回(徘徊)して待機。自分のカメラで目標認識して、特攻、搭載した弾薬を起動させる。

      ま、徘徊型が一番日本語の意味に合うね。

      2
        • 匿名
        • 2021年 5月 08日

        下記の三番目の動画に出てくるカミカゼドローンは、人が遠隔操作しています。

        『米陸軍がカミカゼドローン導入を本格化、英国も対外有償軍事援助を利用して同一機種を発注』
        リンク

      • 匿名
      • 2021年 5月 05日

      徘徊型ドローンでも搭載兵器で攻撃するようになれば、カミカゼドローンとは別口になるし
      カミカゼドローンも、携帯ミサイルの延長線で運用するのが出てきたら、徘徊型ドローンとは別口になる。
      偶々、徘徊型で且つカミカゼなドローンが脚光を浴びているので、両者の区別がし難いだけの様に思えます。

      4
    • 匿名
    • 2021年 5月 06日

    >日本の場合は周辺の脅威レベルが高過ぎて現状のUAVの大半は役に立たないらしい

    それが本当なら何故日本以外のアジア諸国は無人機の開発・整備に熱心なのか
    いい加減にしょーもない脳内変換で問題から目を背けるの止めた方がいいぞ

    5
    •   
    • 2021年 5月 06日

    対レーダーミサイルのようなセンサー搭載すれば、自律型自爆ドローンになるんじゃない?

    1
    •  
    • 2021年 5月 06日

    どこぞの電子妨害万能論者のようだ
    自衛隊で電子妨害で無人機は無力化できると教わっているらしい

    1
    • 匿名
    • 2021年 5月 06日

    素晴らしい。陸戦ではもちろん海戦でも勝てる気しないな

    2
    • 匿名
    • 2021年 5月 06日

    >現状のUAVって詰まるところ無人軽攻撃機でしかない。徘徊型にしても要はLOALミサイルだ。既存の兵器と全く違った新種ってわけではない。

    やっぱり無人機の用途や特性を理解してないじゃんw

    UAVは攻撃用途以外にもセンサーノードとしての役目や戦場認識力の拡張、戦術通信の中継などにも本格的に活用されてるのに、ナゴルノ・カラバフ戦争で使用された無人機の使い方にしか目が行かない奴はこういった認識が欠けてるんだよ。

    だから無人機ことなんてロクに調べたり実機を実際に運用しなくても「自衛隊には不要だと判断できる」なんて馬鹿げたことを言えるだ。

    6
      • 匿名
      • 2021年 5月 07日

      >UAVは攻撃用途以外にもセンサーノードとしての役目や戦場認識力の拡張、戦術通信の中継などにも本格的に活用されてるのに

      その手のセンサー積んでたら軽攻撃機でも出来そう。
      無人ならなおさら。

    • 匿名
    • 2021年 5月 07日

    島嶼防衛用高速滑空弾より開発レベルやコストが下げやすそうなこのタイプの兵器作っても良い気がするけどな。情報収拾しつつスウォーム攻撃とかもできるだろう。兵器運搬プラットフォーム維持するのも飛ばすのにもコストが掛かるんだから使い捨てになったとしてもトータルでの出費はトントンかそれ以下になるかもしれない。

      • 匿名
      • 2021年 5月 07日

      滞空型無人機と戦闘支援用無人機、研究が今年度辺りで一段落する﹙スウォーム攻撃用の群制御も含む﹚筈なので、このまま順調に次のフェーズに移行してくれたら良いのだけど。
      無人案件は、研究すれども気がついたら消えるケースも多い印象なので、油断出来ないですが。

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