欧州関連

英国防相、ミーティア統合作業が遅れればF-35B発注を延期すると米国やLMに警告

英国のベン・ウォレス国防相はF-35Bの追加発注について「メンテンスやサポートにかかるコストの問題、英国が要請しているミーティア統合作業が予定通り進むことを確認出来ないと発注を延期する」と明かして注目を集めている。

参考:Two reasons Britain could slow its purchase of the F-35

ミーティア統合作業を妨げるような追加作業を米国の都合でミーティア統合作業の前に持ってくることは許さない英国

英国は当初F-35Bを138機調達すると言っていたのだが時間の経過と共に「138機」という数字は曖昧になり、最も新しいF-35B発注に関するコミットメントは「発注済みの48機を超える」とだけしか明かしていないので第6世代戦闘機「テンペスト」開発に資金を回すためF-35Bの調達数を削減するのではないかと噂されていた。

しかし英空軍参謀総長を務めるマイク・ウィグストン大将は「テンペストへの投資は独立したもので他のプログラムとトレードオフの関係にはない」と明言したので、F-35B調達削減は戦力構造の変化=つまり無人化技術の発展で戦力自体の計算方法に変化が起きていることに関係している可能性が高い。

出典:Royal Navy / OGL v1.0

では「発注済みの48機を超えるF-35Bを英国はいつ発注するのか?」だが、これについて英国のベン・ウォレス国防相は興味深い発言を行っている。

国防特別委員会に出席したウォレス国防相はF-35Bの新しい発注について「BAEシステムズやロッキード・マーティンにF-35Bの生涯サポートコストを抑制することが御社の利益に繋がると言うことが重要で、我々は多額の請求書を突きつけられたくない」と発言、さらに国防相は「F-35へのミーティア統合作業が予定通り進むことが重要で統合作業を他の作業の後回しにされたくない、もし我々からF-35Bの継続発注を予定通り引き出せたいならメンテンスコストを抑えミーティア統合作業を公平に扱わなければならない」と付け加えた。

要するに英国は49機目以降のF-35B発注に必要な予算を確保しているが「メンテンスやサポートにかかるコストの問題、英国が要請しているミーティア統合作業が予定通り進むことを確認できない内に発注契約を締結するつもりはない=発注を延期する」と開発元のロッキード・マーティンや同機の開発・製造に携わるBAEシステムズに突きつけ「圧力」を加えているのだ。

出典:ILA-boy / Public Domain 空対空ミサイル「ミーティア」

もう少し具体的に説明すると英国防省はMBDA UKに対してF-35Bのウェポンベイ(F-35A/Cよりもサイズが小さい)に収まる空対空ミサイル「ミーティア」の別バージョン開発を2017年に指示、このミーティア統合が遅れると後に控えている空対地巡航ミサイル「SPEAR3」の統合も遅れる可能性が高いので「ミーティア統合作業を妨げるような追加作業を米国の都合でミーティア統合作業の前に持ってくることは許さない」とウォレス国防相は遠回しに米国へも警告を発している。

ロッキード・マーティンはウォレス国防相の発言を受けて「F-35の製造コストや生涯サポートコストの両方について価格の妥当性が重要であることを十分理解しており今後5年間で40%のコスト削減を見込んでいる」と直ぐに声明を発表しているため国防相の圧力は十分ロッキード・マーティンに届いていると思われるが、ミーティアの統合作業については何も言及していないため「2024年」に設定された統合が予定通り実現するのは今のところ謎だ。

関連記事:英空軍参謀総長が語る将来の戦力構造、無人化技術が量と質のトレードオフを終焉させる

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※アイキャッチ画像の出典:Royal Air Force / OGL v1.0

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    えっ、ミーティアってウェポンベイに入るの?!と思ったら小型版作ってたのか…。
    準新規設計の縮小版作ってまで自国製兵器システムと統合させるのと、素直に米国製を少量輸入するのどっちが高く付くかわかんねえなもう。F35Bはまだ戦力化過程だし、開発パートナー国の兵器規格統合ですらこれだけ手こずってるところを見ると、日本の空対空ミサイルとの統合なんかやろうとしても良いことなさそうだ。

    4
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      不勉強過ぎて草。

      17
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      > 日本の空対空ミサイルとの統合なんかやろうとしても良いことなさそうだ。

      いやまさにこのミーティア改良型を日英共同開発してるはずでは?

      21
        • 匿名
        • 2021年 6月 25日

        JNNAMそのものは英国は運用するつもりないみたいよ

        3
        • 匿名
        • 2021年 6月 25日

        JNAAMを知らないのはもちろんの事、
        「準新規設計の縮小版」とか言ってる時点で
        AMRAAMとミーティアのサイズすら
        まともに把握してないのが明らかなので
        相手にするだけ無駄ではないかと。

        26
          • 匿名
          • 2021年 6月 25日

          酷い言い草だね。

          10
            • 匿名
            • 2021年 6月 25日

            事実でしょ。
            7年近くやってるJNAAMも知らなきゃ
            ミーティアが運用上AMRAAMとほぼ同サイズな事も知らない。
            知らないのはまあ仕方ないとしても、
            ミーティアをウェポンベイに収める改修、について踏み込んだコメントするなら
            普通ならまずどこをどの程度縮小するのか、と考えてAMRAAMとサイズの比較くらいするでしょ?
            で、調べれば本体直径と長さは同じ、って事はすぐ分かるはず。

            6
              • 匿名
              • 2021年 6月 25日

              義務教育じゃ無いんだから全員が空対空ミサイルに詳しい訳じゃ無い。

              そのあたりを踏まえて他者と接することが出来なら不特定多数が書き込む場で意見を述べるのはやめた方がいいですよ。

              因みAMRAAMとミーティアの全長と直径が同じでもミーティアには空気の取り入れ口がついてるから、これ無視してサイズが同じだというのは詭弁でしょ

              11
                • 匿名
                • 2021年 6月 25日

                >知らないのはまあ仕方ないとしても、
                >踏み込んだコメントするなら

                と言ってるのを何で無視するかね。
                ただの感想ならともかく元コメレベルに踏み込んだ話するなら最低限の事は調べるべき、
                そうでないんだから「相手にするだけ無駄」といっただけだよ。
                それが何かおかしいか?

                それとインテークは【本体に比べれば】はるかに自由に変形させられる。
                もちろん空力や強度は考えなきゃいかんけど、AMRAAMの本体とフィンが構成する投影の4角形/8角形にミーティアのインテーク(とフィン)を収めれば問題なくウェポンベイに収まる訳でそこまで条件は厳しくないから「準新規設計」なんか必要ないよ。

                4
                  • 匿名
                  • 2021年 6月 25日

                  言い方の問題だろ。それさえも分からないの?

                  7
                    • 匿名
                    • 2021年 6月 25日

                    なら俺も元コメの言い方にイラついた結果だから許されるな。

                    4
                      • 匿名
                      • 2021年 6月 26日

                      管理人さん、このツリーただの喧嘩なので削除希望します

                      • 匿名
                      • 2021年 6月 26日

                      イヤイヤ、最初に喧嘩を売ったのは君なのだから、許されるわけないだろ。

                      物には言い方というもがある。いろいろなレベルの人がいて、それを批判するにも言い方があるんだよ。

                      それが分からないから、周りから君が諭されていることに気がつけよ。

                      4
        • 匿名
        • 2021年 6月 25日

        厳密には「共同開発」ではなく「共同研究」ですね。
        日本側の現時点での公式見解では
        「英国との共同開発等も含めた将来中距離空対空誘導弾を効率的に取得可能な選択肢を確保する」
        (事前の事業評価)としています。
        周知と思いますが、現在は試作・実射性能評価・実機適合性検証並びに総合評価を行う共同研究段階にあり2024年に完了予定です。
        現段階実施における利点について防衛装備庁では
        「METEORパートナー国との段階的な信頼関係構築」と「JNAAM能力の実証及びJNAAMの能力を把握した上での次ステップの適切な判断」
        を挙げていますので日本側がJNAAM共同開発国の権利として製造・運用権獲得を目指しているのは明らかですが。

        23
          • 匿名
          • 2021年 6月 25日

          METEORのシーカー部分はMBDA Itの担当分野の様なので、
          METEOR→JNAAMではイタリアのワークシェアを日本が奪う形になり、本格的な生産は厳しく、
          現行の枠組みでは、共同研究止まりになるような気がします。
          仮にその先に進めたとしても、日本向けの限定生産で、MBDAにシーカー以外を製造委託する感じかな?

          5
            • 匿名
            • 2021年 6月 25日

            同じようなミサイルを並行開発すような無駄なことをする理由がない。
            日本としてはJNAAMがF-35Bのウエポンベイに収まればそれを採用するだけ、MBDAのシーカーが低性能だから日本製のAESAシーカーを採用することによって、命中精度さえ上がれば東側の機体十分優位に立てる。

            そしてJNAAMが大量生産されてF-35の採用国で装備されれば日本にもライセンス料が入ってくる。
            F-3のウエポンベイはF-35よりさらに多くの長距離AAMを積めることになるので戦闘能力が大幅に向上する。
            アメリカはダクテッドロジェットで遅れているので、長距離AAMは当分はイギリスの天下になる。

            7
              • 匿名
              • 2021年 6月 25日

              ツッコミどころは色々ありますがアメリカのF-35は来年からAIM-260載せて飛ぶんでイギリスの天下が続くという事はないです
              まあそのイギリスもミーティア発展型を研究してるところですけどね

              4
                • 匿名
                • 2021年 6月 25日

                リンク

                AIM-260で大分改善するだろうけど、推進方式的に
                ミーティアを凌駕する、とは考えにくい、というのが
                大方の意見じゃないかなぁ。
                あと来年は初期作戦能力獲得の見込み、なので
                ごっそり載せ変わる訳じゃないかと。

                15
              • 匿名
              • 2021年 6月 26日

              何故シーカー低性能と断定出来るの?
              他の国は全てそれを採用予定だけど?

    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    英国は最上位のパートナーだから金も出したんだし文句を言う権利くらいある

    32
    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    アメリカとしてはAMRAAMの強力なライバルの出現は邪魔したいんだろうな、性能は段違いだから。
    しかしこれが載るとF-35シリーズは良い目と必殺の長槍を兼備した世界最強の制空戦闘機になるはずだから、アメリカにとっても利益になるはずなんだが。

    4
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      アメリカはアメリカで射程200km超のJATMをもう1、2年のうちにF-35に統合する予定だから必要ないんだろうね。
      置き換える型でAMRAAMはもう5年くらいで生産終了するらしい。

      8
    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    英からすればJNAAMはF-35Bへの統合を前提としたダクトや空力翼の改修を含む開発計画です。
    日英共同研究のスケジュールからすれば、日本製シーカを採用するか否かは別として、2024年には実質的に試作段階が完了することになります。
    >英国が要請しているミーティア統合作業が予定通り進むことを確認出来ないと発注を延期する
    という脅しにはこのスケジュールが係わっているんでしょうね。

    1
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      >英からすればJNAAMはF-35Bへの統合を前提としたダクトや空力翼の改修を含む開発計画です。

      そちら﹙F-35Bへの統合のためのミサイル本体の改修﹚はJNAAMとは別口かと。
      二本並行で動いているから混同し易いけど。

      7
        • 匿名
        • 2021年 6月 25日

        感謝。早とちりしてたようです。
        指摘を受けて日本側公表資料をチェックしてみましたが、確かにJNAAMがF-35B搭載を前提にした改修型であることを示す資料はありませんね。
        JNAAMは既存のミーティアAAMをベースに共同研究が行われているように見えます。
        実射試験のイメージ図も発射母機はタイフーンで描かれてますしね。

        2
          • 匿名
          • 2021年 6月 25日


          こちらの運用構想図(P11)では発射母機はF-35になってますよ?

          リンク

          2
            • 匿名
            • 2021年 6月 25日

            それは事業形態が共同開発に発展した場合の運用イメージじゃないですかね?
            共同開発事業になればF-35適応型ミーティアに本共同研究成果品のシーカが搭載されることになるでしょう。
            共同研究第3段階ではP.21のイメージ図が正解かと。

              • 匿名
              • 2021年 6月 25日

              >JNAAMがF-35B搭載を「前提にした」改修型であることを示す資料
              ではないか、という話です。
              共同研究第3段階に限定した話はしていません。

                • 匿名
                • 2021年 6月 25日

                リンク先の防衛装備庁資料P.17には
                >JNAAM能力の実証及びJNAAMの能力を把握した上での次ステップの適切な判断
                とあるわけでJNAAMが共同開発になることはまだ決定されていません。
                諸般の事情で現段階の共同研究で終る可能性もあるわけです。
                P.11の図は「運用構想図」ですから共同開発化された後の話ですよ。
                その場合はF-35用ミーティアにJNAAMのシーカが統合されるだろうことは書いた通りです。
                私は現研究段階でF-35用改修ミーティアに試作シーカを統合し試射に供する可能性はあるかもと妄想してますが。

        • 匿名
        • 2021年 6月 25日

        並行で動いてて統合・量産するかは未確定=評価次第だけど、別口ではないよ。
        もちろん評価の結果、日本製のシーカーの性能が不十分、あるいは
        ミーティア開発国のいずれかによる言い掛かりで不採用となれば
        英開発の「内装化のための小型化」だけが採用される事にはなるだろうけどね。

        リンク

        2
          • 匿名
          • 2021年 6月 25日

          >日本製のシーカーの性能が不十分
          第1第2段階で日英共満足できる成果を得て第3段階に研究を移行したんでそれは無いかと。
          おっしゃる通りミーティアパートナー国の同意を得られない場合は共同開発移行は難しいでしょうね。
          パテントの扱いや作業分担等日本を含めた関係国間での合意形成が必要になると思われます。
          そもそもミーティアのシーカー性能に不満があって共同研究が発足したんで、合意形成に失敗すれば英側で独自の改良に乗り出すことになるんでしょう。

          2
            • 匿名
            • 2021年 6月 26日

            >ミーティアのシーカー性能に不満があって共同研究が発足した

            確かにAAM-4系に搭載されているシーカーの方が技術的に優れているかもしれないけど、ミーティアのシーカー性能に不満があって共同研究が発足なんて公式の発表じゃないだろ。

            Wikipediaの英字版には日本のAAM-4はF-35のウェポンベイに搭載するにはサイズが大きすぎるためミーティアにAAM-4のシーカーを移植することになったとjanesの記事を引用して書かれている。

            要するに英国や英語圏から見るとAAM-4をF-35に搭載したい日本に協力するためミーティアの本体を提供したという意味じゃないの?

            ミーティアのシーカー性能に不満があって共同研究が発足したなんて間違った情報をばら撒くと、勘違いする人が増えるから気をつけた方が良いと思うよ。

            5
              • 匿名
              • 2021年 6月 26日

              貴殿の様な方がいらしゃって良かったです。
              あまりにも勘違いした方が誤った情報を一方的に拡散してるのでうんざりしておりました。

              ミーティア太郎

              • 匿名
              • 2021年 6月 26日

              >要するに英国や英語圏から見るとAAM-4をF-35に搭載したい日本に協力するためミーティアの本体を提供したという意味じゃないの?
              第4回日英外務・防衛閣僚会合(2+2)の外務省報道では
              >四大臣は、共同による新たな空対空ミサイル(JNAAM)の実証に係る共同研究の重要性を強調した。
              (共同声明仮訳)
              リンク
              (共同声明英文)
              リンク
              となってるのでJNAAM共同研究に関しては両国とも大いに重視してると取れる。
              不満があったかどうかはともかく、日本に協力してやったという印象じゃないね。

              3
    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    この記事読んでいま思ったが英「JNAAMは用意した。後は自由だ」なんて日英交渉の内容でなければいいんだが
    英国はJNAAMのF-35(AかBか或いは両方か)への統合作業もやってくれるの?これ日本にはその権利がないと言われてるよね?

    3
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      確かに…
      F15,F3用になるかもね…
      やっぱF35扱いづらいな~
      空自の隊員からは整備面でも不評みたい。

      2
    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    ミーティアって、響きからかわいいイメージ持ってたがmeteorなのね。
    流星。
    一昔前のカタカナ英語ならメテオじゃないか。

    8
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      メテオールなんて呼ばれてたこともあった希ガス

      1
    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    確かに…
    F15,F3用になるかもね…
    やっぱF35扱いづらいな~
    空自の隊員からは整備面でも不評みたい。

    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    JNAAMとは別口のAAMを英国は開発していて、JNAAMそのものを次期AAMとしてF-35で運用するつもりはない、みたいな記事を以前見たけどどこだったか忘れてしまった
    もし事実ならJNAAMは日本専用という事になるんかね

    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    アメリカの演習場で100%の命中率を達成した03式地対空ミサイル終段はAESAシーカーを持つAAM4Bの派生型だったから、それから20年の進歩を加えたJNAAMのシーカーは耐妨害性などを含め最高の性能を持っていることになる。
    敵機の進路予測して先回りを行い、最後の瞬間まで目標を見失わなず推進力も落ちないから敵機に直撃する恐怖のミサイルとなる。
    もし日本がAESAシーカーとバーターでダクテッドロケットの技術を得て、燃料をボロン化したF-3用の国産ミサイルを開発すればJNAMMと比べても速度も射程も更に伸ばせる。
    こういった技術は以前から研究している。

    2
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      たしか防衛省は新方式の推進システムを持つ空対空ミサイルに関する情報提供を募集していたよね

      1
      • 匿名
      • 2021年 6月 25日

      日本はミーティア相当以上のAAMを独自開発する技術基盤は一応持っています。
      ただし開発を独力でやろうとすれば相応の時間と開発費及びリスクを許容しないといけません。
      JNAAM共同開発で製造権及びF-X,F-2への統合の自由を獲得できれば、それら全てを大幅に低減できるメリットがあるわけです。改修の自由も獲得できれば言うことはありません。
      共同研究の日本側の狙いはそこなんですけどね。共同開発にもっていけるかが肝です。

      5
    • 匿名
    • 2021年 6月 25日

    LMも米国も
    ミサイル関係なく予定通り発注する気なんてないんでは?
    なんて思ってそう
    テンプレ回答だし

    1
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