欧州関連

ウクライナ、1,000kmの作動範囲と75kgの弾頭重量を備えたUAVを開発

ウクライナ国営の防衛産業企業「ウクロボロンプロム」は17日、最大1,000kmの作動範囲と75kgの弾頭重量をもつ無人航空機の開発がほぼ完了したと明かし注目を集めている。

参考:“Дальность – 1000 км”: Укроборонпром намекает на разработку нового украинского беспилотника

開発がほぼ完了した無人航空機の一部を公開しているが、これが何なのかはよくわからない

ウクライナでは無人機開発が比較的活発で、ロシアとの戦争には間に合わなかったもののTB2とAkinciのギャップを埋めるUCAV「Sokol-300」の開発経験があり、戦術用途の小型UAVも複数実用化することに成功しているが、国営の防衛産業企業「ウクロボロンプロム」は17日「最大1,000kmの作動範囲と75kgの弾頭重量をもつ無人航空機の開発がほぼ完了した」と明かし注目を集めている。

出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

詳細は不明だが「75kgの弾頭重量を備えている」と述べているので「自爆型の無人航空機」である可能性が高く、ロシア軍が都市攻撃やインフラ攻撃に使用しているShahed-136に近い存在なのだろう。

因みに開発がほぼ完了した無人航空機の一部を公開しているが、これが何なのかはよくわからない。

関連記事:ウクライナ、低コストでエア・チーミングに対応したステルス無人機「ACE ONE」開発を発表

 

※アイキャッチ画像の出典:Державний концерн “Укроборонпром”

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コメント

    • kankan
    • 2022年 10月 17日

    NACAダクトの方向から考えると、写真の下の方が前で上から撮った物か。
    形状からすると機首部分かな。
    たぶんステルスちっくなのっぺりとした形と予想する。

    • くらうん
    • 2022年 10月 17日

    この弾頭重量ではクリミア橋のような堅牢な目標には直接使えないでしょうが、SAMサイトや鉄道貨物、弾薬庫には十分脅威でしょうね。
    この冬はクリミアはもちろん、ロシア内陸部でタバコの不始末事案が増えるかな。

    17
      • 匿名11号
      • 2022年 10月 17日

      1000kmならキエフから十分クレムリン宮殿が狙えますね。

      25
      • 名無し
      • 2022年 10月 17日

      トーチカUやイスカンデルのわずか1/6、155mm砲弾1.5発分の弾頭量なので、後背施設であっても、結構頑張らないと破壊できないような。
      1000キロ離れてどんな終端誘導かが大事な気がします。電波も届きづらいので。

      5
        • 無無
        • 2022年 10月 17日

        原発やダムみたいに特に強固に作られてないインフラならば充分に効果あります、例えば軍司令部だの官公庁を複数機で襲えば大戦果が期待できる、何よりも発電所や変電所を
        目には目をだ

        18
        • G
        • 2022年 10月 18日

        ロシア軍は弾薬を野外集積していたり学校など民間施設に集積していたりと防護体制をろくに整えていないため、それに対する弾頭重量としては十分かと
        終端誘導についても一定規模以上の集積場所はそう簡単に動かせないため、衛星情報に基づくGPS誘導でも一定の効果が見込めそうですし

        15
      • zerotester
      • 2022年 10月 17日

      75kgは大人1人くらいの重さなので、ドローンの炸薬としては多いほうではないでしょうか。撃墜したShahed-136の周囲に人がいる映像を見て「意外と大きい」と思いましたが、あれくらいのサイズ感かもしれません。民間インフラなどソフトターゲットの攻撃には効果がありそう。

      15
      • 航空太郎
      • 2022年 10月 17日

      米軍なら、ロシア領内拠点のレーダー波の発信状況くらい把握できてるでしょうから、この冬は現場猫案件が増えるかもしれませんね。ただ、開発終了=量産開始だとしても、現物がロールアウトするまでには結構時間がかかりそう。それとUAVの場合、弾頭が起爆しても残骸が沢山残るから、ウクライナ製UAVによる攻撃か、現場猫か区別は容易だろう。
      砲弾程度なら、ウクライナもロシアも同じ規格だから、知らぬ存ぜぬで通るんだけど。

      ただ、心情的にはウクライナの市民が叩かれたのと同程度には、ロシアも叩かれるべきとは思う。勿論、ウクライナが市民を叩く意味はないので、軍事拠点への現場猫アタックに限定するべき。

      軍事施設でのタバコの不始末案件が増えることを期待しましょう。

      29
      • 通りすがりのななし犬
      • 2022年 10月 17日

      射程が1,000kmもあるなら、モスクワはもちろんとして、サンクト・ペテルブルグもヴォルゴグラードも全部射程内に入るのでは? ロシアは世界最大の領土を誇る国だけど、中枢は西側に集中しているので、重要な都市のほとんどが攻撃可能になるのでは?

      弾頭重量が75kgって、どの程度の破壊力があるのだろう? ロシアにはこれに対する対空防御は十分あるのだろうか? また、実際に攻撃した場合、ロシアはどんな反応を示すのだろう? 自分はキーウやハルキウを攻撃しておいて、ウクライナのロシアの主要都市への攻撃は「許し難い」と口を極めて非難するのだろうか? しそうだな‥‥。

      12
      • 霞ヶ浦
      • 2022年 10月 17日

      あれ思ったより脆いみたいだし橋脚集中して狙えばいけるんじゃね?

      3
      • 58式素人
      • 2022年 10月 18日

      クリミア大橋は二本一組の橋脚ですから。
      弾頭をHESH形式にして、橋脚のうちの一本を
      折って破壊すれば、あとは自重で壊れそうな気がします。
      もちろん、鉄橋に近い柱脚の長い部分で。
      弾頭重量の75kgが全部爆薬ならば、結構な威力と思います。
      複数機を時間をおいて同じ場所に命中させれば良いかと。

      2
        • G
        • 2022年 10月 18日

        大きな橋で使われるような橋げたのコンクリートは強度が高く鉄筋もふんだんに使われいますので、穴をあけて内部に爆薬を仕込んで炸裂させるのならともかく、表面で75kgの爆薬をいくら爆発させても崩壊させるのは難しいかと

        3
          • 58式素人
          • 2022年 10月 19日

          米軍が使うような2000lb徹甲爆弾ならば一回で済みますね。
          今はまだ、それを使えないわけですから、
          出来ることでロシアに損害を与え続けないとですね。
          2000lb爆弾の爆薬量は428.6kgだそうなので、
          この記事の自爆ドローンならば6機分でしょうか。
          できないことではないでしょう。
          HESHにするのは徹甲弾の代わりですね。
          元々、コンクリート塊を壊すためのものですから。

          • きっど
          • 2022年 10月 19日

          そもそも、弾頭重量90kgのGMLRS弾(たぶん半徹甲弾頭で内部炸裂させているはず)を多数打ち込んでも鉄筋コンクリートの橋桁を完全破壊できないのに、それ以上に強固であろう橋脚を破壊できるとは思えない

    • りんりん
    • 2022年 10月 17日

    この時期に射程1000kmと公表したということは、ロシア国内も狙えるぞ(モスクワも射程内)、と暗に含めて発表したということ。
    エネルギーインフラ関係を狙うロシアに対して、同様の報復を覚悟を迫っているのでしょう。
    自国開発の兵器ですから、アメリカ等からの制約もありませんしね。

    35
    • あばばばば
    • 2022年 10月 17日

    作動範囲が1,000kmもあれば、クリミア半島のあらゆる場所どころか、発射する場所によってはモスクワが射程圏内に入るね(ニッコリ)

    33
    • ななし
    • 2022年 10月 17日

    リンク先のウクロボロンプロム関連の記事が面白い。8月くらいに供与された西側兵器の修理工場を立ち上げた!とか。
    足腰が軽いのな。それに引きかえ国営アントノフ社の偉いさんが侵攻当日にドイツのチャーターした空港に向かおうとしたムーリヤを引き留めて露軍に破壊させた疑惑の裁判とか胸糞やね…。

    2
    • KNOB CREEK
    • 2022年 10月 17日

    取り敢えずロシア国内の変電所と送電線、もしくはコンビナートにドーンだよ!ですね。
    ロシアさん、ここはフェアに行きましょうや。

    25
    • kC-46J
    • 2022年 10月 17日

    戦術核を食らう角度でロシア国内の発電所・変電所を狙ってほしいですね
    既に国内の原発が攻撃・占拠されている今ですがロシア側の原発狙いはダメでしょう。
    国土が広すぎてロシア側も防御に苦労しそうな気がしますね。

    3
    • 黒丸
    • 2022年 10月 17日

    いっそのこと、ペルシャ語とロシア語で製造番号等記載して
    独自購入か拿捕したイラン製に見せかけて使用したらどうだろうか

    19
    • おわふ
    • 2022年 10月 18日

    イランがテロリストにデータ送って、3dプリンターと市販品で1000km飛ぶ自爆ドローン作らせる時代ですからね。
    GPS誘導だけなら簡単でしょう。
    怖い時代だ。

    5
    • 2022年 10月 18日

    簡易的な巡航ミサイルみたいなもんだよな。
    後は生産能力次第か。
    数さえあればクリミア大橋も落とせるな。

    3
      • おわふ
      • 2022年 10月 18日

      落とすのは無理でしょうが、断続的に攻撃すれば通行しにくくなりますね。

      8
    • 名無し2
    • 2022年 10月 18日

    巡航ミサイルと自爆ドローンの違いはもうほとんど無い

    2
    • 58式素人
    • 2022年 10月 18日

    イラン製のUAVとSRBMがGPSを利用しているとあるので。
    GPSの信号を地域限定で停止せざるを得ないのではと思います。
    ロシアやイランの航法はそれで邪魔をするとして、
    ウクライナ側はその期間どうやって位置の管理をするかな。
    発射場所の位置データを保蔵しておいて、INS+(何か)だと
    思うのだけれども、例えば、衛星のレーダーで自分を観測してもらい、
    衛星通信でそのデータをもらって自分の位置を確認したりするのかな。

      • G
      • 2022年 10月 18日

      アメリカが参戦していた湾岸戦争では民間向けGPS信号の精度を下げたことがありましたが、2000年ごろアメリカ政府は民間向けGPS信号の精度も保証する政策を打ち出していますので、米軍が直接参戦していない本戦争を理由に民間向け信号を停止したり精度を下げることは考えにくいかと

      それにロシアはGLONASS(ロシア版GPS)を持っており、衛星の更新状態は不明ながらも稼働していないという証拠もないため、下手に民間向けGPS信号を止めるとロシア軍はそのままなのにウクライナ軍だけが損することになる可能性も否定できませんし

        • 58式素人
        • 2022年 10月 18日

        そうすると。
        重要施設の周りでのみ、GPSジャマーを使わないとですね。
        前線ではスターリンクと組みで絶対に必要なものですし。

    • α
    • 2022年 10月 18日

    今の所ロシアのインフラ攻撃はウクライナの一般市民の敵愾心を煽っているだけに見えるけど、同じようにロシアのインフラが攻撃はされた時にロシア国民はどう反応するのかねぇ?戦意高揚するのか厭戦に傾くのか…最近のグダグダっぷりを見るに後者かなぁ…。

    3
    • makumaku
    • 2022年 10月 18日

    いまベルゴロド州やクールスク州に対する攻撃が次々と行われていることからも、この発表でウクライナが対ロシア長距離攻撃を行うとの強い意図を感じる。HIMARSロケット弾の飛距離を超えて、戦線が後方に拡大しそうだ。

    5
    • ブルーピーコック
    • 2022年 10月 18日

    75kg=約165ポンドだから80〜100ポンドくらいの爆薬が積めるか。各地の線路を寸断するには十分だな。

    3
    • 暇人28万号
    • 2022年 10月 18日

    やぁ、イワン。君たちを引っ叩くターンがきたよ。

    3
      • パンシロン
      • 2022年 10月 18日

      ま、やられたらやりかえしますわな。
      このままインフラ潰しの消耗戦、我慢比べになるのは感心しないけど……。今年の冬はひどく冷え込みそうだ。色んな意味で。

      1
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