ウクライナ戦況

ポーランド着弾のミサイル、ウクライナ空軍が自軍のものだった可能性を認める

ウクライナ空軍のユーリ・イグナト報道官は19日、ポーランドに着弾したミサイルについて遠回しに「ウクライナ軍のものだった可能性がある」と認めたと報じられている。

参考:Ukraine: Missile parts that landed in Poland could have been Ukrainian

ゼレンスキー大統領が「軍の報告」に基いて発言したのか「余計な想像力」を働かせて発言したのかは不明が、、、

ユーリ・イグナト報道官は金曜日の会見で「15日夜のウクライナ西部では50発(露軍20発+宇軍30発)ものミサイルが飛び交う激しい戦闘があった。このような防空戦闘が行われた状況下では何が起こっても不思議ではない」と明かし、ポーランドに着弾したミサイルについて遠回しに「ウクライナ軍のものだった可能性がある」と認めた格好だ。

出典:Telegram経由

絶対にウクライナ軍のものではないと主張していたゼレンスキー大統領も「我々のものではないと100%断言でない」と主張を態度を軟化させているが、これは現地調査にウクライナ人調査官の参加が認められ「ウクライナ軍のものだった」と発表するのための準備だと思われる。

当初2発のミサイルがポーランドに着弾したという報告もあったが、これは誤報であった可能性が高くユーリ・イグナト報道官も「不幸にも民間人を殺害した1発のミサイル」と述べており、ゼレンスキー大統領が「問題のミサイルがウクライナ軍のものだった」と認めるのは時間の問題だろう。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

但し、この問題でウクライナが非難されているのは「ポーランドに着弾したミサイルがウクライナ軍のものだった」という問題より、ポーランドにミサイルが着弾したと判明してから1時間後に「明確な証拠」の提示もなく「NATO加盟国の領土にミサイルを撃ち込んだ、集団安全保障に対するロシアのミサイル攻撃である。これは本当に重大なエスカレーションだ」と発言した点で、この不用意な発言は欧米に「状況を利用してウクライナはNATO加盟国を第三次大戦に引きずりこもうとした」と受け取られている。

乱暴な言い方をすれば「ポーランドに着弾したミサイル」がウクライナ軍のもであると米国もポーランドも16日朝の段階で知っており、この問題を引き起こした根本的な責任は「ロシアにある」という見解でNATO加盟国は一致しているため、この件に巻き込まれ亡くなってしまったポーランド市民に謝罪ですることで「ミサイルが誰のもだったのか」という点はクリアできるが、明確な証拠を提示しないまま「ロシア軍によるNATO加盟国への攻撃だ」と発言してしまった責任もウクライナは問われるかもしれない。

出典:Командування Повітряних Сил ЗСУ

軍の報告に基いて発言したのか余計な想像力を働かせて発言したのかは不明だが、結果から言えばロシアに向かうはずの非難がウクライナに向けられているため、流石にゼレンスキー大統領も今回だけは対応を見誤ってしまった格好だ。

因みに米国もポーランドも表向きウクライナとの強調路線を維持しているので、個人的には「本件の後処理をウクライナが間違えなければNATOと元の関係に戻るだろう」と思っている。

関連記事:ミサイル問題、ゼレンスキーはNATO加盟国を第三次大戦に引きずりこもうとした
関連記事:NATO加盟国の外交官、ウクライナは公然と嘘をついて我々との信頼関係を破壊した
関連記事:ポーランド領に着弾したのはウクライナ軍が発射したS-300の迎撃弾か

 

アイキャッチ画像の出典:Nickispeaki/CC BY-SA 4.0

スナク英首相が予告なしにキーウ訪問、対空砲125門を含む防空パッケージを発表前のページ

エアバスD&S、FA-50の欧州輸出を共同推進したいと韓国に提案次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    譲歩しないプーチン、ウクライナが要求に屈するまで都市の破壊を続ける

    英国のヘイグ元外相は「あと数週間もすればロシアとウクライナが決して合意…

  2. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍の反攻、ロシア軍に占拠されていたイルピン奪還に成功

    ウクライナ軍はキエフに最も近づいていたロシア軍の拠点「イルピン」の奪還…

  3. ウクライナ戦況

    A-50撃墜はドニプロ市攻撃の報復、ウクライナ空軍司令官が関与を仄めかす

    ウクライナメディアのRBC-Ukraineは14日「ウクライナ軍がアゾ…

  4. ウクライナ戦況

    シルスキー大将、東部戦線のシヴェルシク方面とバフムート方面が厳しい

    シルスキー大将は26日「ロシア軍はシヴェルシクに向かうための条件を作り…

  5. ウクライナ戦況

    ロシア軍機はさらに燃える、シルスキー総司令官が非対称な対応に言及

    シルスキー総司令官も侵攻2周年を迎えた24日「我々はロシアの占領者に対…

  6. ウクライナ戦況

    今度は大寒波がロシア軍兵士を襲う、鋼鉄製の冷蔵庫に座るようなもの

    ウクライナのキエフやハリコフ周辺には大寒波が到来し気温はマイナス10度…

コメント

    • チェンバレン
    • 2022年 11月 20日

    ヒヤヒヤさせてくれるなあ
    勇足だったのか意図的なのかは当人しか知り得ないけれども、いらぬ反発を買ってしまった

    世界中を監視しているISR網はすごいっすね

    32
      • G
      • 2022年 11月 20日

      ポーランドにミサイル着弾判明からたったの1時間後には発表していますので、まともな議論・考察のない勇み足な部分があったのは間違いないでしょうね
      なんとかポーランドをはじめとした西側諸国のメンツを立て、政府関係者から一般人に至るまでできるだけウクライナ支援に疑問を残さない着地点を見つけてほしいところ

      44
      • 匿名
      • 2022年 11月 20日

      政治的判断をするなら、直ぐに認めるのがベストだったんでしょうが
      まずは自国の軍隊の言った事を信用したゼレンスキー大統領の判断は間違ってなかったと思います。
      その後は他国の分析を受け入れているのだから、一本筋を通したとして大して問題にはならないでしょう。
      他国の支援も超重要ですが、血を流して戦っているのはウクライナ人ですから現場からの信用も超大事。

      18
    • general
    • 2022年 11月 20日

    支援される側とする側の思惑が散々すれ違った最悪の結果が1953年の朝鮮戦争休戦協定だと思ってるから
    ウクライナは同じ轍を踏まないようにしてほしい

    20
      • TKT
      • 2022年 11月 20日

      そういうのは必ずしも朝鮮戦争の休戦協定だけではありません。

      中国の国共内戦でも、国民党軍はアメリカの支援を受けていましたが、大陸本土では敗北しました。インドシナ戦争のフランス軍はアメリカから支援を受けていましたが、ディエンビエンフーで完敗しました。南ベトナム軍もアメリカから支援を受けていましたが、滅亡しました。タリバンと戦っていたアフガニスタン政府軍もアメリカやNATOの支援を受けていましたが、消滅しました。

      継続戦争のフィンランド軍は、ナチスドイツから支援を受けていましたが、休戦して逆にドイツ軍に宣戦布告しました。ルーマニア軍やイタリア軍もそうです。

      日本とアメリカはロシア革命後にソ連と戦う白軍を支援し、シベリアに共同出兵もしましたが、失敗して撤退しました。日本が支援していた満洲国軍も消滅しました。

      支援を受ける側が支援をしている国に突然ハシゴを外されることは決して珍しくないのです。

      台湾も、ずっと国連安保理の常任理事国でしたが、アメリカの外交方針転換で突然そうではなくなり、日本もそれに追随したのです。

      4
    • まむ
    • 2022年 11月 20日

    西部の国境付近用に通常の支援と別枠で最新の防空システム提供してあげたらいいと思うよ

    14
      • 無題
      • 2022年 11月 20日

      ポーランド側とウクライナ側両方に防空システムを設置できれば誤爆も防げるしポーランド経由で飛んでくるロシアのミサイルも防げて一石二鳥なんだけどな

      14
    • CI5
    • 2022年 11月 20日

    空軍高官に詰め腹を切らせた上に謝罪でしょうね
    主にNATO諸国の援助で対露戦が成り立っているので、早期に解決させないと色々と後に響きそう隣国ポーランドなだけに…

    12
    • ななし
    • 2022年 11月 20日

    ①スナク英首相がキーウを電撃訪問し対空砲などの追加支援を発表
    ②ウクライナ空軍が自軍のミサイルの可能性をほのめかす ⇐ 今ココ
    ③ゼレンスキー大統領が自軍のミサイルだったと認め、ポーランドの犠牲者・遺族に哀悼の意をささげて決着か?

    20
    • class
    • 2022年 11月 20日

    ウクライナとポーランドやアメリカの利害は一致しているんだし、
    なるようになるでしょ
    ウクライナに支援している理由は善意だけじゃないんだし

    31
      • 名無し
      • 2022年 11月 20日

      そろそろウクライナから足を引き抜きたい勢が、ちょうど選挙で勝ちそうなので、
      そこらへんの動きも絡んで、今回の件をウクライナへの支援停止の名目にしようとする動きが重なって、盛大に燃えたという側面も。。。

      #カネ、モノ、ヒトを出してない勢は、正義のためにもっとやれと、「タダだから」ずっと言い続けられるのですが、
      出してる勢に、それをずっとやれ、と我々が要求する権利はないと思うのです。。。

      18
    • 2022年 11月 20日

    ロシアだったらマレーシア機撃墜事件の時にそうだったように頑として己の非を認めないだろうね。

    >結果から言えばロシアに向かうはずの非難がウクライナに向けられているため

    むしろ「それもこれも元々はロシアが悪い」という論調の方がポーランドなどの西側では支配的なように思える。

    24
    • さめ
    • 2022年 11月 20日

    今回のウクライナの対応から学ぶべきことは多い
    支援者に囲まれた環境下で態度が大きくなってしまい外側の声が聞こえなくなる、エコーチェンバーにも似た現象
    訴えかけるべきは熱心な信者ではなく、双方から一定の距離を起きつつ見守ってる圧倒的な多数派
    日本も有事を想定しているのであれば、対外的な広報についても今回の件を他山の石とせずきっちりかっちり分析してほしい

    47
    • ウラー
    • 2022年 11月 20日

    国家や政治家が、公然と嘘をつく事の自殺性をウクライナ国民も少しは学習出来たかい?
    自由な社会ではすぐバレるんだよ

    4
      • hoge
      • 2022年 11月 20日

      さすがロシアパイセン、よくわかってらっしゃる。

      46
      • 猫鉈
      • 2022年 11月 20日

      ウクライナがロシアに責任をなすりつけるために嘘をついた可能性ももちろんありますが、単にゼレンスキーの勇み足やウクライナ軍の事実誤認の可能性もあります。
      情報が不確定なうちからこうだと決めつけてかかることのリスクは国だろうと個人だろうと共通だと思いますよ。

      33
      • ido
      • 2022年 11月 20日

      暑くて弾薬庫が爆発したとか原爆以上の衝撃があるはずの弾薬庫を破壊したとかまだ開発されてない兵器を提供してるとか自軍の被害は1人もないとかヘルソンで装備を一つ残らず撤退できたとかいう国が話すと説得力があるなぁ。

      31
    • ホテルラウンジ
    • 2022年 11月 20日

    個人的にはこのゼレンスキーの最初のポーランドを筆頭に協力国を裏切る不誠実な発言がゼレンスキー個人の性格によるものなのか、これがウクライナ人の独特の気質から来るものかが興味ありますね。
    後者であれば、これがウクライナ人の基本形という事はパラメータとして抑えながら今後も支援しないといけません。
    スマトラ島沖大地震でインドネシアは15万人以上の方々が亡くなり、大惨事となりました。日本はインドネシアに対して5億ドルという世界で3番目に多い額の支援を行っています。
    しかし、新幹線建設の入札に当たっては、日本側の調査を全部中国に渡して中国が落札するという、日本人から見たら「到底5億ドルも支援を受けた国に対して行う誠実さを欠いた不誠実な行為」を行いました。
    この管理人さんの記事でもインドネシアの兵器輸入に関してはあの韓国を翻弄させるほど時々でコロコロと対応を変える不誠実な対応をしてる事から見ても、新幹線の対応はジョコ大統領の資質ではなく、インドネシア人というのは基本形はそういう気質なんであろうと私は思います。
    ウクライナ人は調子が上がってくると誠実さが欠けてくる気質であってもこの戦争はウクライナが勝利するべきで、善悪の序列の最上位である「侵略」に対しては不誠実な性格は下の話なんで別に構わないんですが、気質なのであれば今後も緩むでしょう。
    緩んだ結果、4州とクリミアをこのまま頑張れば取り返せたのに周囲の協力が減ったり、クリミアを今年中に奪還するとコミットしていましたが、それはきちんとした状況と自分たちの実力を踏まえてのコミットではなく、調子が上がって緩んだ結果の大言であれば、ロシアに嵌め技をかまされて主力が大損害を食らい、攻撃力を大きく損なった結果、それが達成できずにどこかで停戦するしかなくなる羽目になるリスクが出てきてると思います。
    あと日本として気になるのは、戦後に今回の戦争で得たドローン時代の戦闘ノウハウを中国や北朝鮮に”また”提供しだすリスクですね。

    9
      • さめ
      • 2022年 11月 20日

      インドネシアの件は例として不適切だろう
      震災に対して多額の支援をしてくれたから入札でも考慮してね、てのはまさしく中国が実施してるようなマインド

      21
        • バーナーキング
        • 2022年 11月 20日

        この件に準えるのが不適切なのはその通りだけど、
        「支援したんだから落札させてくれよ」じゃなくて「支援した相手を不誠実に裏切る『恩を仇で返す行為』はいかがなもんか」だと思うよ。

        23
      • NHG
      • 2022年 11月 20日

      ウクライナ軍の防空システムには余裕がないから悪気なしで断定した可能性はあるよ
      その後の対応は、軍部の顔を立てた言い分が(先の「NATOを巻き込もうとしてる」というバイアスを前提に)過度に悪く伝わった面があるみたいです

      6
    • 無無
    • 2022年 11月 20日

    あわよくばNATO参戦を企んだ田舎芝居と言われても仕方のない醜態
    非を認めない奴は信用されんわ、支援してる西側を怒らせてどうする

    10
    • 2022年 11月 20日

     まあ私も、ここのサイトで第一報を見た時には「ロシアついにやりやがったか!」って思ったぐらいですから、ゼレンスキー大統領もつい勇み足で(発表を)やってしまったという可能性も、あるでしょうね・・・・。

    10
    • 匿名
    • 2022年 11月 20日

    ゼレンスキー大統領のスポンサー集めの才能は確かなものでしたが、時折スポンサーを挑発したり主導権を握ろうとする強引さが、この9ヶ月間で結構ありましたからね。
    尤もその様な強引さが無ければ、ここまでの支援を引っ張り出せなかったでしょうが、やはり「金を出すスポンサーが偉い」と言う摂理を見誤ってはなりませんね。

    23
    • samo
    • 2022年 11月 20日

    ダニロフ長官の発言が一つのキーポイントでしたね。

    ゼレンスキーも軍からの報告によると、みたいなことは言ってたんで、軍からの報告では本当にそう上がってきたんじゃないでしょうか。
    ただ、ダニロフ長官のような物言いを最後につけるぐらいはやっておくべきでしたね
    ここは政治畑出身のダニロフと、民間上がりのゼレンスキーの経験の差が如実にでたようです。

    予想ですが、合同調査によってウクライナ側のS-300弾であることを確認したことをポーランドとの合同会見なりで発表。
    謝罪するんじゃないでしょうか?
    ゼレンスキーのいままでの行動から見ると、遺族に直接あって謝罪しそう。

    この報を知ったとき、ロシアがやったのかと思ったものです。
    一応、最初にウクライナの迎撃の誤作動なりの可能性はある旨も書きはしたものの、
    そうでなければよかったんですが

    5
    • タイヤキ
    • 2022年 11月 20日

    ロシアもウクライナの偽旗作戦のためのウクライナのポーランドへの攻撃発表すぐしたために、ロシアの主張への反論の面あるために、ヨーロッパほどウクライナ批判はないので、アメリカみたいにウクライナ関わりたくないトランプ派などの共和党支持者が盛んにいっている面はありますね。
    トランプ派のゼレンスキー大統領がバイデン大統領に息子に便宜図ったはゼレンスキー大統領は否定しましたが、ゼレンスキー大統領が嘘つきでバイデン大統領が私腹こらしたのが、真実だと思っていますからね。
    トランプ大統領が選挙に負けたように少数派の意見ですけどね。

    1
    • けい2020
    • 2022年 11月 20日

    ゼレンスキーの立場だと、
    国民・軍・NATO・支援国の全部にマイナスにならないようにとかいう、ほぼ不可能なバランスを要求されてるので、
    今回も軍の責任には出来ないでしょう

    関係者全員がそれならしょうがないなってなりそうなの対応を考えてみた

    軍の指揮官であるゼレンスキーの責任として、ウクライナ戦争後に国際法廷の裁きを受けると
    表明すれば行けそうな気がする
    この潔さを見せれば、プーチンとの対比もあって支援国の国民へのアピールにもなるんじゃないかな

    3
    • 暇人28万号
    • 2022年 11月 20日

    ま、改めてごめんなさいしたほうが良さそうだが、結局国境間際を攻撃してくる露助が悪いやろ。
    ある程度、結果が固まってきてから謝るのは欧州的ではあるけどなぁ。

    3
    • 匿名
    • 2022年 11月 20日

    今回は2名の民間人がなくなったとはいえ運よく大惨事にならなかったわけで、
    今後もミサイル攻撃を続ければ本当にロシアのミサイルが着弾してしまう可能性もあるよな
    その時はいったいどうするんだろうか
    周辺国はもっと騒いでロシアに圧かけるべきだと思うわ
    それでロシアのミサイル使用に制約をかけられれば儲けもんだろ

    4
    • 浅見真規
    • 2022年 11月 20日

    管理人さんを含めコメント投稿者の大部分は事故だと考えているみたいだが、本当にそうなのだろうか?
    先入観念抜きに純粋に軍事的に考察すれば、地理的にベラルーシ領内からミサイル発射されたかロシア空軍機がベラルーシ経由でウクライナに侵入せねばウクライナがロシアのミサイルまたは航空機迎撃のためS-300発射し運悪くポーランド領内に着弾したとは考えられない。
    ところが、NATOは、ベラルーシ領内からミサイル発射されたとかロシア空軍機がベラルーシ経由でウクライナに侵入したとか指摘してないので、システム・トラブルが無かったとすれば、NATO参戦を引き出すためにウクライナ軍が意図的に偽旗作戦でロシア軍のミサイル攻撃にみせかけてポーランド領内をS-300で攻撃したと考えるのが確率的に高いと思われる。
    NATO諸国としてはウクライナ軍事支援を止めるとロシアがウクライナ併合して危険だから事実解明をウヤムヤにしているのだろう。

    3
      • NATTO,ご飯
      • 2022年 11月 24日

      そのような根拠はないし、そんな荒唐無稽な陰謀論を言うのはふさわしくないと思いますが。

    • 浅見真規
    • 2022年 11月 20日

    問題のS-300が、ロシアのミサイルまたは航空機を撃墜するために発射されたのだとすれば地理的にベラルーシからロシア側のミサイルが発射されたかベラルーシ領空を経由して飛行したロシア軍機からミサイルが発射されたかだが、そのような発表はNATOはしてない。
    つまり確率の低いシステム・トラブルを無視すれば、(そしてウクライナ軍を正義の軍隊だと思う先入観念を捨てれば)、ウクライナ軍が意図的にNATO参戦を目論んで偽旗作戦でロシア軍のミサイル攻撃に見せかけてポーランド領にS-300を撃ち込んだ可能性が高いと思われる。

    5
    • dao
    • 2022年 11月 21日

    これは主戦派のイギリスやポーランドもからんでいる可能性もある。
    AP通信やゼレンスキーの発表とイギリスメディアの大々的な報道で、
    現代の盧溝橋事件を起こして戦争をエスカレートさせようとしたのが
    失敗したのじゃないのか。

    3
      • 2022年 11月 21日

      これを機に安全なNATO標準のSAMを大量に供給すべきだな。
      ロシア製は危ないからな。

      1
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  2. 軍事的雑学

    4/28更新|西側諸国がウクライナに提供を約束した重装備のリスト
  3. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  4. 日本関連

    防衛装備庁、日英が共同で進めていた新型空対空ミサイルの研究終了を発表
  5. 欧州関連

    アルメニア首相、ナゴルノ・カラバフはアゼル領と認識しながら口を噤んだ
PAGE TOP