ウクライナ戦況

ウクライナ軍がクピャンスク市中心部を確保、イジューム奪還も目前

ウクライナ軍兵士がクピャンスク市中心部を確保したことを示す写真が登場、さらにオスキル川沿いに南下するウクライナ軍がHorokhovatkaに到達したためイジューム方向のポケットは閉じられようとしている。

ウクライナ軍は「クピャンスク西岸部の確保」「イジュームのロシア軍殲滅」という2つの目標を達成しつつある

オスキル川沿いにイジュームに向けて南下するウクライナ軍がHorokhovatkaに到達したことを視覚的に確認、クピャンスク市議会など複数の地点でウクライナ軍兵士が撮影した写真も登場したため、恐らくクピャンスク市中心部=西岸部分をウクライナ軍が制圧した可能性が高い。

出典:Google Map ハルキウ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

特に重要なのはHorokhovatkaをウクライナ軍が確保した点で、このまま前進してOskilを抑えればイジューム方向のポケットはほぼ閉じられ、取り残されたロシア軍部隊は降伏するか死ぬまで抵抗するのかのどちらかだ。

さらにリマン方面に向けてウクライナ軍が攻撃を開始しているという報告もあるが、SNS上に出回っている「戦車がドネツ川を渡河してリマンに向かっている動画」は5月末にスラビャンスクへ後退するものなので、リマン方面への攻撃は飽くまで歩兵主体だと思わる。

出典:Jason Jay Smart クピャンスク市内の第92独立機械化旅団

どちらにしてもウクライナ軍は「クピャンスク西岸部の確保」「イジュームのロシア軍殲滅」という2つの目標を達成しつつあると言って良い。

追記:ロシア軍がクピャンスクから撤退しているという噂や、ポケットが閉じられかけているイジュームからリマンへ逃げ出しているという噂がある。ハルキウ州当局者がクピャンスクの解放に言及、但しオスキル川の対岸部分までウクライナ軍が解放したのかは不明。

関連記事:オスキル川沿いに南下するウクライナ軍、狙いはイジューム解放か

 

※アイキャッチ画像の出典:MilitaryLand.net

オスキル川沿いに南下するウクライナ軍、狙いはイジューム解放か前のページ

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コメント

    • ななし
    • 2022年 9月 10日

    凄すぎる

    54
    • 鼻毛
    • 2022年 9月 10日

    今にして思うと数日前にリマンらへんでウクライナ軍が渡河に成功とかニュースになってたの、クピャンスク方面を攻めるための陽動だったんですかね

    20
      • 霞ヶ浦
      • 2022年 9月 10日

      気になってはいたが陽動と言うか先を見越しての布石だったね
      リマン落とすまではおそらく作戦計画内

      20
        • 匿名
        • 2022年 9月 10日

        イジューム陥落後に南北から挟み撃ちって訳か
        陥落待たずにやっちゃうかもしれないが

        12
    • ああああ
    • 2022年 9月 10日

    ヘルソンの方はまだわかりませんが、とりあえず東部の2州確保はもう不可能になったんじゃないですかね。

    25
      • samo
      • 2022年 9月 10日

      東部守備隊が壊滅してしまったので、オスキル川東部への守備兵力はどうやっても南部戦線から抽出しなければいけない。
      そもそもヘルソンへの攻勢そのものがウクライナ側のブラフだったっぽいので、ロシア側の戦力配分はほぼ崩壊状態

      もうロシアは戦力なさすぎて、ヘルソンはいい加減放棄するんじゃないですかね。
      もともとヘルソンを保持しつづけていることに軍事的なメリットがなかったし

      5
        • 匿名
        • 2022年 9月 10日

        箱の中のリンゴを取りたいけどリンゴを離さないと手が抜けない仕掛けにはまったサルみたいだな
        クリミアを離したくないから退くに退けない

        10
    • 名無し
    • 2022年 9月 10日

    侵攻スピードが速すぎて訳わからんな。士気の問題は前から言われてたが重装備も配備してたらしいのに片っ端からやられてる。

    24
    • bbcorn22
    • 2022年 9月 10日

    残ってるのが民兵と雇い兵だから 負け戦となったら逃げるわ。
    正規ロシア軍がいないんだからどうしようもない。
    いまさら南からは戻せないし、 予備兵は遠く離れた極東で演習中。
    ロシアってあほすぎでしょ。

    42
    • 航空太郎
    • 2022年 9月 10日

    芸術的な片翼包囲戦になってきた。
    驚異的な進撃で、結構な量の車両、資材が投げ捨てられ、人員が逃げ惑ってる。
    更にイジュームのロシア軍が孤立し殲滅される、または降伏となれば、
    膨大な数の捕虜が、ロシアの嘘を白日の元に晒してくれるだろう。

    ……しかし、戦線の変化が激し過ぎて、報道を追ってる我々でさえ理解が追い付かないのだから、
    現地で情報が断片的かつ、あちこちからの攻勢を受けてるロシア軍は大混乱間違いなしだろう。
    哀れではあるが、同情はしない。混乱したまま潰れるか、投降して欲しい。

    70
    • h4
    • 2022年 9月 10日

    鹵獲兵器の多さは、主力装甲兵力の突入前に歩兵を事前に浸透させて伏せて置き、後ろから襲うことでパニックを起こさせていて、援軍の迅速な打破もその貢献が大きい、という話が出てますね。大局から兵1人の戦術までウクライナ軍の心理操作の巧みさが印象的です。

    ロシア軍の士気の低さは前々から言われていましたが、砲火力に頼った攻勢時はタスクがルーチンワーク化して問題が発露しませんでしたが、相手に主導権を握られた守勢に入ると脆さが露呈しますね。

    51
    • サファルル
    • 2022年 9月 10日

    ウクライナ軍がoskilまで到達しているという話も出ていて、まさかな…と思っていましたが
    既にHorokhovatkaまで抑えているなら可能性はありますね

    11
    • 匿名
    • 2022年 9月 10日

    ロシアはこの失態をどう国民に説明するか必死で考えてんだろうな
    損害補填のために徴兵で兵増やそうにも国家反逆罪云々の最中だし
    ロシア国内の報道はどこまで今進行してる事態を伝えてるんだろうか

    16
      • 名無し
      • 2022年 9月 10日

      プーチン曰く「我々は何も失っていないしこれからも失うことはない」だそうだから国内向けには何も報道できそうにはないですね……。

      実際に失ったもの:国際社会からの信頼。ロシアの面子。大量の兵器に貴重な精鋭部隊を含んだ兵隊たち。

      21
        • 御影渦音
        • 2022年 9月 10日

        失ってないのは領土くらいですかねぇ。
        そのうち「クリミア? 最初からロシア領じゃないですよ?」とか言い出したり…はしないか。

        4
    • K(大文字)
    • 2022年 9月 10日

    ハリコフ方面の戦況、たったの3日程度でここまで事態が動くとは。
    これでイジュームの包囲まで成し遂げれば、戦史に残る成功例ともなるでしょう。
    ここまで鮮やかな進撃を可能としたのは、西側のバックアップもさる事ながらまずもってウクライナ軍の能力の高さに負うところが大きい。
    攻勢開始前に皆で集まって国歌斉唱する動画が上がってましたが、映画の一幕のようでもあり、彼らの成功を願わずにはいられません。
    反面、気になるのはロシア軍の余りの脆弱さ。
    プーチン周辺からは「我々はまだ本気を出していない」との主張もされますがある意味その通りで、どうも「真面目に戦争をしているように見えない」。
    真面目に戦争していないから、全占領地を守るのに充分な大兵力は投入できていないし、そのくせ固守する正面の取捨選択はできず、火消しの機動防御部隊も手当てできていない…
    そもそもの開戦の動機が、「欧米に寄るウクライナに目を覚まさせて、ロシア世界に引き戻す」という上から目線めいたシロモノだったのだから、キーウ正面で敗れた時点で泥沼になるのは必然だったのかも知れませんね。
    “懲罰戦争”なんておっ始めるような輩は、当然相手を舐めて掛かっているし、ガチ抵抗に遭えば大抵グダるものなのでしょう。

    56
      • u
      • 2022年 9月 10日

      ウクライナ軍ではなく、ウクライナ人の祖国への想いでしょう。
      それを見誤ったロシアの誤算も大きそうですが・・・

      5
      • ISU-152
      • 2022年 9月 11日

      中越戦争なんかまさにそれですからね

      2
    • 名前
    • 2022年 9月 10日

    クリミアに対する攻撃もヘルソンに対する攻勢も全部布石にしてしまった
    凄いの一言しかない
    イジューム失陥したらロシア国内に対する影響が物凄く大きい
    敗勢が明らかになることでプーチンの立場はますます悪化するだろう
    イジュームは世界中で報道されたロシアの重要拠点だったから、世界に対する影響も大きい
    ロシア軍の評価はこれまで以上のがた落ちになる

    27
    • 匿名
    • 2022年 9月 10日

    クピャンスク西岸の陥落だけでも十分大戦果なのに
    リマンだイジュームだって話になってるせいでここまでは予定通りみたいな感覚になってるわ、麻痺してるな

    まあISWが72時間以内の陥落を予想してたし
    短期的かつ具体的な予想を大外ししたらシンクタンクとしては信用問題なわけで
    もって2日程度だからちょい長めに期間を設定して、くらいに見られてるとは思ってたが

    19
    • 名無しさん
    • 2022年 9月 10日

    まだ確定ではありませんが、イジュームが降伏したと言う速報もありますね。
    補給を絶たれて完全に孤立したのに、縁もゆかりもない土地で死ぬまで抵抗する気なんて起きないのも当然だと思いますが。

    16
    • 鳥刺
    • 2022年 9月 10日

    3日で100kmを突破前進してクピャンスクを占拠、イジュームのロシア軍の集団の後方を遮断して包囲、引き続きロシア軍を優位に圧縮している。いやここまでの成果を見込んだ攻勢を企図して.それを成功させるとは、ただただお見事としか。

    上の計画と作戦準備から下の戦闘単位の指揮・戦闘能力に至るまでが、全部がしっかり揃っていないとこうは鮮やかに出来ませんからね。

    地勢的にも状況的にも、ロシア軍がイジュームとの連絡を回復して、イジューム周辺の支配を維持する事はもうほぼ不可能ですね。補給の追送は不可能で、救出部隊(もうこう言ってよいと思う)の集合も進まず、戦線北面の道路事情は良くないので迅速に強力な反攻を組織するのは困難でしょう。オスキル経由の通路も火制下ですし・・と思ったら人工湖沿いの南下も進んでいる。こちらの連絡線も切れれば、解決は速くなるでしょうね。

    ずっと悩まされていたドンバス戦線北の攻撃翼の除去による戦線の安定と負担の軽減、冬が大分楽になりますね。軍団規模の部隊の喪失で、ロシア軍は周辺の戦線の再建に追われる事になります。ロシア軍の士気、更にプーチン政権の威信に与えるダメージも大きい。

    25
    • おさげ
    • 2022年 9月 10日

    親露派テレグラムではイジューム陥落なんて話まで出てるそうですか、流石動きが速すぎるし誤報ですよね・・・
    でも、万が一陥落が事実なら1万人もの駐留ロシア兵が逃げ切れるとも思えないし、大量の捕虜がでそうですね

    8
      • 匿名
      • 2022年 9月 10日

      仮にこの早さで陥落したのだとしたら
      ロシア兵は1万人も残ってなかったのだと思う
      むしろそっちの方がここまでの攻勢成功との辻褄が合うかもしれない

      13
      • 名無しさん
      • 2022年 9月 10日

      イジュームで1万人。
      救援に向かった3000人も投降したらしいです。

      ゼレンスキー大統領顧問のアレストビッチ。
      「実に大変な問題を抱えている」
      「これだけの捕虜の置き場がない」

      29
        • けい2020
        • 2022年 9月 10日

        下っ端兵士は、人道的にロシア支配地域方面に開放するしかないですね
        捕虜のままだと条約違反と言われる待遇になりそうですし

        結果的に野盗になっても、悪いのは支配地域の治安を守れないロシアですので

        4
          • samo
          • 2022年 9月 10日

          そんなことできるわけないよ
          落ち武者狩りがおきるだけ
          占領地域の住民から凄まじい怒りを買ってるはわかりきってるし

          11
        • 匿名
        • 2022年 9月 10日

        そんだけ大量に投降したと兵士に知れたら士気を保ってた奴も負け戦ムードになりそう

        1
        • 匿名さん
        • 2022年 9月 10日

        閃いた!
        捕虜に地雷原除去を任したらいいんじゃね?
        もちろんナイフ一本のみな

        2
      • ゆう
      • 2022年 9月 10日

      すると、その捕虜はどうするのでしょうか。
      ロシアに憎しみを持っている人も多いでしょうし、それだけの維持も大変でしょうし。
      西側諸国で分散保護?
      直接的な便宜は難しくとも、このような協力は可能でしょう。
      また、これなら日本も協力できる。

      3
        •  
        • 2022年 9月 10日

        ウクライナがアブグレイブみたいなことをやらないことを祈りますね。

        9
        • hiroさん
        • 2022年 9月 10日

        死刑判決を受けたメンバーを含めアゾフ連隊捕虜との交換要員とするのでは。
        プーチンが応じるかは神のみぞ知る。

        3
      • samo
      • 2022年 9月 10日

      NATOと西側諸国に助けを求めるかもね
      さすがに捕虜を引き受けるわけにはいかないけれど、捕虜収容施設の建設請負や食料といった消費財の支援ぐらいはできるし

      10
    • zerotester
    • 2022年 9月 10日

    この短時間でクピャンスクを落としただけでも戦史に刻まれる大成功です。そして戦術的な勝利にとどまらず、このウクライナ戦争にとっての意味がとても大きいですね。

    ロシア軍にこの戦争に勝つ戦略があるとすれば、欧米に厭戦気分が広がってウクライナへの支援を諦めることです。太平洋戦争時の日本の考え方に似てますが、必ずしも勝ちきらなくても、あちらは民主主義国家だから粘れば国民から反対が出て、戦争を続けられなくなるだろうと。

    そのためにはジワジワでも占領地を広げ、あるいは最悪でも膠着させ、このまま続けても終わらないとうんざりさせることが必要でした。それなのに、このウクライナ軍の大勝利です。ウクライナ軍が皆が思っていたよりも更に強く、ロシア軍が思っていたより更に脆いことが白日の元に晒されました。「これならウクライナは勝てる」と世界中の人が思ったはずで、ロシアの思惑は台無しです。ならばこれ以上続ける意味があるのかということになります。

    40
      • あお
      • 2022年 9月 10日

      今回の大勝利はひょっとするとロシア共和国自体の解体につながるかもしれませんね
      ずっと今回のウクライナ紛争は、結局のところ、ウクライナによるロシアからの独立戦争なんだろうと考えていました
      ルハンスク、ドネツクの両自称共和国のみならず、他の国にも作ったロシアの植民地や、あるいは今回の紛争でモスクワの尻ぬぐいをさせられた地方自治州or共和国などにとって、今回のロシアの敗北は大きなインパクトのあると思われます
      先日、チェチェンのカディロフ氏が引退を表明してましたが、にわかにきな臭くなってきますよね

      21
        • zerotester
        • 2022年 9月 10日

        ありえると思いますね。元外交官でロシア専門家の河東哲夫さんが言われてましたが、ロシアの特に地方はロシア人が主体ではない共和国が多く、ロシアの求心力が落ちるとそれらが離反する可能性が常にあると。特にサハ共和国などシベリア鉄道沿いの共和国が離反すると、シベリア鉄道という背骨を折られたロシアはバラバラになると。
        ただ欧米としてはロシアの崩壊までは望まないかもしれず、今後いろんな思惑でいろんなことが起こるのかもしれません。

        10
          • あお
          • 2022年 9月 10日

          確かに政治的に不安定になってしまうのは、欧州は嫌がるでしょうね
          しかしながら、周辺国を従えて、自分たちの利益のために搾取する、という構造を改めない限り、今回のウクライナ紛争の根っこは残るわけで、東欧や旧ソ連圏のようにうまく独立自律が支援できればいいのですけどね。
          「アラブの春」みたいになると目も当てられんので。

          6
          • general
          • 2022年 9月 10日

          先住民を多数擁するシベリアや極東地域と言っても独立したら公用語は引き続きロシア語を使用しそう
          恐らくロシア版中南米諸国みたいな感じになる

          あとロシア系住民が圧倒的多数のサハリン州が独立を宣言した場合日本はどうするべきなんだろうね

          2
            • あお
            • 2022年 9月 10日

            中国にとられるぐらいなら、過去の因縁棚上げしても、やさしくお迎えして手を組むべきでは?

            6
    • すえすえ
    • 2022年 9月 10日

    ウクライナ軍はこれぞプロの仕事ですねぇ

    ロシア軍・・・脳筋プレイしかできない上に不利になるとボロボロ

    13
    • NA
    • 2022年 9月 10日

    旧ソ連時代の装備を使ってすらこれほどの芸術的なまでの電撃戦の成功が見られるなら、ネットワーク化が進んだ西側の戦車を提供できたらどれほどの快進撃が…と想像してしまいますよね
    確実に提供の方向へと後押しするきっかけになるでしょう
    本当に絶大な宣伝効果
    ゼレンスキー、戦時の大統領としてあまりにも有能です

    28
      • h4
      • 2022年 9月 10日

      この戦いの直接指揮を執っていたのはオレクサンドル・シルスキー大将(2014に少将としてドンバス戦争に従事、NATOの指導による軍制改革のウクライナ側担当官で、2020年から陸軍総司令官、キーウ防衛戦を直接指揮)だそうです。このまま勝てれば21世紀の戦争史に名を残す名将になるのは間違いないでしょう。

      35
        • 匿名
        • 2022年 9月 10日

        現代のマンネルヘイムとか呼ばれそう

        8
    • ナイスウンコ
    • 2022年 9月 10日

    ロシアの捕虜は、ロシアと領土問題を抱えている国に引き渡すと良いですね。

    4
      • ミリ猫
      • 2022年 9月 10日

      >>ロシアの捕虜は、ロシアと領土問題を抱えている国に引き渡すと良いですね。

      ノルウェーとラトビアは、確かロシアとの領土問題は解決済みでしたよね。
      後は中国と日本ぐらいしか思いつかない。。。。

        • 匿名
        • 2022年 9月 10日

        ジョージア(旧グルジア)辺りなら…

      • ミリ猫
      • 2022年 9月 10日

      ユーロマイダンのツイッターによれば、ウクライナは大量のPOWに対処するために
      50台のバスを手配したとありました。
      (ムィコラーイウ州知事のヴィタリー・キム氏談として)

      1万3千人を輸送するにはピストン輸送で何回運ぶのかしら。
      バスって50人くらいしか乗れなかったような気がするんだけど。

      Redditの方もこの話題で盛り上がっていて、
      こういった状況はロシアにはめずらしいことじゃないと、
      こんなフィンランドの民謡が紹介されていました。

      They are so many,
      And we are so small.
      Where shall we find room,
      To bury them all?

      最後の段はあんまり穏やかじゃないですが、笑ってしまいました。

      2
    • XYZ
    • 2022年 9月 10日

    ・日本と戦った中国
    ・アメリカと戦ったベトナム
    ・ソ連と戦ったアフガニスタン

    国民に戦う強い意志があり、外部から武器などの支援が受けられる国に対して侵攻側が勝利する事の難しさがまた新たに証明されつつありますね。

    10
    • ゆくらいな
    • 2022年 9月 10日

    大量の捕虜はマウリポリの戦士達と交換してほしい
    例え3対1だたとしても

    7
      • KNOB CREEK
      • 2022年 9月 10日

      ロシア「我々の元にお前達の元に返す捕虜なぞ存在しない!
      ましてお前達が捕らえたというこちら側の捕虜も存在しない!」

      とか言いそうだなとか思ってしまった。

      3
    • 2022年 9月 10日

    どうもイジュームのロシア軍が脱出をはじめたらしい
    ロシア軍は深刻な兵員不足に陥っているからウクライナ軍はここで狩っておきたいけど、どうなのだろう

    7
      • samo
      • 2022年 9月 10日

      脱出といっても、もはや時すでに遅しですけどね。
      最後にのこったオスキルルートは、道も狭く森林地帯で、どこにウクライナ兵が侵入しているか定かじゃない中を撤退しないといけない。
      道が狭いから、重装備の類は全て放棄するしかないだろうから、侵入してきたウクライナ軍に対して、まともに反撃もできないでしょ

      10
    • 2022年 9月 10日

    ウクライナ軍、既にドネツ川を越え進軍中との情報もあるな。
    まだまだ戦果拡大止める気無いのかね。

    ウクライナ司令部は絶対馬鹿ではないから、自軍の攻勢限界くらい熟知してると思うけど
    やっぱりプーチンからのプレゼント(鹵獲弾薬や燃料)が効いてるのかな。
    地元民からの物資提供も十分あるだろうしな

    10
      • samo
      • 2022年 9月 10日

      たしかに、ロシア軍主力が南部戦線から東部に移動するにはまだ時間的余裕があるから、ドネツ、オスキル両河川を超える余裕はありそう。
      クピャンスク全域とリマンの奪還まではまだまだ余裕があると思う。
      セベロドネツクまで行けるかは微妙なところか…
      ルビージュネ手前のドネツ川支流までがさすがに限界かなぁ
      この攻勢後にやってくる、ロシア軍の主力を防ぐ防衛戦の構築も必要だし

      6
    • ミリ猫
    • 2022年 9月 10日

    英国ガーディアン紙によれば、今朝方ドイツの外相がキエフをサプライズ訪問したとのこと。
    —-
    ドイツの外務大臣がキエフに到着し、予告なしに訪問しました。

    アンナレナ・バーボック氏は、侵攻開始以来2度目の訪問で、ロシアとの戦いにおいてベルリンがウクライナを支援していることを示すためのものだと述べた。
    —–

    ドイツは開戦当初、5000個のヘルメットだけ提供するけど、持っていくのは危ないので
    こちらまで取りに来いって言ってたのが強烈に印象に残ってます。
    そういえばショルツ首相、3日でなくなる国と話しても仕方ないとかも言ってましたよね。

    あの当時からすると、ここ数日間の状況の変化はありえないと言うか、
    映画でもこんな筋書き出したらダメ出しされそう。

    末尾ですが、こちらのサイトは情報が速く、
    また確認された事実を、管理人さんの意見とはっきり区別して書かれているので、
    わかりやすく、毎日入り浸らせてもらってます。
    感謝いたします。

    20
      • zerotester
      • 2022年 9月 10日

      ただ、今回のクピヤンスク攻略部隊にドイツなどが送ったPzH2000が随伴している映像が複数あり、作戦成功に少なからず貢献したと思われます。ウクライナが持っている一番強力な自走榴弾砲ですから。現地の兵隊の方も砲兵と連携が取れてると言っていました。多少は大きな顔をしても許されるでしょう!

      14
    • トブルク
    • 2022年 9月 10日

    片翼包囲作戦では先方部隊の進出距離が長く、長大な側面を敵に反撃されるリスクがありますが、厳しい後半部分をオスキル川を利用して側面を守るあたり、ものすごいセンスを感じます。
    とんでもない名将なんじゃない。

    17
      • h4
      • 2022年 9月 10日

      突破した手法も第一次大戦のような浸透戦術ですが、こういう突破って突出点を逆包囲されないよう広正面全体でかける大作戦になるのが通例の所、ウクライナ軍の規模に合わせ幅を狭くしつつも、後方連絡線を断ち事前の配置を利用して片翼包囲の形を素早く完成させることで、包囲されパニックに陥った敵から逆包囲を仕掛ける発想を消し去り(現時点でクピャンスクへの逆撃は確約されていないからイジュームの司令官は退却を選んで当然)、皆が不可能と思っていた小国による大突破を成し遂げたのもすごいです。

      そしてこれが単なる局面での勝利ではなく、戦争全体の趨勢を動かす戦略的勝利というのもさらにポイントが高いです。

      20
    • ブルーピーコック
    • 2022年 9月 10日

    お手本のような電撃作戦。俺だったら見逃しちゃうね

    12
      • フラット
      • 2022年 9月 10日

      ロシア軍も見逃しちゃった模様

      15
    • ダヴ
    • 2022年 9月 10日

    管理人さんイジューム陥落記事はやく!
    アクセス数伸びますよー!

    2
    • よん
    • 2022年 9月 10日

     | |  |  |  | | |
     | |  し  レ  | | |
     | | ∩___∩ |J |
     |J |ノ\  、_ヽし |
     し / ●゛ ●|  し
      |U (_●_) ミ
      彡、  |∪| ノ
      /  ∩ノ⊃ ヽ
     |\ ノ_ノ | |
     人 “ /__| |
      \/____ノ

    ホントこんな感じ

    3
    • h4
    • 2022年 9月 10日

    ベリングキャットの東欧担当Grozevが、スヴァトボでもロシア軍、LNR寄りの市民などがパニックに陥り逃走し始めていることを伝えている。士気が低い軍が負け始めたときにはこうなるってことですかね。

    4
      • zerotester
      • 2022年 9月 10日

      それでどこまで逃げて立て直すつもりなんでしょうね。セべロドネツクあたり?
      でもクピヤンスク→スヴァトボ方面から来られたらドネツ川を盾にもできないし、それこそドンバス戦争のときに要塞化していた旧ルガンスク共和国あたりまで下がるしかないかもしれないですね。

      1
    • タイヤキ
    • 2022年 9月 10日

    戦略上の重要拠点クピャンスクに兵力が100人しかいなかった情報もはいっているみたいですから、ヘルソンに兵力ほとんどいきロシア軍の予備兵力少ない上に孤立した部隊の情報源のロシアの報道機関がロシア前線勝利ばかりいっていたために、兵力の集中も出来なかったでしょうね。
    一つの街にいた戦わずに20人の守備隊が逃げ出したウクライナのテレビいっていますが、ヘルソンに兵力とられて前線以外は街の治安維持する数十人の最低源の兵力しかいなかったでしょうね。
    パルチザンとウクライナ軍特殊部隊に負けている街や集落もありそう。

    2
    • 匿名
    • 2022年 9月 10日

    やっぱり強めに突っついたらすぐに死んだじゃねーか

    ウクライナ人1人戦死にロシア人5-10人じゃ全く割に合わねーから
    1対数十~百近くになるまで我慢できたのはとても賢いと思う

    伝え聞く様相の露軍がしっかり戦線維持した上に攻勢かけて優位って
    おかしいだろって常々感じてた疑問がやっと氷解しました

    1
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