ウクライナ戦況

ウクライナメディア、ロシアがハルキウ州から撤退したことを認めた

侵攻初期に獲得したハルキウ州の占領地をロシア軍が放棄、ウクライナメディアも「ロシア当局がハルキウ州から撤退したことを認めた」と報じて注目を集めている。

参考:Российские власти признали, что почти полностью покинули Харьковщину

果たしてロシア軍の試みは大混乱に陥った東部戦線の立て直しに繋がるだろうか?

ロシア国防省は10日「バラクレヤやイジュームから戦力をドネツクに集結させた」と述べて同地域からの撤退を正式に発表したが、11日発表の中の戦況マップには「ハルキウ州北部」と「ハルキウ州北東部(オスキル川東岸地域を除く)がロシア軍支配地域では無くなっており、既にボルチャンスクやコザチャ・ロパンといった拠点からロシア軍が立ち去っていることも視覚に確認されている。

出典:Google Map ハルキウ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

つまりロシア軍はバラクレヤ、クピャンスク、イジュームから撤退するのではなく「オスキル川までの全地域から撤退する」という意味で、この地域の解放(Tsupivka、Artemivka、Velyki Khutoryなど)を示唆する視覚的な証拠も幾つか見つかっているため、もうロシア軍の大部分は国境を越えてロシア領ベルゴロドに撤退しているのかもしれない。

既にウクライナメディアも「ロシア当局がハルキウ州から撤退したことを認めた」と報じており、ロシア軍は戦線を大幅に縮小して戦力を抽出、オスキル川を防衛ラインにしてウクライナ軍の反撃を食い止める計画なのだろう。

出典:Google Map ハルキウ州の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ただオスキル川で反撃を食い止めても、ドネツ川の防衛ラインがスラビャンスク方面(リマンやヤムリピなど)で破られており、ガイダイ知事も「クレミンナを占拠したパルチザンが行政庁舎にウクライナの国旗を掲げたが、この国旗を引きずり降ろそうとする占領者が街にいないため今だにそのままだ。明日にでもスバトボ、クレミンナ、ルビージュネから素晴らしいニュースが届くだろう」と述べるなど、ルハンシク州への反撃を示唆している。

果たしてロシア軍の試みは大混乱に陥った東部戦線の立て直しに繋がるだろうか?もし勢いに押し切られればルハンシク州もウクライナ軍に奪還されるかもしれない。

関連記事:ロシア軍がハルキウ州からの大規模撤退を開始、ボルチャンスクも放棄
関連記事:敗走を重ねるロシア軍、イジューム奪還で終わらないウクライナ軍の反撃
関連記事:ルハンシク州知事、明日にでもクレミンナやルビージュネから良い知らせが届く

 

※アイキャッチ画像の出典:Russian Ministry of Defense Announcement

ロシア軍がハルキウ州からの大規模撤退を開始、ボルチャンスクも放棄前のページ

ロシア軍は奪った戦利品とともに逃げ出し、ウクライナ軍は次々と街を解放次のページ

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コメント

    • 2022年 9月 12日

    兵員が不足してるから、戦線縮小して抽出したんだろうなあ

    19
    • ユタカ
    • 2022年 9月 12日

    ガイダイ知事の言葉を信じるならスパトボにもルビージュネにもロシア軍の守備隊はいないわけで、クピャンスク〜スパトボ〜ルビージュネのラインはフリーパスでウクライナ軍はセベロドネツクでロシア軍と交戦すると予想されます。
    さすがにロシア軍もリシチャンシク・セベロドネツクはそう簡単には諦めないでしょうから、ここでは激しい戦いになるでしょう。

    11
    • あばばばば
    • 2022年 9月 12日

    最新鋭の兵器、大量の物資も投げ出しての戦力抽出って何なのだろうか。
    まったく、わけが分からないよ

    28
      • けい2020
      • 2022年 9月 12日

      潰走してるのを事後追認で、戦略的撤退って言ってるだけだよなぁ
      増えた兵員の水食料も無いから、逃げた先で野盗になって現地民に殺される未来しか思いつかない

      20
        • 匿名
        • 2022年 9月 12日

        或いは、ブチャのように住民虐殺に走るか…

    • 2022年 9月 12日

    イジューム解放部隊は密かに南下して南部ザポリージャ戦線へ
    一気に手薄なメリトポリ奪取してその勢いのままクリミア奪還へ進む
    前線以外にまともな守備隊はいないクリミア半島も手薄 メリトポリ自体は東部を川で守られた要衝なので
    東部戦線からのロシア軍の援軍に少ない人員でも対処できる

    1
    • zerotester
    • 2022年 9月 12日

    ウクライナ軍の公式発表ではクピャンスクとイジュームでは戦闘がまだ続いているということなので、クピャンスクの東側(オスキル川東岸)にはまだロシア兵がいるのでしょう。スバトボ方面に逃げるロシア軍の車列にウクライナが砲撃したという話があるので、退却中なのかもしれません。状況はまだ不明ですね。

    ロシア軍はスパトボで再編制しているという情報もあれば、スパトボから既にロシア軍は退却したという情報もあり、何が本当か分かりません。スパトボはルハンシク州だしロシアは守りたいでしょうけど。

    戦線縮小するなら南部戦線のドネツ川北岸もなんとかしたほうがいいと思いますが、縮小したところで退却するための橋がないんですよね。ウクライナがドネツ川の橋を落したのは補給を絞るためでもあるが、重装備の部隊が東部に戻ってこれないためでもあったでしょう。

    26
      • ユタカ
      • 2022年 9月 12日

      スパトボにロシア軍が集結してるならパルチザンがスパトボを取り返せるわけないので、ロシア軍が戦線を作るならクピャンスク東岸で持ち堪えるか、セベロドネツク防衛までラインを下げるか、どっちかじゃないですかね。

      7
      • 匿名
      • 2022年 9月 12日

      ロシア軍のスバトボ撤退をCNNが報じています
      こりゃ本格的に東部ロシア軍は崩壊が始まりましたね
      リンク

      4
    • らんらんるー
    • 2022年 9月 12日

    戦場カメラマンも大忙しだろうな

    6
    • ななし
    • 2022年 9月 12日

    まーたトラクターでAPCが農民に鹵獲されてる動画流れてて笑える

    27
    • sunn
    • 2022年 9月 12日

    逆説的に、6月頃のウクライナ軍がロシア軍の砲兵火力に圧倒されつつもいかに粘り強く戦っていたのか思い知らされますね。
    砲弾の雨に晒されて犠牲になった兵士の方々も、そうして時間を稼いだことは無駄ではなかった。

    出撃前にウクライナ兵が集合して国家を歌っている(とされる)動画がSNSに上がっていますが、状況はよくわからないながらも何としてでも任務を達成しようという強い意志と覚悟が感じられ、何かこちらまで胸に込み上げてくるものがあります。

    66
      • 匿名
      • 2022年 9月 12日

      特に深い意味はないのですが、仮に君が代だったら曲調や尺の関係でああいう風情は出ないだろうな…と

      1
    • 匿名
    • 2022年 9月 12日

    ここ数日のウクライナの反抗が効果的だったというのもありそうですが、ロシア軍内の決定から広報に乗るまでのラグを考えると、撤退の判断が早いですね。
    政治的なレベルで決着目標が変わった可能性もありそうですよね。(とはいえ、2月の侵攻直前から逆の情報を流してた経緯もあるわけで、鵜呑みにはできないですが)

    8
      • zerotester
      • 2022年 9月 12日

      独裁国家の強みで判断は速いですね。小泉悠さんが言ってましたが、プーチンは引くときには引く判断をするんですよね。キーウがそうだし、蛇島からの退却もそうだし、今回もそうです。優先度はわきまえていて、ロシアに獲って重要なのはドネツク・ルガンスクと黒海・アゾフ海沿岸なので、そちらに集中するという判断は正しいでしょう。

      できればその判断力で、この戦争を辞める判断もしてほしいところですが。プーチンは西側が支援疲れを起こすことを期待していたけれど、今回のウクライナの大勝利でそれも望み薄になったわけなので。

      38
      • ユタカ
      • 2022年 9月 12日

      現場が敗走してるのを軍上層部が追認しただけの可能性もあります。
      特にハルキウ北部のロシア軍なんて、クピャンスクをウクライナに取り返せされた時点でそんなとこ守ってても仕方ないわけで、そりゃロシア領内にいったん戻るでしょう。

      15
    • すえすえ
    • 2022年 9月 12日

    ウクライナ軍に攻められて撤退じゃなくて最初から撤退なら妥当な判断だったんだけど今回の撤退装備品は回収できてるんかい?
    装備をあらかた失っていたらしばらく戦力にならんがどうなんだろうね

    15
      • 戦略眼
      • 2022年 9月 12日

      戦闘経験を積んだ兵士を回収出来れば、後は時間を掛ければ回復出来る。
      T-72だって初期型なら自国製品だけで生産出来る。
      各種火砲も然り。
      電子装備もソフトウェアの工夫や力業で凌ぎ出す。

      2
        • ミリ猫
        • 2022年 9月 12日

        >>電子装備もソフトウェアの工夫や力業で凌ぎ出す。

        でもロシアには真空管があるから。

        17
          • 戦略眼
          • 2022年 9月 12日

          真空管アンプなんか、良いですよね。

          9
            • ミリ猫
            • 2022年 9月 12日

            欧州ではロシア産の真空管が、輸入禁止になりました。
            愛用の真空管アンプのために予備を1本入手。
            東欧でも生産してる国はあるけど
            やっぱり安心安全のElectro-Harmonix。

            4
        • zerotester
        • 2022年 9月 12日

        ベアリングや工作機械などロシア国内で作れないものはいろいろあるようですよ。
        あと兵員はみんな逃げられたわけではなく、援軍として中途半端に投入されて殲滅された部隊や、包囲から逃げ遅れた部隊も多いです。今まさに逃げている最中の人も多いですし。

        16
          • 戦略眼
          • 2022年 9月 12日

          ソ連時代の技術レベルの物なら、何とかするでしょう。
          残置部隊の方は、気の毒としか言えない。

          6
          • 月虹
          • 2022年 9月 12日

          ロシアの自動車メーカーがエアバックとABSの無い自動車を新車として堂々と発売したのをニュースで見て目が点になりましたね。「シンプルが一番」というようなフレーズをメーカーの広報マンは言っていましたがロシアの工業力が如何に外国からの輸入によって成立しているかを知れる一幕でした。

          12
        • GK
        • 2022年 9月 12日

        ロシアはもう戦車砲や榴弾砲の砲身を自力生産出来ない可能性を指摘されてる
        半信半疑だったが、T-62が戦線復帰したことで確信に変わった

        11
      • 2022年 9月 12日

      ハルキウ北部はともかく東部は身ひとつでしょうね
      冬は戦線が膠着するでしょうから、その間に再編成するんじゃないでしょうか

      7
    • bbcorn22
    • 2022年 9月 12日

    英米はじきにロシア軍は先頭不能になると予測してたわけで その通りになっただけのことでしょ。
    既に兵も兵器も金もないんだから。
    英米は全てモニターしててわかってた話。
    ウクライナもその情報もらってたから 罠を貼って大きな賭けに出たわけで。
    ロシアの小さな経済力では東部も南部も戦線を維持することができないってこと。
    経済規模が韓国以下なんだから できることもしれてる。
    ない袖は振れぬ。

    18
    • AAA
    • 2022年 9月 12日

    イジュームで残存部隊を駆逐して完全に陥落、ヘルソンから一部ロシア軍撤退の動き、スバトボどころかその先のスタロブリスクすら放棄されているという話も出てるみたいですね
    戦車装甲車投げ捨てて去っていくのは潰走とか敗走と言ったほうが良いんじゃないかという気もするけどね

    19
      • zerotester
      • 2022年 9月 12日

      スタロビルスクからロシア兵が逃げ出していという動画は私も見ました。スタロビルスクはセベロドネツクの東で鉄道も通っている重要な地で、ここをウクライナに取られるとセベロドネツクは前後から挟み撃ちになります。
      本当かは不明ですが、鉄塔の上にウクライナの旗が翻ってはいるのは確かなようですね。

      ロシア国防相はドンバス地方を守るための再配置と言っていましたが、むしろ戦前のDNR, LNRの境界線まで下がっているように見えますね。それでいいのか?

      9
        • 鳥刺
        • 2022年 9月 12日

        ここまで広域にパニックが広がるというのも予想外ですね(笑)
        ちょっと範囲が広過ぎて、混乱に乗じて拾って回るにしてもウクライナ側の手が足りるのか心配ではあります。

        正直、揚っている旗の一部はパルチザンのイタズラぐらいの話のようでもあるんですが、貴方が以前の記事のコメントで指摘されていたように、ドンバスの親ロシア派においては「無敵ロシア軍伝説」に依存している部分が大き過ぎたので、ロシア軍の誤魔化しようのない惨敗を知って拠り所を失い士気の崩壊を起こしているように見えます。手の届く範囲なら追い打ちをかけたい所ではあるんですがね(笑)

        11
          • samo
          • 2022年 9月 12日

          ロシア軍なら無敵だから、苦労もなく自分たちはロシアになれると思っていたんだろうね。

          ところが、ロシア軍の大苦戦、兵力不足。
          それによって、ドンバスでは強制的に徴用されて、親ロシア派からすれば「話が違う」ってなるわけで。
          積極的な親ロシア派とはいえない層になるとは、親ロシア派の口車に乗った結果が強制徴用と物資の不足じゃ、不満ばかり貯まるでしょう。

          それで徴用された現場でロシア軍が潰走を始めたとなれば、もはや威光なぞ内に等しい。
          徴用されたドンバス出身兵を経由して、ロシア軍の頼りにならない姿は、ドンバス住民に必ず伝わりもするだろうしね。
          どんなに検閲しても限界がある

          6
          • zerotester
          • 2022年 9月 12日

          「無敵ロシア軍伝説」で住民を抑えつけていたが、それが無くなると周囲には自分たちに敵意を持っている住人やパルチザンが大量にいるわけで、数がそれほど多くない駐留部隊は怖くて逃げるしかないかもしれないですね。そうして逃げる部隊を見てさらにパニックが広がる。

          3
    • 鳥刺
    • 2022年 9月 12日

    春のキーウ~スムイ戦線の全面撤収と同じく、戦力の限界に直面しての戦線の縮小ですね。

    ただ、現在の状況はまだ流動的で、オスキル川東岸の線をロシア軍が保持できる可能性は高くないように見えます。近在に即応して動ける予備隊は無く、イジュームの部隊は重装備を放棄して潰走中、新戦線は本国と南部~南東部から軍団規模の部隊を集めて入れなければなりません。既にドネツ北岸の戦線後方でウクライナ軍・パルチザンの活発な活動が報告されている状況で、もうクピャンスクから南のオスキル川の線を保持するのは困難ではないでしょうか。 早くドネツ川に橋が架からないものか?

    さてウクライナ軍はどこまで進めるんでしょう? ドネツ北岸やルガンシク北部はあまり自然的障害が無い感じの地域で、今までだと進出してもあまり有利に戦えない地勢の地域のように思われますが、ロシア軍の砲兵を遠戦火力による兵站への攻撃でかなり抑制できることも判明しましたし、初夏までと比べれば自信を持った野戦活動が可能になってはいます。
    ウクライナ側としては、国境ベタ貼りで戦線を延ばす必要は別にありませんし。有利な地形と兵力密度で戦える主抵抗線を確立して、国境に向かって前哨を張ればいいんです。

    4
      • samo
      • 2022年 9月 12日

      オスキル川を超えるつもりなら、ルビージュネ西部にあるケラシナ川までとかかも?
      ここまでのエリアは、北からは主要幹線道路がクピャンスクからしか伸びておらず、ほかは狭い道路だけでしか接続されていないから、
      ロシア側が保持するにも、ロシア方面からの補給路の確保が難しいし。

    • 名無志野
    • 2022年 9月 12日

    ハルキウの占領地域を放棄ですか…固守命令を連発して各個撃破というような展開にならず残念
    奪還した地域の防衛戦力の負担とロシア領内へ本格的に攻撃できない等の
    主導権を失うような制約が入りそうなのが気になります

    6
    • 名無し
    • 2022年 9月 12日

    特別軍事作戦が第三段階wwwに移行したな

    2
    • ネコ歩き
    • 2022年 9月 12日

    ロシア軍の前進が停滞していたことから、全戦線を維持するにはそもそも兵力が不足した状況だったのは確実かと。
    へルソン方面の反攻戦に対応するには他方面から戦力を抽出する必要があったのは明らかで、万一の東部方面大規模反攻に当たっての戦線縮小は検討上にあったのではないでしょうか。
    ウクライナ側がそれを察知していた可能性もあります。
    当初よりは弱体化しているロシア軍とはいえ、事前の撤退許可が無ければ、ろくに戦わずして逃げるような結果にはならないと思います。

    開始された東部方面反攻戦は想定以上に本格的なものであった上、がら空きの後方におけるパルチザンや浸透部隊の効果的活動もあって、同方面の戦況把握と指揮系統に大混乱を招いた。結果、包囲を恐れ計画的撤退ができずに重装備や弾薬を放置したままの脱出行動になったのではと想像します。

    3
      • samo
      • 2022年 9月 12日

      撤退を事前に周知していたっていう可能性はないよ。
      でなければ、大量の重装備の鹵獲や捕虜になっている現状が説明できない。
      潰走状態に陥った現場を取り繕うために、それを追認する形で、「戦略的撤退」だとプーチンが発表しているにすぎない

      15
        • ネコ歩き
        • 2022年 9月 12日

        ウクライナ軍参謀本部が非常に有能で、兵士の士気が高く訓練もされているのは事実でしょう。そうでなければこれほど鮮やかな反攻作戦は成し得ません。
        ロシア軍の敗北は溜飲の下がる事態であるのは確かですが、プーチンやロシア軍参謀本部がプライドが高く保身に熱心なだけの無能と決め付けるのはどうかと思います。

        敵前逃亡は大罪ですから、郊外にウクライナ兵が到達したという状況で急ぎ撤退を開始するなど、同方面が総崩れになったのには撤退許可命令があったと解釈するのが普通と考えます。
        重装備の鹵獲と捕虜の獲得の理由については後段で考察した通りです。

        6
          • たなは
          • 2022年 9月 12日

          特別軍事作戦における罰則規定では敵前逃亡罪がかなり軽いからみんな逃げてる

          8
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