米副大統領は14日に登壇したミュンヘン安全保障会議でウクライナ問題に殆ど触れず「欧州の民主主義」を攻撃、これに欧州関係者が一斉に反発し、特に英国は「米国の民主主義を損なおうとし、プーチン大統領を称賛するトランプ信者から政治的自由の講義を聞く気はない」とやり返した。
参考:Vance attack on Europe overshadows Ukraine talks at security conference
参考:Vance meets with leader of far-right German party, exports MAGA message
参考:JD Vance: Free speech in Britain is in retreat
参考:German minister hits back against Vance’s complaints on the state of European democracy
もう政治的にトランプ政権と欧州の対立は決定的で、他の地域も高圧的なアプローチに晒され可能性が高い
米国防長官の衝撃的な演説を受けて欧州当局は「将来の安全保障がミュンヘン安全保障会議のメインテーマになる」「会議に参加する米副大統領が戦争終結に向けた構想を披露する」と予想したものの、14日に登壇したヴァンス副大統領はウクライナ問題や欧州の安全保障について殆ど語らず「欧州は偽情報やプロパガンダといったソ連時代の醜い言葉の後ろに隠れ、異なる意見を持つものを抑圧している」「この大陸の有権者は何百万人も流入した不法移民に慈悲を与えるため投票した訳では無い」と主張。

出典:Donald Trump/CC BY-SA 2.0
ヴァンス副大統領は「最も懸念されている欧州の脅威はロシアや中国ではなく、言論の自由を守るという基本的な価値観からの後退、制御不可能になった移民問題だ」と述べ、Washington Postは「ヴァンスの演説は欧州にMAGAを輸出する試みで、台頭しつつある欧州の反移民政党を政治的に後押しするものだ」と指摘し、英国政府はヴァンス副大統領の演説に対するコメントを控えたものの、自由民主党の報道官は「米国の民主主義を損なおうとし、プーチン大統領を称賛するトランプ信者から政治的自由の講義を聞く気はない。この偽善的な主張の嘘を英国人は見抜くだろう」と痛烈に批判。
ドイツのピストリウス国防相は「欧州の一部と権威主義体制の状況を比較するヴァンス副大統領の主張は受け入れがたい」「これは私が議会で毎日目撃している民主主義ではない」「私が知っている議会では誰もが自由に発言している」と激怒、EUの外交責任者を務めるカラス氏も「あの演説は我々に喧嘩を売ろうとしているように聞こえた」と、欧州外交評議会の共同議長を務めるビルト氏も「演説の内容は予想よりも酷く欧州や世界の安全保障とは全くの無関係だった」「彼らはドイツの極右政党=AfDを支援するためドイツの選挙活動に干渉した」と述べ、もう政治的にトランプ政権と欧州の対立は決定的だ。

出典:WHITE HOUSE
トランプ政権も欧州を名指しで批判できるほど「言論の自由」を守っておらず、トランプ大統領は政権成立直後に国防総省に常駐するメディアの中から批判的なNew York Times、NBC、Politico、National Public Radioを追放し、代わりに熱狂的なトランプ支持の小規模メディアに国防総省内のオフィスを与え、メキシコ湾をアメリカ湾と呼ばないAP通信には「報道方針の変更」を要求して大統領執務室への立ち入りを禁止し、気に食わないメディアを弾圧している。
もう世界中のメディア(New York Times、Washington Post、Politico、CNN、AP通信、Hill、Economist、Guardian、Le Mondeなど沢山)は2期目のトランプ政権について「米帝国主義の復活」と取り繕うことなく表現しており、欧州以外の地域も高圧的なアプローチに晒され「従属か対立の選択」を迫られることになるだろう。
関連記事:トランプ政権の発表に欧州はパニック、プーチンにとって最良のシナリオが実現
関連記事:プーチンにとって大勝利、米国はウクライナや欧州に安全保障を提供しない
関連記事:トランプ政権がウクライナ戦争に対する方針を発表、全て欧州が負担すべき
※アイキャッチ画像の出典:Gage Skidmore from Surprise, AZ, United States of America/CC BY-SA 2.0
ヴァンスの演説ではルーマニアの大統領選挙への干渉への批判が一番重要。
再選挙への出馬妨害は難しくなったし、干渉がなければ絶対にジョルジェスクが勝つ。
ゼレンスキーの立場はさらに悪くなる。
しかし、今回のウクライナの戦争での欧州各国の対応を見ていると、「恐るるに足らず」として高圧的な態度とられてもしかたないかと。仮に米露が組んでEUに戦争仕掛けたら1月で制圧出来そう。
逆に米露が本気で戦争仕掛けて1か月耐えれる国ってどこよ。NATOがウクライナを守る義理ないし、これまでの支援が限界だっただけ。
トランプはプーチンより自分を冷遇した欧州や米民主党と戦ってるようですね。
冷遇などという半端なものではないでしょう。トランプのロシア疑惑はそもそもイギリスの諜報機関OBとやらが作った偽報告書に基づいたものでしたし、第一期の大統領ときハンター・バイデンとバイデン本人のウクライナでの汚職の調査をゼレンスキーに依頼しゼレンスキーが調査を約束したが履行せず、逆にトランプの弾劾のきっかにした。ゼレンスキーは狡猾で全く信用できないと思っている。叩き潰してやりたいと心の底から思っているでしょう。
つまり国益などより私怨で動いてしまってるんですよね。
この大統領でアメリカは大丈夫なのかと正直心配になります。
いんじゃね?
金バラ撒いてメディア・世論を操作したりテロ組織を支援してた政党・大統領よりはまだマシに思えます
あくまでどっちがマシ論ですけど
バイデン一家のウクライナでの汚職はその後の米国が❤️ウクライナに大金を投じる大きな動機となりました。国家反逆罪に問われかねない事案を米大統領としてウクライナ大統領に依頼して承諾を得た。ウクライナ大統領は米大統領を裏切り米大統領に対する個人攻撃に加担した。狡猾で信用できないという判断は私怨というレベルの問題ではないのは自明の事実です。露大統領も全くウクライナ大統領を信用していません。
米露ともウクライナ大統領を信用していません。
ゼレンスキー氏がウクライナ大統領であるという事実はウクライナにとって悲劇以外の何者でもありません。
ハンター・バイデンの駆け込み免罪が「2014年以降のあらゆる罪」になっている点でも、明確です。正にマイダン革命の年。侵攻したロシアは当然ですが、ウクライナ国民はその十倍の怒りをアメリカ合衆国に向けるべきです。
バイデン一家のウクライナでの汚職はその後の米国が❤️ウクライナに大金を投じる大きな動機となりました。国家反逆罪に問われかねない事案を米大統領としてウクライナ大統領に依頼して承諾を得た。ウクライナ大統領は米大統領を裏切り米大統領に対する個人攻撃に加担した。狡猾で信用できないという判断は私怨というレベルの問題ではないのは自明の事実です。露大統領も全くウクライナ大統領を信用していません。
米露ともウクライナ大統領を信用していません。
ゼレンスキー氏がウクライナ大統領であるという事実はウクライナにとって悲劇以外の何者でもありません。
ハンドルコロコロは嫌われるよ。
というかしばらく見なかったあのヒトかしら。
私怨と言いますが、この民主党の悪い流れは可能な限り削ぐべきでしょう。また、大統領として立ったからには敵対派閥は手を突っ込まれないように叩く必要もあります。すでに大統領派閥長なのですから、今後4年間のためにも獅子身中の虫であるコレらを生かす理由はありませんし、そうであるべきでしょう。
というか許す理由が欠片でもありますか?
トランプ氏と米国共和党にとって、ウクライナは明確な政敵でしょう。
バイデン一族とずぶずぶやし。
西側社会が公然とやっている検閲はかつての共産圏に匹敵するものだと思いますよ。
過敏な反応は痛いところを突かれたからなのでしょう。
ウクライナ上げのプロパガンダ、DEIポリコレのごり押しの検閲は酷かったなと…
日本が、LGBT法を成立させて社会混乱したのは何だったのか?と思うくらいに、アメリカ政府・アメリカグローバル企業でDEI廃止が相次いでいますね。
分裂していたアメリカの方が、言論の多様性は保たれていたからね。 日本は、検閲よりもタチが悪くて。専門家の知識自身が無いんだよね。もう。
イギリスはダメになったな。保守も労働党も、反ロシアで選択肢なし。軍も政治も分析微妙だし。
bbcもロシアを挑発し過ぎたと悔いたロシア専門家を1日で変えたし。インテリジェンスが危険レベル。
民主主義は、水と油ほど違う双方の主張の基礎として利用できる、便利な道具ですね。
民主主義とは選挙制であると言われるくらいに民主主義なんて民意を取る制度があれば名乗れるもので、そもそも民主主義の一部であるポピュリズムや結果であるロシア的権威主義体制は紛れもなく民主主義体制です。(中国に関してはソ連同様、政治組織のかなり下部組織しか直接選挙で選ばないのでさすがに否定してもいいと思います)
ちなみにロシアの選挙体制自体は欧州スタンダードに則っており、身分証明と透明な箱で選挙監視団を取り入れて行うあたり日本よりは透明性の高い選挙ではあります。もちろんメディアなど色々実質体制優位だったり、選挙制改革を与党が主導するあたり公平性は疑問視してもいいですが。
まさにこの公平性に関して、欧米民主主義は自ずが定義する民主主義以外は認められないと、内部のメディアや選挙制にまで口を出すのは完全に同じ穴のムジナであり、それどころか他国ルーマニアで公然とやってしまってあーあってなりましたね。
米国民主党達が既存マスコミに資金注入して辛うじて維持してきた仮想空間がついに破綻した。所謂DEEP STATEの凄まじい攻撃と戦って勝利を収めたトランプの意気込みは本物だ。戦争を終わらせるという言葉は美辞麗句ではない。ウクライナではゼレンスキー政権の敗北・崩壊、ガザはそのものの引っ越しイスラエルとの引き離し。これが戦争を最短で終わらせる方策と考えているようだ。ガザ問題の実現性は疑問だが方法はそれしかないと考えたのだろう。大義よりも命が大事という考えだ。
EUはトランプの政策を声高に批判してはいるが内々にはウクライナに対して米国抜きで支援の継続は難しいと伝えているようだ。ミンスク合意の不履行、イスタンブール合意の破棄はウクライナにとって極めて高くついた。ウクライナは存亡の危機を迎えた。既にウクライナ国民は何でもいいから戦争が止んで欲しいという方向に傾いているようだ、大半の兵士の気持ちも同じだ。ウクライナ軍は未だ完全に崩壊してはいないが、絶望的な戦場で脱走兵は膨大な数に登り集団降伏も増え崩壊は近い。トランプ政権の始動で戦争の終わりが見えてきた。
仮想空間云々は意味不明ですが、珍しくまともな結果を吐き出しましたね。
それでも自分で理解し己の言葉で書いたほうが良いとは思いますが。
独善的な人権至上主義プロパガンダに塗れた欧州はボスアメリカの自国最優先米帝国主義に転換したアメリカの豹変ぶりに狼狽し溝を深め自滅する未来ということか。ここに至り欧州は第三次大戦覚悟で参戦するか、ロシア勢力圏には手を出さないと誓いウクライナを見捨てロシアと手を結び直すか決断すべきだけどあれだけ過去の自らの行いを鑑みず綺麗事言ってきたのだからもう大正義民主主義と人権最優先、力による現状変更は何が合っても許さないということで亡国になろうとも是非突き進んで欲しい所。
個人的な予想では欧州今と変わらず時間だけが経過しアメリカと露で終戦案に合意しウクライナに譲歩迫り終戦し、何事も無かった様に露制裁解除や資産返却が行われお題目に騙された国は大損して終わり救いは無いが至極当然結果となりそうだ。
キツイな
日本語で平易な表現をすると「国際会議の場でパ◯ク批判」って言う感じですかね。。。
トランプ砲炸裂しまくっていますね。
最悪アメリカのNATO脱退も見えてきましたし停戦した瞬間にNATO各国のプーチン詣が始まりそうだ。
共感できるところとできないところがあって、全体的によくわからないな。
内向きなトランプ政権が、欧州の内政に興味があるとは思えないから、
単に、これから関税導入を含めたディールを優位に進めるためのポジショントークなのだろうか。
アメリカは欧州の防衛から手を引くってだけでしょ
欧州は欧州で勝手にやってろ、世界の警察はもうできない(そんなリソースはアメリカにはない)と言いたいのでは
国内選挙支持率のために外交の場でパフォーマンスをするのは、最近民主国家ではよく見られることであり、国益を考えていないことが多い
「うるさい欧州のバカを罵倒して、すごいなボス!」と思ったトランプ派有権者は多いはず
欧州各国も片手間の武器支援と経済制裁でウクライナ戦争がなんとかなると思ったのも間違いでしょう。
ロシアへのダメージはありますがインフレ物価高でEU市民の不満は高まりどこも内政は混乱中。さらに移民の大量受け入れ政策により国論は二分し有事の際国としてまとまれるか怪しいです。このまま時間が立てば欧州は勝手に分裂していくように思います。
やっぱ欧州は自己分析苦手なんだなぁ
そもそも移民排斥訴えたら極右のレッテル貼って社会的に抹殺しようとする行動とか疑問に思わないのかね?
やってる事は文革とさほど変わらん
自分達の行動は正義、という自負が無いと何も出来ませんし、自分の政治的言動が誤っていたなんて考えてもお首にも出さないのが「優れた政治家」なんでしょう。
謝罪をした、という点だけで見ればボリス元首相は珍しく失敗を認めてましたね。
最近「西洋の敗北」を読みましたが、確かに欧州や民主党時代の米国が言う民主主義は「少数の政治的エリートが夢想する、自分たちにとって正しい世界」になっているように思います。米国だってあれだけ大手メディアが援護したにも関わらずハリスさんが敗北して、民主的に政権交代が行われたわけです。欧州も同じで、民主的な手続きを経て左派が力を失っている。
もしエリートがそれを認められず「民衆には何が正しいかを判断する力はなく、自分たちが民衆を正しい方向に導かなければならない」と考えているなら、それは必然的に権威主義に回帰していくことになるでしょう。この流れの中でエリートが民主主義の守護者のように振る舞うなら、民衆は離れ結局選挙で勝てなくなる。
そんな崩壊を冷ややかに見ているトランプ・プーチン・習・モディという構図になりそうだなと思いますが、さぁどうなることやら。
前からエマニュエル・トッド氏は今の欧米の政治体制をエリート寡頭制と言って批判してたけど
バイデン前大統領は離任会見でトランプ陣営が一部のエリートによる寡頭制をやろうとしてるとか言ってたからね
いや、それ自分じゃんっていう
もはや自分たちが何をやってるのか分からなくなってるのか分かってるけどシラを切ってるのか
ぶっちゃけ直接民主主義以外ではどうあがいても政治代表を選ぶ構造のため、エリート…というより金銭を用いた動員ができる財閥寡頭制になるのが民主主義なわけで。
米国ではわかりやすく業界・組合の投票支持が行われてましたが。日本やその他の国でも政治家からの天下りや、近しい者と近親者が織りなす財閥がメディア・政治動員する構造です。
その構造は新規発見でもなんでもなく政治学では当たり前のことなのに、それすらも否定する欺瞞を流布して民主主義の欠点を認めず民衆に欺瞞してきたのが現代民主主義の腐敗です。
まあ別にトランプは対する正義でもなく別方面での実態でしかないのですが、エスタブリッシュメントの財閥寡頭制へのダメージやトランプ派(のような新興=オリガルヒ)の寡頭が今後続くかが民主主義の行く末で気になるところですね。
80年代のサイバーパンクSFで夢想されたメガコーポがまさかGAFAみたいな形になるとは思いませんでした。
昨日放送されてたバック・トゥ・ザ・フューチャー2の未来が2015年だったのも衝撃でした。10年前じゃん!
車は飛んでいませんし、スニーカーの紐は未だ自分で結ばねばなりません。
CRTはさすがにほぼ絶滅していたと思うけど。
プーチンが得するだけだから黙った方がいいんじゃないでしょうか
まあ黙っていた結果
欧米一般国民の怒りが爆発したんですけどね
そうなんですよ。バンスがひどく批判されていますが、欧州の一般国民はどうなんでしょうか?
フランスやドイツやその他の西側先進国もカナダもですが、一般国民の意識は、現政権やマスコミの考えと全く同じではないかもしれません
不法移民やウクライナ問題などで、バンスの考えに同調する人たちも多いかもしれません。
これはアメリカの大統領選挙とも似ているのですね。ヨーロッパの現政権やマスコミやジャーナリストや大学や学者や文化人は、アメリカの民主党的なテイストなんですね。その影響力はヨーロッパではアメリカよりもっと大きいのですが、それでも何割かの国民の意識は違うのですね。
だから、ヨーロッパでの今年の幾つかの選挙が注目されます。
ジョージアとルーマニア大統領選への干渉は目に余りますからね
前者は当選した大統領を拒否して「EU議会で」選ばれた大統領による政府を承認
後者は再選挙を求めた上で当選候補を選挙法違反で被選挙権剥奪の要求
これが彼らの言う正常な自由と民主主義らしいので面白いギャグてますよね
そもそもEUの奴ら、ロシアの天然ガスで経済が成り立っていた分際のくせしやがって、ロシアに対して嫌がらせとケンカを売りすぎなんだよ。
それでいて、自分たちで絶対にロシアに敵わないと理解して起きながら、最初からアメリカの力頼りって他力本願で戦争を吹っ掛けるのだから、まともな人間からすれば「寄生するな!テメエらで何とかしろ!」と思うわな。
そのための「欧州連合」なんだから。
EUに加盟して起きながら、加盟国としての責務すら果たしていない寄生が多い。
なぜEUがロシアに嫌がらせをして、そしてEU(とNATO)が東側に拡張していくのか?
これはEUの経済構造上の問題なんです。
EUはEU加盟国同士は関税が撤廃されていたり、シェンゲン協定で自由にEU市民なら出入り出来たり、でも財政政策(=国家予算など)だけは別です。
これって何かというと「新自由主義経済圏」なんです。EUってそういう経済圏なのです。
そして、商取引のルールはEUは非常に頻繁に細かい所も変わるのですが、それの多くはEU官僚やそれに協力的な主要国の官僚や政治家が決めています。EUは平等なはずですが実際は主要国とそれ以外の国では厳然とした立場の違いがあります。
そして、「新自由主義経済」ではまるっと言えば「富むものはますます富み、貧しいものはより貧しく」なるのです。これは仕組み上どうする事も出来ません。
ですが、この状態をある程度是正する為に厳しい国にはEUから支援を受ける事が出来ます。ですが、これは常に無償援助ではありませんし、そして主要国とその他の国の格差を維持する範囲内での支援です。ここがポイントです。
経済競争の最適化がなされやすいEUではこのような是正措置をやってもあっという間に格差が明らかになっていきます。だからEUに新規加盟した国では、この機会をうまく活かせて事業を立ち上げる事が出来た人とそれ以外では大きな格差が出来ます。これがEU内で常態化している出稼ぎです。若くてやる気があって、自分は稼げると思う人ほど主要国、つまりドイツなどに行く……、となると残された故郷はどうなるか。ハンガリーが常に怒っているのはこれが原因です。放っておいても実態として国家がどんどん痩せていくからです。
ずっと同じ枠内でこれを続けているとEUがこういう仕組みであるとお馬鹿さん達にもわかってしまう。ぶっちゃけ大多数の人にとってはよくない仕組みです。結局気がついたら西側産のあれこれが手に入っても、生活は貧困化していく。それが固定化されるのがそのままだとはっきりしていくのです。
そこでこれを誤魔化す為にどうするか?
これが東方拡大なのです。新しいビジネスチャンスの創設と、より下の食われる側の国を作る。
プーチンはこうなってる事をよく知っています。丁寧に説明しないのは、EUが激怒して、抜き差しならない対立関係になるからです。こういった事を西側の人々に分かり易く説明しない内はまだ話し合う気があるという事でもあります。俺は「EU氏ね♡」って思っているのでこんな説明をする訳です。
どこかで聞いた話だなと思ったら、マルチ商法だった。
ユンカースやゲルマン生存圏の21世紀版レベルのヤバさですね…。
日本にも、上から目線で要求を突き付けて、化石賞・温室効果ガス・重化学工業いじめ(鉄鋼・造船・電力・重工など)を押し付けてきたわけです。
ロシアの天然ガスが入手できなくなったら、速攻でドイツなんか手のひら返しをやって、石炭発電を使いまくり原子力発電利用を議論してますからね。
EUを教祖のように、いちいち相手にしてられないですし、マスコミ・出演者が欧州を神聖視しているのが気味悪いなと思うときがあります。
トランプからすれば負け犬は黙ってろと言う感覚なんだろうな
第二次トランプ政権の間は、欧米と一括りにせず、欧州と米国で分けて呼称する必要がありそうですね。
まだトランプ政権が開始したばかりですけど、本当にトランプ路線でアメリカ経済が更に成長、低迷気味だった製造業も復活、戦争への関与も減りました、なんて結果になれば次回以降の政権もトランプ路線を完全とは言わないでも継承しそうではありますね。下手に変化を起こして失敗すればそれこそ目も当てられませんし。
第二次トランプ政権の資金石は1にも2にもヴァンス副大統領でして。
ヴァンスがトランプ政策を維持して国民の支持を得て、結果として次期大統領になるなら実質今後10年以上の長期政権ということになり。
これは一過性のものではかたづけられないパラダイムシフトとなります。
DEEP STATEとは、いわば政官財のコングロマリットですから。
これを解体するのは、プーチンがオリガルヒを粛清するのと同じような大事業になりますね。
>DEEP STATEとは、いわば政官財のコングロマリットですから。
>これを解体するのは、プーチンがオリガルヒを粛清するのと同じような大事業になりますね。
DEEP STATEとやらの定義が良くわからんと思ってたけど、そういう認識なんだな
オリガルヒと同類、って感じならなんか腑に落ちたわ
日本で例えれば、「霞ヶ関」ですよ。
秘密結社とか悪の軍団がいるわけじゃなく。
個別にはただの公務員と民間企業、それに外郭団体の集合体です。
そのため、オリガルヒなどという振興ではなく歴史のある国家の体制に等しいので、これを打破するのはもはや革命なのですよね。
21世紀の革命を観ることになるのか、或いはなあなあで終わるのか。オリガルヒのイーロンが結託しており、ザッカーバーグなどMAGAや主要財閥のうちラストベルト母体の保守派なメロンが参加したあたり割と勝算ありそうで興味深い。
ロシアとの違いは敵対する先がオリガルヒと言うより財閥なのでかなり根深いですね。代用的なロックフェラーやモルガンはまさに民主党的なエスタブリッシュメント側ですので。ちなみにメロンはトランプ支援に回ってました。
また、まさにオリガルヒたるザッカーバーグのメタやなどはすぐに忠誠を誓った辺りは印象的ですね。
そもそもプーチンが行ったのは国家の利益に反するオリガルヒの統制なので、もはや国家と一体化してるような財閥・業界=ディープステートと彼らが呼ぶものに対してどのような対抗が行われるのか、非常に興味深く見てます。
アンシャンレジームなんかも仲間に入れてあげて
俺としてはNYTやCNNは更に過激な反トランプになっていくと面白いと思っています。
自分達が何をしてきたか省みる事は彼らはないでしょうから突き進むはずです。
俺は元々ああいうメディアが「ちゃんとやっている」と思っていませんから、むしろ彼等の思うがままに突っ走って欲しいんですね。
是非頑張って欲しい。
一応。米国ではメディアは中立を貫くものではなく支持を公にできるものなんですよね。なので反トランプで色々言っていても不思議はないです。
肥大化して歪んだ人権意識と共に滅んでいけよ、プロパガンダリスト。
と言った感じかね、アメリカ政府は。
エマニュエル大使が、CNNのコメンテーターになりましたね。
第4の権力(マスメディア)ですから、民主主義が云々というお題目よりも、民主党色の強いところあるねという宗教感覚かなと。
ドイツに関しては、再来週に少なくとも首相が代わりそうで、与党がどこになるかも分かりません。
選挙結果~連立交渉~国内政治の駆け引きによっては、何を言い出すのか分からないくらいの感じでは?
第二次トランプ政権は、巨大ビッグテックからの支持も手厚いですが、EUは巨額の制裁金・規制で制裁してきました。
アメリカは少なくとも、アメリカ=ロシアで手打ち、ウクライナ戦争から離脱しようとしているのが本気だと感じますね。
欧米は何だかんだ手を組むんだし、他所の議会の勢力図にまで口を挟むメリットあるのかなぁ?
実利を考えてを取り敢えず付き合うのではなく、自分の理想を他国にも普及させようとする点ではトランプさんも真面目
まぁジャブみたいな物だと思う
この話、データ主権の面から見ても興味深いですね。
合衆国はデータは集めた者のものという考え方で、GAFAMたちが独占しているのですが、
欧州では個人のデータは個人のものという考え方で、GAFAMたちからデータ主権を取り返そうとあれこれやっています。
ご存じの通り、トランプ政権の後ろに米系IT企業がいるわけで、そっちの面での主権争い、という面も見えてきますね。
とはいえ、GAIA-Xとか、Catena-Xとか偉そうなこと言っても、GAFAMの手を借りないと何もできない欧州なので、
さてどうなるか、ですね。
ちなみに日本は欧州より(Ouranosなんて如何にもなシステムを作っています)、中国がガチガチにブロックしてます。
他のアジア勢、中南米辺りはどうしようとしているのかは、残念ながらよく知らないのですが、
ひょっとかすると、この演説をきっかけに動きがあるかもですね。
”ソーシャルメディア上のヘイトスピーチや誤情報の規制を試みることは、自由社会よりも共産主義体制のようだと述べた”
トランプ派や支持者の言う自由とはヘイトやフェイクを撒き散らす自由だと自白したようなものだな。自分は欧州を強く支持する。
左派はご立派なお題目を掲げて右派を排斥してきたしその片棒を担いできたのがメディアだ
融和派が親ロシア派とレッテルを貼られて無駄な戦争に突き進んでいったことの責任を取らせろ
皆様の議論、大変勉強になります。私は欧州や左派の理想論は言行一致ならば何も文句は無い所か、大賛成です。本当に「綺麗事が現実になる」のであれば、それに越した事はありません。勿論、民主主義を標榜するなら、その「綺麗事」を発想する余裕も知識も無い人や反対者にも寄り添い、じっくりと意見交換してこその「理想」ですが…。個人的には戦争は、大量の人命が失われるが、それを歯牙にもかけない連中は濡れ手に粟のボロ儲けの「公共事業」だと感じます。日本も土建タイプの「公共事業」で経済を回し、無数の小さな生命、稀に人命さえ奪って来たのですから…。何れによ、どなたかも御指摘していた「新自由主義」の非人間性故でしょう。共産主義も駄目、新自由主義も「本性」を剥き出し始めた21世紀、“丁度良い湯加減”の道は遠く感じます。
G7にロシアを加えたいとトランプは言っているそうだし。
一体トランプ政権にとって同盟国はロシアなのか、NATOなのか。
もし本当にG 7で世界の経済と政治問題を真剣に議論したいなら
経済(エネルギー、食糧など)や政治問題では、G 7の多くのメンバーよりもロシアの影響力が大きい
もちろん、次の問題は中国を招待すべきかどうかということになる……
米国とロシアは同盟国ではないが、ロシアには米国本土を脅かす能力がなく、ロシアに対抗するために自分の力を消耗する必要はない
現在米国が大敵と認定しているのは中国であり、NATOの欧州メンバーは東アジアの戦争を支援する十分な能力がなく、トランプ氏にとって当然価値がない
トランプの様な怪物を生んだのは欧州の他責的な姿勢のせいだと思うけど、いい加減欧州は自立を学ぶ日が来たのかもしれない。
日本はアメリカ無しでやっていけるほど甘い環境ではないのでね…そりゃ必死でアメリカを繋ぎ留める努力をしたさ。醜かろうが卑しかろうがこれが生存戦略だからね。まぁ、それも次の戦争までなんだけども………