Economistは26日「ウクライナと支援国が勝利するためには『現時点で戦争に負けている』と認める勇気を持つことだ」「ゼレンスキー大統領は新たな武器や資金を要求する勝利計画を携えて米国にやって来たが、ウクライナに今必要なのは野心的で緊急の方向転換だ」と指摘した。
参考:The war is going badly. Ukraine and its allies must change course
欧米からの支援や国民団結を維持する唯一の方法は「正確な勝利の意味」を口にすることから始まる
“ウクライナの衰退を物語っているのはポクロウシク方面の状況で、ロシア軍は前進のために大きな犠牲を払っているものの人口が1/5しかいないウクライナも苦しく、ロシアの継戦能力が尽きる前にウクライナ東部の前線が崩壊するかもしれない。戦場以外でもウクライナ人は最大16時間の停電を伴う極寒の冬に備えなければならず、国民は戦争に疲れ果て、軍も領土奪還どころか戦線維持に必要な兵士の訓練にすら苦労しており、戦うための意思や能力と多くのウクライナ人が望む完全勝利との間に生じたギャップはどんどん大きくなっている”
“海外でもウクライナ支援に対する疲労感が広がっており、ドイツやフランスの極右政党は「ウクライナ支援は金の無駄だ」と主張し、大統領選挙に勝利する可能性があるトランプ氏の言葉は「プーチンにウクライナを売り渡したい」と言っているように聞こえる。ゼレンスキー大統領が「全ての領土を取り戻せる」と主張して現実に逆らい続ける限り、ウクライナの支援国を遠ざけ、社会の分裂をますます大きくさせるだろう。欧米からの支援や国民団結を維持する唯一の方法は「正確な勝利の意味」を口にすることから始まる”
“プーチン大統領がウクライナに侵攻したのは領土獲得のためではなく西側寄りの民主国家誕生を阻止するためで、支援国はゼレンスキー大統領に「この戦争で最も重要なものは民主主義体制の維持だ」と国民を説得するよう仕向けなければならない。西側諸国も厳しい現実をゼレンスキー大統領に受け入れさせる見返りとして必要な軍事力と安全保障を提供し、この戦争目的に信憑性を持たせる必要がある。そうすれば「どれだけロシアが戦場で前進してもウクライナの戦争目的を阻止できない」と示すことができ、これこそが戦争を終結させ、繁栄した民主主義に不可欠な安全保障を確保する唯一の方法だ”
“ウクライナの安全保障を確実する第二の方法は国が分断されようが、正式な休戦協定が未締結だろうが、バイデン大統領が「ウクライナを今直ぐNATOに加盟させるべきだ」と発言することだ。これは加盟への不可逆的な道に関する曖昧な発言を超えるものになるだろうが議論を呼ぶはずだ。なぜなら加盟国は第5条によって何れかの国が攻撃を受けた場合、互いに支援し合うことを義務付けられているからで、第5条適用の部分に関しては西ドイツやノルウェーの例を参考にすることが出来る”
“どちらにしてもウクライナのNATO加盟にはリスクが伴い、ロシアが再び侵攻すれば米国は恐ろしいジレンマに直面する可能性がある。ウクライナを支援して核保有国との戦争リスクを冒すか、支援を拒否して世界中の同盟関係を弱体化させるかで、ウクライナを見捨てれば米国との同盟関係も全て弱体化するだろう。これが中国、イラン、北朝鮮がロシアを支持する理由の1つだ。プーチン大統領は西側諸国こそが真の敵だと考えているのは明らかで、ウクライナが敗北さえすれば平和が訪れると考えるのも誤りだ”
“プーチン大統領がロシア語を話すウクライナ人をパルチザンに仕立てて戦争に利用したように、西側諸国に裏切られたと感じたウクライナ人をNATOとの戦いに利用するかもしれない。そうなればウクライナの敗北は平和ではなく危険な隣国の誕生に繋がるだけで、実際にウクライナでも汚職と国家主義が台頭しつつある”
“西側諸国は長い間「目標や必要な武器はウクライナが決める」と見せかけてきたが、支援レベルが不明なままではゼレンスキー大統領も明確な勝利を定義することができない。もし確実なNATO加盟を提供できれば勝利の再定義に役立ち、正確で信頼できる勝利目標はロシアを抑止し、NATOはウクライナ防衛産業界の刷新から利益を得ることもできる。新たな勝利計画にはゼレンスキー大統領と欧米諸国の指導者に多くのことが求められるものの、これを躊躇すればウクライナの敗北を招くだけで、そうなれば最悪の結果に陥るだろう”
要するに「ゼレンスキー大統領が『全領土を取り戻せる』と主張すればするほど目標と現実とのギャップが大きくなり、これが不信感を招いてウクライナから支援国を遠ざけ社会の分裂を大きくしている」という意味で、チェコのパベル大統領も「ウクライナは設定する目標と得られる支援について現実的になる必要がある」と指摘したが、Economistも「全領土の奪還という勝利条件下では戦争に負けると認め、独立や民主主義体制の維持に勝利条件を変更すべきだ」と言っているのだ。
この現実をゼレンスキー大統領に受け入れさせるためには「もっと踏み込んだNATO加盟の確約」や「再侵攻を防ぐ強力な安全保障の提供」が必要で、Economistは「問題を放置してロシアに敗北したウクライナ人が『西側諸国に裏切られた』と感じればNATOにとって極めて危険な隣国になる」と指摘している点が中々興味深い。
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※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine
「勝負や!今度のテストで100点採ったらワイの勝ちや!」
↓
(アカン、60点しか採れんかもしれん)
↓
「半分以上ならワイの勝ちや!」
↓
勝 利
……という文章的だけの言葉遊びならゴールポストずらしで勝っても良いでしょうけど
現実問題として領土を取られれば取られるほど国家人口的にも生産的にも緩衝地帯的な軍事意味でも追い込まれます
そんな状況を民主主義だけ守れれば「勝ち」と言うのは首を傾げます
極端に言って国土と人口の過半数を取られても政府が残ればそれは「勝ち」なのか?違うでしょう
ゼレンスキー大統領と支援国に必要なものは戦争に負けていると認める勇気
これは勿論ですが現状況だけ見ても、言葉遊び的な「勝ち」を求める段階ではなく実利的な「良い負け方」を求める時期だと思います
その“良い負け方”の結果が民主主義の維持だったり、NATO加盟だったり、ということではないでしょうか?
上記の結果が選べれば、『戦場では負けたが政治では勝った』と言い張れる根拠にはなると思います。
実際の戦争ではボロ負けも良いところですが…
要は“戦争では負けたが、政治的な体裁(面子とも言う)では負けなかった”って形にしないと、ウクライナ指導部も、支援した国々の指導部も、国民に言い訳が立たないのでしょう。
ウクライナのNATO加盟撤回しなかったから始まった戦争がウクライナがNATO加盟で終了するはずないでしょう。
ウクライナが2度とロシアに楯突かないレベルにさらなる攻勢で弱体化されるでしょうね。
日本は、「国体護持」と言ってました。無条件降伏ですけど。
ロシアは、「ウクライナの非武装化・中立化、ネオナチ勢力の根絶」を掲げているので。
ウクライナの「勝利の再定義」で、ロシアに妥協するけど現政権は存続させNATO加盟を実現させる、などというのは、矛盾しています。
それではロシアに妥協したことにならない。
ロシアは絶対に受け入れないでしょう。そんな条件で講和なんかするか、と。
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ロシア人にならずに済んだので勝利、それでウクライナ人が納得できるならそれでいい。
自分らが勝ったのか負けたのか、何を守れたのか?
膨大な戦死者を出したウクライナ人自身が決めるべき事。
マイダン革命ではCIAの介入があったとは言えロシアを戦争に踏み切らせるぐらい煽ったのはウクライナ人が選んだ道、ならばその終わらせ方もウクライナ人が選べと言うことかね
開戦時のプーチン論文を忘れている人も多いだろうが、ロシアとウクライナの歴史的文化的一体性を強く主張して、西側にそそのかされた「ファシスト」政権を打倒してウクライナを「取り戻す」のが、一貫したロシアの「勝利条件」。
これを阻止するのがウクライナの「勝利」なのだろうが、問題はどれだけ人命と領土が犠牲になるか。
今更「フィンランド型」の解決は難しいだろうが、これだけゼレンスキーがヘイトを集めれば、リュッティ大統領のように詰め腹を切るのも一つの交渉材料になるかもしれない。(クルスクの片隅を占領するよりは)
>もっと踏み込んだNATO加盟の確約
西ウクライナと東ウクライナで分離して西ウクライナだけNATO加盟とかでないと、そもそもロシアも現NATO加盟国も承諾しないんじゃないですかね。
でしょうね。そもそもこの紛争や対立が何を切っ掛けで燃え上がったのかを考えたら「もっと踏み込んだNATO加盟の確約」なんて火に油を注ぐだけでしかないと思うのですよ
NATO加盟国にしても「え、俺達も戦争しなきゃいけないの?」って感じになるでしょうし、ウクライナを防壁にしようとしていたのが本末転倒になってしまいます
結局のところ、ロシアとの対話をしないで、ウクライナと欧米だけで話を進める事自体がロシアの態度を硬化させると気付いていないんでしょう。民主党のソ連、ロシア嫌いは昔からですが、中東方面への影響力の弱体化を見ても、今のアメリカ民主党の外交能力は歴代でも最低クラスかもしれません。まあ、栄枯盛衰は世の常なので単にアメリカの順番が来ただけなのかもしれませんが、
終戦の落し所としてウクライナの東西分離はありそうだと思いました。しかし、現在の戦況の延長での敗戦交渉では、西ウクライナ(仮)のNATO加盟はかなり難しいのでは?
それどころか、大戦後のベルリンみたいにキーウを露と西側で共同統治する位の停戦案でないと、露は納得しないと予想されます。少なくない人的損失を受け、NATOに対抗出来るレベルの軍拡を確信しての勝利でしょうから。
対露を考えるならドイツフランスイギリスがガタガタなのが1番マズイ要因なのでは?
人口動態から考えて東アジアと欧米の国家で現在の社会インフラを維持できる国がほとんど無い。そんな状態だからどこの国も戦争に費やす余剰を産めない。ここで次代の覇者のように名が上がる世界の工場だった中国が現在日本以下の出生率であることを考えると歪な世の中だと思う。
こんなデフレ環境でロシアや中国が覇権争いが可能なんだろうか。
対露を考えるならドイツフランスイギリスがガタガタなのが1番マズイ要因なのでは?
人口動態から考えて東アジアと欧米の国家で現在の社会インフラを維持できる国がほとんど無い。そんな状態だからどこの国も戦争に費やす余剰を産めない。ここで次代の覇者のように名が上がる世界の工場だった中国が現在日本以下の出生率であることを考えると歪な世の中だと思う。
こんなデフレ環境でロシアや中国が覇権争いが可能なんだろうか。
>実際にウクライナでも汚職と国家主義が台頭しつつある
まるでそれらが開戦前には存在しなかったかのような…
なんかまだまだ寝ぼけた筆者のようですね。他にも、
>この戦争で最も重要なものは民主主義体制の維持
一応ロシアも民主主義体制ですし、2014年以前もウクライナは民主主義体制だったのでは?政体を争っている訳ではないのだが・・・。
>ウクライナを今直ぐNATOに加盟させるべきだ
それが戦争の原因なので、それを言ったらウクライナ全土占領するまで戦うしか無いですね・・・。
>ウクライナの敗北は平和ではなく危険な隣国の誕生に繋がる
そもそもウクライナはガスパイプラインを政治利用する鼻つまみ者国家だったような・・・。
まずEconimist筆者に現実から目をそらさない勇気が必要ですね。
正に正に
ここで言う民主主義体制とはアメリカにとって都合の良い民主主義体制なのでそれ以外はノーカウントなのでは
反米の民主主義政権は悪だし親米の独裁政権は正義だからね
ウクライナが敗北した場合に極めて危険な隣国になるだけの国力や可能性が残るかというと。
あまり寝返りの危険性主張すると保全占領の意思があるのかなと穿った見方をしてしまいすね
ただでさえリヴィウとかは火種があるのに
恐ろしい事に戦場を経験済みの兵士又は元兵士と大量の紛失扱いの兵器に荒廃したインフラと経済が残るので、非正規戦実行能力、装備、精神的経済的理由が揃った人員が多数生まれる余地があるんですよね。
こうなると何処に転ぶか分からないのでかなり危険です。
言い方は悪いですが、それは21年以前のように比較的平穏な欧州の政治・経済には喜ばしくない政情不安かつ合理性の欠けた隣国が一つ生まれるというだけであって、純軍事的にはNATOの深刻な脅威とはなり得ないでしょう。
純軍事的には、というだけであり。
非対称戦でのウクライナの能力は抜きん出ていますよ。
すでにアフリカ各国で活動してますし潜入・暗殺・爆破工作、ドローンを使ったテロ攻撃。そして世界各国に難民という形でウクライナ人が合法的に入り込んでコミュニティを形成してますから、特に西側諸国では作戦の後方支援組織づくりも容易です。
これから20年にわたり、「ウクライナ系」はあらゆる工作作戦の主力になることでしょう。
大規模な正規戦を行うだけの国力も残っていないテロ支援国家が誕生するだけで深刻な脅威というのは過ぎた評価だと思います。
政治的・メディア的な大事件は起こせても、国家の興亡にはなんら関係の無い存在でしょう。
米国やロシアがアジアや中東の局地戦で失敗をしたら勢力の後退を通り越して本国が傾くと言っているようなものでは。
民間人からすればテロの方が脅威だと思いますが?
戦争なんて所詮相手政権または国家さえ屈服させれば終結しますが、テロとなればその人種または思想を持つ人間全て根絶しないとテロの脅威は残り続けます。ISISやアルカイダが良い例じゃないですか。
いくら何でも現状で戦況の優勢と短期間での全土奪還を主張し続けるのは無理があるんですよね
私はゼレンスキーがプレゼンの上手い人間だと思っていたのですが最初期の軍事的なラッキーパンチの勢いに乗っていただけだと最近確信しています
ゼレンスキーが負け方を選ぶことが出来る立場ならとっくに選んでいるでしょう。
でも、ウクライナは今となってはハッキリわかりますがロシアなどとは比較にならないレベルの脅威の汚職大国です。というか、ロシアがウクライナ以上に汚職大国なら厳しい経済制裁でとっくに破綻しているので、ロシアの汚職はたいした事無いか、国家運営に問題が起きるようなものではなかったと証明されたわけですけども。
ゼレンスキーが完全勝利に拘るのはそれ以外だと自分や仲間に対しての追求が来るからでしょう。ただの停戦ですらゼレンスキーは受け入れられないはずです。選挙もすぐやる事になるでしょうし。
やらかし疑惑としてはわかりやすいものではダム破壊があります。もしも本当にロシアがやった事なら何時までもゼレンスキーも西側メディアも擦り続けるはずの大事ですが、今は見事なくらいに全く触ろうとしない。それを踏まえた上で、あの時はロシア支配地域にいたウクライナ市民とロシア兵に被害が出ていますから再調査をしようと申し出があるはずです。ゼレンスキーが受け入れられるわけもありませんが。
つまり、停戦にさえしてしまえば、ロシアはプロパガンダ()によらずともウクライナ自身はともかく(健全化に繋がるかもなので)ゼレンスキー政権と彼の信用をズタズタに引き裂けるのです。別に難しいことでは無いし、死傷したロシアの兵隊のためにも色々と物事を明らかにする責任がプーチンにはあるのです。
という事で、エコノミストのお勧めは「ゼレンスキーが真っ白かそれに近い」のが前提です。
そうで無ければ戦い続けるしかありません。そして戦い続けることになるでしょう。
正規戦を続行する能力が尽きるまで。
さっさとアメリカが腹を括れとしか言いようがない
越境攻撃を許可したところで占領地からロシア軍を追い出すのはまあ無理だろうけど、確実に侵攻を遅らせるあるいは止めることの出来る可能性は十分にある
ウクライナ関係なく日本を含めた東アジアの同盟国は、将来中国がその気になった時に同じことをされるんじゃないかと不信感を抱いてるぞ
米国が腹を括る可能性は無いです。
ウクライナが問題ではなく、中東のヤクザ国家が問題なのです。
プーチンは以前に「西側諸国が自分達の兵器を使ってロシア領内に攻撃を許すならば、自分達も米国の同盟国と敵対している勢力に兵器を提供する権利を有する」と言いました。
米国の同盟国とはどこでしょうか。
今はまだ優勢に見えるその同盟国が何時までもドローンやミサイルを迎撃し続けることが出来るでしょうか。
そして、中東諸国が(これは思ったよりもあいつら脆いのでは?)と気がついてしまったらどうなるか。その時は「因果応報」となるでしょうし、多くの国がロシアの兵器提供を許すでしょうね。
だから逆に言えば「腹を括ってもいい」のです。
俺もそれがお勧めです。
>確実に侵攻を遅らせるあるいは止めることの出来る可能性は十分にある
何ヶ月分、遅らせられるあるいは止められるんですかね?
遅らせた後、どういう結末を迎えるんですかね?
遅らせるあいだ、ウクライナの兵員含めた国力消耗はゼロに出来るんですかね?
着地点無く、ダラダラと惰性で支援続けるとか、超ムダじゃないですか?
そんな着地点もない無駄な出費、支援国の国民が、政権への投票という形で許してくれるの?
ウクライナ軍がNATO兵器で元からロシア領土だった場所を攻撃したら、ロシアは「NATOが参戦した」とみなしてNATOに報復します。
第三次大戦になります。
NATO諸国の国民の多くは、参戦に反対でしょう。もちろんアメリカも。
アメリカの植民地になることを選択した我々日本人としても、改めて考えさせられる展開だと思う。奴隷の平和か、戦っての破滅か・・・。有史以来、そして恐らく今後の人類社会でも突きつけられる究極の二択。いやはや・・・
拉致被害者も北方領土ももう帰ってこないと認めて先に進む勇気と言われて決断できる政治家がいらっしゃるかと
日本に置き換えて考えてみると、まあ難しいのは分かる
まあ結局のところ、、、欧米NATOがロシアに決定的に「敗北」
したのをどう取り繕うか?で右往左往してるようにしか見えない
NATOは膨大な軍事支援をすれば、ロシアがビビって「停戦」を
言ってくるかと思いきや「NATOとの戦時体制」に移行して
「あれ?こんなはずじゃなかった、どうしよう」が本音でしょうな
ウクライナにNATO兵器を送れば、ロシア軍をノーペナルティで削れるボーナスステージかと思いきや、
いつの間にかロシア軍が、NATOの兵器在庫と補給品を吸い込んでガリガリ削って減らしまくっているという現実。
ギャンブルやソシャゲのガチャでありがちな「ここまで費やしたら勝つまで退けない」に陥ってる
もうウクライナだけじゃなくて、NATOも「どうやって最小限のダメージに抑えるか」を考えなくてはならない時期だな
負けを認めて方針を転換したところで、ロシアからしたら「相手は弱っているからもう一押しで全土を占領できる!」とさらに勢いが増す可能性すらあり得るので、どうにもならないまま、威勢の良いことを言うしかできることがないのでは。
このまま戦い続ける→ロシア国内で政治的、経済的に大きな動きがない限りは、ウクライナの国が崩壊するまで戦闘が続く、クルスク占領のように自分たちの存在意義(ロシアに対する人柱)を証明すれば支援が続く可能性がある
方針を転換する→ロシアとしえんひていは
方針を転換する→ロシアと支援否定派が勢いづいて一気に崩壊する可能性
いずれにせよ絶望的だけれども、可能性の低いワンちゃんに賭けるしかない的な
だから予備含めて戦力があるうちに交渉をするんですよね。クルスク侵攻前の交渉がそれを見込んだものかと。
まぁ、何度もやってるように見せかけ交渉で騙して侵攻しましたが。駄目すぎますね。
もう一回ぐらいはチャンスがあると思うので流石に次は席についてほしいところ。
支配地域の面積の増減は一目でわかるので、それを基にウ軍が劣勢と多くの人が思うわけです。 しかし、露軍が地上戦で使用している兵器の旧式化の進行を見れば、露軍の内情もかなり大変なことはわかります。 正確な情報がわからないですから、どちらが先に力が尽きるかは、まだわからないと思いますけどね?
あとは NATO 諸国が今後どう動くかの問題でしょうね。
>正確な情報がわからないですから、どちらが先に力が尽きるかは、まだわからないと思いますけどね?
一般人はそれでよくとも、自国の税金で膨大な金額を支援するかを決定する立場にいる人達は“分からない”じゃ困りますし、決断するに足る情報がないなら、ダラダラとお茶を濁しながら結論を先送りにするしか出来なくなります。そして、そうなればウクライナは負けます。
ウクライナの兵隊は、壮健で屈強な青年男性が激減し、中高年男性と女性で代替しています。片手や片足を失くした戦傷者まで戦線に復帰させたりも。
だから、ウクライナの方が先に力尽きます。
兵器の旧式などは戦力の一要素に過ぎす各要素を挙げていけばきりがないので、総合力の評価として支配面積を拡大しているかどうかに注目しているのだと思うのですが。兵器の旧式化だけで語れるほど戦争は簡単ではないでしょう。
それに、兵器の旧式化は以前から言われていますが、だからといってウクライナに有利に傾きましたか?
見たいところだけ見て有利不利を語っても仕方ないと思いますが。
あと、NATO諸国はもう今以上の変化はないでしょう。NATOと言っても結局アメリカがどうするか次第ですが、核戦争のリスクを背負ってまで米国が今まで以上に強力に関与することはまずないかと思います。
今はどう停戦するかの検討をすべき段階だと思います。
まだ分からないと粘って何千人と人を死なせて何になると思います。周りで見ている人を楽しませるために生死をかけているわけではないですよ?
何処も押されているのに逆転の目があるとおっしゃりたいのかな。クルスクを見てもそれを言えるのって逆にすごいですね。
この頃の記事を見ると、リークされた勝利計画がそれほど低評価だったということが伺えます
まあクルスクと関連してどんな深謀遠慮の策があるのかと期待していたらただウィッシュリストを出してきただけなのであればこうもなりましょうね
暴走して兵器を無駄遣いした挙げ句さらなるおかわりを要求されればそりゃ冷ややかな反応が返ってきますよ
負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じ抜く事
駄目になりそうな時 それが一番大事
「それが一番大事」→「それを一番やっちゃ駄目」定期
欧米は、最初からウクライナを勝たせるための支援はしてこなかったし、ウクライナはウクライナで見込みのない勝利を妄信して引けなくなってしまっているように感じる
とりあえず、軍需産業が潤ったから、欧米としては満足なんかね?
いえ、軍需産業が潤うだけでは片手落ちで、軍備増強に繋がらなければ税金の無駄にしかなりません。
ロシア軍は2年半前に比べ、大規模なアップデートを何度も行い、100万人体制から150万人体制にまで変容しました。戦争継続能力も、兵隊の練度も比較になりません。
対して、欧米諸国の軍隊はアメリカ軍も含め、2年半前と大きく変化していません。軍需産業への発注金額と軍事予算のGDP比が多少上がっただけで、徴兵制や軍隊の総数などの根本的な改革は何処も進んでいません。
ウクライナにとって、ウクライナ戦争は自国の内政・外交問題のため、最優先なのは理解できます。
外国にとっては、自国の内政がまずは最優先になりますが、ウクライナは外交問題外国の話しだけなんですよね。
ゼレンスキー大統領は、そこから考え直した方がいいかもしれませんね。
ヨーロッパ各国で、親ウクライナの政治家の力が、ドンドン力を弱めるトレンドになっているからです。
民主主義体制云々やNATO加盟の実現性はさておき、ゼレンスキーに「現実的」な停戦をするための政治的資本があるのか疑問。
敗北の受け入れや敵との握手を国民が納得するのは、その決定を下す指導者自身が圧倒的な権威性・カリスマを保持している場合、あるいは軍人出身で実際の戦場に身を置いていた経験がある場合。
日本の場合は現人神の昭和天皇だから可能だったし、フランスのアルジェリア撤退は対独戦争の英雄ド・ゴールだから可能だった。そのド・ゴールですらフランス人に暗殺されかけたし、第三次中東戦争を勝利に導いたイスラエル軍参謀総長だったラビンはパレスチナ問題を現実的に解決しようとアラファトと握手したら実際にイスラエル人に暗殺されてしまった。
戦場経験のない元コメディアンが戦火を広げるだけ広げておいて、実質的には敗北に等しい「現実的な停戦」に踏み切ることをウクライナ国民は受け入れるのだろうか。
もし2022年中であれば、開戦当初の振る舞いによって身にまとったカリスマ性で国民を納得させることができたのではないかと思うが。
NATOの危機感で最大の所は敗戦ウクライナがロシア側に強制動員されて西側報復で軍事行動に出る場合だとは思う。NATOと直接交戦するにも仮称東ウクライナを使うのはロシアからしたら願ったりかなったりでしょ。
ウクライナが敗北して西側とロシアが友好化するとかありやしない。ロシアは手に入ったウクライナ尖兵を使って必ず西側に報復するはず。
そう考えるとウクライナ人を使ってウクライナからロシアを追い出す以上にNATOが得な手段も見つからない。ロシアが戦前状態に撤兵する気も無いならウクライナが勝つしか選択肢は無い。ロシアを妥協させる為の継戦に何故異論が出るのか。
現実問題として「勝てない」からです
負けられない戦いで必ず勝てるなら、歴史の教科書は少年漫画のようになっているでしょう
フィンランド化は対ソ戦における一種の勝ちでは無かったのかを思い出して見ては?
>ロシアは手に入ったウクライナ尖兵を使って必ず西側に報復するはず
このよく分からないお考えはどこから出てくるんですかね
前世紀のスターリン独裁の時代の思考では?「必ず」とは?
>ロシアが戦前状態に撤兵する気も無いならウクライナが勝つしか
選択肢は無い。ロシアを妥協させる為の継戦に何故異論が出るのか。
ウクライナが勝つ見込みはもはやないですな
あなたはウクライナ国民総玉砕をご希望なのですかね
最近思うのは、我が国は未だに前世紀の冷戦思考を引きずっている
方が多いんだな、、、ということですね
よく分かりませんがロシアはチェチェンでもシリアでも敵方の支援国(支援家)に対し報復を繰り返しましたがあれは冷戦時の話なのでしょうか?
そもそもロシアに冷戦後などという物は無くあるのは連邦解体後です。また連中の教義は独ソ戦時代と変わらん部分がいかに多いかを鑑みるにウクライナ戦は独ソ戦に同じです。
かつての絶滅戦争ではないものの占領後は思想調査と思想教育をこの時代にやる。そして占領地で尖兵を入手する。100年前から変わらんロシア人に冷戦後がどうのこうの、一体何の意味が?
>“西側諸国は長い間「目標や必要な武器はウクライナが決める」と見せかけてきたが、支援レベルが不明なままではゼレンスキー大統領も明確な勝利を定義することができない。
私の思っている事が言語化されていてスッキリしました
ゼレンスキー大統領には「自分では何も動かせない車」に国民や国土の運命を預けたことの責任はあります
しかしながら、結局一度走り出してしまった以上、その車の行き先についてゼレンスキー大統領を糾弾するのは不適切かなと感じます
この戦争をどう進めるかの明確なビジョンを決める責任はバイデン大統領を始めとした西側首脳にこそ存在します
そりゃゼレンスキー大統領の勝利計画が「ほしい物リスト」になるのは当然ですよ
何も決める立場にないんですから
まあつまるところ、片方は西側首脳とゼレンスキーが責任を押し付けあい、互いを苦戦の要因だと非難もしている。
片方は独裁体制故に、プーチン個人が全責任を負う体制になっており、戦後の明確なビジョンも、戦略の最終決定権も全てロシア大統領のみが持っている。“責任の在処の差”が明確に出ています。
欧米はこの形態の紛争を望んでいなかった。風呂敷を広げたのはゼレンスキー。できない事を出来るふりして物乞いに来られても困る。現時点では欧米は勝利ではなく停戦凍結あたりを見ているので基本渡すものだけで十分と考えている。
手仕舞いですね。損切りできずに博打打ち続けたツケを返さざるを得ないように見えます。一向に博打当たりませんでしたし。売り抜けるタイミング、この2年に何度もあったんですけどね、、。さて、次はヒズボラ。
現状、全土奪還の目標に無理があること自体は間違いないんだけど、ウクライナが今の戦線を維持と即時停戦を表明すればロシアが歩みを止めるわけではないし、西側からの支援が爆増するとも考えられず、本当にそれが問題なんだろうかという疑問が大いにある。
記事にあるような西側の「もっと踏み込んだNATO加盟の確約」や「再侵攻を防ぐ強力な安全保障の提供」は同感。今はウクライナがどうしたいのかではなく、西側がウクライナをどうしたいのかが問われてると思う。
民主主義こそ一番の足枷って発覚したな。特に国民のレベルが低いとそれが顕著に現れる。日本もそろそろ見直しする時期が来たのではないだろうか?正直ここまで民主主義が下手くそな国は見たことがないし元々合ってなかったんだろう
一部では最も成功した社会主義国とか言われていましたからね。お上が上手く回すのが一番だと思いますよ。
今の人類には民主主義は荷が重い。哲人政治を目指さなくては。
軍事の非専門家が、横車で戦争指揮しても成功するはずないでしょうね。
ウクライナは政権交代しないと、停戦できないんじゃないですか?
南ベトナムのように権力闘争が起きるのか、アフガニスタンのように崩壊して亡命するのか