ドイツ空軍総監のインゴ・ゲアハルツ中将は2022年に航空戦力をインド太平洋地域に配備して「同地域のパートナー国にドイツの存在を示す」と明かした。
参考:As Europe looks to the Indo-Pacific, so does the Luftwaffe
恒久的な駐留ではないと言いながらも「1年後に本国へ引き上げるという訳でもない」と相当含みをもたせている
ドイツがEUの議長国を務めていた2020年後半にEUとASEANは両地域の関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意、今年9月にEUは初めてインド太平洋戦略を発表するなどアジア地域への関与と関心を深化させており、特に欧州の中でもフランス、ドイツ、オランダの3ヶ国は独自のインド太平洋戦略を発表している。
#岸防衛大臣 は、ツォルン総監、シェーンバッハ海軍総監らとともに、ドイツ海軍フリゲート艦#バイエルン を視察しました。今年は、日独交流160周年を迎える節目の年であり、今回の日本寄港は、インド太平洋地域への関与を強化するドイツと日本の防衛協力の更なる発展の証です。🇯🇵🇩🇪 pic.twitter.com/17xkuTlRpC
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) November 5, 2021
今回の話の主人公であるドイツは官軍のフリゲート艦「バイエルン」をアジア地域に派遣中(現在日本に寄港中)だが、ドイツ空軍総監のインゴ・ゲアハルツ中将は2022年に航空戦力をインド太平洋地域に配備して「同地域のパートナー国にドイツの存在を示す」と明かした。
ドイツ空軍は2022年9月に予定されているオーストラリア主催の大規模演習「ピッチ・ブラック」にタイフーン×6機、A330MRTT×3機、A400M×3機を派遣する予定だが、この派遣した戦力を演習後もオーストラリアに駐留させてシンガポールや日本との個別演習も実施したいとゲアハルツ中将は語っており、つまりピッチ・ブラック参加の為だけの派遣ではなく一定期間現地に留まりインド太平洋地域におけるドイツの軍事的プレゼンスを強化するという意味だ。
ただしオーストラリアに駐留する拠点や駐留期間などはまだ流動的で「準備はこれから」といった雰囲気だが、ゲアハルツ中将の話だと当面の駐留期間は1年程度を想定しており「恒久的な駐留ではない」と言いながらも「1年後に本国へ引き上げるという訳でもない」と相当含みをもたせているため中々興味深い。
もし中国本土や南シナ海から適度に離れているオーストラリアがインド太平洋戦略を打ち出してきた欧州諸国(英仏独など)の受け入れ先に浮上すれば、中国にとっては厄介な存在になるため今後の動向に注目が集まる。
※アイキャッチ画像の出典:Bundeswehr/Stefan Petersen
ドイツ空軍は一時稼働状態の戦闘機が一桁という悲惨な状態だったけど、インド太平洋地域に長期間配備できる機体を出せるほどの余裕があるぐらい回復できたのか
それな
今のドイツにそれなりの期間にわたって海外展開させるほど航空兵力に余裕なんてないよね
本国の空がお留守になってもかまんのかね
ロシアだってかなり活発になってきてるのに
EU拡大に伴って対ロシアの最前線も東に移動したから、大丈夫だって思ってるんだろうよ。
ただのアピールにしかならないでしょうね
水面下でドイツと中国は話をつけてそうな気がします
VWがCAFE規制を達成して罰金を回避するために、中国の自動車メーカーからCO2排出権をかき集めてるからね。
結局それでも達成できなくて罰金を払ってるけど。
それな。
唐突すぎて。
「仲介役」としてのプレゼンス、という意味にしか聞こえない。
中国に話をつけられる仲なら、バイエルンは上海にも寄港しているのでは。どうも、ドイツ側の片想いになっている気がする。
ずるずると、日米英豪仏側に引き込めそうですな。
やはり中国は西側諸国から嫌われているというわけですな。
中国はあれだけ民衆弾圧をしているのだから、嫌われて当然ですな。
バカな政権だ。
ドイツ連邦国防省の調査発表によると18年には可動率60%超えてる
つーか多分空自より余程高いぞこれ
可動率だけ言われても肝心の機体数がなければ意味は……
あと空自の戦闘機可動率は80%以上とかなり高いというか、余裕がない(戦闘や災害で数が減った時の予備機がほとんどない)状態だったと思う
空自の稼働率なんか発表された事無いぞ
最も予算優先度の高いF-15でも共食いまみれで相当稼働率悪化してる(元補給本部長尾上空将論文)という事しか漏れ出ていない
空自の稼働率が発表されたことが無いのなら
なぜ「空自より高い」と言えるのか不思議である
その元記事は東京新聞で清谷プロデュース。元空自隊員の個人ブログかなんかでも共食い整備の話をしてたから事実なんだろうけど、素直に信用できない組み合わせである
リンク
尾上氏の論文の日本初出は軍事研究だぞ
新聞の取材はその1年後位だ
例えばの話し、空自が必要と考える可動率は90%だが現状は80%しか達成できてない、てことなら悪化してるて証言になるわな。
数的根拠の示されない「悪化してる」という証言と独空軍の現在の可動率から、空自戦闘機の可動率が60%を下回るという結論は客観的には出ないでしょ。バイアスのかかった主観でなら出るだろうけど。
そもそも、空自の任務って空対空だけだったからね
空対空だけでいいなら、そりゃ稼働率高いのは当たり前
マルチロール化が進んで、戦闘機に任せられる任務量が増えたら、当然稼働率は下がる
空自がかつては9割だっていってたのは、戦闘機に掛かる任務量が少なかったっていう側面があった
ってか「関係筋の話」でしか、稼働率の話出来んよね。
稼働率なんて最たる軍事情報だし。
余程低けりゃ会計検査とかで指摘されるだろうけど。
その割には米独は公表してんだよな
どっかズレてるぜ日本
ドイツ空軍の飛行可能な戦闘機数が10機未満まで下がってからまだ十年もたっていないんだけど、今の飛行可能な機体数は何機ぐらいなんだろうか
10機しかなくて6機稼働中じゃ自慢にならんぞなw
親中ドイツが、アジア地域に何しに来るんだ、というところだが、
これは、ドイツ軍部がメルケル色を払しょくするための遠征なのだろうか?
ドイツと中国は今、悪化してるで。
単純な「親中」とか「親日」とか、そんなんありえないし。
こういうことやるから、「親中」と言われるんだろ
リンク
スレ画の翼端のポッドの(部品の)供給問題は解決できたのけ?
などなど、疑問がテンコ盛り
こういう話がでると言うことは
軍の予算関係は改善したのかな
予算はだいぶ改善されて(というか同盟国らから圧力かけられまくって)大幅な軍事予算削減前ぐらいかそれ以上にはなっていたはず
ただ一度数万人規模で削った将校ら人員や10機程度まで減らした戦闘機数や200台ちょっとまで減らした戦車数(島国の日本やイギリスより少ない)など軍事力が壊滅状態になってからまだ10年もたっていないからどこまで回復できたのかには疑問が残るけど
ドイツのことだからアジア太平洋地域(山東半島の青島市)とか言い出すかと思ったら豪州か。
フランスの件でも思ったけど、EUの主要国がアジア太平洋地域に戦力投射をするのは地域の民主国家への連帯の意思表明としては心強い反面、地球の裏側まで軍隊を連れてきて何を得たいのか?って疑問が湧くんだよなぁ。
EU離脱で多角的な交友関係を必要とし旧宗主国として中国問題に一定の関わりがあって太平洋まで進出できる海軍力を伝統的に維持してきた英国はわかるとして、フランスやドイツが中国問題に、それも軍事面で関与する必然性ってないと思うんだよ(
経済だけ見たら従来どおり政治と経済は別腹で中国の黒い部分黙認して通商してたほうが利益になる)。極端な話、中国が西太平洋を日本からオーストラリアまで列島線全域制圧しても西欧諸国の民主主義は影響うけないし。
強いて上げるなら勝ち馬に乗っとこうという根性か、あるいは米側について中国と対決するほうに多い利益を見出してるんだろうけど、それって彼ら先進国が最も忌み嫌う帝国主義的な行動規範な訳で、釈然としないんだよなぁ。瀬取り監視とかは日本が及ばない分助かってる訳だけど…
フランスは太平洋に広大なEEZあるしわかるけどなあ
そりゃ、揉め事あるところに商機有り、じゃないですかね。オーストラリアはこけたがフランスの潜在的顧客はまだあるだろうし、ドイツも冶金や大出力エンジン等で世界をリードしてるわけだから。
戦闘機のような完成品だけでなく、技術提供や開発支援を含めれば、当然日本だってターゲットだろうし、あるいは韓国にはすでにコミットしてそう。
中国との関係なんて距離が離れてるから、決着がつくまでは二枚舌で外交すりゃ良いんだから。
ドイツが金づるの中国に圧力を掛けるのか?
まあ、中国に配慮する形になるだろうがw
中国の領有権を認めるような発言をしているドイツさんはあまり信用できないんだよなぁ…
とりあえずこれから伸びていくアジアで存在感を保つのが狙いなのかな?
6機のタイフーンをオーストラリアによこして、ドイツ国内には何機飛べる機体が残るんだろか
ドイツは中国に頭が上がらんよ。
例えば、VWが燃費規制未達による罰金支払回避のために、中国の自動車メーカーからCO2排出権を譲渡してもらってるのは有名な話。
それでも結局は燃費規制未達で、罰金を支払ってるけど。
北米と欧州が年間500万台で市場で中国市場は1000万台市場だからそりゃね