POLITICO Europeanは今回のNATO首脳会議について「欧州の加盟国にとってトランプ大統領のご機嫌取りは最優先事項ではない」「トランプ大統領による同盟批判に驚いた者は誰もおらず、以前ほど深刻には受け止めていない」「トランプ大統領はまるでオオカミ少年のようだ」と報じている。
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少なくとも2030年までにはNATO全体の国防費において欧州は米国とほぼ対等になるだろう
トランプ大統領はNATO首脳会議の演説で対イラン作戦を支持しなかった欧州の加盟国を非難、特に対イラン作戦に関連して国内の基地使用を拒否し、昨年のNATO首脳会談で合意した総額5.0%(国防費3.5%+安全保障関連1.5%)のうち3.5%引き上げを拒否するスペインについて「スペインは見込みがない。我々はもはやスペインといかなる貿易取引も望んでいない。ついでに言えば関係も断ち切りたい。スペインはNATOにおいて極めて劣悪なパートナーである。彼らは活動に参加せず、負担金も支払っていない。スペインとは一切関わりたくない。訪問も含め、スペインとのすべての貿易・通商関係を遮断するのだ」と発言。

出典:NATO
さらに「米国にとってグリーンランドは極めて重要であるがデンマークにとっては重要ではない。事実、デンマークが1日足らずでナチスに蹂躙された際、ヒトラーがたった1日で彼らを打倒して占領したとき、彼らは我々にグリーンランドの保護を要請してきた。実際に我々はグリーンランドを手に入れたのに愚かにも返還してしまったのだ」と述べたが、NATO首脳会議終了後の会見では「今日を締めくくる言葉はただ一つ、それは団結だ」「今回の会合は素晴らしい会合だった」と述べ、総額5.0%を受け入れていない国についても「彼らはいずれ受け入れるという予感がある」と述べるに留めた。
POLITICO Europeanは今回のNATO首脳会議について「加盟国はトランプ大統領の強気な発言を冷静に受け止めた」「トランプ大統領から幾らかの称賛を引き出すことに成功したが、もはや加盟国にとってトランプ大統領のご機嫌取りは最優先事項ではない」と報じている。

出典:NATO
“欧州のNATO加盟国は首脳会議においてトランプ大統領の機嫌をとるため最善を尽くした。その努力の成果はまちまちであったが、何れにせよそれは彼らの最優先事項ではない。欧州諸国およびカナダはトランプ大統領に対する無条件の融和姿勢と恐怖から、より慎重なアプローチへと舵を切りつつある。幾度となく繰り返されるトランプ大統領の脅しに対処してきた経験が、彼らに交渉への自信を与えており、この傾向は自国の国防費増額によってさらに裏付けられている。その変化の核心は「我々が国防費を増やしているのは米国のためではなく、我々自身のためである」という姿勢だ”
“ルクセンブルクのベッテル外相は「私はトランプ大統領を喜ばせるためにここに来たわけではない」「私がここに来たのは純粋に抑止力へ焦点を当てた安全保障環境に対する責任を果たすためだ」と述べ、NATOの外交官も「トランプ大統領の言動に慌てふためくのはもううんざりだ」と述べた。トランプ大統領は国防費の支出が不十分だとみなす同盟国、対イラン作戦に協力しなかった国々に対していつものように非難を展開し、デンマークからグリーンランドを取得するという過去の持論を再び持ち出したが、加盟国が動揺することはなかった。ラトビアのような米国の強固な同盟国を含め各国首脳は次々とデンマークを支持して結束を固めた”

出典:NATO
“ベルギーのデウェーフェル首相も「イランの核兵器保有を阻止する軍事行動は正当化されるものの、作戦が周到に計画され適切に実行されたかどうかは別の問題だ。あまり順調には進んでいないように見受けられる」と述べて、米国の対イラン作戦を痛烈に批判した。火曜日に公表されたNATOの暫定データによると欧州とカナダは昨年の国防支出を20%引き上げており、2026年にはさらに11%増額する見通しである。これは米国を除く31の加盟国がNATO全体の国防費の43%を占めていることを意味し、トランプ大統領を刺激しないようはるかに慎重になっていた昨年と比較すると若干の変化がある”
“NATOの外交官は「トランプ大統領による同盟批判に驚いた者は誰もいなかった」「トランプ大統領の批判は引き続き真剣に受け止める必要はあるものの、人々は以前ほど深刻には受け止めなくなってきている」「トランプ大統領はまるでオオカミ少年のようだ」と述べ、王立防衛安全保障研究所(RUSI)のエド・アーノルド氏も「同盟国の国防支出増加によって米国の影響力は低下している」と指摘した”
De NAVO-top in Ankara zit erop. Mijn drie belangrijkste bevindingen na twee bijzonder intensieve dagen. 👇
Europees zelfrespect
Heerste er op de vorige NAVO-top nog angst voor de toorn van Trump, dan was daar dit jaar veel minder te merken. De Europese strijdkrachten zijn zich…
— Theo Francken (@FranckenTheo) July 8, 2026
“ベルギーのフランケン国防相はPOLITICOの取材に「欧州は5年から10年の間に通常兵器による自国防衛を自ら担えるようになるだろう」と述べ、SNSにも「前回のNATO首脳会議ではトランプ大統領の怒りに対する恐怖が存在していたが、今年はそれが目に見えて減っていた。欧州の軍事力は急速かつ強力に自己強化を進めている」「我々はトランプ大統領の機嫌をとるためにそうしているのでなく、取り戻した欧州の自尊心のためにそうしているのだ」「この大陸は我々の故郷なのだから」と投稿した”
トランプ大統領のNATO加盟国に対するトーンは非公開の場と公開の場で大きく異なっており、非公開の場は加盟国の首脳に対して穏やかな口調でポーランド、ドイツ、バルト三国の国防費増額を称賛し、一部の国の国防費が少なすぎると不満を述べたものの、スペインについては直接言及せず、グリーンランド問題についても沈黙を守っていた。
🔴 EN DIRECTO
El jefe del Ejecutivo, @sanchezcastejon, comparece ante los medios de comunicación tras la cumbre de la OTAN.#NATOsummit https://t.co/kJzLsHeLTi
— La Moncloa (@desdelamoncloa) July 8, 2026
スペインのディフェンスメディア=Infodefensaも「サンチェス首相は昨年の首脳会談で承認された能力要件達成(NATO加盟国の中で7番目の進捗率)に向けてスペインが前進していると表明し、この説明はトランプ大統領からも好意的に受け止められた」「サンチェス首相とトランプ大統領の会話も友好的なもので特に緊張感はなかった」と報じ、この話はドイツのメルツ首相の発言とも一致している。
ベルギーのフランケン国防相はSNSの中で「米国は今後数年間で欧州防衛のNATO任務(NATOが定める防衛能力要件)から徐々に撤退するだろう」と述べており、米国を除く加盟国は米国依存から自主的な欧州防衛へと移行することを受け入れ、それを支える国防費増額も軌道に乗りつつあるため、米国の軍事力を背景にした欧州への影響力は今後5年から10年の間に大きく低下するはずで、少なくとも2030年までにはNATO全体の国防費において欧州は米国とほぼ対等になるだろう。

出典:NATO
欧州は一部の軍事能力において米国依存からの脱却に時間がかかるかもしれないが、米国も欧州の防衛市場から米企業が締め出されることを望んでおらず、欧州と米国は互いに利用できる部分で関係を維持していく可能性が高く、現在のような一方的な態度も2030年代に入れは消滅するだろう。
ちなみにトランプ大統領はゼレンスキー大統領と会談中「我々は日本イスラム共和国(Islamic Republic of Japan)から111発のミサイル攻撃を受けた」と、さらに記者団に「プーチン大統領への質問はあるか?」と述べ、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領をいい間違えたことに気づくと「(プーチン大統領に)何か聞きたいことはあるか?私が彼にその質問をするので」と誤魔化した。
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※アイキャッチ画像の出典:NATO





















2030年とは、もうすぐですね。
トランプ大統領、朝令暮改といいますか、イラン停戦の破棄→やっぱり破棄しないの発言もあり。
どれくらい本気で、どこで変節して、これも交渉カードなのかさっぱり分からないなあと。
覇権国トップだからできるわけですが、中間選挙も間近ですし。
『日本イスラム共和国の国民』としては、なんか言ってるなあくらいで見守るくらいでしょうかね。
まあヨーロッパでアメリカの影響力が下がってもトランプ大統領は既に大統領ではありませんし、次の大統領はおそらく民主党から選出されるでしょうから共和党としても大して問題ではないという事でしょうね。
次の民主党大統領に
タダ乗りすることをあきらめない欧州
トランプ1期目の時から欧州は何を慌ててるんだと思ってた
結局1期目に言われた国防費増やせってのを実行していたら良かっただけの事なのに
日本なんかアレだぞ
既定路線のF-35追加発注や対米投資の発表で何でもない様に過ぎていったんだからな
いや国防費増やせよと思ったのが正直な感想
誰でも楽な道を選ぶ
増税して国防するなんて先送り
欧州や日本にとんでもなく親切な米大統領を祈願する
常備軍をもたないアイスランドを除くNATO加盟国31ヶ国、インド太平洋地域の主要同盟国(日本、オーストラリア、韓国、台湾、ニュージーランド)の中で、日本のGDPに占める国防費の割合(NATO基準で1.5%~1.6%)はニュージーランドの次に低く、ルッテ事務総長から直々に「NATOの中核的防衛支出の定義に合致しない」と指摘されたスロベニアの1.61%と同レベルで、上記36の中でGDPに占める国防費の割合が2.0%を下回っているのは日本、ニュージーランド、スロベニアの3ヶ国だけです。
高市首相は所信表明演説の中で「防衛費をGDP比2.0%への引き上げを2年前倒して今年度中に実現する」と表明、2025年度は当初予算と補正予算を合わせて約11兆円を支出して2.0%を達成したと主張し、小泉進次郎防衛相は4月17日「今月7日に成立した2026年度予算のうち防衛関連費(防衛費が約9兆円+公共インフラ整備や海上保安など安全保障に資する関連費用が約1.6兆円)がGDP比で1.9%になった」と発表しましたが、記者から「2026年度のGDP見通しを基準にした場合の数字も教えてほしい」と質問され「現在の安全保障関連文書が作成された基準年が2022年度のGDPなので、2022年度のGDPを基準として年間防衛費を比較するのが適切だが、仮に令和8年度の見通しGDPを用いて計算をすると1.5%になる」と述べ、日経新聞は「当初予算のGDP比をみると2026年度(1.9%)は2025年度(1.8%)より0.1ポイント上昇した格好だが、2026年度のGDP見通しである690兆円で計算すると1.5%だ」と報じています。
つまり2025年度の2.0%達成、2026年度の当初予算による1.9%という数字は2022年度のGDP=560兆円を基準したもので「支出を行う当該年の名目GDP(予測値)で計算し、その後にGDPの実績値が確定すると数字を修正・更新するというNATO基準で計算されたものではない」という意味になり、日本が欧州の国防支出の低さを馬鹿にできる立場にはないと思いますよ。
1年で名目GDPが3~4%伸びたスペイン、イギリス、日本あたりと、上昇率が1%以下の欧州主要国をGDP比だけで比較するのは流石にアンフェアじゃないっすかね
じゃあ何を基準にするんだと言われると難しいけど
「既定路線のF-35追加発注や対米投資の発表で何でもない様に過ぎていったんだからな
いや国防費増やせよと思ったのが正直な感想」
↑すまん
ここ全部日本への愚痴や
欧州も馬鹿にしてるし防衛費を碌に増やさなかった日本も馬鹿にしてる上に、この程度で満足しやがった第1期トランプも馬鹿にしてる
自尊心があるのなら、何故それに相応しい負担をせずにアメリカ主導の体制にタダ乗りして、利益を貪って来たんだ
それに幾らカネを掛けても、最前線で犠牲を払ってでも戦うメンタリティはほぼ消えてんなって
トランプおじさんに本音ぶつけられて、逆切れしているようにしか見えない
あと、疲労が溜まると言語機能っておかしくなってくるなって
自分も二日徹夜した時、言葉が混じったりコントロールが利かなくなった記憶がある
当のアメリカもそれを望んでいたからでしょ
欧州の対米経済依存はむしろ進んでる
対中赤字3000億ドルは
対米黒字3000億ドルでやっとバランス
アメリカ15%EU0%て不平等関税したのも
中国市場で敗北した欧州企業はアメリカでしか稼げない
デンマークもアメリカでボロ儲けしてるノボノルディスク追い出されたら終わり
安いロシアガス
ボロ儲け中国市場
タダ乗りNATO
全部終わりですよ欧州さん
>2030年までにはNATO全体の国防費において欧州は米国とほぼ対等になるだろう。
って事は4年後にケツを叩かれるのは日本になるのか…
トランプは支持層が強硬な物言いを望む層なんでしょうな
欧州も軍備増強で動き出したし、歩幅がズレてるスペインが目立つ以上、なんか言わないと駄目なんやろ
日本の場合はGDP比だと少ないけど、世界屈指の艦艇数を維持してるし、陸軍国と違って兵士を増やせば即戦力になるわけでもないから、そのあたりの事情説明はしっかりやってるんだろうな