一般的雑学

一般的雑学|新しい米大統領専用機“エアフォースワン”は、原子力空母1隻の建造費に匹敵する?

ロシアの“ロシースカヤ・ガゼータ”が、アメリカ合衆国大統領専用機“エアフォースワン”について興味深い記事を書いていました。

参考:Цена самолетов президента США сравнялась с авианосцем

新しい大統領専用機「VC-25B」の調達価格は、原子力空母1隻分の建造費と同じ

映画などでも度々登場して有名になった、アメリカ合衆国大統領専用機「VC-25」、コールサイン“エアフォースワン”と呼ばれる、空飛ぶホワイトハウス。

現在、運用中のVC-25(ボーイング747-200B)が老朽化したため現在、後継機(ボーイング747-8)への更新作業が進行中で、この新しい大統領専用機は「VC-25B」と呼ばれています。

出典:public domain アメリカ合衆国大統領専用機「VC-25」

後継機の候補には、「大陸間の飛行が可能な4発機」が条件で、ボーイング747-8とエアバスA380が候補に挙がりましたが、エアバスは、米国の大統領専用機のためにだけに、特別な機体を3機製造するのはコストが合わないとして辞退しました。そのためボーイング747-8が選ばれる事になります。

当初は3機導入する予定でしたが、最終的に現在と同じ2機体制(経済的な意味で)になるようです。

この2機のボーイング747-8をVC-25Bに改造し、運用状態まで持っていくのに掛かる総費用が、なんと53億ドル(約5800億円)!!!

出典:public domain ニミッツ級航空母艦の1番艦「ニミッツ」

これは、米海軍が運用している「ミニッツ級原子力空母」が1隻建造できる金額で、バージニア級原子力潜水艦なら2隻購入してもお釣りが・・・ 最新鋭のステルス戦闘機F-35Aなら約60機も購入できる金額!

この費用に含まれているのは、2機分のボーイング747-8購入費・VC-25Bへ改造費、さらに改造したVC-25Bの試験費用や、予備部品、訓練にかかる費用、新しい専用格納庫の建設費用が含まれるそうです。

お金掛け過ぎでしょ・・・ ボーイング747-8の価格は1機4億ドル前後。2機でも8億ドル程度なのに53億ドルって・・・

更に興味深いのは、53億ドルの巨費を投じても予算不足(節約のため?)のため、VC-25で装備されていた空中給油受油装置など、幾つかの重要な増備が失われると言っています。

捕捉:因み、米国には副大統領専用機“エアフォースツー”と呼ばれる、C-32(ボーイング757-200)も、6機保有しています。これも米国大統領が乗ればエアフォースワンになるんですけどね。

大統領専用機に興味がある方におすすめな動画があります。この動画を見れば、エアフォースワンの運用に、どれだけの手間が掛かっているのかよく分かります。

 

日本の政府専用機は「ジャパニーズ・エアフォースワン」

日本にも首相専用機という訳ではありませんが、政府専用機があって、この専用機のコールサインは“Japanese Air Force One”だそうです。

先日、4発機(ボーイング747-400)政府専用機が、双発機(ボーイング777-300ER)の新しい政府専用機に交代しました。この新しい政府専用機(ボーイング777-300ER)のお値段は約680億円、2機導入にかかった予算は約1360億円。

もちろん、この価格には政府専用機への改造費用が含まれています。

米国のエアフォースワン程ではないですが、十分高価ですね。

去年、進水した最新のイージス艦護衛艦「まや」が1680億円、ちょっと足りないか・・・ そうりゅう級潜水艦(約500億円~600億円)なら、2隻購入できます。

原子力空母1隻分というエアフォースワン(VC-25B)程の、パンチのある肩書が見つからない(笑)

そして、お役御免になった旧型政府専用機(ボーイング747-400)2機は、民間へ売却されます。

この旧型政府専用機に搭載されていた貴賓室(搭乗者の中で一番偉い人が休息をとる部屋)は取り外され、1つは航空自衛隊の浜松基地にある広報施設「エアーパーク」で常設展示される予定。

もう1機分の貴賓室は、展示を希望する施設を公募し決める予定。応募できるのは地方公共団体、学校教育法第一条に規定する学校、その他、防衛に関する施策の普及又は宣伝を行う者に限定されています。

個人的にですが、旧型政府専用機に比べ、新型政府専用機の塗装デザインの方がカッコいいと感じます。

流れるような赤色のラインが非常に綺麗。

 

新しく日の丸を背負って飛び立つ新型政府専用機(ボーイング777-300ER)の活躍を楽しみにしています。

 

※アイキャッチ画像の出典:米国空軍

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 3月 26日

    2機しか作りませんからね。
    核戦争が発生しても、電磁パルス、電磁波からの防護、チャフなどのミサイル防護、3週間でしたっけ?の食糧、手術室などなど
    開発、試験、評価費用で3,000億円ぐらい
    ちなみにP-8とかの開発費は倍以上の8,000億円ぐらい?
    ただし100機作るから ÷ 母数が多いから1機あたりに計上される開発、試験、評価費用はお安くなるけど、総額では遥かに多い。

    • 匿名
    • 2019年 3月 27日

    Japanese Air Force One
    ダセーなw
    独自の名前つけろよ

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