豪国営放送は10日「もがみ型護衛艦のやはぎがダーウィンに寄港して政府・防衛産業関係者に披露された」と報じ、豪シンクタンクも「今のところキャンベラでは日本が勝者に近いという噂が広がっているものの、まだ競争は混戦模様でドイツが勝利する可能性も否定できない」と指摘した。
参考:Japanese Mogami-class frigate docks in Darwin amid push for $10bn Australian defence contract
参考:令和7年度インド太平洋方面派遣(IPD25)
もしルーキー特有のハンデを覆して受注を獲得できれば「外交力による売り込みの成功」となるため日本の防衛装備品輸出において快挙
アルバニージー政権は海軍再編に関する分析結果を昨年2月に発表、この報告書は政府に「水上艦戦力を2倍に増やせ」と求めており、具体的にはハンター級フリゲートの取得数を9隻→6隻、アラフラ級哨戒艦の取得数を12隻から6隻に削減し、有人運用も可能な大型無人艦(6隻)と汎用フリゲート(11隻)を取得するよう勧告。
アンザック級フリゲートの後継艦を想定した汎用フリゲート取得は「Project Sea 3000」や「GPF Project」と呼ばれており、最終的候補に残ったのは日本が提案する令和6年度型護衛艦(以降はもがみ型改と表記)とドイツが提案するMEKO A-200で、ABC NEWSは今年1月「日本は入札に勝利するため自国よりもオーストラリアを優先すると誓った」「日本の提案を受け入れればオーストラリア海軍は海自よりも先にもがみ型改の1番艦を入手できる」と報じた。
さらに5月「ドイツも契約を獲得するため16ヶ国に輸出したMEKO A-200の実績を強調している」「国防省も豪海軍採用のSaab製戦闘システムを統合したMEKO A-200のオーストラリアバージョンを高く評価している」と、両者の強みについて「日本はもがみ型改が競合よりも高速でステルス性が高く、米軍との共同作戦に適していると言う」「ドイツはMEKO A-200が競合よりも信頼性と実績で上回り、アンザック級がコスト超過や計画遅延なしで完成し、建造についても豪産業界の関与は記録的なものだったと言う」と報じたが、ABC NEWSは「どちらが有利なのか」について特に言及していない。

出典:ThyssenKrupp
海上自衛隊は4月21日から米比主催多国間共同訓練、国際海洋防衛装備展示会、ランカウイ海事航空展示会、米豪主催多国間共同訓練、米尼軍等との実動訓練、米軍主催多国間共同訓練、英空母打撃群との共同訓練、日米印豪共同訓練、米軍主導のパシフィック・パートナーシップ2025に参加するため、護衛艦=やはぎ 、いせ、すずなみ、あけぼの、輸送艦=おおすみ、潜水艦、P-1を海外派遣しており、ABC NEWSは10日「もがみ型護衛艦のやはぎがダーウィンに寄港して政府・防衛産業関係者に披露された」「やはぎの艦長はもがみ型護衛艦とアンザック級の異なる点について『より新しい』とだけ述べた」と報じている。
因みにSEA3000の勝者はクリスマス前に決定され、来年の3月までに正式な契約を締結する予定で、ABC NEWSの取材に応じた豪シンクタンク=Strategic Analysis Australiaのヘリヤー氏は「今のところキャンベラでは日本が勝者に近いという噂が広がっているものの、まだ競争は混戦模様でドイツが勝利する可能性も否定できない」と指摘しているのが興味深い。

出典:海上自衛隊
“ドイツは海外建造の点で非常に良い成功実績を持っているが、それを同じことを日本は証明できていない。安全保障上の豪日関係が入札に影響を及ぼすかもしれないものの、政府もSEA3000における優先事項が戦略的関係なのか技術的ものなのかを明かしていない。確かに安全保障上の戦略的関係も重要だが、良いプラットホームを選択しなければならない。さらにオーストラリアでスケジュール通りに、予算内で建造できるプラットホームかどうかも確認する必要がある”
繰り返しになるが、ABC NEWSを含む豪メディアは「どちらが有利なのか」に言及しておらず、三菱重工業とTKMSも入札参加時に署名した契約によって「入札状況の詳細」を語ることが禁じられており、SEA3000の勝者は蓋を開けてみるまで予想もつかないが、豪シンクタンクの言及や豪メディアの報道から推測すれば「安全保障上の戦略的関係を重視するなら日本」「海外での建造実績やSaab製戦闘システムを統合したMEKO A-200の豪バージョン=4番艦~11番艦の設計案など技術面を重視するならドイツ」という評価になる。

出典:海上自衛隊
日本の提案は「安全保障上の戦略的関係」というドイツ案にない優位性があるものの、海外輸出のルーキーが必ず直面する「現地建造を含む輸出実績(さらに言えば異なるシステムとの統合技術や柔軟な設計変更による提案力も)」がネックで、こればっかりはどうにもならないため「他の要素」でマイナス評価をカバーするしかないだろう。
兎に角、大規模な防衛装備品の海外入札で最終候補に残っただけでも「次に繋がる実績」となり、もしルーキー特有のハンデを覆して受注を獲得できれば「外交力による売り込みの成功」となるため、日本の防衛装備品輸出において快挙と言ってもいいが、前回の潜水艦入札のように「選んでくれなかったオーストラリアを全否定して罵るようなこと」からは卒業すべきだ。
関連記事:豪フリゲート入札の勝者は年内決定、ドイツは実績と豪海軍仕様をアピール
関連記事:豪海軍のフリゲート調達、日本は自国よりオーストラリア優先を誓う
関連記事:海外メディア、武器輸出に消極的な日本政府がフリゲート艦の豪輸出に熱心
関連記事:もがみ型の豪輸出、戦略的・技術的パートナーシップが重視されれば日本有利
関連記事:防衛省、もがみ型が豪次期フリゲートに選ばれれば海外移転を認める
関連記事:豪海軍の汎用フリゲート調達、最終候補に生き残ったのはドイツと日本
関連記事:豪フリゲート調達、韓国は現代重工業とHanwha Oceaのワンチームが作れない
関連記事:豪州の汎用フリゲート調達、ドイツ、スペイン、日本、韓国に情報提供を要請
関連記事:日本も豪海軍のフリゲート調達に参戦、もがみ型ベースの艦艇開発を検討
関連記事:豪シンクタンク、もがみ型の取得で海軍再編が上手くいくかもしれない
関連記事:オーストラリア海軍の再編計画、汎用フリゲートの検討候補にもがみ型が浮上
関連記事:豪州が海軍の戦力構造を小型艦中心に変更か、ハンター級が削減の対象に
※アイキャッチ画像の出典:海上自衛隊
純軍事的には、明らかに改もがみ型なんだけどね。
妙な事に拘って失敗するのが、オーストラリアクオリティだからなあ。
原潜も何時手に入るか分からないし、パワープロジェクションから言えばキャンベラ級にF-35Bを載せた方が効果がある。
F-35Bを載せたいずもと改もがみ型を派遣して、ダーウィンの慰霊祭で展示飛行をして、大騒ぎにしたら面白い。
競合相手が既存のアンザック級を手掛けたドイツという時点でどうしても分の悪さはあります
最終候補にまで残して日本の顔を立てた上で、
最終的に既存艦との運用効率性を考えてドイツ案にしましたというのが一番イージーな落としどころだろうなと
これで日本が選ばれたら結構なサプライズだと思います
FFM1番艦を豪州に譲るという提案や、もがみ型を寄港させて見学してもらう等
ここまで日本に出来る範囲でのアピールはやってきたと思うので
最後までやれるだけのことをやるのみですね
ホバート級の追加生産じゃだめだったのか?
ホバート級のレーダーはSPY-1Dですよね?
SPY-1シリーズは生産完了しているので、追加生産は無理でしょう!
SPY-1はSPY-6へのバックフィット改修出来るんですから費用的な物を除けば別に問題は無いでしょう。サイズはRMAの組み合わせで幾らでも対応出来るしレーダーを理由にして無理だとは思えませんね。
SaabによるAusCMS統合が決まったことで、ドイツ艦がかなり有利になったのではないでしょうか。輸出するために他国の軍需産業と積極的に提携して戦闘システムを取り込む意思が現時点では全く見られなず、また兵器としても射程3000キロの滑空弾やレールガンといった切り札はもちろんまともなドローン対策すら現時点で装備されていない日本艦は選ばれにくいと思います。
外交的にも日本側こそがオーストラリアを同盟国として必要としてるわけであり、日本が選ばれなくても同盟関係にひびが入らないと考えると、武器輸出国=ケツモチであるNATOを取り込んだ方がオーストラリアはもちろん日本にとっても魅力的です。更に有事の際にも両国の造船所や開発企業は間違いなく攻撃されるわけで、中国から物理的にも政治的にも距離を置いた国で建造できるというのは大きなメリットだと思います。
それでも日豪両国とも外交関係を強化したいのなら、インドやインドネシアがあちこちの国から買ってるように4隻ぐらい日本で建造したのを使ってもらうのもありでしょう。いざとなれば返してもうためにも日本のお金で建造となりそうですが。
しかし潜水艦が選ばれなかったことでそんなにオーストラリアを罵っていたのは本当に日本人なのでしょうか…。
潜水艦の時は国民が核アレルギーだけど誰がどうみても原潜が欲しくてしょうがないオーストラリアが日本とドイツを選ぶわけがなく、入札不参加とはいえまだ原潜取得ための技術開発をかかさない韓国の方が可能性があったぐらいです。日本人がこんな事いってるよと翻訳して転載し海外で広めるために日々日本語で他国の悪口を書いてる輩がいる某掲示板の様に、日豪の関係悪化を喜ぶ連中が意図的にオーストラリア批判を書いているのかもしれませんよ。
しかし潜水艦が選ばれなかったことでそんなにオーストラリアを罵っていたのは本当に日本人なのでしょうか>自国や自分たちに不都合のある事は某隣国や大陸国のせい、そんな事言っていたのは本当に日本人か、のパターンももうやめにしませんか?
X、5ちゃん軍板、ニコニコ問わずだけど自称愛国者ってだいたいこのパターンです。
当時の潜水艦もだけど特定国が事故を起こしたら鬼の首を取ったかのように罵詈雑言をするくせに
自国がF-15やヘリ墜落になると陰謀論まで出してきて他国の連中ガーで毎回お祭り騒ぎ、とか見苦しいにも程がある。
だからその自称愛国者が本当に日本人かと問いかけているのですが理解できませんか。見苦しく振舞い外国からの敵意を煽る行為を外国人がやっている可能性も考慮すべきです。コロナ騒動以降特にその傾向が顕著になり、簡体字使いが日本人になりすましている、あるいは簡体字使いがなりすましてると思わせるためにどこかの誰かが簡体字を使ってなりすましてる、と疑ったらきりがないような状況です。過剰な批判をするなではなくて、過剰な批判をして得をする誰かがいる可能性があるという視点を広めていくべきだと思います。
以前より動画でこの話題は取り上げられ、オーストラリア側はほぼA200に決定したとされています。理由に関しては輸出に実績があるということですが、これはこのプロジェクトを失敗させたくない、スケジュール通りに獲得したいという点が主な要因でありカタログスペックに差があったとしても冒険はしたくなかったということだと思います。
中国艦隊が豪近郊で砲撃演習したばかりなので、国民的にそのインパクトが強ければ日本が有利でしょうし
産業界的には事業提携や利権分配で安心をとなるほどドイツが有利でしょう
この辺りの力関係は最終決定時の勢いもあるので政治的に微妙なところですが、個人的にですと中国艦隊の影響は最終決定に関与する程に相当強いのではと推測します
選んでくれたら資源とか小麦や肉類の輸入量増やすよって言ったら意外と通るのでは?
中国がレアアース規制してるからオーストラリアのレアアース開発手伝いますってなれば現地の雇用も増えるし
確か双日が現地の会社とレアアース開発してたはずなんで、脱中国の観点からもセットにして提案出来たら面白いですよね。
オフセットみたいなもんですかね
オーストラリアからはわーくにに必要な物を購入できるしいいと思います
既にこちらから提案しているかもしれませんね
>前回の潜水艦入札のように「選んでくれなかったオーストラリアを全否定して罵るようなこと」からは卒業すべきだ。
罵るのは良くないですが、オーストラリアのやり方もだいぶ問題ありましたけどね。
アボット元首相なんか今でもそうりゅう型にしとけば良かったって言うぐらい選定にあたって政治的な側面も大きかった。
日本に引き続いて約束を反故にされたフランスも相当怒ってましたし。
日本はぶっちゃけ油断&原潜への発展が無理という点があったので半ば諦めがつきますが、仏への対応は酷かったですね…
今回の契約がどうなっていくのかまだまだ分かりませんが、日本勢が勝利して順調にプログラムが進むことを願うばかりです
あんな行き当たりばったりな対応だと日本もフランスも怒って当然だと思いますがね
オーストラリア側にも何のメリットも無いし日本が苦言を言うぐらいしても良いと思いますよ
客だからとニコニコ何でも許してると次回もまた適当な対応されるのが国際社会ですし
アタック級潜水艦に関する豪州政府の対応は日本とフランスでは大きな差がありますよ。
キャンセル時期が、日本の場合は「日米豪の共同開発・建造は全て日本」という方向性で、三国間協議されていた段階。恐らく怒りより当惑のほうが大きかったのでは。
当該事業に係る協定等の締結以前であり、そうこうするうちに豪与党内で競争入札と国内建造を主張する勢力が主流になり、それを無視できなかったアボット首相も2015年に方針転換したが党首選に負け退陣し、ターンブル首相への交代となった次第です。
フランスの場合は契約を交わしていたわけですが、設計が遅々として進んでいないことがキャンセル理由になりました。マクロン大統領と仏政府には晴天の霹靂で激怒も止むを得ない部分があるかと。
アタック級は米製戦闘システムの搭載が大前提であったわけですが、米側がフランスへの技術開示を拒んだ可能性が高いと思います。その方針を米側から伝えられていたからこそ、違約金を払ってでも代案として提示されたAUKUSに乗ったのでは。
オーストラリアが心の底では格下と侮っている有色人種の日本から武器を輸入する心理的ハードルを考えると、最後は結局ドイツになると思う。
ところどころ強烈なナショナリズムを覗かせる時があるから、当たれば奇跡みたいな感じで見ている方がいいかもしれない。
「もがみ型改」がライバルに明らかに優位なのは、ダメコンの自動化等による運用要員の省人化だろうと思うんです。
豪州海軍は水上艦艇戦力を倍増しようとしてるわけで、「もがみ型改」では若干の増員はあるかもですが、60名で有事運用可能な「もがみ型」フリゲートは魅力的ではないかと。
現地生産の要求に絡む支援投資や技術移転の範囲等の実績が無い点は明らかな低評価になるはずですが、初のことですし官民一体で可能な限り対応するしかないでしょうね。
比較検討の上で最終的に選択するのは豪州政府なんで、受注を勝ち取るならばあらゆる角度からのアピールとアプローチが必要と思います。
記事内にある指摘事項の「ドイツは海外建造の点で非常に良い成功実績を持っているが、それを同じことを日本は証明できていない」が痛いんですよね
これまで国内の造船所でのみしか生産してないですし、海外への生産移転はしたこと無いですし
日本政府としてどこまでを許容するかの政治的駆け引きがありそうです
本件における豪州への技術移転の範囲に関しハードルはさほど高くないと思うんです。
第一に日豪は準同盟国という位置付けであり、防衛装備品・技術移転及び秘密情報の保護に関し協定を締結していること。
第二に豪州は「アンザック級後継フリゲート」の購入及び自国建造を豪海軍運用分に限り、海外に売り込む意図は無いこと。
対空能力を強化したハンター級を当初計画から3隻減じ、より排水量の小さなアンザック級代替汎用艦を3隻増やすわけですが、この関係の意図するところによっては後期建造艦のレーダー等装備品を共同開発することも有り得るのかなと思います。
”アンザック級フリゲートの後継艦を想定した汎用フリゲート”
SAMに絞って考えると。
アンザック級は、基準排水量3.300t、Mk41×16セル(×32まで可)、
ESSM運用、スタンダードミサイルの運用計画があったそうです。
C4ISRはサーブサーブ 9LV 453でこれはハンター級と同系列と想像します。
ハンター級はSM2を運用できます。ですから、これと同等か上回る必要があるのでしょう。
新型FFMがSM2を運用できることを証明すれば良いのでは?、と想像します。
戦略的関係を重視することを迫るだけでは不十分に思えます。
もがみ改型の最大のアドバンテージは、その大きさからくる拡張性だと思うんですけどね。
オーストラリアに提案されているらしいA-210はA-200の排水量増大型ですが、それでも満載で4700t程度。
一方もがみ改型は基準(ドライ)排水量で、約4,900t(満載は、もがみ型と同じ積載量としても6,500tー実際はそれ以上)
元々レールガンやレーザー兵器の搭載が想定されているため発電余力が大きく見積もられており、艦内容積に比して兵装の搭載量も少ないため余剰スペースも多い。(もがみ型から改もがみ型の兵装面での変化って、結局VLSが倍になっただけで他に大きな追加はない。)
近年、兵器の進化や戦い方の革新が進んでおり、電力需要は増大の一途を辿っており、また新しい技術や兵器に対する適応力も重要な要素となる。そういったトレンドにより拡張性や継戦能力を重視し始めている結果、外洋で活動するフリゲート艦、駆逐艦等は艦型の大型化に繋がっており、当のドイツも次期フリゲートは、満載10,000t超えの巨艦となっている。
ただオーストラリアが、どの程度将来拡張性を重視しているかによるとは思いますが。
ホバート級を追加生産じゃだめだったのかな?
当時の価格で1隻2000億とかだから今だと3000億とかしそうなので、ワークホースとして量産するのはきついんじゃないかと
しかし、わざわざカンガルーのペイントしたり、乗組員が太鼓叩いたり、セールスでここまでするのかという熱意が感じられる写真ですね。
カンガルーマークはアンザック級フリゲートですよ。
太鼓演奏は友好セレモニーの一環で、これが「もがみ型」の評価を左右するものではないでしょう。
あ、そうえいばマストは似ててもユニコーンがなかったわ。
オーストラリアも人員不足に苦しんでいたはず。最近は好転しているのか分からないけど、もし相変わらずそうならもがみ型の省人化は魅力的に映る理由の一つになるかもしれない。
いずれにしても武器輸出では日本は完全に新参者で、失敗もしつつ今回はきちんと最後まで残っている。それだけでも大きな成果だとは思う。
前回の潜水艦は最初は指名買いに近い印象からひっくり返ったのと、それが中国の横槍もだいぶ大きかったのでは?って印象と、鯨を巡る諍いがあった事とで、ナイーブな人たちの罵詈雑言が凄かったが、今回はまあ大丈夫じゃないだろうかね。
素晴らしいチャレンジですね。
最終結果は分かりませんが、トライ&エラーが不可欠な中で、大型契約に最終選考まで残ったのは凄まじい進歩と思います。
もがみ型改の能力が評価されているだけでなく、官民共同による売込みの重要性、難しい点(競合は実績がある)も浮き彫りになったのは次に繋がるでしょうね。
高い値段をつけて、そのかわり現地生産・技術移転を込みにする方が
単に値引きするよりも双方にとって望ましいのかな、と思いました。
安売りしてたら身がもたない上に、さして感謝もされないしで。
>現地生産・技術移転
これが金食い虫トラブルの元になりそうななので売り切りが一番楽ですね
それから逃げてばかりいたら防衛装備品の海外移転なんて進まないのが今や世界の常識なんで。
我が国の防衛装備品海外移転現行制度上、自衛隊法上の「武器」分類装備品は対象国との「共同開発」が前提なんで、技術移転や技術支援は必ず付いて回ります。
もがみ型改の1番艦進水は26年6月、就役は27年12月になるはずなんで譲る話しは正直嘘くさいかな
公式の発表あったの?
豪の行政年度や予算立ては知らないけど今年12月に選定だと無理じゃ
日本としても今年の概算要求が8月末で承認が年度末
補正で捩じ込むとしても26年度契約、早番で29年12月就役分を売却でしょ
それか07FFM、08FFMから年当たり1隻づつ出すか
予算執行手続きをどう処理するのか前例が無いので分かりませんが、艦体を海自艦として建造を開始し艤装工事に豪州海軍要求仕様を反映し、豪州艦として完成させ引き渡すことが可能か否かでしょうね。
件の幕僚長発言は、海自として「もがみ型改」1番艦又は2番艦を優先的に豪州に譲ることも可だという協力姿勢のアピールに過ぎません。豪州政府の要求は2031年の1番艦引渡しなのでそうはならないと思います。
オーストラリアが最優先するのは自国建造でしょうから、今回も日本は残念ながらとなりそうな気がします。
自国建造を求めている理由として、雇用創出や技術移転をしているぞ!結果的には国内に良い影響があるぞ!
という議会や国民向けアピールがあると思われます。
もしアピールがメインであった場合、自動車の様なやり方(重要部分は日本で製造して輸送、現地で組み立て)
でWINWINな落としどころがあるかもしれません?
>「ドイツも契約を獲得するため16ヶ国に輸出したMEKO A-200の実績を強調している」
16ヶ国って、本当にA-200の実績なのですか?
MEKOシリーズ全体では?
数えて見たけどA-200はドイツは除いて11か国ですよねえ。あと5か国で採用が決まっているとか?
まあMEKOは、よく売れているのには間違いはないですけど。
>数えて見たけどA-200はドイツは除いて11か国ですよねえ。
A-200は南アフリカ、アルジェリア、エジプトは把握していますが、他は?
MEKOシリーズ全体で数えていませんか?
MEKO 200を混入していました…。
MEKO 200を混ぜても16ヶ国行かないし、MEKO全体でも届かないでしょ、ドイツ本国入れても
140や360まで入れて型違いを別にカウントしてドイツ本国を加えてやっと16かな…?
「ドイツが勝つ」に2000ガバス💰️