インド太平洋関連

豪州の原潜取得に批判が高まる、日本に再び頭を下げるかもしれない

トランプ政権によるAUKUS協定の見直しについて英豪政府関係者は「問題ない」と楽観視しているが、周囲の不安は高まるばかりで、豪国営放送は15日「AUKUSは見直しとは無関係に大きな試練に直面している」「もしAUKUSが破棄されれば日本に再び頭を下げるかもしれない」と報じた。

参考:AUKUS faces bigger tests than Trump’s ‘America first’ review, US and UK experts warn
参考:The Trump administration’s AUKUS review set off a political storm, but it doesn’t mean the deal is dead
参考:Submarine boss refuses to answer questions over multi-billion-dollar AUKUS payments

豪州の潜水艦導入は安全保障環境の急激な変化とトランプ政権の不確実性に翻弄され、どこに行き着くのかも、いつまでコリンズ級の運用を延長するのかも予想がつかず、見てる分にはドキドキする展開だ

米英豪が締結したAUKUSは「原潜調達分野における協力=Pillar-I」と「先端技術分野における協力=Pillar-II」に分かれ、前者には豪原潜取得支援や原潜建造・保守に関わるサプライチェーンを米英豪間で構築することが、後者には極超音速ミサイル技術、極超音速ミサイルに対する防衛技術、サイバー技術、AI技術、量子技術の開発が含まれ、Pillar-IとPillar-IIに共通するのは「機密性が高い技術や情報の共有」で、オーストラリアの原潜取得に向けたロードマップは大まかに3つのステップで構成されている。

出典:Photo by Chad McNeeley

2027年頃を目処に米英の原潜が西オーストラリアでローテーション(Submarine Rotational Forces West)を開始、この取り組みを通じて豪州は原潜運用に不可欠な産業基盤や能力を確立、2030年代に米国からバージニア級を3隻購入、2040年代に米戦闘システムを搭載する英国設計のAUKUS級原潜を取得する予定で、AUKUS級原潜の開発・取得に遅延が発生すればバージニア級を追加で2隻取得するオプションが存在し、既にオーストラリアは米造船産業を支援するため計30億ドルの投資を開始したばかりだ。

英国も米国の技術を組み込んだAUKUS級原潜を12隻調達(豪州分を合わせると計20隻)することを決定、これを「18ヶ月毎に1隻」というペースで建造するため「主要生産拠点の基盤強化に80億ドル以上の投資を行う」と決定したばかりだが、Financial Timesは11日「米国の国防総省はAUKUS協定の見直しを開始した」「これを主導しているのAUKUSに懐疑的な発言を繰り返してきたコルビー政策担当国防次官だ」「もしAUKUS協定から米国が撤退すれば3ヶ国による安全保障協力の柱を破壊することになる」「この見直しは英国とオーストラリアで不安を引き起こしている」と報じた。

出典:DoD photo by U.S. Navy Petty Officer 1st Class Alexander Kubitza

“この見直しはトランプ政権による広範囲な取り組みの一環なのか、コルビー国防次官による単独行動なのは不明だが、関係者の間では後者の可能性疑っている。さらにアルバニージー首相はヘグセス国防長官が要求した国防支出の引き上げ要求(GDP比3.5%水準)を拒否して「国防投資の額は自分たちで決める」と主張、この方針はインド太平洋地域を重視するトランプ政権にとっても容認できないため「オーストラリアが国防支出引き上げを受け入れるためAUKUSの潜水艦協定を凍結もしくは撤回する」という対応に出てきた可能性もある”

国防総省も11日「前政権の取り組みが大統領のAmerica First政策に合致しているか確認する一環としてAUKUSの見直しを行っている」「この取り組みを経ればAmerica First政策に合致していると保証される」と発表、Defense Newsも「国防総省の政策を担当するコルビー国防次官はオーストラリアの国防支出水準に不満だ」「もっと迅速に3.5%まで引き上げるべきだと主張している」と報じ、英豪の政府関係者は「トランプ政権が前政権の取り組みを精査するのは当然だ」「特に心配はしていない」「緊密な協力を楽しみにしている」と述べて不安を打ち消そうとしているが、周囲の不安は高まるばかりだ。

出典:U.S. Navy photo courtesy of HII by Ashley Cowan

豪国営放送のABC Newsは15日「米英の専門家はAUKUSがAmerica Firstに合致しているかどうかより『大きな試練に直面している』と警告した」「トランプ大統領の予測不可能な行動、同盟国に対する軽蔑、英国の欧州回帰、米英の潜水艦建造能力に対する懸念によって同盟関係に亀裂が生じている」「しかも豪州の原潜導入に対するカードは米英が全て握っている」「このような状況下では数十億ドルの損失を被り、潜水艦戦力も失い、伝統的な同盟関係が崩壊するかもしれない」と報じて注目を集めている。

“下院軍事委員会のスミス議員はAUKUS見直し前から「トランプの同盟国に対する愚かで高圧的な態度が既存の協力関係を台無しにする」と警告していた。トランプは「カナダに51番目の州になるべきだ」と繰り返し要求し、今年2月には大統領執務室でゼレンスキーを軽蔑して米国の同盟国に衝撃を与えた。さらにトランプはパナマ運河の管理権を奪還すると脅し、デンマークからグリーンランドを奪取するため軍事力行使の可能性をチラつかせている。スミス議員は「豪州が米国とのパートナーシップを疑うのも当然だ」「トランプが見せた同盟国の扱いは幾ら批判しても足りないほど本当に愚かだ」と述べた”

出典:Donald J. Trump

“バイデン政権時代のサリバン元報道官も「トランプ政権は同盟国やパートナーに対する米国の立場を損なっていると思う」「トランプ政権の方向性は非常に不安定で大きな懸念材料だ」「豪州などの同盟国がトランプ政権との関係に疑問を抱くのは当然だ」「トランプは豪州の領土を欲しがっていないと思うが、それでも彼の行動は多くの人々に多くの疑問を投げかけている。一体何がしたいのか? これは本当におかしいぞと」と述べ、英国の第一海軍卿を務めたアラン・ウェスト大将も「我々が絶対だと思っていたものが確実ではなくなった」「彼がカナダについて言っていることは本当にとんでもない」と指摘した”

“米国はAUKUS協定に基づいて3隻のバージニア級原潜を豪州に引き渡さなければならないが、米国の造船業界は豪州どころか自国向けのニーズすら満たせないでいる。目標を達成するためにはバージニア級原潜を年2.3隻建造する必要があるのに、実際の建造スピードは年1.2隻しかない。1期目のトランプ政権で国防長官代理を務めたミラー氏も「原潜の建造スピードは遅すぎる」「問題は必要な労働力、特に溶接工や熟練した機械工が不足していることだ」「建造能力の不足がAUKUS協定の履行にプレッシャーをかけている」「それでもAUKUS協定が問題解決へのプレッシャーになるかもしれない」と述べた”

出典:U.S. Navy photo courtesy of Newport News Shipbuilding/Released

“豪州は米造船業界の産業基盤を強化するため、今年初めに8億ドルを米国に支払ったが、これは計画されている産業支援の最初の支払い(6回分割で計30億ドル)に過ぎず、豪海軍司令官のハモンド中将は「AUKUS協定の履行に必要な条件を整えるのは米海軍の仕事だ」「彼らは米国と豪州から戦略的投資で支援されている」「だから成功すると信じるに足りる理由は十分だ」と楽観的な見方を示したが、豪海軍のブリッグス元司令官は「この取引は米国にとって最高だ」「なぜなら米国はAUKUSが自国の能力に悪影響を与えると判断すれば協定から離脱できるかで、しかも罰金なし、投資した分の資金の返金も必要ないのだから」と指摘した”

“AUKUS協定にとって問題のはトランプ政権の外交姿勢と米産業界の能力不足だけではない。英国も協定に基づいてAUKUS級原潜の建造を英国と豪州で開始する予定だが、英国を取り巻く環境も協定締結時と大きく様変わりしてしまった。トランプ政権は欧州は米国の優先事項ではないと明言し、欧州も国防力を強化するため投資を引き上げて優先順位も変更してきた。英国は今月発表した国防戦略の中で「AUKUS級原潜を12隻建造する」と約束したが、同時に「NATO First政策」を掲げており、英国の安全保障顧問を務めたリケッツ卿も「対豪関係は重要だが、英国の優先順位は欧州にある」と述べた”

出典:Royal Navy

“ウェスト大将も「現在の英国にAUKUS級原潜をスケジュール通り引き渡す労働力も専門技術もない」「我々はAUKUS級原潜を建造する前に労働者を大規模に訓練させる必要がある」「原潜はMarks&Spencerのシャツを作るようにはいかない」「つまり原潜建造には時間がかかるという意味だ」「合理的な計算を行えばAUKUS級原潜は想定されてる価格よりも高価になり、引き渡しスケジュールも予定より遅れるだろう」「豪州は現在のタイムラインよりAUKUS級原潜の入手が遅れることを覚悟しなければならない」と警告した”

豪州の原潜取得にかかる費用は膨大で、米原潜建造を支援する計30億ドルの投資、中古のバージニア級原潜を3隻取得するのに計47億ドル、英国にAUKUS級原潜建造支援として46億ドルを支払わなければならず、さらに米英の原潜が西オーストラリアでローテーションを行うための基地建設に17億ドルを費やしており、豪国営放送は「政府と国防省は支払い条件の詳細を明かしたがらない」「豪海軍長官はバージニア級原潜の取得が失敗に終わった場合『支払った資金に返金条項が含まれているかどうか』を答えたがらない」「豪海軍長官は約束は守られると繰り返すばかりだ」と報じたことがある。

出典:Public domain

豪州国内では米国のAUKUS協定見直しを契機に原潜取得反対派が勢いを増しており、特にキーティング元首相は「トランプ政権が協定を見直して破棄してくれれば豪州にとっては救いだ」「AUKUSはモリソンが封筒の裏に慌てて書きなぐった取引であり、空虚な大言壮語を吐く英国のジョンソン、混乱したバイデンと共に取引の本質が明らかになるだろう」とこき下ろし、この取引を主導したモリソン前首相は激しい批判に直面しているが、米海軍の艦艇建造や保守スケジュールが不味いことになっているのは2010年代後半に表面化し、AUKUS協定締結時にディフェンスメディアも「そんなことが可能なのかと」と疑問視していた部分だ。

さらに豪州の原潜取得計画が致命的なのは「リスクのある取引が失敗した場合の保険=プランBがない」という点に尽き、トランプ政権が協定を破棄すれば「支払い済みの資金」をドブに捨てる上、ウェスト大将には「2040年代に予定されているAUKUS級原潜の取得スケジュールが遅れると覚悟しなければならない」と警告されているため、豪海軍はアップグレードしたコリンズ級6隻で今後15年以上も戦わなければならず、豪国営放送は以下のように報じている。

出典:海上自衛隊 潜水艦艦隊

“AUKUS協定が破棄された場合の選択は限られている。フランスは計画が中止されたアタック級の再開に消極的で、ドイツは膨大な受注残を処理するだけで自国の造成能力が手一杯だと示唆しているため、アボット首相が握手した日本に再び頭を下げるかもしれない。どちらにしてもAUKUS協定が破棄されたギャップを直ぐに埋めるのは不可能だろう”

もう豪州の潜水艦導入は安全保障環境の急激な変化とトランプ政権の不確実性に翻弄され、どこに行き着くのかも、いつまでコリンズ級の運用を延長するのかも予想がつかず、見てる分にはドキドキする展開だ。

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※アイキャッチ画像の出典:BAE Systems

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コメント

  • コメント (39)

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    • 2025年 6月 16日

    そうりゅうの完成品を購入する最初期プランだったらとっくに実戦配備出来てたんだけどね。
    まあ現地生産なんて無理難題を言ってる限りは日本は手出しできませんよ。

    75
      • 他人事では無い
      • 2025年 6月 17日

      日本の中古の潜水艦で時間を稼ぐしか無い。

      12
    • ははは本舗
    • 2025年 6月 16日

    とりあえず豪州にはもがみを買ってほしい!

    20
    • マトポック
    • 2025年 6月 16日

    日本側としてはフリゲート艦と抱き合わせで潜水艦も販売する戦略に打って出るのかな?

    29
    • トーリスガーリン
    • 2025年 6月 16日

    そこはフランスじゃないんだと思ったらフランス側が乗り気じゃないんですね?
    商機とあらば再度動いてきそうですがやっぱ土壇場でぶん投げられるなんてことは大きいですわな

    とりあえず毎年1隻中古の通常動力潜が発生するからそれ買ってみるとか如何ですかね
    お気に召したらたいげい型or次期潜水艦の方を(ry

    30
      •  
      • 2025年 6月 16日

      日本は、最新型の潜水艦を売らないようなので、たいげい型も次期潜水艦もないかな。

      売るとすれば、今でも そうりゅう型でしょう。

      15
      • ネコ歩き
      • 2025年 6月 16日

      豪海軍が潜水艦に米製兵装システムの搭載を望む限り仏独にチャンスは無いのでは。AUKUS代替艦という話なら、今回は米政府は日本に対しても協力する気は無いと思います。
      仏も独も現時点でトランプ政権と余計な軋轢は望んでいないのが本音でしょう。その点は日本政府も同じだと思いますよ。

      17
    • PAC3
    • 2025年 6月 16日

    フリゲート艦を日本から買うから潜水艦もよろしくという展開はあるのかな?
    潜水艦売却は完成品以外は拒否という流れを希望

    18
      • 名無し
      • 2025年 6月 16日

      まぁ、完成品を購入するとしても最低限オーストラリアでの整備機能は必須でしょうね。さもないと機関故障もしくは戦闘で損傷した際に日本まで遥々7000キロ近く回航という悪夢が発生しますし。

      37
        • もがみん
        • 2025年 6月 16日

        それは、韓国のF-35の整備問題を彷彿とさせるなぁ。

        製造から整備まで自国で完結できるというのは、とても大事だね。

        12
        • kitty
        • 2025年 6月 17日

        この話に限ったことじゃなく、戦闘機もですが、まずは重整備施設や、最終組立から始めろって話ですわな。
        やったこともないのに自国生産オフセットを要求する身の程知らずの国が多すぎる。

        28
    • 朴秀
    • 2025年 6月 16日

    流石の仏国もここまでコケにされたら
    お断りでしょうね

    我が国はやるならもがみ型とセット売りですかね

    14
      •  
      • 2025年 6月 16日

      重箱の隅を突っついて申し訳ないが、日本がオーストラリアに提案しているのは、もがみ型じゃないよ。

      もがみ型の能力拡張版「令和6年度護衛艦(06FFM)」の改良型だよ。

      16
    • あばばばば
    • 2025年 6月 16日

    数年前なら対応できたかもしれないけど、今となってはVLS搭載潜水艦を作ったり、人では足りないし忙しいだろう
    割と真面目に韓国に頼んだらいい

    どうせ決まったら決まったで、その数年後にはまたひっくり返されそうだし

    33
    • 2025年 6月 16日

    インドやネシアのように複数から買うのが正解なのかな、今となっては
    自動車工場に撤退されてて、国内生産を主張しても分が悪く見えてしまう
    港も租借されてるし
    USVや機雷からでも自国開発しないのかな

    1
    • とおりすがり
    • 2025年 6月 16日

    握手した じゃなくて 握手してそのあと蹴っ飛ばした だろう
    それは置いとくにしてもどこも供給能力に不安あるから豪の望む期間に納品は無理だろう
    潜水艦については仕様か納期かもしくはその他か、何かを諦めるよりほかはないのでは

    むしろ豪にとっては潜水艦だけじゃなく環境の変化にどう対応するかがより大きな問題?

    15
    • たむごん
    • 2025年 6月 16日

    オーストラリアさん、もがみ型改とのセット割どうですか!

    神戸に潜水艦の製造拠点が、隣接して集中してるのも、近々を見ていると気になるんですよね…。

    16
      • 無印
      • 2025年 6月 16日

      隣のハーバーランドから、ドローンを飛ばして停泊してる潜水艦にねずみ花火とか落としたら、それだけでパニックだろうなぁ
      なんて思っちゃうんですよね
      最近のドローンを使った拠点攻撃とか見ちゃうと特に
      子供の頃、遊覧船で潜水艦のスクリューとか普通に見てました、今も見せてるのかな…

      16
        • たむごん
        • 2025年 6月 17日

        仰る通りですね。
        今も、アンパンマンミュージアムや観覧車付近から、普通に見える形で停泊してるんですよね。

        6月14日頃、潜水艦救難母艦ちよだ、少し奥に普通に停泊していたようです。

        政治が有事の警戒を呼びかけたり、自衛隊関係者がテレビ番組で有事について語る一方で、現場の体制はついていけていない印象が少しあります…

        8
        • kitty
        • 2025年 6月 17日

        対爆のブンカーとまでは行かなくても、トタン製の目隠しだけでもドローン対策には十分だと思うんですけどね。

        7
          • たむごん
          • 2025年 6月 17日

          まさに仰る通りです。

          直接効果もちろん、対策してると見せるだけでも効果ありますよね。

          なんであんな感じで曝露を続けているのかが、さっぱり分からないなと…

          3
    • 無印
    • 2025年 6月 16日

    >「AUKUSはモリソンが封筒の裏に慌てて書きなぐった取引であり、空虚な大言壮語を吐く英国のジョンソン、混乱したバイデンと共に取引の本質が明らかになるだろう」

    凄い、ボロクソ
    「再び日本に頭を下げなきゃ」って書かれてるけど、ドイツや韓国は選択肢に入って無いんですかね?
    通常潜水艦ならフランスが辞退しても、日本、韓国、ドイツ、スウェーデンとかいろいろ建造できる国はありますけど
    「原潜ならAUKUS一択!」「通常潜水艦なら日本一択!!」って潜水艦だとオーストラリア海軍の視野が狭くなってるような

    12
      • じょん
      • 2025年 6月 16日

      >>「再び日本に頭を下げなきゃ」って書かれてるけど、ドイツや韓国は選択肢に入って無いんですかね?

      本文中にドイツの造船能力に余力がないと書かれてあります。
      また韓国が入ってないのはオーストラリアの次世代潜水艦の入札に参加してないからだと思います。

      14
      • kitty
      • 2025年 6月 17日

      この小馬鹿にした文体からすると、「日本ならちょっと頭を下げとけば、少しくらいの無茶でも言うこと聞くでしょ」という見下しも入っていそう。

      13
    • 風読み
    • 2025年 6月 16日

    潜水艦については一度日本の手を離れた案件なので、豪州がどうするつもりだとしてもまた一から仕切り直しですよね
    どうせ一からになるのなら韓国辺りに頼んでみたらいいんじゃないでしょうか
    日本はカナダの次期潜水艦案件からも早々に手を引いてますし
    自国分の需要は満たせても他所の国に供与してるほどの余裕はないかと
    なによりこの件はウン十年の間ずっとグダグダやってる最上級の地雷案件なので日本に関わってもらいたくない
    今からだと火中の栗どころか火中の爆弾を拾いに行く覚悟が必要になりますが
    ドイツの様な経験豊富な国ならまだしも初の潜水艦海外受注でこんな難しい案件背負いきれませんよ

    25
    • 名前を入力してください
    • 2025年 6月 16日

    そもそも潜水艦は、戦力ユニットの一つに過ぎないはずです。

    日本から中古の潜水艦を購入したり、
    あるいは韓国などに航続距離の長い大型潜水艦を発注したりすれば遥かに安いコストで済みます。
    そうすれば、余った予算で大型UUVの研究開発、
    軍全体の装備強化、さらには軍人の待遇改善にも充てることができるでしょう。
    莫大なコストをかけて原子力潜水艦を導入するのは、明らかに非合理的です。

    大真面目な話、AUKUS協定の見直しをチャンスと捉え、
    通常型潜水艦の購入に方針転換するのが最善ではないでしょうか。

    ……何?
    すでに米国に8億ドルを支払ってしまった?
    キャンセルしても返金されない?

    8
    • 折口
    • 2025年 6月 16日

    AUKUSプログラム自体は大丈夫でしょう。どのみち今の米大統領はあと4年弱で退陣ですし、彼の残せるレガシーもたかが知れています。爪痕は残るでしょうが、それにしたってせいぜい4年~10年のプログラム遅延でおさまるように思えます。元から30年代に間に合わない悠長きわまる計画なのだから、そこは重要じゃありませんよ。
    ただ、攻撃型原潜艦隊という高い割に豪州の安全保障の何にどう寄与するのか不明瞭なプログラムを撤回して、その資金を安全保障関係の他の部門(たとえば水上艦隊やミサイル軍)に投資するには最良の機会が来ているのも事実だと思います。豪州の政治環境を考えれば、フラグシップを受領するまでの15年という長い時間の中で、時の政権がAUKUSプログラムへの資金投入の論拠の弱さを政治問題化する日は絶対に来るでしょう。それが1回で済むというのは楽観的な見方で、米国が何も言わなくても豪州が白紙撤回することさえあると私は思います。(なぜなら同プログラムは納期と予算の超過がほぼ約束されたようなものだから)
    バージニアやアステュートのような重SSNはSSの高価な上位互換ではありません。SSNはSSBNを追尾したり水上戦力で劣勢下において敵艦隊に脅威を与え続けねばならないという需要があればこその存在で、そのどちらの状況にもない豪州にとってはコストパフォーマンスの悪い買い物にもなり得ます。

    3
    • 名前を入力してください
    • 2025年 6月 16日

    そもそも潜水艦は、戦力ユニットの一つに過ぎないはずです。

    日本から中古の潜水艦を購入したり、
    あるいは韓国などに航続距離の長い大型潜水艦を発注したりすれば遥かに安いコストで済みます。
    そうすれば、余った予算で大型UUVの研究開発、
    軍全体の装備強化、さらには軍人の待遇改善にも充てることができるでしょう。
    莫大なコストをかけて原子力潜水艦を導入するのは、明らかに非合理的です。

    大真面目な話、AUKUS協定の見直しをチャンスと捉え、
    通常型潜水艦の購入に方針転換するのが最善ではないでしょうか。

    ……何?
    すでに米国に8億ドルを支払ってしまった?
    キャンセルしても返金されない?

    1
      • 名前を入力してください
      • 2025年 6月 17日

      連投失礼しました

      2
    • かませ
    • 2025年 6月 16日

    そうりゅう型前期艦数隻を早期退役での販売(アップグレードビジネスも含めて)くらいなら良いんでは無いでしょうか
    おやしお型潜水艦の日本での退役を少し伸ばせば良いだけですし
    抱き合わせでもがみ改の受注も獲得出来れば日本の武器輸出に大きなプラスになると思います。

    9
    • 2025年 6月 16日

    日本にも余裕は無い
    とはいえ対中包囲網の為にもオーストラリアの力は必要だからなぁ
    まあ距離あり過ぎて遠距離動ける艦じゃないとどうしようも無いから、何とかトランプなだめすかして原潜を数隻でもいいから手に入れるしかないね

    8
    • 58式素人
    • 2025年 6月 16日

    思うのですが。
    米国から提供する原潜を、ロスアンゼルス級の1995〜1996年に竣工した
    4隻のうちから渡せないのかな?、などと思います。予定全数でなくても良いので。
    もちろん原子炉のオーバーホールは必要と思います。
    新造はドックが限られていますから、新造とは別に修理ドックを建造して。
    修理ドックの増強は必要でしょう。きっと。
    そして、経年で現役が危険になれば、訓練用として運用する形で。
    仮に、米海軍のように40年間使用すれば、2035年頃までの寿命が期待できるのでは?。
    いわば、時間稼ぎですね。ヴァージニア級の建造が追いついて来るまでの間。

    2
    • YF
    • 2025年 6月 17日

    もしかしたら日本がカナダの潜水艦選定を降りたのは、内々にオーストラリアから打診あったからとか…
    日本としてもオーストラリアの方が安全保障のパートナーとして重要ですから。
    いずれにしろ原潜取得に比べれば、通常動力潜の方がコストが掛からないし選択肢あるので
    オーストラリアとしては現実的なんじゃないですかね。

    5
    • DEEPBLUE
    • 2025年 6月 17日

    日本にも余裕はないし、政権が替わる度にちゃぶ台返し合戦する顧客はいいかなあと。それこそ韓国とかから買えば現地建造とかの条件整えてくれるんじゃないですかね。

    1
    • 通りすがり
    • 2025年 6月 17日

    日本の国防という観点で言えば、オーストラリアにはエネルギーや食糧供給という役割を期待できるかと。
    世界全体が不安定になってきている今、オーストラリアとの関係を強化するというのは意外とメリットが大きいのかもしれません。
    多少デメリットがあってもオーストラリアに潜水艦を提供するのはアリかと。

    6
    • もへもへ
    • 2025年 6月 17日

    ”もしAUKUSが破棄されれば日本に再び頭を下げるかもしれない”
    この考えに日本はどうせ頭さえ下げてやれば入札で蹴ったとしても、また最優先で自分達のために動くだろうという、日本になんか頭を下げたくないという思想が垣間見える。

    口では良い関係とかいいながら未だに欧米人と比べると2級民扱いなのね…..

    9
    • 通りすがりの
    • 2025年 6月 17日

    いつものオーストラリアですね。
    でかいプランをぶち上げてリスクもガンガンとるけど、計画が浅はかなのでうまくいかず、ヘッジもない、という。

    6
    • 名無し
    • 2025年 6月 17日

    当初計画では2030運用開始だけど原子力潜水艦を新規に作ってもらうプランで間に合うのかな…
    いずれにしてもコリンズ延命かどこかの中古を導入しかないような

    2
    • 2025年 6月 17日

    この件に関しては正直ざまぁとしか思わないですわ
    相手を舐めすぎ

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