パキスタン国防相は「今後2日~4日以内にインドとの間で戦争が勃発するかもしれない」と言及し、インドを含む海外メディアは「数日以内に両国間で戦争が勃発するかもしれない」と大きく報じたが、28日夜「戦争勃発の可能性を尋ねられ『今後3日間~4日間が重要だ』と言っただけ」と釈明した。
参考:Exclusive: Pakistan defence minister says military incursion by India is imminent
参考:Khawaja Asif warns India-Pakistan war may break out in 2-4 days
参考:Asif clarifies remarks on India war threat
戦争勃発の可能性を尋ねられ『今後3日間~4日間が重要だ』と言ったが、3日以内に戦争が勃発するかもしれないと言っていない
インドとパキスタンは帰属問題で対立するカシミール地方のテロ事件後、5日間連続で実行支配線を跨いだ小口径火器の発砲がカシミール州クプワーラー県、 バーラームッラー県、ジャンムー県アクヌール地区などで続いており、パキスタンのアシフ国防相はReutersの取材に「我々は差し迫った事態に対応するため(実行支配線沿いの)戦力を増強した」「こうした状況下では戦略的な決断を下す必要があり、そうした決断は既に下されている」「インド側の発言は過激になるばかりで軍はインドによる攻撃の可能性を政府に報告した」と述べ、Reutersは「アシフ国防相がインドによる軍事侵略が差し迫っていると発言した」と報じた。
さらにアシフ国防相は出演したパキスタンメディア=Samaa TVで「この地域には戦争の暗雲が立ち込めており、パキスタンとインドの間の緊張は警戒すべきレベルに達している。今後2日~4日以内に両国間で戦争が勃発する可能性がある」「もし敵対行為が勃発すればパキスタンは全力で対応する」と述べたため、インドを含む海外メディアは「数日以内にインドとパキスタンの間で戦争が勃発するかもしれない」と大きく報じ始めたが、アシフ国防相は「戦争勃発の可能性に言及した訳では無い」と釈明している。
パキスタンメディア=Geo Newsの取材に応じたアシフ国防相は28日夜「戦争勃発の可能性を尋ねられ『今後3日間~4日間が重要だ』と言ったが、3日以内に戦争が勃発するかもしれないと言っていない」「今直ぐ敵対行為が起こるとは思っていないが、両軍は国境沿いに展開しているため状況は依然として緊張している」と釈明し、パハルガムのテロ事件については「モディ首相の政治的評判を回復させるための自作自演だ」と批判した。

出典:Akbar Khan Niazi/CC BY-SA 4.0
因みにインドはインダス川水資源条約の停止によって「複雑な手続きなし(パキスタン側との計画やデータの共有や査察官によるチェックなど)でダム工事を進める計画」を検討しており、早ければ2年以内に複数のダムを建設してパキスタン側の取水に干渉したいと考えている。
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※アイキャッチ画像の出典:Public domain パキスタン空軍のJF-17
常識的に考えれば核武装国家同士の紛争なんて有り得ないですね(デカめのフラグ)
マジヤバイので落ち着いて欲しい。。。
マトモな頭があるなら核保有国と戦争しませんからね
国力ならインドが圧倒しているのに相討ちに…
「核は使えない兵器」というのも事実なので、核兵器保有国との戦争なんてのは実際に行われています。
ベトナム戦争も、1978年の中越戦争も、1982年のフォークランド紛争もそうです。
インドとパキスタン双方が核兵器を保有した後の1999年にも、三ヶ月間にわたって戦争が行われ印・パ双方共に2000人以上の損害を出したカルギル戦争が起こっています。
水資源の奪い合いというイデオロギー対立や僻地領土の帰属問題とはレベルが違うガチ殺し合い案件が背景にあるのが地味に怖いところです…
インドがダム建設に取り掛かったら戦争は不可避でしょうね
最終的には核兵器の使用も有り得るでしょうか。
どうせ口先だけで大したことにはならないんだろうと9割5部思ってるが、核保有国同士で大規模衝突になってこの世界のリセットの始まりを見てみたいという思いもある。
現状維持の為だけ犠牲を要求されすぎなんよ。
無関係の俺達もまとめてリセットされるもよう
とりあえず死の灰対策に安定ヨウ化剤はウク戦争序盤で準備してたから大丈夫だわ
準備が無駄にならず良かったわ
今のパキが混乱気味なのが良くない。怒れるパキ民意を制御出来るのか?
まだまだ両国兵員集結させてプロレス中ではあるしお互いに紛争拡大の意図は無いと思うので水面下で交渉はしているでしょう、ただ欧州と露は動けないし米も手一杯に見えるので紛争拡大でも和平仲介でも中国がどう動くかという所になり、中パは強固な友好関係であり中は印とはライバルではあるが米の市場が関税等で余りに不安定であり今後急拡大する印の市場は魅力的となると和平仲介に動く様な気もするがどうなりますか。
ここで両国と友好関係の日本が和平仲介を迅速に決めたら非常に誇らしいのだけど、与野党下らない選挙対策に忙しそうなので話にもならずいつもの遺憾の意を表明してるだけでしょうかね。
琵琶湖の水止めたらこうなるんかな
琵琶湖の水止めたら氾濫で滋賀県民が死ぬ
更に言えば琵琶湖疏水を管理してるのは京都なのだ
日本は特殊なだけで、ドイツが数十回も憲法をかえまくってるのも有名ですね
(日本では)条約も神聖視する傾向がありますが、国益に合致しないと見なされれば、破棄される時あっさりしたものです。
新戦略兵器削減条約の履行停止なんかも、ウクライナ戦争の環境下で発生していますね。
2国間条約は、条約を維持するためお互いが努力することが重要とも言えますが、どちらかと言えば履行停止・破棄を見せる事で意思を示すことのできる保険くらいの意味合いなんでしょうね。
下手に戦争始める雰囲気を醸し出すと、先制攻撃されることを恐れた相手が、逆に先制攻撃してくる恐れがあるんで
政治家は本当に表現に注意してほしい。