印メディアは度々「陸軍が契約オプションを行使してK9を追加調達する」と報じてきたが、Hanwha Aerospaceは3日「駐インド韓国大使館でK9二次輸出契約を締結した」「今回の契約はK9がインド軍の厳しい要求要件を満たして信頼性を立証した結果」「契約規模は約3700億ウォン」と発表した。
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Hanwha Aerospaceは2035年までに売上70兆ウォン=約7.1兆円規模の防衛産業トップティア企業に成長させるらしい
インド陸軍は2017年にK9×100輌=5個連隊分調達に関する契約を締結、Hanwha Defense(現在のHanwha Aerospace)はLarsen&Toubroとの現地生産でK9を納品し、この契約に含まれる追加購入のオプションを行使するかどうかに注目が集まっていたが、2020年にカシミール州ラダック地域で中国軍との物理的な衝突が発生して緊張が高まり、山岳地帯での運用を前提に設計されたK9の運用性が高く評価された結果、現地メディアは「オプションを行使するだろう」と度々報じてきた。

出典:Ministry of Defence / GODL-India
追加購入の規模については40輌~200輌と様々で、現地メディアは「2022年中に新たな契約がL&Tに授与される」と報じたものの公式な発表がなく、この取り組みがどうなったのか謎に包まれていたが、Hanwha Aerospaceは3日「駐インド韓国大使館でK9二次輸出契約を締結した」「今回の契約はK9がインド軍の厳しい要求要件を満たして信頼性を立証した結果」「契約規模は約3700億ウォン=約367億円」と発表。
Dreaking Defenseも「Hanwha AerospaceはインドとK9×100輌購入に関する2.5億ドルの契約を締結した」「1次契約の国産比率は50%だったが2次契約の国産比率は60%に達する予定だ」と報じており、これでインド陸軍のK9追加調達は正式なものになった格好だ。

出典:Hanwha Aerospace
因みにHanwha Aerospaceは武器輸出を拡大するため過去最大規模の有償増資=3兆6,000億ウォン(約3,650億円規模)を決議、欧州と中東は完成品の輸入よりも「現地生産モデル」を好むため1兆2,000億ウォンを海外の生産拠点確保に、9,000億ウォンを装薬の国内生産能力拡張に、8,000億ウォンを米国を中心とした海外の造船拠点確保に、3,000億ウォンを無人機用エンジン開発施設に投資すると発表し、Hanwha Aerospaceを2035年までに売上70兆ウォン=約7.1兆円、営業利益10兆ウォン規模の防衛産業トップティア企業に成長させるらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Aerospace
しかし、本当に大きなシノギの匂いしかしないですな。
ドイツがPzH2000を安価に、かつブラッシュアップするぐらいしないと、実質ライバル不在
>実質ライバル不在
韓国の K9は、世界に敵なしですなぁ。
100両で2.5億ドルってやっっっすいなぁ…
完全に市場を独占してるのも頷けますわ
インド陸軍からの契約とったの凄いですね。
あらゆる武器大国との競争に勝ち抜いてるわけで、やはり競争力は本物だなと。
さすがに装輪のパトリアの半額で装軌の自走砲はなんかおかしくね
桁間違えてドル換算だとしても安いぞな
100両2.5億ドルかつ6割生産移転?
すごいな売れるわけだ
生産工場立てたり、従業員の給料とかインド側が負担するとか?
そうだとすると、ありそう。
こうして、技術は巡るんだな。にしても韓国の防衛産業特に陸軍に関しては、やっぱり素晴らしい点が有ることは認めないとね。にしても安いな。それとも普段の防衛産業が高く設定しているだけなのか?
2017年の契約が3727億ウォンで、今回の契約が3714億ウォンだそうです。
インド人もびっくり価格
やべえ、読んでも理解できなかった。
2次輸出ってことは、韓国のK9をインド人に現地生産してもらって、その一部をあらためて韓国軍が買い上げるってことかな。
工場設立を省くメリットがあるのかな?