Hanwha Aerospaceが20日に開幕するADEX 2025でRedbackの後継車両=K-NIFVを発表する見込みで、世界最高レベルと謳う「対ドローン能力」は機関砲、RWS、APSの組み合わせによる装甲車両初の多層式防護で、開発完了は2028年3月を予定しているらしい。
参考:[밀덕텔링] [단독] 한화에어로스페이스, 차세대 장갑차 ‘K-NIFV’ 최초 공개
参考:한화, AI기반 첨단 무기체계 공개…“韓 자주국방 청사진 제시”
BlockI開発完了後に開発されるK-NIFV BlockIIは韓国陸軍のK21の後継車両に提案するらしい
韓国メディアは「Hanwha Aerospaceが20日に開幕するADEX 2025でRedbackの後継車両=K-NIFVを発表する」と報じており、同社はRedbackの問題を解決するため2024年10月から345億ウォンを投じてK-NIFV(当初名称はRedback-eX)の開発を進めているらしい。

出典:Australian Army
Redbackは韓国陸軍向けに開発されたK21をHanwha Aerospaceが独自に改良した歩兵戦闘車で、イスラエル製の装甲、無人砲塔、APS、RWS、対戦車ミサイル、状況認識システム、米国製の機関砲、地雷防護装置を統合しオーストラリアから受注を獲得したが、構成要素の大部分が海外製で占められていたため価格競争力が低く、国内で調達できない構成要素の入手性が問題になり、さらにRedbackの設計はアフガニスタンやイラクの教訓を反映させたもので対ドローン能力が乏しく、これを解決するため開発に着手したのがK-NIFVらしい。
K-NIFVの主要構成要素は全て国産化され、APS、RWS、対戦車ミサイル、照準鏡、ハイブリッドエンジン、変速機なども国内開発を推進し、世界最高レベルと謳う対ドローン能力は対ドローンレーダー、AI、機関砲、RWS、APSの組み合わせによる装甲車両初の多層式で、最大4km先からのドローン迎撃は機関砲、1km圏内まで接近してくるとRWS、300m圏内まで接近してくるとAPSが迎撃に加わり、AI制御の電子光学センサーによるドローンの自動検出・追尾も可能性だと説明している。

出典:Hanwha Aerospace
因みにK-NIFV BlockIの開発完了は2028年3月予定で、韓国陸軍のK200A1更新需要、ルーマニア、イタリア、ノルウェー、UAE、サウジアラビアへの輸出を狙っており、BlockI開発完了後に開発されるK-NIFV BlockIIは韓国陸軍のK21の後継車両に提案するらしい。
もっと詳細なK-NIFVの情報はADEX 2025で公開される可能性が高く、個人的には「世界最高レベルと謳う対ドローン能力」の詳しい説明が欲しいところだ。
関連記事:豪陸軍はハンファのRedbackを選択、韓国がドイツに勝利して契約獲得
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Aerospace





















そこまで多層防御機能を実装してるととんでもない値段になりそう。。。。。
西側的には命は何よりも重いから、コスト高は容認されそうだけど予算的に数を揃えられるか気になりますね。
中国の100式戦車は試作1~7号車は戦車全体でそれ以降は砲塔のみ装甲にチタン合金使っている噂も出て来ているので、新しい戦闘車両は基本高価なのが普通になっているようですよ。100式支援車両(歩兵戦闘車)も有りますし、陸上版イージス状態ですし、無人化が進んで量産効果出すには輸出するのが普通になりそう。
これまでATGMの脅威にERAやAPSを付け、外に出ないまま攻撃できるようRWSを付けというのはそんなに珍しいモノでは無いし
機関砲でヘリコプターくらいの低速物体を迎撃する能力は戦闘ヘリが活躍してた頃からついてるそうだし
対ドローン用にXバンドかkuバンドレーダーを積んでいる以外はそんなに特別なもんでもないんじゃないかなって
主張どおりの対ドローン性能を発揮できるのであれば、これこそ「ゲームチェンジャー」的存在になるのでしょうけど…お高いんでしょう?
一旦ウクライナに送り込んでみて欲しい
今のところ、APKWSⅡとRWSを組み合わせるのがいい気がする。
あんまり、てんこもりだと価格と重量が大変な事に。
問題はドローン側の適応能力が高すぎて、自慢の機能の有効性を発揮出来るのがそう長く無さそうな事かも?