インド太平洋関連

インドがインダス川堰き止め工事を予告、パキスタンは水を巡る戦争を示唆

インドのパアティル水資源相は25日「まもなくインダス川の水を堰き止める工事が始まる」と発言、パキスタンのダール外相も議会演説で「インダス川の水資源は国民にとって不可欠」と述べて「水を巡って将来戦争が起こる可能性」を示唆し、両国の軍事的緊張はエスカレートする一方だ。

参考:India has legal right to suspend Indus Treaty under Vienna Convention: PK Saxena
参考:India mulls Indus Waters Treaty dispute exit, seeks legal view
参考:‘Suicidal’: Defence expert criticises Pakistan’s decision to suspend Simla Agreement
参考:Not a drop of water will go to Pakistan, roadmap prepared: Jal Shakti minister CR Paatil after suspension of Indus treaty

参考:Pakistan Reacts Strongly to India’s Move on Indus Waters Treaty
参考:Pahalgam terror attack: Trousers of 20 victims pulled down, unzipped
参考:Technical intelligence, credible inputs have confirmed Pak link: Delhi to foreign govts

インダス川の堰き止めが「先に手を出させるための手段」ならインドも本気だ

インド政府は帰属問題で対立するカシミール地方のテロ事件について「パキスタン政府や軍が攻撃を支援している」と主張し、世界銀行の仲介で締結されたインダス川水資源条約の停止を23日に発表、インダス川からの取水はパキスタン農業にとって生命線なので「インドによる水供給中断は戦争行為と見なす」「国家を総動員して全力で対応する用意がある」と反発、パキスタンは第三次印パ戦争を終結させるため締結したシムラー協定の停止を警告した。

出典:OpenStreetMap

インドが発表したインダス川水資源条約の停止は「パキスタン側への水供給を即時停止する」という意味ではなく「国際条約からの法的離脱に向けた取り組みを本格化させる」という意味で、この条約自体に明確な離脱事項はないもの、インド側は外交関係に関するウィーン条約第62条に基づき「条約締結時の状況が存在しなくなれば当該条約は取り消せる」この条約は善意に満ちた雰囲気の中で署名されたが現在はその善意が失われている」「そのためインドは条約履行を停止する権利を持っている」と考えており、司法省も条約離脱に向けて法的な選択肢を検討し始めたと報じられている。

インドのパアティル水資源相も25日「パキスタンに(インダス川の)水を1適も流入させないため、政府は短期、中期、長期の対策に取り組んでいる」「まもなくインダス川の水を堰き止めて迂回させる工事が始まる」と述べ、現地メディアは「パキスタン側に影響が出るまで数週間~数年かかる」と、さらにパキスタンが対抗措置として講じてきた「シムラー協定の停止」についても「カシミール地方の実行支配線を遵守する義務が消滅するため歓迎すべき措置だ」と指摘しているのが興味深い。

出典:Akbar Khan Niazi/CC BY-SA 4.0

Times of Indiaの取材に応じた国防アナリストは「パキスタンもインダス川水資源条約の停止に対抗するためシムラー協定の停止をチラつかせてきたが、これはカシミール地方の実行支配線が消滅することを意味するため良いことだ。インドは協定が終了すれば実行支配線を遵守する義務から解放され、軍は実行支配線を超えることが出来るようになり、これはパキスタンにとって自殺行為だ」と述べており、パキスタンが戦争を覚悟しない限り「インダス川水資源条約の停止に対抗できる外交カードをもっていない」という意味だ。

パキスタンのダール外相は25日の議会演説で「インダス川の水資源は2億4,000万人の国民にとって不可欠」「インダス川水資源条約は国際的に承認された条約なので一方的な破棄は不可能」「この条約破棄には双方の合意が必要」「この問題に関してパキスタンは如何なる寛容さも示さない」と述べ、パキスタン国営放送は「インダス川の水問題は国の安全保障と密接に関連しているため、ダール外相は水を巡って将来戦争が起こる可能性も排除しなかった」と報じ、インドが本当に水を堰き止め迂回させる工事を開始すれば、冗談抜きで「本格的な戦争を決意させる理由」になるかもしれない。

出典:U.S. Army Reserve photo by Spc. Caleb Watson

まだ両者の直接的な衝突は実行支配線付近の銃撃戦に留まっているため、ぎりぎり口先だけ=外交の範疇に留まっているとも言えるが、インダス川の堰き止めが「先に手を出させるための手段」ならインドも本気で、現地メディアもパキスタンに対する国民感情を「もう我慢の限界」と煽っているように第三者には映る。

追記:現地メディア=Times of Indiaは26日「パハルガムの犠牲者26人中20人が衣服を剥ぎ取られた状態だった」「テロリストらは犠牲になった男性らの信仰を調べるため割礼の有無を確認したり、イスラム教の祈りの一節を唱えられるか確認したり、アーダールや運転免許証の提示を要求し、この3つのチェックでヒンドゥー教徒だと確認されると至近距離から射殺した」「25人の犠牲者はヒンドゥー教徒だった」と報じた。

他にもIndian Express Limitedは「モディ首相は犯行声明を出したResistance Frontとパキスタンの繋がりを示す技術的証拠を各国の首脳に提示した」と報じ、パキスタンに対するインド世論の感情がますます悪化しているように見える。

関連記事:インドとパキスタンの軍事的緊張、カシミールの実効支配線付近で両軍が衝突
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Maeson L. Elleman

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コメント

  • コメント (37)

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    • Patriots
    • 2025年 4月 26日

    インドも中国とブラマプト川で揉めているのでこれは悪手ではないかな将来同じ事されても強く中国にでれなくなってしまう

    24
    • 現実主義者
    • 2025年 4月 26日

    インドからすれば自国領内で起こされたテロの落とし前をつけろというメッセージなんでしょうけど
    パキスタンもテロを主導していたなんて認めることもできないでしょうからどうなることやら。

    28
    • 7vea4
    • 2025年 4月 26日

    核保有国のインドが初手で過激な対応に出たら対インドの投資リスクが増えるだけなのになぁ。国際組織等を利用する方が賢いのに。
    この辺り、インドのプライドは中国より無駄に高い。

    12
      • a
      • 2025年 4月 26日

      国民の報復感情を抑えるのは難しい
      人数の多寡の問題ではない
      弱腰に出れば国内の過激派が何をするか分からない
      特に台頭する地域大国なんてどうしても国民が対外的に強硬、尊大になりがちだし、
      今の政権与党はヒンドゥー教至上主義政党で散々ナショナリズムと反イスラム感情を煽ってきたから尚更
      しかも最近(世界共通の)経済的苦境で支持率が低迷気味

      22
      • hagahage
      • 2025年 4月 26日

      プライドが邪魔して中国製ドローン部品使えないかもな。
      パキスタンにチャンスがあるとしたら、その辺と。ゲリラ戦かな。

      1
    • ブルーピーコック
    • 2025年 4月 26日

    「国際的に承認された条約なので一方的な破棄は不可能」「この条約破棄には双方の合意が必要」

    この言葉だけで追い詰められてる感はバリバリ感じる。なーんて条約破られまくりの国の民は思ってしまうわけよ。ソ連だの韓国だの、なんなら今もアメリカから2019年の日米貿易協定の反故をチラつかされてるし。(日米貿易協定は日本法において条約)
    まあ日本も台湾との日華平和条約を破棄したりしてる訳だが。

    39
    • 幽霊
    • 2025年 4月 26日

    第四次印パ戦争が起きそうな勢いですね
    仮に戦争になった場合どちらが戦力的に優位なんでしょう?
    最終的には世界初の核戦争に発展する可能性も充分有り得ますよね。

    15
      • D-day
      • 2025年 4月 26日

      明らかにインド。何と言ってもカネがあるから。
      兵器転用可能な民生品(例えば自動車や重機)も圧倒的だしカネや貿易開発利権を元に西側東側の武器を手に入れられる。
      パキスタンのまともな仲間はイランだけで、イランもアメリカ絡みだと動きにくい。

      37
        • 幽霊
        • 2025年 4月 26日

        アメリカはともかく他の西側諸国は言うほどインドを支援するでしょうか?
        ウクライナ支援で西側諸国は疲弊してますし、テロに対する報復だとしても条約を停止して水を止めるという行為はあまり共感を集めにくいのでは?と思いますから。

        3
          • D-day
          • 2025年 4月 26日

          アメリカから見て対中国イランを考えたらウクライナよりも優先度が高い判断もすると思いますよ。 西側と言っても欧州各国なんかアテにしません。カネを出して東南アジア諸国から調達した方がマシ。
          兵器生産もインドの方が上でしょう。
          重要なのは本格的なモータリゼーションがインドでは起こっています。山岳戦に限る局地戦ならとにかく、都市などの補給インフラがある、一定の道路整備がある戦場では速やかに戦力や物資の移動が出来ます。

          あと、極端な話、新幹線やるから日本はインド支持してくれと言われたらモノはとにかく日本はインド寄りになります。他の西側諸国も開発や市場解放などをエサに釣れるわけです。
          パキスタンは基本クレクレで似たようなエサを持ってないです。

          32
            • マミー
            • 2025年 4月 26日

            パキスタンは、ビンラディン暗殺でアメリカと不仲になったけど、一応同盟国なんだよ。

            流石に同盟国なのに知らせず、イスラムの習慣である客人を擁護するに反しての暗殺だから、アメリカを擁護するのは厳しい。

            11
        • 暇な人
        • 2025年 4月 26日

        一応パキスタンは西側で米英がバックなんですけどね、インドは一応東側だし
        パキスタンからウクライナへの武器供給もあります、前の大統領のカーンは親ロシア派でしたがソフトクーデターでウクライナ戦争後ロシア訪問した数か月後に追い出され、よくわからん罪で逮捕されてます。
        彼はアメリカの陰謀と言い張ってますね。
        中国は昔は反ソ連で反インドでパキスタンとは友好国、中国系の装備も多い
        パキスタンで中国系に定期的にテロしてる連中は外国支援されてそうな気がする
        ほかにもサウジアラビアとは同盟国と言われており、サウジの核を保有しているといわれている
        イランはむしろインドよりですね、あくまでインドよりなだけで、パキスタンもイランもお互い主敵は別なので敵対したくないのでお互い中立ですが、パキスタンとサウジ(中国とアメリカ)、インドとイラン(ロシア)
        みたいな感じかなと

        15
          • jiro.siwaku
          • 2025年 4月 26日

          10数年前、インドの海洋戦略に関する海外論文をgoogle schoolerで検索して調べていたら、あるPDFに「インドは、パキスタンと戦争状態になった時、イランの空軍基地を利用できる秘密協定を結んでいる」という記述があって驚いた記憶がある。

          現在、アメリカとイランの核協議が佳境に入っている。少し前にトランプがイランに圧力を掛けた時は唐突に中国が台湾封鎖演習を始めてアメリカを牽制した。今回も唐突にインドがパキスタンとの緊張を高めている。これはイランへの武力攻撃に対しては、中国は台湾と、インドがパキスタンと、イランはホルムズ海峡を、と同時多発で対抗するぞという意思表示になっているようにも見える。

          9
            • マミー
            • 2025年 4月 26日

            ウクライナ、イスラエル、台湾、パキスタン,朝鮮。
            この5正面で戦役が発生したらアメリカすら対処不可能でしょね。

            この内アメリカの同盟国はイスラエル、パキスタン、韓国になりますが、重要度はイスラエル、台湾、朝鮮、パキスタン、ウクライナの順になりますね。

            13
              • たむごん
              • 2025年 4月 26日

              仰る通りです。

              日本の安全保障(極東)だけを考えれば、アメリカの余力を奪う戦争が、遠いどこかで続くメリットがないんですよね…

              9
          • hoge
          • 2025年 4月 26日

          ウクライナでの終わりがやっと見えてきた時期にこの事件……溜め息が出るわ
          誰がテロを計画したんだろうなぁ

          11
            • 暇な人
            • 2025年 4月 26日

            ウクライナ戦争もクリミアの水を止めていたのが原因の一つと言われてますね。
            水がないと人は生きられない
            農業も工業も大量の水を必要とする

            パキスタンは水源地帯を占領する必要に迫られますね。
            インドは攻撃を仕掛けられたとするスタンスをとるのではなかろうか

            インドの反応は過剰すぎる、『たった』数十人程度の命でここまでやることはない、自作自演とは言わないが事前に対応策ができておりそのシナリオに沿っている気がする
            今ならアメリカもロシアも口出しできない、イランやサウジらも某国がらみで動けない
            こんなチャンスはそうそうないしね

            15
        • a
        • 2025年 4月 26日

        イランとは互いにバルチスタン独立運動のテロ組織を支援してるとしてミサイルを撃ち合った(ほぼ空撃ちだけど)ばかりなんですが…

        1
    • パキスタン政府を相手とせず
    • 2025年 4月 26日

    中国にプラマプト川を止められてる弱みがあるから、同じ事を格下&中国の味方のパキにやるんだと思います。インドからすれば中国はインドが何しようが水源を止める可能性がある訳で、その際交渉材料&代替水源としてインダス川を使う。
    もはやモディ政権からすれば、パキなんて眼中になく、見据えているのは中国だろうと。

    21
      • Authentic
      • 2025年 4月 26日

      インダス川も源流域を押さえてるのは中国だから交渉材料にも代替水源にもなってないでしょそれ

      4
        • 二者択一
        • 2025年 4月 26日

        中国がその報復に対する報復に為にインダス川を止めても、パキスタンが結局困るだけで敵国インドへの嫌がらせか、友好国パキへの義理立てか、どちらを優先するかにもよるでしょ。パキスタンを切り捨てる意向ならそうすれば良いだけだが。

        18
    • 報復
    • 2025年 4月 26日

    これはインドによる中国への報復、水源を止められるのはパキスタンにとってと同様にインドにも許しがたい行動なのでインドはダム建設を必ず敢行すると思います。
    パキスタン人には哀れな話ですが。友好国を哀れに思う気持ちが微塵でもあるのなら中国がインドに対して妥協を示すべきでは?逆に連中がここで戦争を煽るのなら、中国が結局パキスタン人を鉄砲玉か何かだと思ってる証拠でしかない。パキスタンは外交相手を選ぶべきでは?

    19
    • 素人
    • 2025年 4月 26日

    単純な疑問なんですが「パキスタンに(インダス川の)水を1適も流入させないため、政府は短期、中期、長期の対策に取り組んでいる」「まもなくインダス川の水を堰き止めて迂回させる工事が始まる」なんてこと可能なんですかね?ダムを設けて流量を恣意的に調整することは可能かもしれませんが、「水を1適も流入させない」ためには3000kmにも及ぶ放水路を作らねばなりません。新幹線用の土地買収ですらままならない国で、はるかに長大な人工運河を作るなんて不可能だと思うんですが。

    14
      • paxai
      • 2025年 4月 26日

      調べた所Tulbul Projectってのはパキスタンの水供給にダメージを与える手段になりそうだが。
      どちらにしろ一滴もってのは大袈裟な表現に思える。それでもパキスタンにとっては戦争を決意させるほどに重いかもね。水問題は何処の国にとっても似たようなもんだけど。

      9
      • kitty
      • 2025年 4月 26日

      テレビ東京「インダスの水、ぜんぶ抜く」

      5
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 4月 26日

    え えらいことや……
    せ 戦争じゃ………
    (画像省略)

    7
    • たむごん
    • 2025年 4月 26日

    インドにも、イスラム教徒は2億人くらいいるんですよね。

    モディ首相は、ヒンドゥー教徒を支持基盤にしていて、(やや陰りが見える者の)高い支持率が続いてきたためすぐ妥協する必要がありません。

    国際河川、水問題に手を付ければ、極めて危険かもしれませんね…

    6
    • Mr.R
    • 2025年 4月 26日

    こらがインド版「琵琶湖の水止めたろか?」ですか……

    4
    •  
    • 2025年 4月 26日

    正直全くの第三者から見るとアホらしいしどっちも大概な国だなとなるのだが、とはいえ当事者間では恨みの連鎖や利害の衝突はそんなこともはやどうでもいいくらいの巨大ミルフィーユなのでどちらかが滅ぶまで衝突は続くんだろう。イスラムとユダヤほどではないけど勝手に決着つけてくれ…というにはあまりにも人間は相互に関わりすぎている。グローバル化は果たした私たちを幸せにしたのだろうか?

    14
      • kitty
      • 2025年 4月 26日

      この地方は一回実際に核戦争やって文明一回滅ぼした実績がありますからねえ。
      マハーバーラタにもそう書かれている。

      16
    • ノーテイスト
    • 2025年 4月 26日

    「陰謀論」と聞き流して下さい。この世には中露イラン弱体化とイスラエル及び現ウクライナのアシストの為なら、あらゆる手段で何でもやる連中がいます。シリア、トルコ北部、ミャンマー、アフガニスタン、四川省にライヒス・ヴュルガー…ここ最近キナ臭さ過ぎ!9.11もそうですが、世界ってこんなに色々不安定でしたっけ?!…昔も同じで、(能天気な)子供や学生だったので実感が無かっただけかも知れませんが…。

      • siroi
      • 2025年 4月 26日

      私が若いころは、ソ連とアメリカが核戦争をはじめて、明日にでも世界が滅ぶかのような言説が飛び交っていましたね。その頃から比べれば、争いのスケールが小さくなってだいぶ安定したと思いますよ。ただし、その分、問題が細分化して増えた印象ですね。共産主義VS資本主義のような、シンプルな対立構造の方が「マシ」だったかもしれません

      8
        • ノーテイスト
        • 2025年 4月 27日

        siroi様、ありがとうございます。「核戦争秒読み」は確かに嫌でしたね。それだけにゴルバチョフ登場による緊張緩和には心底ホッとした覚えがあります。仰る様に東西対立はシンプルな上、“管理された夫婦喧嘩”の様な不思議な安定感も感じていました。昨今は限度を超えた異常気象(これもアメリカの宗教原理主義とアメリカ型文明が主な原因)「100年に1度の記録的高温」等が常態化し、「千年に1度の大地震と大津波」「国家を壊滅状態に追い込む洪水(其れこそパキスタン)や地震」といった自然災害の頻発が不穏さに下駄を履かせている、とは思います。

    • 名無し
    • 2025年 4月 26日

    >追記:現地メディア=Times of Indiaは26日「パハルガムの犠牲者26人中20人が衣服を剥ぎ取られた状態だった」

    この一文とか、どれくらい「事実」なんですかねえ?
    これ、仮に虚偽内容でも、この一文の報道の力だけで「自国民を鼓舞できる」から、「虚偽のコスパが良すぎて」これ系の記事は真正度をいつも穿って眺めてしまう。真実だったらごめん。

    5
    • レプタリアン
    • 2025年 4月 26日

    水争いはマジで殺伐とした争いになるから核戦争までありそう
    まさかウクライナ成敗して世界が平和になりそうと思ったら
    印パ全面核戦争で世界崩壊エンドとは予想出来んかったわ
    「渚にて」とか読み直して放射能汚染後の世界を予習しなきゃ

    7
    • ももやま
    • 2025年 4月 28日

    トランプがノーベル平和賞欲しいならまさに介入のときですね。

    • ヤー
    • 2025年 4月 29日

    インダス川塞き止めに対抗してチベットの元栓を中国がどうのこうの言い始めたら本格的に水源での戦争に発展してくのかなぁ
    根本的にチベット自治区をどうにかしないとアジアは水源が足りないし

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