韓国の国防科学研究所(ADD)は「有人戦闘機とチーミング可能な無人戦闘機を2025年までに初飛行させる」と明かしていたが、大韓航空の航空宇宙部門は16日「ADDが主導するステルスUAV飛行隊の開発を受注した」と発表した。
参考:Korean Air to develop stealth UAV squadron
大韓航空の航空宇宙部門は「20年以上に渡るUAV開発で培った経験」をステルスUAV飛行隊の開発に活かす
国防科学研究所(ADD)のパク・ジョンスン所長は有人戦闘機とチーミング可能な無人戦闘機を2025年までに、ステルス無人偵察機を2027年までに初飛行させると明かして注目を集めていたが、大韓航空の航空宇宙部門は16日「ADDが主導するステルスUAV飛行隊(チーミング可能なステルス無人機のこと)の開発を受注した」と発表した。

出典:KOREAN AIR
大韓航空の説明によると「ADDと共同で有人機とUAV(3機~4機)が同じ任務を遂行する有人・無人チーミングを開発する。このUAVは有人機の支援や護衛だけでなく単独で電子妨害任務や精密攻撃を行う能力を備えている」と述べており、公開されたイメージを見る限りXQ-58Aに良く似た構成だ。
パク・ジョンスン所長が言及していた無人戦闘機も「米空軍がテスト中のXQ-58Aに良く似た構成」と言及していたので、大韓航空が開発を受注した「ステルスUAV飛行隊」は2025年まで初飛行を予定している無人戦闘機で間違いないだろう。

出典:U.S. Air Force Photo
因みにADDは既にステルスUAV飛行隊の基本設計を完了させた状態で「詳細設計を大韓航空と共同で進める」と説明しており、大韓航空の航空宇宙部門は「20年以上に渡るUAV開発で培った経験をステルスUAV飛行隊の開発に活かす」と述べている。
関連記事:韓国、有人戦闘機とチーミング可能な無人戦闘機を2025年に初飛行させる
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※アイキャッチ画像の出典:KOREAN AIR
素直にスピード感あって羨ましくはあるな。
韓国が比較的早期に無人戦闘機を手に入れるのは確定かな。やっぱり日本の動向が気になるな。日経新聞では、国内企業を主体としつつアメリカとの技術交流を行って無人機を開発とあった。2025年までに試作品を研究・開発し、実際の機体開発は2026年から着手するそう。もしこれが本当なら、次期戦闘機がテンペストと共通になっても、無人機は違うものになるということ。防衛省の遠隔操作型支援機技術の研究では2023年度にステルス形状の無人試験機を試作して、高機動の飛行試験を行ったり、防衛装備庁岐阜試験場のヘリコプターに遠隔操作装置の試作機を搭載して遠隔操作の空中試験を行うことが計画されているらしいので、こちらにも期待したい。
ロイターの報道によると「仕様を少し変えつつも基本的には同じ戦闘機を調達することをメインシナリオとして検討している」とのことなので、仮に次期戦闘機とテンペストの開発計画が統合されて、新たに共同事業が立ち上げられたとしても、完全に同じ機体にはならないと思う。
制空戦闘機(Fi)を志向する次期戦闘機と、戦闘爆撃機(FB)を志向するテンペストを統合し、1つの機体で両方対応とか絶対無理だから、胴体共通化しつつ独自設計部分でFi型とFB型とで差別化するんじゃないかって詳しい人は言ってた。
詳しい人によると、日英の次期戦闘機は以下の関係性になると予想されるらしい。
・共通のエンジン/中後胴体構造を採用した対空型と対地型を各々で開発する
・ミッションシステムの中核たる統合FCSは独自開発し、戦闘機能も差別化
・前胴や主翼、CFTも独自設計として機体要求の差異にそれぞれ対応する
・センサ丸ごと/部品や似通う機体機能は徹底的に共通化してコスト削減
・トーネードIDSとADV、F-111とF-111Bの関係性が近い
なので、無人機も英国とは差別化する必要があったのではないかと思う。
想定される任務が日本と英国では異なると予想される以上は、無人機に要求される性能も異なると予想できるし。
そういえば、カオリ-Xとかあったな
有人機の方はKF-21になるんけ?
トップ絵は海面スレスレを飛んでいるのか、雲の上を飛んでいるのか・・・
影からいったら海面近くに見えますね。
実際の意図は分かりませんが。。。
なんか無人機が異様にデカく見えますね。こんな大きさのはずはないですが。
無人機だけ寄りの絵?でも影が・・。
よかったな、久しぶりの大好きな韓国ネタだぞ(誰に言うでもなく)
言いたいのは分かりますがそういのもやめた方が良いと思います、向こう側のつっ込む口実になりかねないので
P-1哨戒機へのレーダー照射という深刻な問題が今また再燃してるのに、
それからは目を背けてこんな記事取り上げるあたり、やっぱこのサイトも韓国の広告塔だわ。
そういうコメントやめましょうや。
>P-1哨戒機へのレーダー照射という深刻な問題が今また再燃してるのに
再燃してると思ってるだけだろ(笑)。なぜなら当時も報道されたから。それが再度「事実」だったと報道されただけ。つまり、今騒いでいるのはYouTube等で自分が見たい情報しか見てこなかった輩か、偶然見落とした者かだな。少なくともYahoo!ニュースの韓国系報道機関は報道していた。個人的には「なぜ今頃キレる?」としか思わない。
> なぜなら当時も報道されたから。それが再度「事実」だったと報道されただけ。
いや今「再燃」してる内容は当時の事件とは全然別の話だと思うけど。
> YouTube等で自分が見たい情報しか見てこなかった輩
これブーメランになってない?
>いや今「再燃」してる内容は当時の事件とは全然別の話だと思うけど。
わかりにくかったな。「方針」が報道されてた。というか当時はもっと過激だった。だからなぜ今頃と思う。
国際基準の3倍の高度まで、日本の自衛隊機が近づいたら火器管制レーダーを照射せよという交戦規定が定められていたことが明るみに出たのですよ
こんな韓国が、やれ西側だの日本の壁になるだの
「公平な立ち位置で見られる自分」に酔って呑気なことを言ってた方々は、反省して頂きたいもんですね
大韓航空って民間航空会社なのに製造部門持ってるの!?
変わった会社だな…
これも財閥の形態の一つか
同じこと思って調べてみるど、どうやらKFXの開発事業でも入札していたみたい
ただ大元の韓進グループも製造事業大きくないし、大韓航空公式のHPにも具体的な実績を載せてないから、あくまで韓国軍からの受注頼みの新規部門感が拭えない
大韓航空はF-5のライセンス生産してたから結構前から製造部門あったはずですよ。
あと中央に映ってるカナードの有人機なんなのか気になりますね。
大韓航空の航空宇宙部門には、釜山に設ける「大韓航空テックセンター」という施設があります。
ここは、東京ドーム約15個分に相当する約71万平方メートルの敷地に、66棟もの建物が集まっていて、整備用のハンガーのほか、エアバス A380にも対応する塗装ハンガー、軍用航空機(在韓、在日米軍の空軍機)のオーバーホールに対応するハンガーなどが並んでいます。
さらに、人工衛星などの宇宙産業、ボーイングやエアバス、エンブラエル向けの航空機部品の製造にも携わっていて、研究開発部門では、韓国政府が推進する無人機の開発にも参画しています。
なので、今回の案件も新規に部門を組織したのではなく、実績のある組織を使っているんですね。
大韓航空は、日本航空(JAL)と三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名航)と日本飛行機が合体したような超巨大組織だからねぇ。
戦闘システムとしての無人機の完成度は、AIで実現できる自律レベルに係っていると言って過言ではないです。
韓国はAI分野の特許数で日本に次いで世界4位(日韓ともトップ中国の約7%、2位米国の約27%)ですが、影響力指数での上位は米加英印台の順になり、日韓ともこれからのリソース注力が求められる分野です。
ということで、2025年頃に実現するチーミングUAVは日韓では技術的に大差ないと思われます。その後の5~10年はまだ分かりませんが。
韓国は先ず目に見える成果を求められ、日本は立てた目標に向けて着実な技術蓄積を志向する傾向が高い。開発プロセスの違いですがケースバイケースでどちらが優れているというわけでもない。
韓国は軍用UAV開発・輸出で先行他国に追い付き追い抜きたいが、日本は今のところ自国防衛用を念頭に置いてるという違いがあるとも思います。
なお日本の取得した特許は民需にしか使えない模様
VIVA!平和主義国家ニッポン!!
チーミングに関しては、各国まだまだ手探り感満載だから、
その中で韓国がどのような回答をだしてくるのか、
純粋に興味ある
韓国における対北朝鮮作戦での数的な主力を担ってきたF-5の老朽化が著しいのは周知の事実ですし、かといって200機近いF-5をそのままKF-21で置き換えるのもコスト的に厳しい、しかしながら有事における空軍の爆撃能力が低下することは受け入れられないというジレンマにある韓国軍にとって無人機利用はアリよりのアリでしょう。納期が強気なのも、エアチーミングがどうとか色々言ってますが実際の任務は対地攻撃が中心であって高度な防空戦闘や制空任務をそこまで重視してないからなのかなと思ったり。
現在、韓国空軍が運用中のF-5E/Fは80機前後です。 前方戦闘飛行団の4つの飛行大隊だけで運用中です。 KF21はF-5の他にもF-16PBU(40機)も代替します。
韓国の場合、有人戦闘機とのチーミングがうまくいかなくても
地上や国内上空の大型機からコントロールする形でも無人機を活用できる地理環境にあるので
黄海や休戦ラインで、ステルスUAVに向いた用途を色々と見つけることができるかと
それにステルス性が多少劣っても、北朝鮮相手なら問題ないと思う
韓国に限らず、他国での無人機の開発・研究や、実戦での戦果などの報告を聞く度に、私は我が国の防衛省が心配になってくる。今年3月30日の産経新聞の記事はショックだった。
> 防衛省は来年度予算で小型の攻撃型ドローンの有効性や諸外国の機体などに関する調査費3000万円を計上したが、「運用のあり方から研究する」(担当者)段階だ。
リンク
我が国は大丈夫なのだろうか? 攻撃型すらこのような状態。ましてやチーミングなんて。門外漢ながら心配。
どうやらウクライナの腐敗をとやかく言ってる場合じゃ無い様ですね
これもやはり日本人の「国民性」って奴でなのでしょうか
南雲さんて方がどういう人かは知らないけど、お爺さんの業績は関係ないのでは?
長年防衛省ではUAVは偵察用途に限って研究開発を行ってきたんですよ。
アメリカが先鞭をつけた攻撃型UAVについては、当時テロとの戦い用という理解もあり、国際的ルール作りを待つというスタンスが防衛省にはあった。現在ではそんなものは何処かへ行ってしまい、将来的主要軍事技術として各国が開発に注力するという状況になっています。
その状況に鑑み、防衛省も攻撃型UAVの調査研究に重かった腰を上げたというわけです。
現在は無人装備研究開発ビジョンに沿ってF-Xと連携する制空戦闘型UAV技術獲得を目標とした研究開発を進行中なわけで、件の調査研究は構想外だった攻撃型ドローンのジャンルを対象としたものです。同時に対処法を研究するための調査でもあるのかと。
何とチーミングする予定なんだろう?
なんとなく作ったは良いけど倉庫の肥やしになりそうな。
韓国の陸上兵器と航空兵器の生産能力は、近年の受注増加の上にポーランドからの大量発注ですでに上限に達しているような気がするんで、抜本的に生産体制をなんとかせんとこれ以上は発注を受けても納品がでけませんになるだけなんとちゃうやろか?
大韓航空の無人機は今んところどの程度の性能なんかはさっぱりわからんのやけど、そこそこええもんがでけて割安やったら売れるんは商売の常道なんやから、とりあえず初飛行がいつなんかが気になるわ。