インド太平洋関連

パキスタン、双方の戦闘機125機が1時間以上も視界外戦闘を繰り広げた

パキスタン当局はCNNの取材に「インド空軍との空中戦は現代戦史上最大かつ最長のものだった」と、アシフ国防相はインド空軍を5機撃墜した証拠について「SNS上の画像や映像だ」と述べたが、インドメディアは「フェイクニュースで溢れるSNSの投稿では撃墜を立証ではない」と反論した。

参考:Pakistan downs 5 Indian jets as retaliation for late-night strikes at 6 sites: officials
参考:Pakistan destroyed Indian jets in hour-long air battle, prime minister claims
参考:Pakistan-India fighter jet “dog fight” was one of largest and longest in recent aviation history, source says
参考:Pakistan is looking to avoid “full-fledged war,” defense minister tells CNN
参考:“Its all over social media”: Pakistan Defence Minister fails to justify claim of downing Indian jets

双方とも自国の領空に留まったまま交戦したということは「航空戦力の接近拒否」がウクライナ以外の戦場でも成立することを示唆している

インドは帰属問題で対立するカシミール地方のテロ事件の背景にパキスタンが関与していると主張、パキスタン側は「テロ事件はモディ首相の支持率を回復するためのでっち上げ」と反論し「公平で中立な捜査の受け入れ」を表明したものの、インド軍は7日未明にパキスタンとカシミール地方のテロ拠点を対象にした大規模な軍事作戦=Operation Sindoorを開始。

出典:Indian Air Force

インド空軍の戦闘機は領空内から長距離攻撃兵器(SCALP、AASM、BrahMosなど)を使用してパキスタン国内とカシミール地方にあるテロ拠点を攻撃したが、パキスタンのタラール情報相は7日午前2時45分頃「インドの戦闘機が2機撃墜された」と、午前4時頃「3機目の敵戦闘機=ラファールが撃墜された」と、午前5時頃にタラール情報相とアシフ国防相が「4機目と5機目の敵戦闘機撃墜を確認した」と述べ、シャリフ首相も「1時間に及ぶ空中戦で我が国のパイロットは敵戦闘機を木っ端微塵に吹き飛ばした」と言及。

パキスタン当局もCNNの取材に「インド空軍との空中戦は現代戦史上最大かつ最長のものだった」「計125機の戦闘機が1時間以上に渡って戦闘を繰り広げた」「両軍の戦闘機は自国の領空を離れることはなかった」「時にはミサイルの応酬が160km以上も離れた距離で発生した」「両軍とも敵領空で自国の戦闘機が撃墜されパイロットが捕虜になることを望んでいなかった」と述べ、アシフ国防相もCNNの取材に「今回の結果は軍事行動を選択したインド政府にとって相応しい教訓となった」と述べたものの、インド空軍の戦闘機を撃墜した証拠を尋ねられるとSNS上の画像や映像を挙げた。

インド軍もモディ首相も「テロ事件に対する報復=パキスタン国内とカシミール地方にあるテロ拠点への攻撃が成功した」とアピールしており、インドメディアも「アシフ国防相はインド空軍の戦闘機を5機撃墜したと主張したものの、自身の主張を裏付けるのはフェイクニュースで溢れるSNSの投稿だと言う」と指摘して「5機撃墜の主張を事実だと立証できなかった」と報じ、現時点では「インド空軍機の損失は敵のプロパガンダ」という姿勢を崩していない。

フランス諜報機関の高官はCNNの取材に「インド空軍が運用するラファール1機がパキスタンによって撃墜された」「我々はパキスタンが複数のラファールを撃墜したどうかを調べている」と述べているため、ラファールが失われたのはほぼ確定的で、互いに自国の領空に留まって敵戦闘機と交戦したため「視界外戦闘能力」が結果を左右した可能性が高いものの、ここには地上配備型レーダーや指揮統制能力も含まれるため「戦闘機の性能だけが空中戦の勝敗を決定づけた」と考えるのは早計だ。

インドのパンジャブ州ホシアルプルでは中国製の空対空ミサイル=PL-15の残骸が発見されているため、直接的な視界外戦闘能力についてもJ-10CもしくはJF-17C Block3がラファールを上回ったという見方もがあるが、パキスタンに供給されているPL-15の射程は半分程度(推定300kmから145km)に制限された輸出向けバージョンのPL-15Eなので、ミーティアを運用するラファールが「視界外戦闘能力において劣勢」とは考えにくい。

米War Zoneも「現代の航空戦術は日頃の訓練、弾薬、ネットワーク、早期警戒、電子戦、戦術など多くの要素が結果を左右するため、ラファールの撃墜はプラットホーム自体の失敗を意味するものではない」と述べているため、もしかすると総合的な認識力でパキスタン空軍がインド空軍を上回った可能性もあり、まだまだ結論を導き出すには情報不足だ。

出典:L.G. Images / Public domain J-10B

但し、表面的なワードを繋ぎ合わせば「PL-15搭載の中国製戦闘機がラファールに勝利した」となるためインパクが大きく、双方とも自国の領空に留まったまま交戦したということは「航空戦力の接近拒否」がウクライナ以外の戦場でも成立することも示唆しているため、貫通型ステルスを志向する米空軍以外の国はスタンドインではなくスタンドオフを追求した方が良いのかもしれない。

因みに米空軍はPL-15に対抗するためAIM-260を大急ぎで開発している最中だが、中国空軍はPL-15を超える長射程の空対空ミサイル=PL-17(推定射程300km~400km)をJ-16に搭載して運用しているのが数年前から確認されており、米海軍がSM-6の空中発射型=AIM-174Bを実用化してきたのもPL-17やラムジェットエンジンを搭載したPL-21に対抗するためだと言われている。

※この種の数値=射程距離は推定値で目標までの飛行プロファイルによっても変動するため参考程度でお願いします。

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※アイキャッチ画像の出典:DGPR (AIR FORCE)

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コメント

  • コメント (46)

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    • 2025年 5月 08日

    あ互いBVR戦闘でパキスタン側はPL-15E、インド側もミーティアを発射してるでしょうし、結果的に命中したのはPL-15Eでミサイルの宣伝上でもPL-15Eは株を上げそうですね。

    これが本国仕様だと射程倍ですから、西側諸国の機体はほぼアウトレンジされてしまいます。

    24
      • 白髪鬼
      • 2025年 5月 08日

      どんなに射程が長いミサイルがあったとしても、標的を認識(識別)できなければ無用の長物ですよ。(もちろん、有効射程の半分以下で発射すれば、燃料に余裕があるので回避しにくくなりますが、長射程ミサイルは高価ですから確実に撃墜できる目標に使いたいでしょう。)
      地上レーダーや艦船のレーダー、衛星、早期警戒機、センサーに特化したUAVなどによる情報を迅速に解析し、発射母機に共有するネットワーク戦能力の有無やその精度が、アウトレンジ戦の鍵となります。

      一方で発射母機は、可能な限りセンサーから逃れる能力(レーダーステルス、赤外線ステルス、可視光レベルのステルス ー 研究中)を持つことが求められます。(つまりGCAPやNGADのコンセプトそのもの。)
      300kmともなると、仮にM5で飛翔しても標的に到達するのに200秒程度かかります。亜音速で飛んでいても数十キロは移動するため、発射母機あるいは別の機体による中間誘導は必須になります。(ミサイル自体のレーダーの覆域は多寡が知れているため、捕捉できる距離まで中間誘導する必要がある。)つまり標的を確実に捕捉し続ける能力が必要になります。

      今回PL-15Eが対戦闘機向けに使用されたようですが、本来PL-15、17の目的は、AWACSや空中給油機などの後方支援機(ステルス性はほぼ無い)の脅威となってそれらを射程外に追いやり、敵対国の戦場認識能力を低下させたり、継戦能力や進出能力を奪うことにあります。

      F-35やF-22といったステルス機をPL-17の最大射程で攻撃するには、何らかの方法で位置を捕捉する以外は考えられませんが、現状ではその可能性は極めて低いです。(だから発射母機やセンサーUAVのステルス性能は重要になる)

      兵器システムの性能は、そのシステムを構成する各ユニットのうち、最も性能の低いユニットの性能に拘束されます。これは製造業において、製造ラインのボトルネックになる工程=製造ラインの製造能力であることと同じことです。

      66
        • たま
        • 2025年 5月 09日

        パキスタンと中国では索敵能力も雲泥の差、台湾危機がひとたび起これば自衛隊の航空機は全滅するだろう

        5
      • nachteule
      • 2025年 5月 08日

       今回の空戦がどの様な状況下で起きたのかも分からない以上は命中したのがPL-15だけで済んでいるのかも不明でしょう。ミーティアが命中していれば同じ話にしかならない。

      9
      • SB
      • 2025年 5月 08日

      2016年に配備が始まったPL-15と90年代に配備が始まったAMRAAMやAAM-4を比べる方が間違ってるのでは…現にミーティアの射程は推定200kmあるわけで

      そもそもF-16に6発も積めるAMRAAMに対して、大型機でようやく6~8発、F-16クラスなら2発しか積めないPL-15(PL-12)がアウトレンジすると言われてもそりゃそうよねとしか

      14
      • 特盛
      • 2025年 5月 08日

      撃墜されたラファールに命中したのがPL-15とは限らないんですが…

      20
    • ナナッシー
    • 2025年 5月 08日

    しかし、嫌な時代になったもんだ。あっちで戦争、こっちで戦争、向こうで民族浄化とか第三次世界大戦は既に始まっている認識でいいかもね。

    24
      • NIVEA万能論
      • 2025年 5月 08日

      よく「世界大戦はもう始まっている」的なコメントを目にしますが、この印パ軍事衝突に関して言えば例えば西側諸国は印パ双方とある程度の繋がりを持っているため一方に加担してもう一方の恨みを買うような選択をするとは考えにくく、せいぜい中国がパキスタンを援助するくらいで基本的に2国間の紛争で終わると思います。つまり世界大戦とは程遠い規模という事ですね。

      まあ以前に比べて紛争が起こりやすくなった、くらいは言えるかもですが。

      44
    • 名無
    • 2025年 5月 08日

    125機で1時間戦って撃墜は5機って事はほとんどのミサイルは外れたのであろうか?
    砲弾の備蓄が騒がれてるけどミサイルも備蓄しなくては。陸戦主体のウクライナよりカシミールの方が日本には学びが多そう

    49
    • 電話猫
    • 2025年 5月 08日

    125機…125機!?
    イラク戦争以降、一度の航空作戦では聞いたことない数字だぞ…
    これでもまだ理性保ってるって言えんのかな…

    13
      • NIVEA万能論
      • 2025年 5月 08日

      両軍合わせて125機というのはあくまでパキスタン側の主張であって、必ずしも事実とは限らないと思いますよ。

      26
    • paxai
    • 2025年 5月 08日

    なにより気に入ってるのは・・・お値段だ!ラファールより安いのだけは間違いないもん。(ミサイルとかもフランス製より安いっしょ)

    18
      • NIVEA万能論
      • 2025年 5月 08日

      ところでインド空軍ってミーティア持ってるんですかね?
      ラファールの残骸とされる画像にくっ付いてたのはMICAとの事ですが。

      6
    • あああ
    • 2025年 5月 08日

    何気にめちゃくちゃ貴重な戦闘データだと思う
    二アピアでの大規模BVR戦闘は冷戦以降初では

    32
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 5月 08日

    双方で125機、インド側が80機という話が本当なら、パキスタン側は数で劣っているにも関わらず空対空(含む地対空?)で優位を保てたという事になります
    冗談ではなく空軍力でパキスタン(と供与している中国)が優位である可能性があり、西側諸国にとっては衝撃的かもしれませんね
    いやー笑えない

    38
      • NIVEA万能論
      • 2025年 5月 08日

      これはパキスタン側の発表で、敵機の数は盛っている可能性もあるでしょうね。

      昔からパイロットの報告は大袈裟ですし。

      15
        • kitty
        • 2025年 5月 09日

        BVRの時代にそれはないのでは。
        まあ複数の個所のレーダーデータでダブルカウントの可能性はあるのかな。

      • 病まんと
      • 2025年 5月 08日

      インド側は対地攻撃が目的でパキスタン側が迎撃側という要因もあるかと
      インド側は対地担当とその護衛という形で直接空対空戦闘したのはもう少し少なかったのでは

      28
        • バーナーキング
        • 2025年 5月 08日

        そして当然ながら撃墜されたのは80機の内、1.2tのSCALPやら2.5tのブラモスやらの重荷を積んだ機体の可能性が高いですからね。

        13
      • ななし
      • 2025年 5月 08日

      この大規模空戦データをパキスタンから中国が入手して
      さらに兵器をアップデートしてしまうのでしょうか?

      本当に笑えませんね、、、

      15
        • 朴秀
        • 2025年 5月 08日

        本当にこれです
        中国機がどんどん強くなるから早く停戦してほしいですね

        9
    • 2025年 5月 08日

    印は外国の政治干渉を受けないように兵器の供給先をワザと多様化してるけど
    それが今回の件にどれくらい悪影響を及ぼしたのか気になるところ
    兵站だけでなく整備や訓練も複雑化・非効率化している筈だからね

    24
    • 匿名希望
    • 2025年 5月 08日

    一時間で両軍合わせて125機が出撃!?
    WW2以前の世界みたいな数字だ…

    14
      • kitty
      • 2025年 5月 08日

      「まわせー!!(ウルドゥー語)」とか言ったのかね。

      6
    • 特盛
    • 2025年 5月 08日

    双方何発もミサイルを撃ち合っているだろうから、見つかったPL-15がラファールを撃墜したとは限らないのでは。

    28
    • NIVEA万能論
    • 2025年 5月 08日

    双方が自国領空内に留まったのは政治的理由のためかも知れず、この戦闘で「航空戦力の接近拒否」が成立したと評価するのは些か早計のような気もします。

    むしろ現代の空戦はBVR戦闘でほぼ決着がつくという事は言えるかと思います。

    24
    • たむごん
    • 2025年 5月 08日

    戦闘機100機超え、有視界外の戦闘となれば、戦史に残りそうですね。

    (推測ですが)両国の外交で、交戦空域を限定していると思うのですが、どのくらいの幅で抗戦空域があったのか気になるところです。

    パキスタン=インドの首都を地理的に比較した時に、イスラマバードがカシミールに極めて近いため、万が一を考えれば交戦空域が広がりすぎない事を願っています。

    9
      • たむごん
      • 2025年 5月 08日

      追記です。
      パキスタン報道官が、イスラエル製ドローンを撃墜したと言及しています。

      インド=イスラエルは、外交安全保障で関係が深く、インドはイスラエルのガザ戦争を支持しています。
      モディ首相の支持基盤は、ヒンドゥー教徒の多くであるため、国内イスラム教徒(約2億人)に気を遣う必要がなく冷たい政策もとってきました。

      局地紛争として、なるべく早く停戦に向かって欲しいものですね…

      (2025年5月8日 パキスタン、インドの無人機12機撃墜 ロイター)

      10
    • ななし
    • 2025年 5月 08日

    この125機というのはどのようにカウントしたのだろうか?数字の正確性にちょっと疑問
    ブラモスの航空機搭載版の残骸らしき画像があったので
    超音速巡航ミサイルとかもカウントしてたりするんだろうか?

    4
    • イーロンマスク
    • 2025年 5月 08日

    (航空万能論GF2024.01.30
    J-10Cがタイフーンと演習で初対戦、中国人はJ-10Cが勝利したと主張)
    このタイフーンがどこの(多分カタールだと思うが)かわからないがカタールならミーティアを装備しているのでPL-15がミーティアに対して優位性をもつ可能性がある
    ま、真相は藪の中なので続報を待ちですが

    5
      • hoge
      • 2025年 5月 09日

      エンジンの信頼性や推力重量比は劣っていても、RCSの小さな単発機+さらにエンジン・ブレードからのRCSを減らすDSIインテークにAESAレーダーも備えているので厄介この上ない相手なのでは…

      探知されづらいし、探知能力も低くなく、長射程のミサイルを積んでいるので、本気で圧倒するには五世代機以降が必須かもしれませんね。

        • 2025年 5月 09日

        視界外で決着つくなら非ステルス機では勝てなくて、
        もしステルス機を入手できないのなら
        地対空ミサイルを揃えとく方がまだ戦えそうに思える

        3
    • Natto
    • 2025年 5月 08日

    ステルス機でないとカンオケの時代が来てるのかも。
    双方AWACSやレーダーの支援はどうだったんだろ?

    12
    • DEEPBLUE
    • 2025年 5月 08日

    4.5世代機はRCSが重要視されそうですね今後

    1
      • バーナーキング
      • 2025年 5月 08日

      4.5世代機が少しばかりRCS下げたところで被探知距離は大して変わらないのでAEW機やEW機の支援で簡単にひっくり返るし、機外兵装を積んでしまえば誤差の範疇でしょう。

      18
        • hoge
        • 2025年 5月 09日

        機外兵装ありでも、誤差の範囲と言えない差がつくから、各国必死に削減しようとしている。
        – RCSが1/10になると非探知距離がおおよそ半減する
        – そもそも空対空ミサイルもパイロンも戦闘機本体と比べると著しく小さく、機種によっては半埋込式で積めるので、空対空ミサイルを数発積んでも極端に変わらない
        – なのでF-35も短距離空対空ミサイルを外付け運用していることがある
        – 増槽や無誘導爆弾はサイズが大きいのでその分影響も大きい
        – そもそもJ-10CEからして、DSIインテーク採用でJ-10AからRCSを最適化した機種

        ただし、従来の戦闘機でRCSを削減しようとすると細くて小さい機種が有利で、そうなるとアビオニクス、ミサイル、燃料等の搭載量≒現代戦闘機に求められる性能が犠牲になってしまうので、それらを両立しながらRCSを削減できる5世代機以降が有利なのは動かないと思われ。

        2
    • ののの
    • 2025年 5月 08日

    これステルス機同士になったら、互いに非探知距離が激減するわけで、となればミサイルのシーカーの探知範囲も狭くなって=命中率が下がって、互いにめったに当たらない(割には死ぬほど高価な)長AAMをステルス機で投げあって数機だけ撃墜されて撤収、という恐ろしいほどお財布に悪い空戦が繰り広げられるのではないか。
    日米の弾薬払底どころか、下手すれば中国ですら弾薬不足に陥るレベルの。

    28
      • nednir
      • 2025年 5月 08日

      だから地上撃破が重視されるとすれば、防衛省が島嶼防衛用高速滑空弾(射程3000km)とかイカレたことを言い出すのも納得なんですよね。地上で分散するのも広くて強権が効く中国の方が有利なのはなんともですが……

      33
    • 鳩時計
    • 2025年 5月 08日

    戦闘機のレーダーは前方しか見えないので、インド機が国境付近で対地ミサイルを発射して、反転して引き換えしてるときにパキスタン機から反撃されたら後ろからミサイルが飛んできて本当に視界外戦闘になるんじゃないかな

    4
    • ななし
    • 2025年 5月 08日

    インドによる対地攻撃は何パー成功して、何パー阻止されたんだろね?

    8
    • 反革命分子
    • 2025年 5月 08日

    見えない敵を撃つというと陸戦における砲が相当すると思いますが、それはつまり長射程ミサイルの多寡が勝敗に直結するとも言えそうです。
    (まあ運用に必要な支援は色々ありますが、当然運用の基盤は十分保護され一挙に破壊することはできず、モノを言うのは投射物の数になるかと。)

    4
    • AKI
    • 2025年 5月 08日

    パキスタン側の損害がはっきりしないと、どちらが有利だったかは分からない。

    7
    • 2025年 5月 09日

    中華FCSの性能やネットワークシステムが気になる。
    今回はお互い離れてちちくりあっていたんだろーけど、ラファールを捕捉撃墜したとなると中華はハリボテとかいよいよ言ってられなくなってきたなー。
    今までは急成長したとはいえ、やはり欧米側とくらべるといくらかは劣るのてはないかと馬鹿にしてたよ。

    PL17?もどーやってそんな遠くに誘導すんだよWと思ったけど、データリンクやらでなんとかなるのか?

    3
    • 航空太郎
    • 2025年 5月 09日

    本当にこんな大空戦が行われたのなら、戦闘行動以前に、双方大混乱、該当空域での事故多発となるでしょう。AWACSがいたって状況整理なんて無理です。というか、現代戦闘機が1時間も戦闘行動やれないことくらい、CNNも理解しているでしょうに、なんでパキスタン側の主張だけ垂れ流すような記事を出しているのだか理解に苦しみます。

    10
      • おるか
      • 2025年 5月 09日

      自分も一方の意見ばかり報道するのはどうかと思いますが、メディアというのは得てして最初の一報を出すことに強い意義を見出しているものです。注目が集まればそれがお金になるので。これが対ロシア、対中国の報道には政府の意向を反映して懐疑的な報道内容になると思いますが、今回はどちらの肩を持ってもいい国同士の争いなので言ったもん勝ちになるのは仕方ないとも思います。外から見る我々はインド側の主張が出そろってから冷静に分析なり、評価なりをやっていけばいいかと。

      7
    • hoge
    • 2025年 5月 09日

    双方大本営発表すぎてよくわからないけれども、蓋を開けたら撃墜は味方からの誤射で双方のミサイルは交戦距離やEWの関係で命中しませんでしたとか、脱力する結果になっても正直驚かないですね。

    3
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