インドとパキスタンは実行支配線沿いの銃撃戦を10日間連続で繰り広げており、パキスタンは戦術弾道ミサイルの試射を行って「軍は如何なる侵略に対しても国の安全保障を守れる信頼を示した」と表明し、アシフ国防相も「もしインドがインダス川に建造物を作れば攻撃する」と断言した。

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パキスタンのタラール情報相による「インド軍が24時間～36時間以内に軍事行動を起こす」と予測は外れたが、軍事的緊張は引き続き高まり続けている

インドとパキスタンは帰属問題で対立するカシミール地方のテロ事件後、10日間連続で「相手が停戦協定に違反して実行支配線沿いで発砲を繰り返している」と非難し、インドは3日「パキスタン船籍の船舶寄港禁止」「パキスタン発もしくはパキスタン経由の輸入禁止」「インドとパキスタン間の郵便物や小包の配送禁止」を、パキスタンも「インド船籍の船舶寄港禁止」を発表し、戦術弾道ミサイル＝アブダリの試射を行って「パキスタン軍は如何なる侵略に対しても国の安全保障を守れる信頼を示した」と表明した。

パキスタンメディア＝DAWNはアナリストの発言を引用し「今回のミサイル試射はインドへの警告射撃」「我々がインドに対抗できる能力を持っていると示した」「これはインドだけでなく世界に向けて『十分準備が出来ている』というメッセージでもある」と報じたが、アシフ国防相もGeo Newsの取材に「もしインドが（インダス川水資源条約に違反して）インダス川に建造物を作れば攻撃する」「侵略とは銃弾や砲弾を発射することだけではない」「水の流れを遮断･迂回すれば飢えや乾きによる死に直結するため侵略に該当する」と述べてインド側を牽制している。

インドはモディ首相のロシア訪問（5月9日にモスクワで行われる戦勝パレードへの出席）キャンセルに続き、シン国防相のロシア訪問までキャンセルしたと発表し、双方とも軍事的緊張を引き続き高めている格好だ。

पाकिस्तान के पूर्व सेना प्रमुख जनरल कमर जावेद बाजवा भी स्वीकार कर चुके हैं कि भारत के साथ लंबे समय तक संघर्ष करने के लिए पाकिस्तान के पास गोला-बारूद और आर्थिक ताकत की कमी है.#india #pakistan #PahalgamTerroristAttack https://t.co/TiQdjdjdPf

— ABP News (@ABPNews) May 3, 2025

因みに双方のメディアはXの投稿を引用して「パキスタンは英国を通じて155mm砲弾をウクライナに供給してきたため砲弾備蓄が危険なほど少ない」「この砲弾不足は砲兵と機甲部隊に依存するパキスタンの軍事戦略に深刻な影響を及ぼすだろう」「十分な砲弾がなければインドの攻勢を阻止するパキスタン軍の能力が著しく損なわれる」「パキスタン軍の砲弾備蓄量は強度の高い4日間の戦闘分しかない」「そのためトルコから緊急支援を受け取っている」と報じているものの、この話がどこまで事実なのかは一切不明で「パキスタン軍の砲弾不足という噂」だけがメディアを賑わせている。

さらに「パキスタンは英国を通じたウクライナへの155mｍ砲弾供給を停止した。クルスクではインド製の155mm砲弾が発見されていたが、インドも潜在的な紛争に備えて155mm砲弾の供給を止めたため、ウクライナは砲弾不足に陥っている」という指摘もあるが、これも根拠を提示しない噂（そもそも両国がウクライナ向けにどれだけの砲弾を供給していたのかが不明で、もしウクライナへの155mm砲弾供給に占めるパキスタン製とインド製の砲弾が大きいならもっと大きな話題になっている）に過ぎない。

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※アイキャッチ画像の出典：Khawaja Muhammad Asif