韓国防衛事業庁は25日「2028年までにK2を約150輌調達する4次量産計画を承認した」と発表、まだ4次量産の仕様は確定していないものの、防衛事業庁の関係者は「国産パワーパック、RWS、APSの採用もあり得る」と述べている。
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4次量産に採用される可能性があるAPSがトロフィーなのか、国内で開発が進められている新型APSなのかは不明
韓国防衛事業庁は25日「2028年までにK2を約150輌調達する4次量産計画(投資額は1兆9,400億ウォン)を承認した」と発表、関係者も「国防技術品質院による耐久度の評価が必要なものの、国産エンジンと国産変速機で構成されるパワーパック採用への道が開かれた」と述べており、技術の進歩によって軍の要求要件が満たされればRWSやAPSの採用もあり得るらしい。
既にK2にはHyundai Infracore(2023年に現代斗山から現代インフラコアに社名を変更)社製のエンジンが採用されているものの、SNT Dynamics社(S&T重工業)社製の変速機が国防技術品質院の承認を得られておらず、3次量産までは国産エンジンとドイツ製変速機の組み合わせで構成されたパワーパックが採用されており、ポーランドに輸出されているK2も同じパワーパックを採用しているが、国産エンジンと国産変速機で構成されるパワーパックはトルコが採用を決めている。
トルコは韓国製パワーパックを装着したアルタイをテストして要求要件を満たすと判定、変速機の輸出が決まったSNT Dynamics社も「現地の険しい地形で1日200kmもの走行を完了するなど過酷なフィールドテストをパスして変速機供給に関する契約を締結した」と発表しており、韓国国内でも「4次量産で国産エンジンと国産変速機で構成されるパワーパックが採用される」という声が多い。
因みに4次量産に採用される可能性があるAPSがイスラエル製の「トロフィー」なのか、国内で開発が進められている新型APSなのかは不明で、10年前に開発したKAPSは調達コストが高価(約10億ウォン)で迎撃した標的の破片が味方に被害をもたらすという理由でによって採用が見送られた。
しかしウクライナとロシアの戦争を受けてAPSの必要性(国際的な需要)が高まり、現代ロテムやハンファなどが新型APSの開発に取り組んでいるらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:16 Dywizja Zmechanizowana
これで第7機動軍団の戦車をすべてK2戦車にするという目標が達成されるのかな。
10式よりK2の方がいいや。煽り抜きで
まぁ去年まで自衛隊の調達数が年5-6両とか死んでる特注品の地上兵器という時点で、戦略的に量産品には及びませんね。
ただ、地理的問題で製造能力維持しないといけないのでコスト度外視でも作り続ける必要があるでしょう。
そして輸送能力、移動能力を考慮すると、軽量化戦車が国土防衛に優位というのも本当なので、輸出考えず日本限定ではという条件下なら10式でいいと思いますよ。
防衛力整備計画から戦車火砲300/300体制の記載が消えていたのでワンちゃん戦車火砲戦力の再検討&10式増備もあるか?と思ったり
16式を10式に置き換えて19式も入れた重編成の即応機動連隊とかあってもええやん
…何故か既視感があるな、あっ(拡大BTG
90式の廃棄を止めさせないと。
以前も指摘しましたけど、EST15Kの中身はZF製でしょ。国産エンジンとやらのDV27Kは明らかにMTU883のコピーかライセンスでしょうね。元々韓国は冶金技術が劣っているので高出力のエンジンやタービンを作ることを苦手としています。
両エンジン共に排気量27400ccで90度バンクのV12でツインターボです。ターボの取り回しや補器類の配置もほぼ同じです。まぁトルコのアルタイに採用されてるんでドイツの輸出規制はクリアしているんでしょうが、パテント料は相当払っているんでしょうね。
トルコやポーランドみたいな地理条件ならそうかもね。日本で使うなら10式の方がいい。
10式に関しては目立たずに小改良レベルでしかアップデートしかしてないから実質導入当初から大幅な進歩が無い扱いなんだろう。国産パワーパック搭載して状況次第でRWSやAPSの採用もある大規模アップデートに比べれば遙かに地味で進歩が無い風に考えても仕方が無い。
10式に関しては履帯更新とネットワーク関連更新して弱かった装甲部分の一部改修でどれ位の戦闘能力向上に繋がっているかと言われたら、やらないよりマシだがどこまでの向上が見込めるか分かりづらいのよね。
攻撃においてはプログラマブル砲弾やRWS搭載とか、車載機銃をまともな物に交換。防御においてはトップアタックの更なる対策や全体的な防御向上。駆動系においては重量増を見越したパワーパックの改良や駆動系の強度アップやMBT初の実用性があるゴム履帯採用とかミリオタを喜ばせる必要は無いけど戦力として無駄にしないとか乗員保護に力を入れるとかもっと改良が有って良いと思う。
まさかそんな理由でとか普通に言っているのが信じられんわ。RWSとか装甲強化とかもろ乗員の生命とか継戦能力に関わってくる物なのに。
逆に聞きたいけどまともに使えない根拠を教えて欲しいわ。国の存亡がかかっている時に既存インフラの保護の方を優先するのかね?逆に日本の重量級の戦車が使用出来ない環境であるなら相手の戦車も使えない理屈になるとは思うが。
いやここで書けない理由って何よ。簡単に調べて出てくるなら書いても良いじゃん、あなたが思っている答えと違った答えがヒットしたら議論すらまともに出来ん。
少なくとも戦車畑だったかの元陸将は内地での使用は可能みたいな感じだったぞ。
まあ、本当に安くて性能が良かったとしても、そもそも隣国には主要装備品の供給を依存してはいけませんな。容易に政治カードにされる。
日本の陸上兵器ってアップデートをあまり聞かないですよね
戦闘機や対空兵器は必要性が高いこともあってかそれなりにシステム更新等されているようですが
10式戦車も既に10年以上経過し、10式バージョン2みたいな検討もあっていいと思うのですが、90式すら原型のままなので、多分ないのでしょうね
陸自装備ってA1とかの名称変更を公表してないだけで、結構細かく改善してますよ。
74式戦車の改良型(試作のみ)がG型だったのは、それ以前にA~Fのサブタイプがあったからだ、というのは割と有名(wikiにも記載あり)です。
90式もロットごとの差異が結構ありますし、バックフィットの他にも2000年問題対応という名目でヴェトロに色々やってますし。
10式も判明しているだけでも、通信系の改修が最低3回、外部有線端子(野外電話用)の撤去、キャタピラ変更、スカート変更と細かい改修は続いています。
追記
大幅な性能向上が見込める大規模改修には、最低でも新型の3割とか5割、酷いときには新造以上の金がかかります。
M1A2 SEPの改修費用が10億円超という実例もありますし。
エイブラムスの新造以降、改修費用の総額っていくらかかったんでしょうね?
1930年代の戦艦の大規模改装のように条約の制限がある場合。
少しでも安い事を優先するほど資金が厳しく、かつ放置できない場合。
台湾のように政治的事情で新型の導入が不可能なのでやむなく使い回す場合。
こういう相当な理由がない場合は新型に更新したほうが効率がいいですよ。
下手に大金をかけて改修すると、エイブラムスのように100年使えという冗談が出てきません。
M1の再生工場でサンドブラストでドンガラから錆落としする工程は個人的に見てて楽しいです。
それとは関係なく、VRTGさんの指摘事項に同意です。
90式の廃棄はおかしいだろう。
90式も初期ロットの砲塔正面装甲がRHA換算(対KE)で700mm前後に対し、中期ロットは800mm以上とロシアで推定されてましたね。
99式の最新APFSDSが2kmで680mm貫通とされているのでこれが本当なら何とか正面で戦えます。
広多無も載せてるから地味にC4Iも強化されてる。
基本ロットごとにマイナーバージョンアップしてるし(基本公表されない)
国産兵器については大幅なアップデートは殆ど無いですね。
アメリカ製の場合は米軍に準じたアップデートがなされますが、自衛隊や国内メーカーにはアップデートという考えが無いのかもしれません。
改とか能力向上型とか普通にありますが…。
武装や電子装備の更新は比較的簡単ですが、フレーム設計の古さってのは小手先の対応ではどうにもなりません。
74式改の例が解りやすいですけど、大規模改修するくらいなら完全な新型に切り替えたほうが割安なことが多いんです。
陸自の戦車は20年程度で完全な新設計に切り替えてますが、大規模改修してるM1やレオ2は(開発・生産時期的に)74式と同世代ですよ?
レオ2A5以降もそうなのだけど。
近頃の最新戦車は、操縦士席のハッチはマトモに開くのだろうか。
開いたとしても、操縦士は非常時に脱出ができるのだろうか。
楔形の装甲がすごく邪魔にみえます。大丈夫かなのかな。
新しいパンター戦車もそんな感じですね。
確証は無いので恐縮ですが、レオパルト2と10式は底部に脱出用ハッチがある様です(地雷への幸甚性にマイナスかは不明)。
M1エイブラムスは脱出用ハッチが無く、操縦手用ハッチが使えない場合は砲塔から逃げる様ですが、砲塔の向き次第でそれも困難みたいですね。
K2がどうかは分かりません。
ご教授ありがとうございます。
あれ?2021年に第一報が流れたんだがまだ決まってなかったのか?
戦車のサイズと重量から装甲の厚さなんてのは大体推測されてしまいます
設備や乗員用スペースをコンパクトにまとめるのには限度があるからです
増加装甲オプションは気休めです。過信してはいけません
10式は日本国内で主に待ち伏せ運用することを前提とした戦車です
間違ってもウクライナみたいな戦場で敵陣に殴り込みに行く戦車じゃありません
なので輸出とかできません
問題となっていたパワーバックが改良進んで良かったです。
APSは既にイスラエルが先を走ってもいるので国産化でどのような機能を盛り込んで量産化するのか興味深いです。
LK-99は結局常温超電導材料ではなかったですが、そのような候補がホイホイ出てくるほどには韓国の材料・冶金研究の裾野もこの十数年で広くなっているんですよね(研究機関や企業が基礎研究に費やす資金は日本と韓国はほぼ変わらない=案件あたりの科研費では韓国が勝るという試算もある)。少なくともK2戦車の試作型が登場した頃と比べると韓国の工業力は飛躍的に伸びており、そういう意味で韓国産変速機製造における長年の懸案だった高耐久の合金開発・調達などは決して手の届かない領域ではないでしょう。
APSといえばATLAも試作品の映像を出していましたが、陸自は経空脅威への評価をどう考えてるんでしょうね。北鎮の機甲連隊は島嶼戦ドクトリンでも最後の後詰めという位置づけなので、そこが脆弱だとまずい訳ですが…
だらだらと仕様もない持論を述べられているようですが…
とりあえず巣にお帰り下さい
リプ先の言葉はちょっと強すぎるが、LK-99については正にその通りだったし、韓国で基礎研究分野があまり人気無いのはよく言われてること。最近の日本もだけどね。
あなたこそ何か反論あるならもっと具体的にしないと。
LK-99なんてただの詐欺案件ですのに
そんなのを話の枕に持ってこなければならないほど苦しいのか、、
K2はトロフィーなのか
レッドバックはアイアンフィストを使ってましたが
イスラエル製APSはトロフィーとアイアンフィストがありますけど、どう使い分けされてるんですかね
戦車がトロフィー、IFVがアイアンフィストの使い分けが多いような気がしますけど
各国が開発や導入を進めているAPSは日本でも開発を進めてほしい。以前やっていたようだが音沙汰ないので気になっている。海外製の導入も視野に入れつつ国産の候補も出せるようにしてほしい。
90式の廃棄はおかしいだろう。
最初期ロットが30年選手だからまあ廃棄して新型に更新するならわかるわ。
むしろ、要らん物はガンガン捨てていこう!
じゃないと米空軍みたく老朽装備の維持費用だけで浪費し自滅するだけですよ
素直に、10式の後継と噂の(仮想)30式を推すとかどうですか?装甲の技術も20年経てばかなり変わっていますよ、10式の時で90と同じ性能で重量60%、同じ重さで67%向上とコメントされているので、(仮想)30式では主砲は130mmか140mmにしないといけなくなるので、10式は適当に難癖付けて少数生産で誤魔化していると妄想しているのですが・・
90式は2019年8月に三菱重工が「90TK事業について」という提案を防衛省に行っているらしいのですが、内容がほぼ全て真っ黒にされていて、不明だそうです。「120mm戦車用徹甲弾の共通化」DAIKINも表紙のみ確認されているので徹甲弾は90式10式(今は別々)共通に変わるみたいですね。
自力で戦車開発できない西側国家がある程度まとまった数をASAPで調達したいとなったら、現状だとK2がほぼ唯一の選択肢になっている感がありますね。
値段がそこそこ安く、攻撃力と防御力もそれなりで、エイブラムスやレオパルトよりも調達が容易。
車幅と重量の問題から日本じゃそもそも選択肢に入りませんけど。90式運用できない本土でK2はもっと無理だぞ。
これでようやく国境あたりにいるM48が退役できるんか?