韓国メディアはインドネシアの不確実性によって韓国防衛産業が影響を受けていると報じてる。
参考:COVID-19 delays Korea’s defense exports
KF-Xの開発費も発注した潜水艦の前払金も払わないインドネシアに振り回される韓国
韓国の韓国航空宇宙産業(KAI)は第4.5世代戦闘機「KF-X」を開発中だが開発パートナーのインドネシアが開発費の支払いを停止しているため予算不足に陥っている。インドネシアは開発費約8兆ウォンの20%(1兆6,000億ウォン)を負担することになってるのだが今年4月時点で5,002億ウォンの支払い滞納が発生しており、インドネシアが支払いを再開しない限り開発費の滞納額は増えていく一方だ。
この問題が特に厄介なのは韓国側がインドネシアから担保を取らなかった点だと韓国メディアは指摘している。
韓国メディアによれば通常、軍と防衛企業との間で結ばれる契約にはある種の保険(担保)が設定されるのが一般的なのだが、KF-Xの共同開発は韓国政府とインドネシア政府の覚書(MOU)に基づいたプロジェクトなので開発費の支払いに何の担保もないと説明しており、要するに韓国側はインドネシア側に開発費支払いを催促するしか滞納分を回収方法がないという意味だ。
補足:韓国政府は新型コロナウイルス対応のため国防費を削減中でKF-Xの開発も削減することが決定している。そのような状況でインドネシア滞納分を政府が負担するのは不可能と言っており、韓国航空宇宙産業も昨年度の利益が1,983億ウォン(約180億円)しかなかったためインドネシア滞納分を追加負担する余裕はない。
さらにインドネシアは昨年4月に追加発注した209型潜水艦(1,400トン)3隻の前払金も支払っていない。
インドネシアは韓国に発注した3隻の209型潜水艦引き渡しが完了したため、昨年4月に新たな契約を韓国側と結んで209型潜水艦を追加発注した。この契約は潜水艦建造費用の85%を韓国政府が融資する条件なのでインドネシア側の負担は約3億ドル(契約総額は11億ドル)に過ぎずない。
しかしインドネシアの潜水艦建造を受注した大宇造船海洋によれば、インドネシアは契約締結から1年以上経つのに契約で設定された前払金を送金してこないと言っている。
なぜインドネシア側が前払金を送金しないのかは謎だが、インドネシア軍は国内経済停滞で国防予算が縮小される可能性を考慮して国防計画を見直した結果、潜水艦の総保有数を12隻から8隻に変更、韓国との契約をキャンセルできないか検討に入ったと言われているため意図的に前払金支払いを停止している可能性が高い。
さらにインドネシアは209型潜水艦よりも大型でAIP機関を搭載した214型潜水艦に興味を示していたので、今回の保有総数削減の影響で209型潜水艦調達を中止して214型潜水艦調達に切り替えることを検討しているのかもしれない。
実際、インドネシアはトルコから214型潜水艦の提案を受けているので全ての話は辻褄があう。
補足:214型潜水艦は209型潜水艦とは異なり燃料電池タイプのAIP機関を搭載したタイプで、韓国も自国海軍向けにライセンス生産を行っているが第三国への輸出用ライセンス生産は認められていない。 しかしドイツはトルコのSavunma TeknolojileriMühendislikve Ticaret(STM)社に214型潜水艦の第三国輸出用ライセンス生産を認めインドネシアに昨年提案させており、インドネシア側もAIP機関を搭載した潜水艦に興味を示したらしい。
どちらにしても韓国防衛産業のドル箱だといっていたインドネシアが、ここに来て仇になっていることだけは確かだ。
※アイキャッチ画像の出典:public domain 韓国海軍の209/1300型潜水艦
まーインドネシアって国はこういう国ですから
何でも賄賂なりでひっくり返る国。賄賂が足りなかったと潔く諦めなさいな
それよりなぜ前金に固執するの
前払いがないと廻らないってそんな共同開発がありますか
KF-Xの方で滞っているのは、前払金ではなく﹙インドネシア負担分の﹚開発費。
﹙普通に共同出資する形態の﹚共同開発なのだから、韓国が問題視するのは当然だと思います。
あとついでに、潜水艦の未払いの前払金について拘るのは「契約で設定された前払金」だから、かと。
結局の所、両件とも契約の不履行なのでしょうね。
不適切な相手をパートナーに選んだ結果ですし、 韓国も不履行なのはヤラカシ気味な印象がありますが、
今回は少し韓国に同情しています。
企業で契約担当をしてますが不履行時の条件やペナルティ、もっと言えば不履行の定義を自分に不利益ないよう(もっと言えば有利に)設定するのは基本です。大抵において発注側が有利なので、受注側は前記に特別注意を払わなければならない所です。
契約は必ず履行されるものではありませんので、リスクコントロールが甘かった韓国の責任は大きいです。
契約関係はシビアですね。
勉強になりました。
インドネシアは超多民族、超多数諸島国家で、地域数と民族数が恐ろしい。
その時その時、その場その場で権力を握ってる、もしくは権勢の強い民族や地域が違うらしいのだが、外部からは全くわからない。
更に賄賂や接待などの汚職もすごいので賄賂・接待工作に長けた韓国も苦戦しているのだろう。
最も、現場レベルでの韓国製への不信感も要因としては大きいのだろうが。
日本も高速鉄道で痛い目にあっている。
インドネシアはその様な国だと泣き寝入る事になるのかな?
KFXは新たなパートナーを探してももう見つからないだろうな。
2次補正予算ではKF-Xは削減対象外でした。
防衛予算(補正前)の約50兆ウォン
現在、審議中の3次補正予算(40兆ウォンぐらい)では、
総額の防衛費の削減額(案)は7,000億ウォンで、KF-Xの開発費、海上哨戒機年賦額(P-8の購入費用の積立て?)が削減の候補に上がってますね
韓国、災難支援金給付のため国防予算また減らす…7000億ウォン削減を検討
リンク1
2次補正予算(確定)は7.6兆ウォンで、防衛費の削減は約9,000億ウォン。
韓国、新型コロナの余波による国防費削減でF-35A戦闘機導入に遅れか
リンク2
嫌いだけどちょっと可哀想
そんなのは、韓国の常套手段。えっインドネシアの話し・・・韓国の自業自得
そんなことじゃ、韓国はレッドチーームになれないだろうな。でも北朝鮮に寄付する資金があるから、いいんじゃねぇ
KF-Xの開発費約8兆ウォンとのことですが日本円で8,000億ですよね。
たったこれだけで4.5世代の新型戦闘機を開発できるのでしょうか。
もしかして機体だけで電子装備やエンジンの開発費用は入っていないのかな?
それとも開発費約8兆ウォン/年ということかな?
それだと高過ぎですよね。
F-2の開発費が、下記の通りです。
・日本見積り1650億円
・米国見積り6000億円
・実績 3270億円
ベースモデルがあったので、例として不適切かも知れませんか、新規開発相当の工程は踏んだので、参考にはなるかなと。
なるほど。
的外れな金額ではなかったようですね。
ご教授ありがとうございました。
韓国の上をいくとは、さすインドネシア。
そこにしびれる憧れる。
どちらの国とも付き合いたくないな。
インドネシアには日本もだいぶ不愉快な目に遭わされてるからな
そんな程度の国と言うことだろう
インドネシアは地下資源でもアメリカ資本を初めとして世界に喧嘩を売ってる。(10年ぐらい前から)
鉄鉱石は産出されないけど、アルミ、銅鉱石などは豊富に産出する。
で、輸出する場合には精錬度で枠をはめてる、鉱石の状態での輸出は認めてない(要は精錬プラントをインドネシアに作れてって事)、まあどの国も従いたくない。
これ関係でインドネシアへの投資は(インドネシアを締め上げる)・・・って方向性もある
記事を読んで韓国が少し気の毒と感じた皆さま、そのご懸念には及びません。
韓国には「溺れる犬は棒で叩け」という諺があり、溺れた犬に手を差し伸べて川に引きずり込まれるという事態を避けよ、という意味です。
リンク
過去に弱っている相手がいたら助けるどころか逆に叩くということをしてきた民族なので、今回は自分自身が溺れる番です。同情や情けをかけるとかえってためになりません。
もうKFXは計画が停滞している者同士、トルコのTFXと共同開発したらどうだろうか?
名品K-2戦車とアルタイ戦車の前例も有る事だし夢よもう一度ってロマンを感じる。
韓国も韓国で攻撃ヘリを買う買わないでアメリカに色々やったし、インドネシアも見透かして振る舞ってる。
ハッキリ言えるのは世界では騙されるのがバカにされるということ。
商売は売掛金を改修出来なきゃタダ働きに終わる
まぁ、出世払いで良いんじゃないの?(鼻ホジ)
(´・ω・`)
「出世払い」は、出世しないと見なした場合は、何時でも請求出来るとの解釈も。
油断した韓国も韓国だが、インドネシアなぁ…
この国との付き合い方はよくよく慎重に考えないとね
韓国に同情してはいけません。
韓国も国家間の約束を守らない国ですから。
韓国も国家間の条約を守らない国ですから。
韓国もインドネシアと同様の三流国ですから。
軽蔑すべき低俗国家ですから。
>賄賂が足りなかった
まあこれでしょうな。賄賂が切れて目が覚めてみれば、
米・仏・瑞・露の戦闘機はそもそも実物があるので、韓国製にこだわる必要性なんて全く無い
インドネシアは2.6億人の人口大国ですが、軍事費は約5000億円(GDP比0.8%)と、防衛努力にやる気の無い国
韓国はインドネシアに夢を持ち過ぎたのでは無いか
類は友を呼ぶ
ダメ人間のまわりにはダメ人間が群がるという人間の傾向は、
国家という人間の集団にも当てはまる