韓国の国防科学研究所とハンファシステムは9日、開発・小型化に成功した「指向性赤外線妨害装置(DIRCM)」の運用評価試験に着手すると発表した。
参考:한화시스템, 항공기 첨단방어시스템 사업 본격 착수
世界的に需要が高い指向性赤外線妨害装置の海外輸出を狙う韓国
この指向性赤外線妨害装置とは赤外線誘導ミサイルによる攻撃から航空機等を防御する装置で、ミサイルの接近を感知すると自動で追跡を行いレーザー照射によってミサイルの誘導を狂わせる=無力化するという装置だ。

出典:Greg Goebel / CC BY-SA 2.0 C-17に装備された指向性赤外線妨害装置
この技術の実用化に成功しているのは米国、ロシア、英国、イスラエル、日本(※1)などの一部の国に限られており、西側で一番採用されているのは日本の次期空中給油機KC-46Aにも搭載されている米国製「AN/AAQ-24 ネメシス」で、基本的にC-17等の大型航空機やCH-53Eなどの大型輸送機に搭載されることが多いが、アフガニスタンやマリなどの紛争地へ派遣される航空機には必須の装備となっており非常に需要が高い防衛装備品の一つと言える。
※1補足:日本も自衛隊機が海外で国際平和維持活動に従事する機会が増加することを見越して2004年に研究に着手、2011年までに装置の研究開発が完了したが装備化されないまま今に至る
さらにロシアの第5世代戦闘機「Su-57」には戦闘機として初めて指向性赤外線妨害装置「101KS-O」が2基搭載(機体上面と機体下部に1つづつ)され、接近してくるAIM-9等の赤外線誘導ミサイルを無効化することが可能となっており、装置の小型化が進めば何れ西側の戦闘機にも搭載されるようになるかもしれない。

出典:Vitaly V. Kuzmin / CC BY-SA 4.0 Su-57に搭載されている指向性赤外線妨害装置「101KS-O」
このように海外需要が高く、将来的に装置の小型化が進めば小型航空機への普及も見込まれるため韓国は開発した「指向性赤外線妨害装置」の運用評価試験を行い、この結果元に国内はもちろん海外市場への供給を期待していると話している。
価格を武器にして欧州に上陸を果たした中国製無人航空機
中国が開発した攻撃任務にも対応した無人航空機(UCAV)が欧州に上陸した。

出典:セルビア国防省 中国製無人航空機 CH-92A
セルビアは7月4日、中国から調達した偵察及び監視任務に使用する無人航空機「CH-92A」を6機が到着したと明らかにした。この無人航空機の最大速度は200km/h以上で最高高度は5,000m、戦闘半径は250km(最大飛行時間は8時間)を越えるらしい。
さらに同機は最大165ポンド(74kg)の兵器搭載が可能でレーザー誘導ミサイルやレーザー誘導爆弾、ロケット弾などを使用した攻撃も可能だとセルビア側は説明している。

出典:セルビア国防省 中国製無人航空機 CH-92Aに搭載されるレーザー誘導ミサイル
問題は今回、欧州のセルビア(EU加盟を申請中)が中国製無人航空機を採用したことで、国防予算の予算が少ない他の欧州の国々がセルビアに続く可能性が出てきた。もし欧州で中国製無人航空機の評価が高まれば世界市場での存在感は更に増すことになるので、高価な米国製や欧州製の無人航空機が海外市場から駆逐されることも十分にありえる。
セルビアはCH-92Aを年内までに3~6機導入する予定で、中国は最終的に24機のCH-92Aをセルビアに納入すると主張しており、セルビアに対してUCAVの製造技術を移転することも明らかにした。
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo/Tech. Sgt. Samantha Mathison 空中給油機KC-135に取り付けられた指向性赤外線妨害装置
日本はこういうソフトウェアが重要な機器に弱いからね
参考にしたいね
日本は既に開発終わってるけど、輸出考えないからね。
何を参考にするんだろう?
まして欠陥品の代名詞である韓国製兵器の何を参考にすればいいのの?
賄賂や接待、軍事オプション込みなどの真っ当でない営業の仕方?
我が国では2004年から研究が開始され2011年に全てのテストが完了してますね。
※さん、赤っ恥ですな
赤外線妨害装置とは(韓国にしては)良い着眼点だと思います。
日本は大型装備をいきなり売る努力よりも、こういう防衛装備品の部品や部材を積極的に売り出した方が、世界の武器市場に浸透しやすいかも知れませんね。民生でも最終製品よりも中核部品や素材で国際競争力がありますし。
これこそアメリカ製導入しておくべきだろうし、わざわざ日本が売り出す様なものじゃないだろ……。
日本も技本が一応開発したけど装備化されなかったのは性能、コストのいずれかで不満があったと見るべきでしょう。
こういうセンサー関連って日本強そうなので地道に開発していって欲しいですね。
日本がこう言う装備品を開発はしても、量産しないパターンは結構あるけど。
どうしてかって言えば海外(主にアメリカ)から購入する際に足元見られて、不利益を被らないようにする側面があります。
お宅から買おうと思ったけどこんな条件なら自分で作れるから結構だ。
と言えるかどうかは大きい。勿論費用対効果は絶対あるけど。
それに何でもかんでも海外に売れと言うのは如何なものか。
民間の平和利用目的の物すら兵器と言う悪魔に化けるならば、防衛装備品等尚更慎重で有るべき。
特に平和国家を標榜して今までやって来たなら。とは言え必要なら自前で開発して装備するには大賛成ですが。
正直、自国産の兵器の海外輸出に成功して我が国の技術は素晴らしいとふんぞりかえっているのは商売敵云々ではなく。
気持ち悪くなる。
具体的な理由説明もなく、結論だけ決め付けられても・・・
防衛装備品の国産化は国防戦略上意味があることだし、その国産化を採算ベースに乗せるために諸外国に売るというのもありふれた手段ですよ
ましてやFMSの面倒な手続きを要するアメリカとの競争力と言うことでは、それなりに付け入る隙があると思うけどね
殊更に売るなと言う根拠がわからない
そういう事が判らないレベルでよくしたり顔でコメントできるな。
韓国人の完成と日本人の完成は違うという事なのだろうが。
口先で反発しているだけで、中身が無いな
論理的な反論に窮したか
釣りに反応するな
欧州が中国にどう対処するかしだいだな、これは。
韓国の方は、また馬鹿な事をしてるなとしか思えないが。
韓国の企業と軍事産業のレベルが上がってきているが、これは政治とは無関係。
技術はあるレベルにまで上がると何処の国でもそうだが加速していく性質があるが韓国は今その段階だ。
この次は政治が関係するかもしれない。
韓国単独で何もかもはリスクが多きい。
ではどこの国と組むだろうか?
海外の企業と軍事産業から見ると韓国は興味をそそられる国だがあの政治ではねえというお国柄だろう。
日本製が欧米製品を駆逐してきたことと同じ構図ですよね、今その役割を果たしているのが中国というだけで。
日本は戦後武器の開発も輸出も(馬鹿げたことに)自粛してきたため兵器市場を脅かすことはありませんでしたが、その点中国は違います。
戦後日本もそのような足枷を自分でつけなければ兵器市場で多少の存在感を出せていたかもしれません。
冷戦時代のこと知らないからそんなバカげた感想が出る。
あの頃の事を知っていたらそんな発想は絶対に出てこない。
あの頃の世論やらなにやらの異様さや緊迫感などが実感しにくいのは仕方ないだろうが。
それは具体的にどういうことなのでしょうか?
ぜひ詳しいあなたにご説明いただけると助かります。
ただ貶したいだけならお引き取りください。
ニーズと買い手が有って商売になるならやれば良いだけ、日本は無関係。
それらしいものができるとすぐに輸出輸出って騒ぎだすんだから―。
輸出って言わないと予算付かないのが韓国なんですよ
アメリカ製に比べて程々の性能で価格は圧倒的に安い
運用したらどうかわからんがカタログスペック見る限りそりゃ中国製買っちゃうよなあ
なぜ半島話と中華製話を一緒に報じているんだろう、、
前半は韓国の赤外線ミサイル妨害装置、後半は中国の軍用無人機の話だからでは?
だって同じじゃん!
大朝鮮と小中国でしょ!
・毎度おなじみ「実は中枢部が外国製で利益なし」
・毎度おなじみ「違法コピーした純韓国国産だけど粗悪品」
さてどっちだ ヘ(゚∀゚ヘ)
中枢部は外国産だが無理に開けて壊しちゃう。
んでもって製造元に泣きつくが断られ、日本に逆切れ。
粗悪品の劣化コピーで運用実験すると主要部品とプログラム系の致命的バグが発見されて、修正の為海外に泣きついて結局海外製部品の組み立て品になるってオチでしょ
劣化コピーならまだしも、それなりに機能する韓国製ってどれ位有るのだろう?
T-50にKTー1、アサルトライフルくらいしか思い浮かばない。
迷子になる魚雷とか撃てない機関銃、彷徨う揚陸艦、当らない自走砲、振動が止まないヘリコプターetc…。
使えないものは沢山あるよね。