インド太平洋関連

韓国、無人化砲塔を備えた「K9A2」で英陸軍の自走砲更新需要を狙う

韓国は完全無人化した砲塔を備える「K9A2」で英陸軍の自走砲「AS90」交換プログラムに挑戦するとポーランドメディアが報じている。

参考:Nowa wersja K9 Thunder z bezzałogową wieżą

韓国、フランス、ドイツ、イスラエルが関心を示す英陸軍の自走砲「AS90」交換プログラム

韓国の防衛事業庁は今月13日、1999年に開始された自走砲「K9サンダー」の調達が全て完了したと発表した。これで韓国陸軍は約1,100輌ものK9導入事業が一段落することになるのだが、韓国防衛産業の関心はハンファディフェンスが研究・開発を進めているK9のアップグレードプログラム「K9A2」に集中していると言っても過言ではない。

完全無人化した砲塔を備える「K9A2」は乗員定数を5名から3名に減らすことができ、射撃速度は9発/分以上に最大交戦距離は50km以上(射程延長弾の導入?)に向上すると言われており、数年以内に開発が完了する見込みだ。

出典:Richard Watt/MOD / OGL v1.0 英陸軍のAS90

このK9A2を引っさげて韓国は英陸軍の自走砲「AS90」交換プログラムに参加すること予定しているが、フランスのネクスター、ドイツのラインメタル、イスラエルのソルタムも同プログラムに関心を示しており、実際に交換プログラムが始まれば激戦になることが予想される。

ただ韓国陸軍は主力戦車K1E1のリモート操作による完全無人運用化(普段は有人運用でリスクの高い任務だけリモート操作)を2024年11月まで完了させる方針で、この技術を応用してK9A2もリモート操作による無人運用に対応させるつもりだが、英陸軍に提案するK9A2がリモート操作に対応するタイプになるのは今のところ不明だ。

出典:Ministry of Defence / GODL-India K-9ヴァジュラ

さらに言えば英国は陸軍のレガシーウエポン削減を明言しているためAS90交換プログラムが実際に行われるのかも不透明な状態で、もしかすると主力戦車「チャレンジャー2」のアップグレードプログラムと一緒に廃止されUAVに置き換えられる可能性もあるが、韓国陸軍が保有する約1,100輌ものK9アップグレード需要、調達中のインド、追加発注したエストニア、単独指名されたオーストラリア発注分を考慮すればK9製造ラインの維持はそう難しい話ではない。

しかしロシアは徘徊型UAVが伝統的な火力支援を減少させると主張しており、もしロシアの主張が正しいのなら海外市場で生き残れる自走砲(装輪型自走榴弾砲や牽引式の榴弾砲を含む)の数は今後減ることが予想される。

関連記事:ロシア軍がナゴルノ・カラバフ紛争から学ぶべき教訓とは?
関連記事:欧州最大の国防支出を決めた英国、2.3兆円の国防予算増額を発表
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army Photo By Pfc. Dasol Choi K-9サンダー

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    いや、すごいの一言しかない。
    これだけやる気があって、いろいろな提案をできるってすごいことだと思う。
    利益が出てないとか、欠陥兵器とか言っている人もいるけど、それは購入国が決めることであって、第三者である私達がとやかく言う筋合いはない。
    欠陥や性能が高くなくてもがあっても、値段とか相手国のニーズにあっていればそんなこと一切関係ない。
    日本はまず、武器輸出を推進すべきという世論に変えることから始めなくてはならない。
    少なくとも、その点で遅れていると馬鹿にされることはあっても、馬鹿にできるところはないと思う。

    48
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      悲しきかな全くその通りだと思う
      敵を侮る奴こそ真の売国奴であり百害あって一利なし
      自分が安心したいがために、盲目的な反韓してる奴はもっと頭良くなってから反感して欲しい

      31
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        我が国で必要としない程度のスペックのものをわざわざ輸出専用に作る意味などはない
        いちばん大切なのは我が国の防衛需要を満たせるか否か、結果途上国が手を出せない高級品になることは命の値段が我が国民のほうが途上国の国民より高いのだからしかたがないこと

        10
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        相手が朝鮮でも中共でも、常に最悪を考えて万全の備えをし、もしそれ以下で済んだらああ良かったねというのが理想。

        13
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        コメ主
        私とこの人は違いますよ。
        輸出専用など作る必要などないと言っていますが、もし国内防衛産業を維持させたいのであれば、ジリ貧になるガラパゴス兵器より、輸入してくれそうな国と地域を考えながら造るってのもありだと思いますが。

        7
          • 匿名
          • 2020年 11月 25日

          それこそ必死になって言い繕っても他の皆にはバレバレですよオッペケクンw
          自国で採用しない兵器を売ろうとしても買ってくれる奇特な国など更に無いんだがそれすら理解できないのか?

          自軍非採用での輸出例とか同盟維持のために格安でばらまいたF-5シリーズの戦闘機が例外中の例外だし、どこかの途上国のニーズをって作ったところで貧乏国が100とか200買ってくれるのかよw
          途上国が背伸びして基幹部品を輸入して自国で採用した兵器だから命の値段が同程度の途上国に買ってもらっているだけでw

          5
            • 匿名
            • 2020年 11月 25日

            いやいや、本当ですよ。嘘だと思うなら管理人さんにIPアドレスを聞けばいいじゃないですか?
            本題ですが、自国も採用して、です。日本はそれを日本仕様にできるならいいじゃないですか。海外には、海外仕様でも。コストは少し高くなりますが、日本の需要だけの生産より、よっぽどいいと思いますよ。
            私も粘着質なところがある韓国の政治家は嫌いですが、それこそ前の人が言っている通り、安易に敵国の兵器を侮ってわいけないのでは?

            • 匿名
            • 2020年 11月 25日

            自分の気に入らない意見はすべて自演かぁ…

            11
              • 匿名
              • 2020年 11月 26日

              提案すれば輸出完了とはなりませんよwそういえばどこかに計画を立ち上げればその時点で完成となる国があるそうですw

      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      日本は韓国みたいに誰構わず売ることを許容できないでしょ。
      韓国は韓国以外でも替えの利くような技術レベルの品ばかり作ってるからそういうの気にしないんだろうけど。

      13
        • にわかミリオタ
        • 2020年 11月 25日

        それは言い訳では?
        国内防衛産業は、防衛事業から次々と撤退していっています。
        彼らの本音は、兵器を輸出してコストを下げ、少しでも採算が取れるようにして、次の技術開発費にしたい、でしょう。
        私達の作る兵器は高性能だから、その分値段も高い。海外に輸出できないから、諦めてジリ貧になるのを待とうなんて、思ってないと思いますよ!

        13
          • 匿名
          • 2020年 11月 26日

          国としては政治や安全保障の問題を考慮しない訳に行かないに決まってるだろうに。
          その辺りが判らないのは、にわかミリオタだからなんだろうけどさ。

          9
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      記事の内容は、韓国のK9に輸出済みの他国が無人砲塔化するのを丸パクリ開発して英国に提案すると言う記事だがそこに日本の事は書かれていない。

      全く関係の無い日本の『輸出を前提としていない』兵器を引き合いに出し日本を貶める様なコメントは
      日本に対するヘイトだと思うが 管理人さんの意見を伺いたい。

      9
        • 匿名
        • 2020年 11月 26日

        ほんこれ。俺も今度から三菱のレーダー輸出の話持ってきて「やはり日本の防衛産業は本当にすごい。」とか言おう。

        2
        • 匿名
        • 2020年 11月 26日

        防衛産業の維持育成と再編は日本の喫緊の課題。防衛上最大の課題と言っても良い。
        日本に特化したものを作っているだけではなく機関銃などライセンス生産の際にも住み分けがされてしまっている日本において、一部に競争力の低さからコストが高くクオリティが低いものが量産されている現実がある。
        輸出による競争力確保は、防衛産業の衰退を食い止めより発展させるための手段として非常に有効だが、三菱のレーダー輸出以外に実績がない。
        これを打開するには開発コンセプトを改めて輸出に向いたものを作る必要があるのではないか、という見方がある。
        ヘイトではなく問題意識の話だ。

        隣国の防衛産業に対する姿勢には、いささかならず見習うべき点がある。少なくとも、コンセプトを盗もうが輸出の点で向こうは先んじているのは確かだ。

        7
        • 匿名
        • 2020年 11月 28日

        あなたのなかでは「他国の成功を見習う=日本を貶める」なんですね

        2
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    1100両も自走砲を持っているって知らなかった。さすが休戦中国家やね。
    しかし、維持できているのかな。本番で置物になってなきゃ良いけど

    15
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      兵器ってのはね、常時全部稼働状態に持っていく事はないのよ。
      戦闘で損害を受けたり火力支援需要が増えた時のための「予備」であって、むしろ平時の稼働率の高さは予備の無さを露呈してるとも言えるんだよ
      まぁ、やたらめったら稼働率の高さを誇ってる軍なんてそうそう無いと思うけど・・・。

      16
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        戦中に平時以上の稼働率が上がるなど聞いたことがないのだが

        26
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        兵器って常時稼動状態にないと意味ないぞ。

        22
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        休戦中の国だよ?
        平時なんてあってないような状態なんだよ?
        それなのに平時の稼働率の高さはマイナスみたい言い分、何考えてるの?

        19
          • 匿名
          • 2020年 11月 25日

          平時から共食い整備で部品抜かれた成れの果てで埋め尽くしている国の方でしょうからそれが当たり前なんでしょうw

          11
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        共食いどころか稼働部品リレーで水増ししてる稼働率のどこら辺が予備になると?

        5
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      戦車なんて1200〜1500両保有ですよ。
      世界軍事力ランキングで韓国が上位に食い込んでるのは、この陸上戦力の賜物です。

      4
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        その当人たちが北に勝てないと言ってしまっているのですよね。
        「日本が持っているから」と、あれも欲しいこれも欲しいと要らない正面装備に金をかけ、運用すらできず弱体化してきた情けない現実です。
        韓国軍の強さは兵力と予算に全く比例していません。

        10
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        2000両ぐらいだった気がするんだけど削減された?
        800両ぐらいいたパットンの退役が進んでるんだろうか?
        まあK1もアップグレードのA1にすらなってないのが1000両いるし
        上の人の言う通りなら本番になってから改修するんだろうかねw
        戦車定数や歩兵数で戦力弾き出してる軍事力ランキングだと北朝鮮とかとんでも強大国だからねぇ…

        8
          • 匿名
          • 2020年 11月 25日

          パットンのA3K型は来年度中には退役するそうだが、A5K型はしばらくは生き残るそうだ。
          あとK1A1はほぼ全て新規生産で、1997年までに作られた1000両のK1はおそらくずっと105mm砲のままだろう。
          なんでも、120mm砲を搭載する際に砲塔だけではなく、車体側にも設計変更が加わったらしく、既存の1000両の戦車を改造するよりも新しく作っちゃった方が良かったらしい

          3
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      K-55(M109A2の韓国版)も1180両現役だからもっと多いぞ
      状態のいい中古のK-9を売って、新しいK-9を調達とかするくらいには動くものがあるらしい
      実はK9A1でやっている改造は、K-55A1の改造でやった事と同じ。
      (APUを搭載して、射撃管制システムを更新したりする)

      3
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        ですね、K-55(約1,000両)、K-9(1,100両)ですね
        ただし、K-55はTPQ-37対砲レーダー、36互換のアーサーと連携で切るのかな? 連携できないなら、ただの鉄くず

        2011年 東亜日報(日本語)の記事
        K55自走砲の射程を8.5キロ延長、26年ぶりに性能改善
        リンク
        リンク

        1
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    そういえば、延坪島砲撃事件で韓国軍K-9の応射が効果無かったというのは結局何だったの?
    K-9に欠陥があったのか?韓国人砲兵が無能だったのか?それ以外の複合的な状況のせい?

    4
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      基本的にどんなに自走砲が優秀でも、観測がマトモに仕事しないと弾は当たりませんからね…
      観測機器が北朝鮮の電子戦で使い物にならなかったらしいから、それが事実だとするとK9には落ち度は無くなると思う。

      個人的には、奇襲されても応急修理して、果敢に撃ち返した韓国兵の頑張りを讃えたいかな。射撃に効果があったかどうかは別にしてね。

      13
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      本当に撃ってくるとは思っていなかったってのが根本的な原因かと
      撃ってこないから故障しても急いで修理する必要はない
      撃ってこないから反撃のための準備も相手の陣地の定期的な調査も必要ない
      撃ってこないから訓練も必要ない
      この辺は韓国に限らずどこでも起きる
      日本の原発で全電源断でメルトダウンなんて起きないから全電源断を想定した訓練なんて必要ない
      (訓練をやろうとすると訓練が周りの不安を煽るとか言う訳のわからない理由で反対される)
      リスクに対してもうちょっと真剣に考えるべきだと思う

      24
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      訓練後に即応弾が車内になく、6門のうち、訓練中に故障した1門のほか、砲撃で故障・火災を起こした2門があったりと、散々だった。
      あとは気象観測のミスらしい。畑に着弾したけど、それなりのグルーピングをしてるから一応

      5
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      日本じゃ延坪島砲撃事件の件でK-9が無能欠陥扱いを受けるけど、韓国軍の最終報告だとこんな感じ。
      ・事件当時に延坪島に配備されていたK-9は全部で6両
      ・事件当時に6両全てが射撃訓練をしていたため車輌に実弾が搭載されていなかった
      ・北朝鮮の初期砲撃で2両が損傷
      ・北朝鮮の砲撃開始から約13分後に弾薬庫から砲弾や装薬の補充を完了して4両のK9が反撃開始
      ・通常やられた3倍返しが原則(150発~600発)だが、80発程度で反撃終了
      ・3倍返しの原則が守られなかったのは現地指揮官が北朝鮮の砲撃規模をはあくできなかったため
      ・軍が定め5分以内の反撃は出来なかったが、弾薬庫から砲弾や装薬の補充して13分後の反撃は悪くない数字
      ・問題があるとすれば軍の運用体制や反撃の規模を現地指揮官に丸投げした部分でK9自体の性能は特に問題ない

      こう話は日本に伝わっていないので、未だに古い情報でK9ガーと言ってる人が多いけど誰も指摘しないよね

      28
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        北韓共産軍も予想以上に強かったらしいが、南朝鮮傀儡軍も結構頑張ったんだね。祖父さん位の世代からずっと戦争状態の所はやっぱ違うな。

        4
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        二か所嘘があるなぁ。韓国軍もさすがに恥ずかしかったんだろうね。

        この日は韓国軍による実弾演習が予定されていた。なので、当日の朝に北から警告が入った、曰く「やるなら撃ち込む」
        で、警告通り撃ち込んできた律義者。
        次に、この日は二回砲戦が行われている。一回目で損害を受けたのは3両、1両が復帰して2回目の砲戦に参加した。

        この辺の話は日本でも翌日には新聞、TVで韓国公式見解と共に報道されてる。なので、普通に伝わってるよ。
        K9が低性能と言われるのは継続射撃ができなかったことに由来するものなので、ことの経緯とはあんまり関係ないな。

        20
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      あの件は韓国軍の練度の低さを露呈した話でしたねぇ。

      北は固定砲、牽引砲、ロケット取り交ぜて撃って来ていて、韓国は自走砲で反撃と。しかも、北は予告していて韓国軍の演習終了のタイミングで砲撃開始。
      つまり、すでに発砲準備が整っているはずの状態で奇襲を受けたことになる。しかも配備6両の内4両が演習参加で2両は待機していたと。それでもしばらく反撃できなかったというのはお粗末。なおかつ、相手は固定砲が主なんだからほぼ命中するのが当たり前なのに全く方向違いに着弾。北はきれいに演習場を砲撃したので準備弾薬に命中して2両が使用不可と。

      で、その言い訳が「観測できなかった」固定砲の位置を知らないなんてことはあり得ないんだけど。。。
      「練度が低いから」以外の要因はないとしか言いようのない事案でしたね。

      18
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      ・TPQ-37対砲レーダー(全部で4機かなあ)を持ってるが、TPQ-37はデジタルマップ(オプション)を搭載しておらず、想定外の場所(※)からの砲撃で、最初はムダ弾を打っていた、その後、座標を変更(デジタルマップを搭載してたならSTDよりは多くの座標を登録でき、速やかに切り替えられる)
      ※ TPQ-37の探査範囲の限界当たり、韓国は砲撃事件後、ソウル首都圏防衛に配備されていたTPA-37を一時的に延坪島に移動させた
       なお、古くて故障が多かった(韓国メディアがそう言っていた)TPQ-37の代替えに購入したのは更に旧式であるTPQ-36の互換機・Auther

      3
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      延坪島砲撃事件の一番の問題は
      (韓国にとってね)
      ソウル首都防衛機能が全く機能できない事が証明された事ですね。
       従来は在韓米軍が、軍事偵察衛星、TPQ-37(with デジタルマップ)、MLRSで、
      相手が撃ってきたら、陣地の座標を特定して、在韓米軍が消耗しながら反撃するって戦法です(相手陣地との距離が短く、迎撃はできない、また、長距離砲が1,000門、短距離ミサイルが1,000発ぐらいって飽和攻撃的な・・・)
       で、ソウル首都防衛は韓国軍に返還しました(2000年より前)
      韓国軍は軍事偵察衛星なし(一応はアメリカから座標データはもらう、TPQ-37(デジタルマップなし)、K-9で対応

      キーポイントはK-9迫撃砲の「連射性能」です。

      だけど、連射性能は全く、完全にダメダメってバレてしまった・・・
      (まあ、アーサーの座標登録機能もダメだけどね)

      余談ながら、なので北朝鮮は平沢市、鳥山市の在韓米軍基地を叩ける「ノドン」の開発に走った
      現在は、新しいミサイルと連射ロケットで平沢市、鳥山市が射程距離内に入ったので、アメリカはTHAADのレーダーとミサイルを分離して、ミサイルを平沢市の在韓陸軍基地に設置を計画してる
      (星州からのミサイルでは距離が長く、迎撃できないので)

      7
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    車体に余裕があれば無人化砲塔自体はさほど難しいものではないので、特にびっくりはしないけど。。。
    意味あるのかねぇ?

    戦車は直射でたたき合うので被弾しやすい砲塔から人を排除することに一定の意義はあると思うけど、自走砲は砲弾破片に耐えるのは当然なので、直撃なんてよほど相手が下手でなおかつこちらが不幸な乗組員でないとまずないことなんだけど。

    それで余分なコストがかかるなら本末転倒な話。

    2
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      先進国は何処も兵隊のマンアワー不足。省人化は悪くない。

      11
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        3人てことは車長、砲手、操縦手ということ。当然、自動装てんで、砲手席を車体に移すレイアウト。
        戦闘室自体はさほど小さくはならず(長さが必要なため)、重量も変わらない。

        この車両を運用するのはかなりきついと思いますよ。乗員の負荷が高いと思う。履帯交換を3名で? 砲弾の補充なんかも自動化しておかないと省力化が稼働率の低下を招きかねないと思うなぁ。せめて4名乗車でしょう。

        5
          • 匿名
          • 2020年 11月 25日

          装薬をどうすんだ? って事になりますよねえ。
          迫撃砲弾って弾頭と装薬(飛ばす為の爆薬)は分かれてて、距離に合せて装薬を換える、普通は装薬は3つのモジュールに分かれてて、「空」「空」「装薬」だと一番短い射程になる 随行させる弾薬運搬車(K-10)で装薬を組む必要があるだろうからねえ。 K-9を無人砲塔にする意味あるのかな?

          変態な99式自走155mmりゅう弾砲(陸上自衛隊)は弾頭、装薬共に自動装てんみたいね

          1
          • 匿名
          • 2020年 11月 25日

          >砲弾の補充
          弾薬給弾車が有れば、戦場などでの再装填は自動で出来るのでは?
          現状でも弾薬給弾車とセット運用が基本だろうし、自走砲側の要員が減っただけ省人化になると
          あと、自走砲は中隊以上での集中運用が基本かと思うので、1両辺りの人員が減っても然程困らないのではとも

          1
            • 匿名
            • 2020年 11月 25日

            完全自動の弾薬給弾車なんてもの高くてしょうがないと思うけど、まあ、それは置いておいて。
            中隊くらいなら交換する人手は近辺にあるので大丈夫だという見解だと思います。

            運用規模はどれだけであっても、1両当たりの履帯が切れる頻度は変わりはないので、その都度全体を止めることになる。で、結局5人乗員に対し60%のマンパワーで交換することには変わりはない。つまり、一人当たりの交換頻度は増えるわけです。
            行軍中に軟泥地でスタックすればやっぱり少ない人数で対応するわけです。一両だけが苦労するわけではないので全体の負荷はそれだけ増えます。兵員に対する過負荷は軍の運用効率に響いてきます。

            余分なコストをかけて効率を落とすのは望む結果だとは思いませんね。

            1
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        先進国はほぼ全て少子高齢化で、かつ社会が豊かになって昔の様に軍に希望を見出す人間が減っている事を考えれば、金で人を減らせるのならば万々歳だよね

        2
        • 匿名
        • 2020年 11月 25日

        その点では日本超えどころか世界最先端だもんな。

        3
        • 匿名
        • 2020年 11月 26日

        普段の運用が有人ならあまり意味ない気も?

        1
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    K9A2の研究は2018年始まっているとはいえ、20年代後半になると言われてるし気の早い話だ。
    さらに気の早い話でK9A3の開発も決まっているが(このバージョンは完全に無人化するらしい)

    3
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    自走砲の無人化砲塔のメリットって砲塔の小型化による被弾面積の減少くらいしか思いつかないけど、韓国軍の砲兵ドクトリンには自走砲による直接射撃も重視してるのかな?
    まぁ北の人海戦術に対抗するには、とにかくありったけの砲を敵にぶち込むのは有効だろうけど。

    6
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      韓国は他国に比べて少子高齢化が著しいので20年後に向けた省力化には力を入れざるを得ないのでしょうね。
      既存車を改修するかはわかりませんが、1100両全てで2名減らせれば2200人も削減できますしね。

      1
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    なんだかんだ言ってもK9がベストセラーなのは間違いない。が、コスパの良さやカスタマイズの自由さが売りのところがあるので完全自動装てんやら1門TOT射撃やらができるようになるとしても、高くなってしまって買ってくれるところがあるかは疑問が残る。

    6
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    そもそも自衛隊は国内向けに特化したものを開発装備するので輸出が難しいのは仕方がない。でも韓国くらい生産できたら安くなるんだけどね。

    3
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    韓国の戦略って防衛産業が未熟な国に移転とかの特典付きで売り込むのが主体だけど、イギリスって自走砲ならノウハウあるんだし、リモート操作もこれからなんだろ?いつものワンセットじゃ厳しくね?他より異様に安くするなら別だけどさ・・・

    5
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      アメリカのM1299はBAEシステムズだったような気がするのですが・・どうなんでしょうね?

      3
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    確か日本の99式も遠隔で撃てるんやで

    1発までだったと思ったけど

    3
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    >延坪島砲撃事件の件でK-9が無能欠陥扱い

    そもそも、訓練中だろ、
    朝鮮ならではの休戦という戦争状態で、、、、補給出来たら、すぐに反応できるんだが
    北の的になった悲劇

    2
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      またデマ流してる。
      韓国軍のふがいなさとK9の性能の悪さの事は、上の方のコメントでも実際はどうだったのか書かれてるから誰もごまかされないよ。

      6
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    先進国日本の民が韓国をこまごまと意識すること自体が不自然なんだが。まるであちらの反日さんたちと何も変わらん
    それより、この件は韓国兵器そのものよりも英軍の体質がどうなるかで二転三転が見込まれるから、そっちに意識を向けようね

    4
      • 匿名
      • 2020年 11月 25日

      面白兵器の話とか見てたらやっぱり楽しいし。

      4
    • 匿名
    • 2020年 11月 25日

    記事の内容は、韓国のK9に輸出済みの他国が無人砲塔化するのを丸パクリ開発して英国に提案すると言う記事だがそこに日本の事は書かれていない。

    全く関係の無い日本の『輸出を前提としていない』兵器を引き合いに出し日本を貶める様なコメントは
    日本に対するヘイトだと思うが 管理人さんの意見を伺いたい。

    6
    • 匿名
    • 2020年 11月 26日

    戦場での戦術が変わっていくことを考慮すれば、ロシアの指摘の通り、
    いままでの通常戦力は消えていく運命にあるだろう。
    中途ハンパに自走砲を一部無人化することに、どれほどの意味があるのか?
    攻撃力を増やすためではなく、人件費を減らすためだろう。
    単に英国が、足元を見透かされているだけの話のようにしか見えない。

    • 匿名
    • 2020年 11月 26日

    トルコのT-155 FIRTINA-2(K-9のライセンスを得たトルコの自走砲)では砲塔無人化を行っているが、(ポンチ絵上では)K2A2とは内部の構造が異なっているので、実物が出てくるまでパクリとは言えないぞ

    • 匿名
    • 2020年 11月 26日

    韓国陸軍という大きな内需に支えられたスケールメリットを活かして
    比較的技術ハードルの低い陸軍兵器を中心に輸出商品化ってのは
    韓国の防衛産業として正解なんでしょうね。
    逆に、長射程・センサー類・電子戦機器などの気密性の高い
    高付加価値商品は安全保障・政治と一体化していて、後発組には厳しい、難しいよね。

    • 2020年 11月 28日

    性能がどうとかは素人なので触れないけど国産の自走砲を1000両以上導入できるのは凄いな
    日本と前提条件が色々違うとはいえ、陸自は99式が100両ちょっとで調達が終わってしまったことを考えると正直何だかなぁと思ってしまうな

      • 匿名
      • 2020年 11月 28日

      日本は火砲300門なので自走砲よりもMLRS後継の議論をした方が良いですよ、又MLRSかもしれませんけど。

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