韓国大統領府は12日「李大統領が今月25日に米国でトランプ大統領と会談する」と発表、国内では「首脳会談で防衛費分担金交渉と米国製武器システム購入が取り上げられる」「武器購入の要求リストにAH-64E、F-35A、KC-46Aなどが含まれるかもしれない」と予想している。
参考:韓美 정상회담 D-5, 방위비 분담금·무기 구매 ‘담판’ 열쇠는?
韓国にとって25日の首脳会談は苦しいトレードオフを迫られるものになりそうだ
韓国大統領府は12日「李大統領が今月25日に米国でトランプ大統領と会談する」と発表、国内では「首脳会談で防衛費分担金交渉と米国製武器システム購入が取り上げられる」「在韓米軍駐留費用の増額、韓米同盟の戦略的柔軟性、AH-64EやF-35Aの購入などが要求される」と予想している。

出典:Lockheed Martin
トランプ大統領は1期目時代から「韓国は米軍が駐留するための費用を追加負担すべきだ」と繰り返し要求し、国防総省のコルビー政策担当国防次官も「全ての同盟国、特にアジアの同盟国は自身の役割を果たすことが常識だ」「これが力を通じた平和と持続可能な集団防衛を成しとげるアプローチだ」と訴えているため、韓国メディアは「今回の首脳会談で在韓米軍駐留費用の増額は主要議題として取り扱われるだろう」と予想、韓米同盟の戦略的柔軟性については在韓米軍司令官の発言に基づいており、米国は韓米同盟の役割をインド太平洋地域に拡大すること求めてくる可能性が高い。
さらに韓国人アナリストは「今回の会談で米国製武器システムの購入が取り上げられればAH-64EやF-35Aの購入などが要求されるだろう」「韓米同盟の戦略的柔軟性によって在韓米軍が他の紛争に投入される事態、これに備えて韓国が独自の戦力を強化しなければならないニーズと相まって中止されたAH-64E追加購入の再推進、F-35Aの追加購入が要求される可能性が高い」と予想し、さらに「空軍が空中給油機の追加導入を推進しているためKC-46Aも購入リストに含まれるかもしれない」「ただKC-46Aは調達コストが異常に高価なためリストに含まれても導入に動くかどうかは未知数だ」と述べた。

出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Joshua Hastings
同時に別のアナリストは「今回の首脳会談で取り上げられる防衛費分担金交渉と武器購入は金額や武器取引の枠に収まらない、韓米同盟の政治的・軍事的方向性を図るバロメーターになる。要するに米国は同盟レベルの誠意を強調し、事実上『中国牽制への積極的な韓国の参加』を首脳で伝えてくるだろう」「韓国政府は安全保障環境の現実を考慮して韓米同盟の強化に同意すると思うが、同時に中国との経済・外交摩擦も最小化しなければならず政治・外交上の悩みを抱えることになるだろう」と指摘し、韓国にとって25日の首脳会談は苦しいトレードオフを迫られるものになりそうだ。
因みにA330MRTTの価格は新造機を改造するのか、中古機を改造するのか、購入国が要求する仕様によって変動するため一律ではないものの「大凡3億ドル~3.5億ドル」と言われているが、KC-46Aの価格も一言では説明できない。米空軍はKC-46Aの開発・調達を固定価格で契約しているため1機あたりの価格は1.5億ドル程同だが、日本向けには9機を41億ドルで売却する可能性を承認しており、単純計算すると1機4.5億ドルになるものの「41億ドル」という数字は最も高い見積もり額な上、実際の契約時には様々な調整が入るため41億ドルを下回ることが多い。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Cpl. David Poleski





















トランプが韓国をそんなに信頼しているかなあ?
アメリカの財政赤字と貿易赤字を削減するトランプ政権の重点目標を達成するためには、経済力をつけてきた韓国は役に立つ国の一つだと思います
横合いから失礼。
韓国は信用しないけど、韓国の持つ金は信用する、ということですねわかります。
信頼は間違いなくしていませんが、
これまでFTAでアメリカの富がダダ漏れていた分、いろんな形で回収せな、とは思っているでしょう
北朝鮮軍は、ウクライナ戦争により明らかに強化されましたからね。
北朝鮮の脅威が上がったと考えれば、アメリカに一定の対価を支払う合理性あるわけですが、どこまで最初に吹っ掛けてくるかなあと。
韓国は、アメリカ造船業界に10兆円以上投資するようですが、どのくらいこれが評価されるのか気になるところです。
>ライバルの韓国は1500億ドルを造船での協力促進に充てる方針だ。
(2025年8月19日 米国造船支援、笛吹けども踊らぬ日本 韓国は22兆円投資 日経)
追記です。
>3500億ドルのうち1500億ドルは船舶建造、維持・補修・整備など造船業全般を包括するもので、2000億ドルは半導体や原発、2次電池、バイオなど米国が育成しようとする分野に対する投資という。
>特に造船の場合、米国で造船所を買収して運営したり、米国の主な造船会社と共同事業を展開したりする企業が事実上、韓国企業だけであることから造船分野の投資により利益を受けるのは米国に進出する韓国造船会社になると見る向きが強い。
(7/31 韓国 強みの造船が対米関税交渉の突破口に=「日本と異なる」投資・成果 聯合ニュース)
イメージセンサーの品質では、ソニーの一強でしたが、トランプ関税のせいで、次期iPhoneには米国に工場を持つサムスン製に変更になったとか噂されています。
シリコンウェハーも日本企業で寡占していましたが、米国に工場を作るそうで。
経済的合理性を政治的にどうかできるものなのか、見ものです。インテルの迷走の焼き直しになりそうな…。
日本の消費税・低成長のダメな部分が、仰る点、大きくでるんですよね…
(消費税は)内需にダメージを与えるわけですから、国家(国民)のバイイングパワーを、大幅に低下させる影響があります。
競争戦略論の基本でも、大きな取引先(大きい市場を持つ国家)が優先されるという点で、これまたグローバル企業の経済合理性ということで難しい問題になりまして。
信越化学はシリコンウェハーのトップ企業ですが、塩化ビニールにおいてアメリカ首位なんですよね。
信越化学の経営目線で見れば、アメリカ政府と揉めて、ドル箱の塩化ビニール市場に支障をきたすのも痛手だろうなと…。
ソニーのイメージセンサーも、TSMCが重要になっておりまして。
熊本第二工場の延期が話題になっていたり、TSMCのアリゾナ工場建設に対して、ソニーもアメリカに進出するのかは少し気になっていました…
バイイングパワーを見せつけてますが、帰結は、どうなりますかね。
>当社のイメージセンサー製造⼯程のうち、ロジックウェハー⽣産のほとんどを外部委託しており、⻑期にわたる世界的な半導体不⾜が予想される中、ロジックウェハーの安定調達は重要な事業課題です。
(2021年10⽉28⽇ 2021年度 第2四半期 連結業績概要 (2021年9⽉30⽇に終了した3ヵ⽉間) ソニーグループ株式会社 )
対中での明確な姿勢を求めるんなら、航行の自由作戦への参加を迫られるんじゃないかな?
韓国がAH-64の取得を引き続き検討しているのが、日本と対照的で興味深い。バイラクタルよりもやっぱり攻撃ヘリの方が有用だろうと思えるのは私だけ?
韓国のAH-64Eはすでに36機が調達されているが今年の2月に追加調達中止にしていたぞ
36機の購入契約キャンセルというのがMSNニュースに配信されていましたが復活とは外圧でしょうか?
ググるとTWZニュースレター2025年7月7日の記事にキャンセルした考察記事が掲載されていましたのですが。
地続きに北朝鮮のある韓国はまだ攻撃ヘリの有用性は高いでしょう。
パーツ取りに米軍のF-15Eの退役機ねだったら?
F-15Eの第一世代型や第二世代型とかイスラエルやシンガポールも使っている(サウジだけ早々に第三戦世代型に更新済みだが)かから今後取り合い必須やぞ。
KC-46Aはどう考えても要らなさそう
韓国は既にA330MRTTを運用しているから複数機種運用になって無駄なリソースが割かれるし、不具合も未解決だからなぁ