韓国のKF-21開発・製造は非常に順調で、3月25日にKF-21 Block Iの量産機1号機がロールアウトし、韓国の李在明大統領も「大韓民国は空においても自らの力で平和を守る自主国防時代を開いた」「世界が争って求める兵器開発・輸出国へと飛躍した」と述べた。
マーケティング上で有利な第5世代戦闘機化よりも、KF-21と協調可能な無人戦闘機に資金を集中させた方が得策かもしれない
韓国が開発を進めているKF-21は2021年4月にプロトタイプ1号機がロールアウト、初飛行に向けた地上滑走試験や静止試験(荷重補正試験、静止荷重試験、耐久性試験等)を開始し、2022年7月にプロトタイプ1号機が初飛行に成功した。2023年にはプロトタイプ6機(単座4機+複座2機)が投入されて飛行試験が本格化し、2024年6月25日に韓国航空宇宙産業とKF-21 Block Iの初回量産契約(20機/約2兆ウォン)を締結して7月から量産が開始されていた。
2026年1月には予定より2ヶ月早くプロトタイプによる飛行試験が完了し、42ヶ月間にわたる約1,600回の飛行試験で機体の基本性能、AESAレーダーや電子機器の能力、空中給油能力、空中での高機動性を検証し、搭載兵器についてもIRIS-TとMeteorの試射を複数回成功。2025年12月には空対地能力を備えたBlock II向けの飛行試験が開始され、JDAMやKALCM(韓国製空対地巡航ミサイル)の分離・投下試験が本格化し、2028年12月までに10種以上の空対地/空対艦兵器を検証する予定だが、これも2027年前半まで予定を前倒しすると言われている。
KF-21の開発・製造は非常に順調で、ほとんどのマイルストーンが予定より前に達成されており、ついにKF-21 Block Iの量産機引き渡しが始まった。韓国の李在明大統領は25日に開催された量産機1号機のロールアウト式典で「私たちの独自技術で設計し、私たちの手で完成したKF-21の量産1号機がロールアウトした。これは陸と海を越えて空においても大韓民国自らの力で平和を守る自主国防時代を開いたことを意味する」「海外からの武器援助に依存していた時期は過ぎ去り、私たちの技術で先端兵器を開発し、世界が争って求める(兵器開発・輸出)国へと飛躍した。本当に誇らしいと思っている」と言及。
2032年までに韓国空軍はKF-21を120機(Block I×40機+Block II×80機)調達する予定で、Block Iの初期作戦能力は2026年末までに、完全作戦能力は2028年までに獲得し、Block Iは2028年までに納入が完了する。さらにGE F414-GE-400Kを置き換える国産エンジン(実用化時期は2040年頃)、国産の空対空兵器、KF-21と協調可能な複数の無人戦闘機が開発されており、インドネシアはまもなくKF-21×16機導入のための輸出協約(予備合意)に署名する見込みだ。
韓国政府はKAI発表のKF-21EX=ウェポンベイ搭載型(Block III)の研究開発に資金を供給し始めているが、無人戦闘機の登場や長距離攻撃兵器の普及で「有人機にリスクの高いスタンドイン能力をどこまで求めるのか」という点も議論の対象になっており、米空軍が掲げる貫通型ステルス能力は大半の国に必要ないという現実を踏まえると「マーケティング上で有利な第5世代戦闘機化」よりも「KF-21と協調可能な無人戦闘機」に資金を集中させた方が得策かもしれない。

出典:대한민국 청와대
ただし、韓国はKF-21の海外輸出を狙っているため「KF-21の第5世代戦闘機化」への投資も無駄と言えず、この辺りの投資判断は潜在的な需要や航空戦術のトレンドに大きく左右されるのかもしれないが、現状で優先されるのはKF-21 Block IIの実用化、搭載兵器の国産化、無人戦闘機との協調能力の開発だ。
現時点で米国製エンジンの採用は仕方なくても、KF-21の潜在的な顧客にとって米国製兵器以外の運用能力は国際武器取引規制を迂回するトレンド=ITAR Freeの流れに一致するため、この辺りは輸出市場でKF-21のセールスポイントになるだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:대한민국 청와대





















アメリカ製の回避が進んでいるので需要は大きいですね。
資金面でもそこまでつぎ込めない中小国とかにはかなり大きな存在になるのでは。
ニュージーランドやアイルランドはゼロベースからの戦闘機取得に前向きですし。
ペルーの国営航空会社SEMANとKAI(韓国航空宇宙産業)はKF-21の部品をペルー国内で現地生産することを契約していて同国の次期戦闘機はグリペンに決まっているもののKF-21の導入に含みを持たせている形だ。FA-50を導入しているフィリピンは韓国とKF-21の購入締結を2026年中に結びたい模様でFA-50導入国にとどまらず老朽化した戦闘機を持つ中小国にとってKF-21は選択肢の一つとなるでしょう。
第4.5世代戦闘機の区分になると思いますが、ラファエル・タイフーン・グリペン(新型)は、絶好調に見えますからね。
韓国は、戦車・自走砲・防空ミサイルなどで、各国政府との信頼関係・実績を積み重ねてますから、戦闘機の輸出がどうなるのは気になる所です。
韓国の戦闘機エンジン開発ですが、現代重工業などが発電所建設をしたりしてきているわけですから、タービンのノウハウ蓄積を生かして開発していくのか見守りたいと思います。
今年8月でインドネシアの開発費支払い終るみたいだけど、最終的にどれぐらいの技術を入手できたのだろう、
自由に使える試作5号機の引き渡しは金額的に無理との事だったけど。
兵器としての性能は今後blockⅡがくるまで置いとくとして、取りあえず制空戦闘機としてでも量産まで持ってきたのは素直に凄いと思う
双発ながら小ぶりな機体だが、どんな風に発展していくのかⅠミリオタとして楽しみ
現状のKF-21での最大の問題はIRIS-T、ミーティア、KEPD 350、各種爆弾しか使えない所、自国製のミサイルを開発中だけど早く開発しないと積める兵装が無い。
ロールアウト時でそれだけ使えるなら、後々のソフトウエアアップデートで対応兵装が増やせるから御の字ですよ。
むしろそれだけ使えてるのに、使える兵装がないとはこれ如何に?
現状、欧州の対空ミサイルはウクライナの供給で生産とられてて、更にアメリカが恫喝外交したのと各種戦争でミサイルのを使いすぎて、アメリカからの供給が期待できないと気づいて欧州での取り合いになって、物が売ってくれる程余裕がないんです。
韓国はKF-21は40機は既に契約が決まってるけど、現状のミーティアの契約分は100発程なので、KF-21の埋め込み式のラックに付けれるのが四発分なので、25機分しか無いんですよね。
AIM-120やサイドワインダーも使えるんじゃなかったっけ?
さすがに老朽化が激しすぎて2割が墜落してるF-5タイガー代替、相手は北朝鮮なのでひとまずはこれでいいのです
というか早急に代替しないとF-5は墜落すると一緒に金で簡単に代替ができないパイロットが死ぬんですわ……
性能はどうなのかわからないけどデザインはかっこいいと思うわ
本来対中国で固まって共同開発とかできるといいんだけどね…
100年近く前の歴史()で未だに飯食ってる奴がいなくならないと難しいか
名前がもうちょい日本的にもかっこ良かったらなぁ、ポメラだかポラメだかってのはな
21というのは韓国的にパワーワードなんだそうで。
まあ、その戦闘機で早くトンイルするんだ・・・。
近年の韓国の武器輸出実績が羨ましいよ。
防衛産業面に於いて日本が韓国から多くを学ばなければならない立場だという事を改めて認めなければならないな。
そうだね、アメリカも言ってるものね。
WTOにおけるいわゆる途上国地位という名の特権を放棄しますって言ってたのにいまだに放棄してないから、アメリカは強制的に、実質的に放棄するよう圧力をかけてきてるんだよね。
国産戦闘機も開発できるようになったのだから、流石にもう途上国としての各種優遇措置とか要らないよなぁ
普段から先進国って主張してるんだし、日本を追い抜いたって主張してるんだし
KF-21EXでの兵装内蔵化ってコンフォーマルタンクみたいに、今半埋め込みしてる胴体下面に簡易的に貼りつける感じになると思ってましたが、想定図見るにしっかり再設計する感じなんですね。価格と熟成次第じゃK9みたいに売れ筋になるのかな。
凄い。
しかし、ずっと思ってたんですが愛称のポラメとボラメってどっちでもいいんですかね?韓国語のウィキペディアじゃBoramae 表記だけど日本語じゃポラメ/ボラメ。KF-21の性能自体には関係ないんですが気になる―
製造中の試作機の胴体断面の写真等を見る限り(最初からそうするつもりだったので当然ちゃ当然だけど)明らかにウェポンベイ用のスペースが確保されているので再設計といっても計画通りの改正を行うだけでウェポンベイそのものの開発程は手間取らないかと思われま
ウェポンベイ用の空間は確保しているけど、埋め込み式のMRAAM搭載の影響かフレームを追加して閉鎖しているので、強度検証は現行機とは別に為べきでしょうね。
(べき論ですが、メーカの在り方次第では、その手の検証を省く可能性はあるかも)
あとウェポンベイの問題は、強度面よりもキャビティ内の空力現象かと。
キャビティの形状(縦横深さ各々の比)により内部の気流や衝撃波の当たり具合が変わる様ですし、
またキャビティ内の空力現象は、搭載物を分離時した際の挙動にも影響するから、重要です。
(日本ではその対応のために、2010〜2015年に行った『ウェポン内装化空力関連技術の研究』などの先行研究が行われています)
またステルス機にウェポンベイを採用した場合、ステルス形状が破綻した状態を短時間に収める必要があり、
専用ランチャーなどのウェポン・リリースの技術も重要になってきます。
(日本では、2013~2018年の『ウェポン・リリースステルス化の研究』などの先行研究が行われています)
韓国が、KF-21設計前にその手の先行研究を行っていたかは知りません。
もし未実施だった場合、ウェポンベイ周りについて後戻りが発生する可能性もあるので、
『ウェポンベイそのものの開発程は手間取らない』か否かは、韓国がKF-21設計段階で『キャビティ内の空力現象』などについての知見をどの程度持っていたかによると思います。
同意見ですね。
ただKF-21の用途・想定脅威を思えば亜音速・非機動時限定、低速開閉でも一応役には立つと思います。
まあだからこそなおさら何故そうせずにフレーム入れちゃったのか、とも思いますが。
計画からロールアウトまでのスピード感はまさに韓国企業の面目躍如って感じがしますね。
FCASは迷走中、GCAPも遅れるのが確実でさらにF-35も敬遠される状況、第5・6世代戦闘機と第4.5世代戦闘機の間の空白の需要をどう取り込んでいくかが、KF-21やKAANの成功の鍵になると思います。
そういう意味では1機当たりの価格がどれぐらいになるかは気になるところです。
F414双発の4.5世代機で2001年に名前が出てから25年、インドネシアと共同で開発始めてからでも16年…、そんなにスピード感あるかな。
2023年の初飛行からの量産機ロールアウトまで3年足らず、そこからblock2のスケジュール感は良くも悪くも驚愕に値するけど。
実物大のモックアップ発表から初飛行、ロールアウトまでとんとん拍子に進んだ感があったのでスピード感はイメージで書いてしまいました。
計画からだと結構年月経ってるんですね。良く調べてから書かないとダメですね。
失礼いたしました。
モックアップ出てバルクヘッド作り始めてからでも色々ドタバタはあったんですけどね。
ここでもこんな記事始め色々と取り上げてましたし。
>韓国、KF-X開発費も潜水艦の前払金も払わないインドネシアに頭を抱える
ただ時間的にはそこから早かったのは確かですね。
個人的には韓国にとっては対地攻撃能力を有するblock2が「本命」だと解釈してるので、その初期作戦能力獲得が本当の峠(だからこそ韓国も前倒しで達成しようとしてる)と思ってはいますが。
韓国驚異のメカニズム!
戦闘能力が極めて限定的なのに、順調…?
初飛行から4年で既に空対空ミサイルと滑空爆弾および巡航ミサイルのテストが成功している。
しかもここまで目立ったトラブル無しで。
これを順調では無いと言うなら、何が順調なケースなのか具体例を提示して欲しい
どこをみて判断するかによるかもね
開発ペースが現時点では順調なのは間違いないね
ただ同時に、韓国が本来望んでいた最終的な形にできるかどうかでいえば、(正直先が見えとおせないから、というより解決の、具体的な方策が発表されていないから)、順調とは言えないんじゃないかな
貴殿のその理屈ですと日本のF2は大不調で終わったと結論できますが
私はそうは思いませんね
ダブスタはしない、ただそれだけです
そうはいって、F2Aバッファローが成功作かと言われても、微妙だと思うぞ?
生産だった順調ではなかったし、それを順調とかそれこそダブスタでしょ?
とまあネタ発言はともかく、ダブスタって何?
>開発ペースが現時点では順調なのは間違いないね
これはF-2でも同じだね
そしてその次の文章、つまり3行目からの文章は、2行目の文章と並列的な文脈だよ?
この視点から見れば順調だが、それとは別の視点から見れば順調ではない
という意味合いの文章だが…わからなかった、か?
韓国の知り合いが、近年の韓国人の文章読解能力の低下を嘆いていたが、今回のこれと同じ様な文章の流れを把握するのは割と苦手なのか?
それはともかく
当初目指した形からみたら、大不調だったのは間違いないでしょ?
>韓国が本来望んでいた最終的な形にできるかどうかでいえば、
という所の韓国を日本に書き換えてみればわかる話
外圧の影響その他が原因にせよ、F-2が本来望んでいた形にはなりえなかったのだから
そういう意味では間違いなく順調でなかったし、間違いなく不本意な形では終わったと言いきれる
つまりF-2であろうと何も変わらない話だ
その辺りにダブスタなどと言われる要素はない
貴殿の文章の流れが云々の部分は明らかに過剰反応です。
自重して下さい
K2だってK9だって散々馬鹿にされながら現在は欧州に輸出までされるようになったんですからこれもいずれはそうなる日が来るかもしれませんな
輸出専用機にするとかF-35に頼り切るならともかく、北のこと考えるとガチガチなのは不要にしても貫通型ステルスは必要だとおもうなぁ
というかKF-21を買う国は無人機とのチーミングなんてしないのでは?
うーむ、順調に進んでる気がしますが、
今後ステルス周りで日本のF3開発にアメリカがテクノロジー供与を拒んだように、アメリカとの技術交渉で一悶着ありそうですね。🙄
>マーケティング上で有利な第5世代戦闘機化よりも、KF-21と協調可能な無人戦闘機に資金を集中させた方が得策かもしれない
所詮F414双発に見合った機体規模で、かつ用意されているスペース的にもウェポンベイは比較的浅くなりそうな印象なので、
無理に第五世代化するより、無人戦闘機との協調に注力したほうが今のご時世だと無難でしょうね。