米空軍の爆撃機B-52Hがタリバンの手に落ちたマザーリ･シャリーフ（バルフ州の州都）に向かっていると報じられている。

参考：B-52 bombers head to Afghanistan

米国など同盟国が供与した航空機材がタリバンの手に落ちたため、これを破壊するのに米空軍がB-52Hを派遣

アフガニスタン政府軍のマザーリ･シャリーフ空軍基地には米国や同盟国がアフガニスタン空軍に供与したUH-60A、MD-530F、Mi-17、A-29B、AC-208Bといった航空機が20機以上配備されていたのだが、バルフ州の州都マザーリ･シャリーフ陥落に伴い同基地もタリバンの手に落ちてしまい、配備されていた航空機はタリバンに接収されてしまった。

#BREAKING: #USAF‘s B-52H heavy bombers have headed toward Mazar-i-Sharif. It is highly possible that they bomb the second largest air base of #Afghanistan National Air Force now in hands of #Taliban. They don’t want A-29B & AC-208B attack aircraft remain in hands of Taliban https://t.co/GJC7Maw3V9 pic.twitter.com/qaowQrWhrX

— Babak Taghvaee – Μπάπακ Τακβαίε – بابک تقوایی (@BabakTaghvaee) August 14, 2021

米国はマザーリ･シャリーフ空軍基地に配備されていた航空機材がタリバンの手に渡るのを阻止するため爆撃機B-52Hを向かわていると報じられている。

余談だがインドメディアのThe Eastern Herald紙は首都カーブルの支配権がアフガニスタン政府からタリバンに移った＝カーブルが崩壊したと報じており、現在タリバンはカーブル市内でガニー政権の関係者やタリバンの支配に反対する政治的･宗教的指導者を探して排除しようとしていると報じているが、現在までに「カーブル崩壊」を主張しているのは同紙のみで事実なのかは不明だ。

参考：Kabul has fallen, Taliban is killing political leadership and religious minorities in Afghanistan

今のところロイターやAP通信といった大手メディアはカーブル陥落を報道していないため、恐らく誤報である可能性が高い。

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※アイキャッチ画像の出典：U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Trevor T. McBride