イスラエル製の地形追随レーダーを採用した韓国が開発中の第4.5世代戦闘機「KFX」は、インドネシアなどイスラム教徒が多い国への輸出が難しくなる可能性があると米国のMilitary Watch Magazineが報じている。
イスラエル企業が開発に深く関与している韓国の第4.5世代戦闘機KFX
イスラエルのエルビットシステムズは2月6日、韓国のハンファシステムから第4.5世代戦闘機「KFX」用の地形追従/地形回避システム(TF/TA)開発に関わる契約を4,300万ドル(約47億円:期間6年)で獲得したと発表した。
補足:エルビットシステムズが開発した地形追従/地形回避システムは、自動地形追従システムと地上衝突回避システムを組み合わせたシステムで2019年に初期運用能力が宣言された。
韓国のKFXに搭載されるフェーズド・アレイ・レーダーはハンファシステムが開発中で、昨年9月にプロトタイプによるテスト前にも関わらず事実上の国産化成功宣言を発表した代物だ。
このレーダーはイスラエルのエルタシステムズが開発したフェーズド・アレイ・レーダー「EL/M-2052」ベースに開発が行われたのだが、実際に韓国が国産化に成功したのはフェーズド・アレイ・アンテナ部分だけで、これをEL/M-2052のバックエンド部分と組み合わせたものをエルタシステムズの地上試験施設でテストしただけだ。
しかもKFX用フェーズド・アレイ・レーダーのソフトウェア開発を支援しているのは戦闘機「グリペン」で有名なスウェーデンのサーブで、このレーダーに統合される地形追従/地形回避システム(TF/TA)の開発を今度はイスラエルのエルビットシステムズに発注したという意味だ。
一応、韓国のハンファシステムとの共同開発という名目だが、足りない技術を国内開発するのではなく海外から購入しているに過ぎない。
このようにイスラエルの軍事技術をKFXに統合すればするほど海外輸出が難しくなると米国のMilitary Watch Magazineは警告している。
そもそも韓国の第4.5世代戦闘機「KFX」プロジェクトは単独開発ではなく、イスラム教徒が多いインドネシアをパートナーに迎えて開発しているためイスラエルの軍事技術をKFXに統合すれば、プログラムからのインドネシア離脱(=完成したKFXの購入拒否)の可能性が高くなり、韓国がKFXの潜在的な輸出先に挙げているマレーシアやイラクも同様の理由でKFX採用を拒否する可能性が高くなる。
特にインドネシアとイラクは韓国が開発した高等訓練機T-50を採用した数少ない国で、この2ヶ国がKFX採用を拒否すればイスラム教徒が多い国への輸出に悪影響を及ぼすだろうと指摘している。
ただインドネシアが韓国から導入したT-50iも、イラクが導入したT-50IQも韓国がライセンス生産したイスラエル製レーダー「EL/M-2032」を採用しているため、一概にイスラエルの軍事技術を採用しているだけで導入に否定的になる訳ではないが、KFXの開発にはイスラエル企業が深く関与しているためMilitary Watch Magazineの指摘もあながち間違っていない。
補足:インドネシアのT-50iは機体形状がFA-50に似ているが中身はT-50仕様12機とTA-50仕様4機で、イラクが導入したT-50IQはT-50仕様ではなくTA-50仕様に準じている。両国が導入したTA-50仕様には韓国がライセンス生産したイスラエル製レーダー「EL/M-2032」を採用している。
韓国の第4.5世代戦闘機「KFX」プロジェクトは、韓国単独の需要だけでは開発費の回収や予定された機体価格の実現が難しく、プログラム全体の効率性を高めるには海外輸出による生産規模の拡大が避けて通れないため、イスラム教徒が多い東南アジアの国へKFXを売り込もうとしている韓国としてはイスラエルの軍事技術が致命傷になるかもしれない。
逆にトルコは、マレーシアなどイスラム教徒が多いアジアの国々に開発中の第5世代戦闘機「TFX」を提案しており、中々興味深い構図が成立しつつある。
※アイキャッチ画像の出典:KAIが公開したYouTube動画のスクリーンショット
どちらも失敗するだろう。
特にエンジンをどうするのかな?
TFXは未定だけど、
KFXはF414-GE-400を予定してたかと。
輸出もそうだが、そもそもスウェーデンやイスラエルが何かの事情で生産能力失ったり韓国と関係悪化したりして調達できなくなったらどうすんの、と。
アメリカから調達できなくなったらアウト、はまあ仕方ないとしてもそーゆー「ネック」をそんなにいくつも多種多様に使っちゃって大丈夫?
「出来の悪い双発機(片発止まったら落ちる)」どころの話じゃないよ。
てか今現在半導体でそんな目(日本の輸出管理厳格化→中国肺炎のコンボ)に遭ってるよね?
なにをいまさら
このサイトで高額になりそうだとか搭載できるミサイルが無いとか教わってますからね
更に輸出の道も閉ざされるんじゃ計画自体を見直した方が良さそうですね
軍事的にはF35があれば不要な機体で、KAIの業務創出のためのプロジェクトだろうし、輸出は口実じゃないかな?
T50派生のKFX-Eの方が、身の丈にあってたとは思いますが。
まず完成させなさいよ……
「死んだ子が成長し大金持ちになって使いきれないほどの仕送りをしてくれた、その金どう使うべきか」
を真顔を論じようとするなってばよ
これ自分から計画中止すると言い訳効かないから、
「インドネシアが(例えば宗教上の理由で)ゴネて資金供出を拒否したため計画中止に追い込まれた」って事にしたいのでは?
そして果てはインドネシアと何故かイスラエルに謝罪と賠償要求…
その後、わけのわからない経緯を経て、「やっぱり日本が悪い」で落ち着くというのが抜けてます。
その線ありそうですね。
なんて迷惑な…。
韓国さん、イスラエルは日本みたいに甘くないですよ。
NGFの情報を開示しない日本が悪い、
などとイチャモン付けてきそうですね。
イランに核兵器材料を売り、
北朝鮮とアメリカの対話に割り込んで破壊した、
どちらの陣営から見ても世界の敵、南朝鮮が、
世界のどこかの国と「取引できるつもりになっている」のが笑いどこrいや、この記事のニュースとしての重要点ですよね。
レーダーFCSはライセンス生産ではなく、ノックダウン生産なのでは?
まあ、韓国人はノックダウン生産でもライセンス生産と言い張るけど。
国内向けには 国産 を強調しても
ライセンス生産や技術供与、国内の事務所で線を引いた…… なんていうのばかりなK国…
元技術の保有国から 輸出自由権 まで買っていないと、元技術国と想定輸出先の関係次第で売れなくなるし……
そもそも家電品程度ならともかく、兵器輸出でそんなレベルの物を買う国があると思っているのだろうか……
T50およびその派生を輸出出来たから、
二匹目のドジョウを狙ったのかも。
TFXも同様の問題を抱えていて、輸出は難しいでしょうね。
そもそも、エンジン開発がBAEシステムズに喧嘩売ったせいで躓いてるので・・・。
完成してもアルタイと同じ道を辿りそう。
>韓国単独の需要だけでは開発費の回収や予定された機体価格の実現が難しく、プログラム全体の効率性を高めるには海外輸出による生産規模の拡大が避けて通れないため
韓国の場合、次期戦闘機開発として優先順位のトップにあるはずの「国防」よりもビジネスの方を優先しているように見える。
規模拡大の路線で行った先がどうなるか、国防に資するのか、あるいはプロジェクトの開発手法として興味深い。
(失敗する要因を抱えつつ克服できるか)
とは言え、少なくとも武器輸出に関しては日本は韓国に大きく水を開けられているのは事実。
採用実績ゼロと1の差は数字の差以上にとても大きい
別に韓国風の輸出なんて目指す必要無いのでは?
完成品にこだわらず、ミサイルの共同開発やユニット供給な形態でも十分だと思います。
同じ文章をいくつもの記事に書いてそのたびに論破されてるのに懲りないな。
まずまともな国産兵器開発してから言いなよ。
欠陥品ばっかり売りつけるのは詐欺だぜ?
技術も無い金も無い。うん、無理W
韓国は何事も基本が出来ていないこれに尽きる!
KFXネタも飽きたね!戦車も戦闘機も潜水艦もオチは一緒!よう似た記事ばかりやね。