防衛装備庁は4月27日「低コスト誘導弾の技術的方策を検討するに当たり、情報提供する意思のある企業を募集する」と公表、この低コスト誘導弾とは欧米が積極的に開発を進めている「量という質」の追求、つまり長距離攻撃が可能な低コストミサイルのことだろう。
募集要項は低コスト誘導弾の用途について何も定義しておらず、地対空誘導弾なのか、地対艦誘導弾なのか、空対空誘導弾なのか、対戦車誘導弾なのか不明
防衛装備庁は4月27日「低コスト誘導弾の技術的方策を検討するに当たり、情報提供する意思のある企業を募集する」と公表し、情報提供企業の要件に「日本国法人であり国内に製造設備を有する企業」「誘導弾システムに関する設計及び製造の実績を有する企業」「防衛省が取扱い上の注意を要する文書等の開示について適当であると認める企業」に挙げた。

出典:防衛装備庁
恐らく誘導弾とは精密誘導兵器を指している可能性が高いものの、募集要項は低コスト誘導弾の用途について何も定義しておらず、地対空誘導弾なのか、地対艦誘導弾なのか、空対空誘導弾なのか、対戦車誘導弾なのか不明で、誘導弾システムに関する設計及び製造の実績を有する企業=三菱重工業、三菱電機、川崎重工業、東芝しか相手にしていないのだろう。
防衛装備庁が情報提供を要請した低コスト誘導弾とは「量という質」を追求する分野の兵器システムで、ウクライナとロシアの戦争で「高度な防空システムによる航空戦力の接近・拒否は成立する」と証明され、敵空域の奥深くまで安価な火力=無誘導爆弾を運搬できる再利用可能な航空プラットフォームは期待された役割を果たせず、前線から遠く離れた後方地域への攻撃は高価な長距離攻撃兵器に依存し、この手の兵器は生産にも時間がかかるため、欧米を中心に「量という質を追求する安価で生産が容易な長距離攻撃兵器の開発」が非常に盛んだ。

出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Jonathan Sunderman/Released
米空軍はステルス(F-22、F-35A、B-2)によるスタンドイン=貫通型ステルスを志向しているが、開戦初期の対イラン作戦で主力になったのは高価なトマホークやJASSM-ERであり、たった数日間の作戦に2,000発近くも投入して「敵防空システムは完全に破壊された」と宣言し、再利用可能な航空プラットフォームによる攻撃=イラン領空内における有人機の作戦拡大をして高価な長距離攻撃兵器を節約しようとしたが、F/A-18E/Fは携帯式防空ミサイルに狙われ、F-35Aは迎撃されて損傷し、F-15Eは撃墜されてイラン領内で大規模なパイロット救出作戦を実施することになり、A-10も迎撃されてパイロットは機体を捨てて緊張脱出した。
イラク戦争やウクライナ戦争でも「空からの攻撃だけで移動可能なプラットフォームの完全破壊は不可能」と証明されていた通り、米空軍も厳重なカモフラージュが施された上「移動可能な防空システムの構成要素」を完全に破壊することが出来ず、再利用可能な航空プラットフォームによる攻撃が大きく制限され、たった数日間の作戦で消耗した2,000発近い長距離攻撃兵器の補充にも何年もかかる。

出典:Mil.ru/CC BY 4.0
ロシア軍参謀本部作戦総局で勤務経験のあるミハイル・ホダレノク元大佐がウクライナ侵攻の3週間前に「ウクライナを数時間で制圧するなど不可能だ」「ロシア軍の高度な精密誘導兵器の備蓄は無限ではない」「ジルコンはまだ実戦配備されていない。キンジャルは数十発、カリブル、キンジャル、Kh-101、イスカンデルの数はせいぜい数百発ずつ程度しかもっていない」「この弾薬備蓄量でフランス並みの国土面積と4,000万人を超える人口を持つ国家を地球上から一掃するなど到底不可能だ」と述べた通り、米軍の長距離攻撃兵器備蓄ですらイランに政治的意思を押し付けるのに足りてない。
Shahed-136も方向性的には「量という質を追求する安価で生産が容易な長距離攻撃兵器」であり、欧米では長距離攻撃が可能な低コストミサイルやShahed型無人機が複数開発され、その一部は既に実戦配備されており、防衛装備庁が情報提供を要請した低コスト誘導弾も同じ方向性ものだろう。
ちなみに、低コストミサイルやShahed型無人機は「秘匿性が高い軍事技術ではなくデュアルユース技術の採用」「調達先が限られる高価な特注部品ではなく市場で大量調達が可能な商用部品の採用」「3Dプリンティング技術など新しい生産技術の導入」「民需向け生産ラインで生産可能な設計」など従来とは異なる発想や柔軟性が必要で、この分野は伝統的な防衛企業よりも「ソフトウェア定義型の兵器開発」と「シリコンバレー流のスピード開発」を主導する新興企業の土壇場になっている。
特にAndurilがバラクーダシリーズでやろうとしていることは革新的で、パーマー・ラッキー氏も「兵器生産は伝統的な大規模生産からハイパースケール生産へと移行する」と明言している。

出典:Jake Paul
“我々がバラクーダでやろうとしていることは伝統的な防衛部門とは正反対で、従来の武器生産は高度に専門化された労働力、防衛産業へ特化した特定のサプライチェーン、手作業による製造手法に依存し、非常に複雑で精巧なシステムを要求されるためプログラム全体の拡張性も制限され、このような生産方法で軍が要求している数を揃えるのは不可能に近い。バラクーダはガレージにあるようなツール、つまりドライバーやペンチで組み立てられるシステムで、高度なツールも生産プロセスも必要なく高度に専門化された労働力による生産上の制限もない”
“基本的なアプローチは商用向けのサプライチェーンを可能な限り活用することで、システムの製造と組み立てを可能な限りシンプルにし、利用可能な労働力の幅を増やして生産拡大を容易にすることだ。この考え方はシステムを低コストで大量に生産するだけではなく、戦争が長期化した場合に高い生産効率を長期間維持するのに役立つ。バラクーダの生産時間は既存の競合するシステムに比べて50%減、必要な生産ツールは95%減、部品点数は50%減、価格も他のシステムより平均して30%ほど安い”

出典:Anduril
低コストミサイルやShahed型無人機で重要なのは性能ではなく「如何に安く、早く、大量に生産できる生産上の仕組み」が構築できるかどうかで、これが欠けていると「量という質」を追求するシステムにはなり得ない。
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※アイキャッチ画像の出典:Anduril





















モノタロウでほとんど賄える製造を目指せばいいんだろうか
汎用品は安いけれど特注品になると値段が10から100倍になってしまう
自動車だって台数が出るからあの値段で買えるけど、軍需産業の作り方なら数千万~かかっても不思議じゃない
ああそうか設備投資が完了したパーツで作れば安いのか
一から装置やら工場作って作るのは重すぎるので、すでにあるものを組み合わせて作る
以前シャヘドを日本のメーカーが研究開発をすればもっと良いモノができるみたいなコメントを見かけたけど、研究開発したら高くなりすぎるだろう
あとは生産性革命かな。3Dプリンターが凄いからしいがその辺はよく分からん。少量試作向けかと思ってた
既存製品の組み合わせも研究開発だから市場調査して組み合わせるにしても最低限いるぞ>研究開発
あと要求性能に関してもね・・・。
というか何なら構成部品を全部「完成形ありき」で設計できる既存の開発よりあり物を寄せ集めて要求性能を達成する方がむしろ高度な研究開発なんですよ。
小学生の夏休みの工作みたいにあり物組み合わせて「わーい何か出来た」で済むなら簡単ですが、それでは実用に耐えないので。
揚げ足取りな類いになりますが…、
>あり物を寄せ集めて要求性能を達成する方がむしろ高度な研究開発なんですよ。
高度というか、取捨選択などのセンスな気がします。
「帯に短し襷(たすき)に長し」なモノを流用して如何に目的を達成するか?、といった方向性でしょうから。
確かに「高度」という表現は適切ではなかったかもです。
ただ自分の職分以外は他責にできた、あるいは国内最高水準の技術を前提に開発できた既存の開発より「むしろ大変」な部分は間違いなくあるんじゃないかなと。
日本の伝統的な防衛企業に、低コストミサイルを開発出来るのか、それを大量生産可能なのか、注目ですね
低コストミサイルがシャヘド型ドローンに近いなら、JISDAにも声かけてみたらいいのにな〜
結局の所、米政府のように大幅な数量発注と金銭的なサポートするから作ってくれなのか、発注は政府次第で世界にも活路を見いだして上手く対応してくれなのかで話がガラッと変る。企業が投資するに値する需要を提供出来るなら限られた誘導弾では可能だとは思う。そして防衛省の規格で過剰な部分があるなら切り下げる位の対応はすべきでしょう。
ぶっちゃけた話、大量生産したとして自衛隊はそれを保管する場所が有るのかは疑問だし、必要な時に都合良く作れというなら売り先が限られる物に対して無茶言うなでしかないでしょう。
ミサイルなら必要性能を墜とせば墜とすほど安くなりますよ。ステルス形状・高速飛行・地形追従・双方向データリンク・センサーの複数搭載・センサー自体の探知能力・展開翼・撃ちっぱなし・小型軽量・射程距離・GPSジャミング対抗・スプーフィング対抗・終末段階での回避機動・高性能弾頭・炸薬量・ガワのなめらかさ・高耐久部品等々。
すぐに出来る対策なら島嶼防衛用新対艦誘導弾みたいな固定翼とか、海外製の3Dプリンターの活用(時間辺りの品質が上)、長期的な視点なら日本企業が協力した効率重視の生産ラインの構築とミサイル製造企業の集約、チップレット技術。AeroEdgeみたいな防需に関係するやる気のある企業の支援とか必要でしょうね。性能の為に職人の暗黙知が必要みたいなのは極力排除して24時間365日過剰性能ではなくとも安定した品質のパーツで構成しその中で最高の性能を発揮出来る設計をするとか。
>地対空誘導弾なのか、地対艦誘導弾なのか、空対空誘導弾なのか、対戦車誘導弾なのか不明で、誘導弾システムに関する設計及び製造の実績を有する企業=三菱重工業、三菱電機、川崎重工業、東芝しか相手にしていないのだろう。
折角海外の現実に目を向け始めたのに、相変わらずのお役所体質……
>低コストミサイルやShahed型無人機で重要なのは性能ではなく「如何に安く、早く、大量に生産できる生産上の仕組み」が構築できるかどうかで、これが欠けていると「量という質」を追求するシステムにはなり得ない。
ベンチャー精神やそれを支える経済文化が無いと、こういうのは厳しいとも感じた
元々民生品のある程度の質を保ちつつ量産するノウハウは日本企業は持ってますからね。それを軍需品にどう落とし込めるかですね。
プラットフォーム側に負担が少ないのも重要です。誘導弾自体は安くてもプラットフォーム側のシステム変更に何年も掛かったり、何億も掛かっては意味ないですから。
後は自衛隊がどれだけの数を購入するか(開発の段階で購入数を示せるか)ですね。量産効果によるコスト低減は無視できないです。そういう意味では海外に売る事も視野に入れた開発をして欲しいですね。。
>低コスト誘導弾の情報提供を要請
間違っているかもしれないが自衛隊用語を馬鹿正直に解釈するならミサイルに限定されるんだろうな。エクスカリバーみたいなのは「精密弾」、迎撃ドローンなら「無人機/UAV」とかになりそうだし。
そうなると上は弾道弾から下は対戦車ミサイルになるのかな?APKWSみたいな改修キットまで含めるのかも不明。
それにしてもこの条件だとAnduril Industries Japanが含まれそうにないのが惜しい所。
ミサイルの定義には、飛翔用の推進方式について(恐らく)縛りが無いですよね?
これまでは速度や加速度を求められた影響か、ロケット推進やジェット推進が支配的でしたが、
一方で、ペラ推進を排除する定義を目にした事が無いので。
個人的には、自爆を主目的にしたモノならドローン系でもミサイルに分類して構わない、と思っています。
あと世界には、自爆ドローンを巡航ミサイル扱いしている組織もあるみたいですね。
自衛隊(防衛省)用語とことわって書いているから世界がどうのとかは関係無いと思うんですよ。今の自衛隊が運用している装備でペラ推進の飛翔体を誘導弾としているかどうかだと思うんですが?だから外国がどうのとか貴方がどう思っているかは関係無いとしか。
いきなりど新解釈が入るなら混乱しないように定義した上での発表ですし、それが無いなら従来型の自衛隊が運用する誘導弾の認識でしかないと思います。実際に自衛隊では情報が不正確だったせいで長らく使用出来なかったUAVがあるので発注に関して問題が起きるようなら防止するような書き方をします。
何年も前から世界中に存在感を確立した後のドローンであれば自衛隊が装備として導入する際は「UAV」表記で来ていると思います。「遠隔操縦観測システム」「○○標的」とかだと今普通に採用するなら「○○UAV(型)」とかになると思うんですよ。
恐らく外部に露出した回転するブレードを推進とする飛翔体だと、「迎撃用UAV」か何に対する物なのか分かるように定義した上で最初は「遊弋型UAV対処器材」の一つとして「UAV型対処器材」として誘導とか探知するセンサーとかシステム一式を導入する形で「誘導弾」とは表記されない感じがします。
自爆を主目的とした物はミサイルに分類して構わないと言うなら防衛省が導入を考える「小型攻撃用UAV」I型・II型・III型はどうなんでしょうか?これらは明らかにミサイル分類しても良いと思われますがUAV扱いですよね。
これが正解とは言い切れませんが一般的なミサイルが防衛省でどんな物に当て嵌まるのか、呼称とプラットフォームの姿形を見ての推測。使い捨てでジェットやロケット推進で本体が無人で長細い胴体に極端に大きくない翼を持つ物だと思います。回収して再度推進剤を供給して使う物ではない。
UAVだと無人のペラ推進全般、ジェットやロケット推進でも全翼機か重航空機みたいな大きな翼や尾翼を持つ、上手くすれば再利用も出来る物を指している感じだと思います。
なる程。
『自衛隊用語』と明記した理由、了解しました。
ちなみに自分は、今回の案件が『低コスト誘導弾』と銘打っている点に、少し拘りがありました。
一般向けに『分かり難さ』を演出する、
要は『自爆ドローン』の隠れ蓑として、『低コスト誘導弾』の名称を使っている可能性もあるのかな?、と。
ドローンメーカーが、『自爆ドローン』中核部の製造に携わる際の、障壁を少しでも下げる目的で。
もちろん、単に『従来ミサイルの原低版』に限定している可能性もありますが。
というか、ここで述べた両可能性ですが、共にAI解析の受け売りなんですけどね。
肝心の事を書き忘れていたので、追記します。
下の方の枝にもありますが、今回案件の情報提供企業の要件が
「誘導弾システム『の』設計及び製造の実績を有する企業」ではなく、
「誘導弾システム『に関する』設計及び製造の実績を有する企業」となっており、
(既存ミサイルメーカー以外に)対象を広げている様にも見る点です。
これに、今年度から始まる「ファストパス調達」という制度の存在も加味して、
今回案件に、ドローンメーカー参入を官側も望んでいるのではないか?、と思いました。
また日本には、『自爆』兵器の日本導入に過剰に反応しそうな層もいるので、
上に書いた様な陰謀論的な事を考えた次第です。
ついでなので、企業要件での
①「xxx『の』設計・製造技術」
②「xxx『に関する』設計・製造技術」
の『』内の文言相違について、AIに解説して貰った結果が如何になりました。
1. 「xxx『の』設計・製造技術」
意味: そのものズバリ(完成品や直接的なコンポーネント)を作ったことがある、あるいは作る直接的な技術。
意図: 実績重視・限定的。
ニュアンス: 「戦車『の』製造技術」とあれば、戦車そのものを手がけた企業を指します。既存の防衛産業大手(プライム企業)を想定している場合や、失敗が許されない確立されたプロジェクトで使われます。
2. 「xxx『に関する』設計・製造技術」
意味: その分野に関連する、あるいは応用可能な技術。
意図: 門戸開放・ポテンシャル重視。
ニュアンス: 「戦車『に関する』製造技術」とあれば、重機、特殊車両、あるいはその駆動系部品などの関連技術を持つ企業も含まれます。
新規分野での役割: ご質問の「新規分野」では、こちらが多用されます。防衛省側も「防衛専業メーカーだけでは解決できない」と考えているため、自動車、ドローン、民間AI、ロボティクスなどの「周辺技術・類似技術」を持つ企業の参入を期待しているサインです。
なぜ使い分けるのか?
RFIを出す側の官吏(装備庁や各幕の担当者)の視点では、以下のような「逃げ道」や「狙い」として使い分けます。
「の」を使う時:
「今回は絶対に実績があるところと組みたい」という意思表示です。要件を厳しくして、不適格な企業からの膨大な回答(ノイズ)を排除したい場合に機能します。
「に関する」を使う時:
「防衛産業以外からも面白いアイデアが欲しい」「まだ市場が未成熟なので、広い定義で技術を集めたい」という狙いがあります。参入要件を広げることで、スタートアップや異業種が「うちは『に関する』技術なら持っている」と手を挙げやすくしています。
もし特定のRFIで「に関する」という表現が使われていれば、それは貴社の持つ民間技術や周辺技術を、防衛分野へ転用(スピンイン)することを歓迎していると読み取って差し支えありません。
ドローン黎明期に規制をかけて国内メーカーが育たなかったのが本当に痛いですね。
民生品で需要があれば平時でも製造設備の維持や拡張、改良改善もできますが、軍事オンリーだとどうしても高くなるので。
安くするには大量生産が必要で、それには海外販売も必要で…日本には安価な兵器に対するハードルがすごく高いのがネックですね
素人考えですが、政府がベンチャー企業を支援しつつ企画・設計させて、日産自動車の工場で大量生産させてみてはどうですかね・・・。上のコメントにあるとおり、既存の大手に依頼しても難しいと思います。
数があれば、ハイローミックスに使ったり、どうとでもなるんでしょうね。
ウクライナ戦争を見ていると、滑空誘導爆弾は安価な無誘導爆弾の大量在庫+安価なキットをつけてるわけで、兵器の数があれば色んな使い道があるのだろうなと感じています。
「デュアルユース技術」「大量調達が可能な商用部品」「3Dプリンティング技術など新しい生産技術」「民需向け生産ライン」…辺りだと規模の小さい新興より民も手広くやってるMHIやKHIの方が断然有利そうに見えるけどな。
一方で「用途が不明確」が「三菱重工業、三菱電機、川崎重工業、東芝しか相手にしていない」につながる理屈も分からない。
不明確≒防衛装備庁の既存概念に捉われた用途・要求が決まってないからこそそれに慣れてる既存企業に対して新興が「自分達の作れるもの」で勝負できると思うんだけど。
> 「用途が不明確」が「三菱重工業、三菱電機、川崎重工業、東芝しか相手にしていない」につながる理屈
「謎仕様のRFI」≒「RFIの裏で担当者間で話が進んでる案件」ってことでしょ。日本企業や日本の官公庁あるある
・調達規模から規定によりRFIは出さなければいけない
・コネのある企業や担当者間で話が進んでいるので、想定している相手については詳細を説明済み
・それ以外の企業に要求仕様に合致した提案をされると選定が面倒になるからRFIに詳細は書きたくない
もっとも、日本の新興中小企業はともかく外国勢と繋がりがある商社の線とかないものかね。
随分昔だけど戦闘ヘリAH-Xの時だと日商岩井(AH-64)と三井物産(AH-1Z)が絡んでたりしたけど、商社がBaykarあたりと組んでRFIに応じたりしたら面白そうだけど
『技術的方策の検討』を目的に『情報提供・意見交換』する企業を求めているのだから、
対象『低コスト誘導弾システム』が用途不明なままでの今回の公募は、門戸を広げる意図での行為、
と(願望込みで)自分は解釈しました。
爆薬などの扱いは、国内ご新規メーカーにとりハードルが高いだろうから、
弾頭部分は既存の砲弾や爆弾を流用して、開発製造する対象は『制御ユニット・推進ユニット』に限定、
要は対象システムとして、ドローン的な代物まで許容するか否かで、その後の展開は大きく変わるかも?
ちなみに、『情報提供企業の要件』の下記項目
>(2) 誘導弾システムに関する設計及び製造の実績を有する企業
『誘導弾システムに関する』が『~関連する』と拡大解釈されて、
対象が、『制御ユニット・推進ユニット』の様な一部構成品も含めた、フワッとしたモノになって欲しいと思っています。
そう思います。
例えばF-Xの支援企業のRFIでは「固定翼航空機を設計する技術」が要求され、固定翼航空機「に関する」設計技術、とはなっていませんでしたし。
まあ一見して誘導弾システムのプライムやったことある企業以外を尻込みさせかねない文面にしてること自体が悪手といえばその通りかもしれませんが。
>悪手
ですよね。
自分も、誘導弾限定なら仰る様な書き方になりそう、と思いました。
一方で、後半指摘されてる反応も招きそうで、(自分が言うのも何ですが)回りくどいなぁ、と。
実は今回のRFIについて、AIに喰わせて色々質問していたのですが、
最初は『ドローンメーカーの参入は極めて難しい』だったのに、最後は
>第6項の窓口に「自律誘導機能を有する自爆型無人機のシステムは、本公募の『誘導弾システム』に含まれるか」と打診することをお勧めします。
>このRFIの趣旨からすれば、門前払いされる可能性は低いと思われます。
と『実務的なアドバイス』されちゃいました (;^_^A
慌てて、業務違う只の趣味質問、として解析を求めましたが。
やっと武器輸出を解禁し、島嶼防衛という隠れ蓑で長距離ミサイルを開発しているような国だもんなぁ。
「低コスト誘導弾」なんて蜂の巣にされそうな案件じゃ後ろ盾がない新興企業が参入するには厳しそうだし、はなから足切りするのもわからなくない。
そこに覚悟決めて飛び込んでくアスターみたいな企業がある時代にそれは余計なお世話じゃないかなぁ。
ウクライナに行ってるのがテラ・ドローン。多様性・柔軟性を考えると、こういうベンチャーに多数参加してほしい処なんだろう。
しかし、武器の量産となるとぽっと出のベンチャーでは無理がないか。火薬など武器特有の問題もある。また量産するにしてもそれなりの質や規格もあるだろうし。その辺は在来の武器生産企業が関与することとなると思うが、果たして防衛装備庁がそれをマネージメントできるのか。昔の通産省の産業政策のような仕事になると思うのだけれど、制服組の方々の得意とするところだろうか。
「ファストパス調達」という制度が、今年度から始まっているよ。
『スタートアップ企業等が有する優れた技術の早期の防衛装備品への取り込み』が目的で設立された制度が。
昨年度までよりは、新規参入の条件が緩和されているかも。
テラドローンといえば、防衛装備庁から教育用モジュール型UAVを300式を落札して、製造請負契約を結んだことが発表されましたね。
リンク
ちなみに直近4月~5月の株価も4000円半ばから13350円と急上昇。
私もおこぼれに預かって、ほくほくになりました。
川重が物流用クワッドコプターを試作したときは自社のバイク用ガソリンエンジンのカスタムモデルを流用して短期間で試作品を用意できたそうですね。重工もそうですし、自動車メーカーのような機械製品を大量生産するノウハウを保有する企業を多く抱えた日本にとっては、安価な弾薬の大量生産というのは意外と悪くないフィールドなのではないでしょうか。
(トヨタはじめ自動車各社は防衛産業への参加にかなり消極的ですが、それは伝統的に日本の防衛産業が利益を出せない構造だったことと、同業界が量産効果によるコスト圧縮で作った利幅ギリギリのところで勝負する体質だったから言われています。逆に言えば、悲しいがな防衛産業が利益を出せるということになれば彼らも自ずと足が向くのではないのでしょうか)
あえて用途を伏せてるのは、それだけ裾野を広げてるって事なのかな?
カイロスロケットみたいな民間企業が出て来るのを期待してるのか
ある程度構成が決まれば、モジュール式で対応できるし、ソフトで用途や特性を変えられるからでしょ。
その自由度の為ではないかな?
この間ダンボールドローンのニュースやってなかったっけ?
制御と弾頭だけなんとかなれば、形にはなるかな?
(雨の日とか厳しそうだけど・・・・)
段ボールドローン、既に標的機としてはご活躍の様です。
素材・コーティング等の対策により、雨天でも少なくとも航続距離を飛び切るくらいの時間なら問題なく飛行できる様ですよ。
あ、やっぱり対策できてるんですね。
雨の日は使えないとか言ったら、第二次大戦の頃みたいだもんな・・・・
ホリエモンロケットがまさにそれじゃないの
民生品を多く使ってコストダウン
仮にシャヘド136の類型を作るとして、エンジンはどうするのかな。
シャヘド136は、「Limbach L550E」を使っているとのこと。
これは、40〜50馬力の空冷2ストローク水平対向4気筒とのこと。
シャヘドの大元になったドルニエ DARは、「SF2-360 」
2気筒、2ストローク水平対抗27.5馬力とのこと。
シャヘドの元になったハーピーは、「AR731」
ヴァンケルロータリー38馬力とのこと。
日本の既存のエンジンでこれに近いのは何だろう?。
360cc時代の、軽自動車の空冷2ストロークエンジンが近いのかな?。
逆に、今の660ccの液冷エンジンなら、どんな機体が作れるかな?。
あと、個人的な好みで、二重反転プロペラを使って欲しい(笑)。
トラクタ式でもプッシャー式でも良いので(笑)。
グーグルにきいたらフジ・インバック株式会社 (Fuji-Imvac) 製エンジンのエンジンがいいんじゃあないかってさー
実際のところは知らんけど
結局政府の要件定義次第でしょう
必要なのは「安価なドローン」ではなく「安価に戦果を出せるドローン体系」なわけで、日本がシャヘドだのゲランをコピーしても多分役に立たない
ウクライナもロシアもイランも結局ひたすらドローンで嫌がらせは出来てるけど、相手に致命傷は与えられてないわけで
日本が相手国の本土を攻撃するのは憲法上、国民世論上の制約があると思うので、低コスト誘導弾ってのは防空、要撃に限られるとのではと思います。
あと、艦隊の邀撃や上陸侵攻の阻止、といった所でしょうか。
※『要撃』を上空脅威への対処、と見做してのコメントです。
Andurilは日本の中小企業の既存の工場を使って安価に巡航ミサイルを大量生産できるとアピールしてましたね。何なら既に秋田の工場と提携してるし、この手の動きは早ければ早いほど効果が出るでしょう。
低軌道衛星回線(Starlink)を使った画像指令誘導自爆無人機ってのが新機軸なので推進装置はジェットの方がベターだと思います。
アメリカもイランからライセンス買ってるとは思えませんし、イラン自身もイスラエルから技術供与を受けてたとは思えません。
ぶっちゃけ、パクってパチモン作って持ってこいって話でしょ。
結局は通常爆弾に羽つけたり誘導システム付くのと変わらん
速度とペイロードを求めたら大して安くならん気がする
まず日本国民は、新しい挑戦に対し「出来ない理由」を必死に叫ぶのを止めようよ