例の記事を元にした、F-35爆買い批判の記事が止まらない。
米国、2,443機ものF-35を「爆買い」する計画に変更はない
現代ビジネスに掲載された「日本がF35を「爆買い」のウラで、米軍はF15の大量購入を決めた」という記事から始まった、F-35「爆買い」批判。
今日もまた、この記事を元にしたF-35爆買い批判の記事を読んだが、もはや何が事実で、何がデマなのか分かっていない。
何度も繰り返し指摘しているが、米空軍はF-15EXの導入を2020年度予算案の中で「要求」しただけなのに、なぜか「米空軍がF-15EXを80機調達することを発表した」ことになっている。
この予算案を審議している米国議会は、空軍はF-15EXの導入予算を要求するだけで、単座型を購入するのか、複座型を購入するのかすら明らかにせず、取得に必要な詳細データや計画を議会に提出しない限り、予算承認を行わないと言っているので、確実に、F-15EX導入の予算承認は下りていない事がわかる。
あと、F-35爆買い批判の記事に必ずと言っていいほど出てくるこの下り。
なぜ米空軍がF-15EXを導入するのかの根拠として、米大統領や国防長官の軍事顧問である、ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長が「F-35に比べ、F-15EXの機体価格は少し安い程度だが、維持管理費はF-35の半分以下で、機体寿命は2倍以上だ」と話したと、F-35爆買い批判の決定的証拠として何度も登場する。
ただし、この話には続きがあって、ダンフォード統合参謀本部議長は、F-15EXの導入について「空軍にとって将来の主要な航空機はF-35であり、この計画を見直すものではない」と語っている。
そもそも、この話は2019年3月の話で、今頃、持ち出すには少々古く、この間にも、F-15EXとF-35を取り巻く環境に変化が起きている。
最近では、上記のような主張に刺激されたF-35支持派の上院議員グループが、トランプ大統領にF-15EX導入に反対するよう要請するという行動に出て、ダンフォード統合参謀本部議長が「国防総省は可能な限り迅速に、F-35戦力の整備を行うことを約束している」と、F-15EX導入に批判的なグループの懸念を払拭することに躍起になっている。
参考:Congress Likely to Follow as House Seeks More F-35s, F-15Xs
F-35に多くの欠陥があるのは事実だが、米国は修正可能だと判断しているからこそ、空軍、海軍、海兵隊の3軍が、計2,443機(機体の取得費用だけで約48兆円)ものF-35を「爆買い」する予定に変更がないのだろう。
このような事実があるにも関わらず、40年以上も前に開発されたF-15の大量調達を米国は行い、日本には欠陥機のF-35を爆買いさせようとしていると批判するのなら、事実の積み重ねによる批判ではなく、単純な悪意による批判だ。
※アイキャッチ画像の出典:US Air Force / Photo by: Staff Sgt. Kate Thornton
まぁ、いつもの「政権批判に繋げる材料」程度のものなんでしょうなぁ。
上手くいけば日本の防衛強化にも水を差せる、アベガーには一石二鳥なんでしょうな。
マスコミ関係者にとってはこういう部分が「腕の見せ所」とか言っていて、誇っているのか自己擁護しているのかよく分からんのだけど、やっていることは低質な扇動の域を脱しないものばかりですな。
F35の性能もよく知らん馬鹿どもが吠えてるだけやな
いやいや、もう記事の内容がどうとかの話じゃないでしょ、これ。
この天木直人って人、ヤバすぎでしょ?なんか変な政党作ってるし。
でも管理人さんとしては変な風説が広がらないように記事の間違いを指摘しないとってことなんだろうなぁ・・・お疲れ様です。
無論のこと、政権と自衛隊に対する悪意マシマシの批判こそが目的なので、彼ら彼女らにとって事実なんてものはどうでもいいか、もしくは認識できないのでしょう
軍用機と言えばゼロ戦とB-29とオスプレイしか分からないような輩がよくもまあ賢しげにF-35は欠陥機だ駄作機だと言えるものだと呆れております
オスプレイと同じ流れですね。中国やロシア、韓国、北朝鮮としては可能な限り日本にF35を導入して欲しくないので、そういう扇動はどんどん流して来るでしょう。
問題山積のF-35だが・・人民解放軍と韓国軍に効いてる効いてる。