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日本はGCAPに対する英国の決意に疑念、プロジェクトの停滞もひどい状況

日経新聞は1月「次期戦闘機の共同開発=GCAPを巡って契約締結が遅れている」と報じたが、Financial Timesは23日「日本はGCAPに対する英国のコミットメントにますます疑念を抱き始めている」「GCAP関係者はプロジェクトの停滞について率直に言ってひどい状況だと言及している」と報じた。

参考:Japan sounds alarm over UK delays to combat aircraft project

カナダを追加参加させるとワークシェアの再調整が必要になるため「2035年配備」という目標はどんどん怪しくなる

英国政府は2025年6月に国防戦略の見直し結果を発表し、スターマー首相は「この報告書が提案した62項目の勧告全てを受け入れて実行に移す」と表明、国防予算を2027年までにGDP比2.3%から2.5%、2035年までに3.0%まで引き上げる予定だったが、NATO加盟国は6月下旬に開催された首脳会談で国防支出を総額5.0%(国防支出3.5%+軍事インフラとしても活用できる分野への投資1.5%)にすることで合意、英国も総額5.0%を支持したものの「いつまでに達成するのか」「そのための財源をどうやって確保するのか」は決まっていない。

出典:UK Ministry of Defence

さらに国防戦略の見直し結果=62項目の勧告を実行に移すと「今後4年間で280億ポンド=約6兆円の不足が生じる」と指摘されており、この報告を受けたスターマー首相は2025年末に予定されていた「国防戦略の見直し結果を反映させた防衛投資計画」の発表を先送りし、英メディアは「発表が2026年3月までずれ込む可能性がある」「どの分野にどれぐらいの投資が見込まれるのかを注視している産業界にとって不確実性を抱えたまま、あと数ヶ月過ごさなければならない」「そもそも2025年6月に国防戦略の見直し結果は現在の英国が置かれた状況を反映していないという懸念もある」と指摘。

国防戦略の見直し作業はトランプ大統領の復帰前に行われたため、米国が西半球を支配するドンロー主義、欧州防衛からの撤退、グリーンランドを武力で奪取するという露骨な脅し、武力行使によるベネズエラ政権の転覆といった安全保障環境の変化を考慮しておらず、英メディアも「もはや英国と米国は同じ戦略をとっているようには見えない」と指摘している。

出典:左 WHITE HOUSE / 右 Taylor Budowich

日経新聞も1月「日本、英国、イタリアによる次期戦闘機の共同開発を巡って官民間の契約の締結が遅れている」「トランプ政権が欧州に防衛費の急拡大を迫るなか英国が拠出額を確定できないことが一因だ」「3カ国の政府による国際機関=GIGOと3カ国を代表する防衛企業の合弁会社=Edgewingとの間で2025年末までに最初の契約を結ぶ予定だった」「この契約は2035年の配備に向けた本格開発の起点となるはずだった」「契約締結が遅れれば当初からハードルが高いとみられてきた2035年配備の目標が遠のきかねない」と指摘。

GIGOとEdgewingの間で開発契約が締結できない場合、日本、英国、イタリアが自国企業との契約に基づいて開発を進めるしかなく、これでは開発を一元的に管理・運営するために設立したGIGOとEdgewingに権限を移管できず、3カ国の政府間や企業間の調整に時間がかかって開発スケジュールに遅れが出るらしい。

出典:Edgewing

さらにイタリアでは1月、クロゼット国防相が議会で「我々がGCAP開発に支出する金額が3倍に増加した」と明かし、上院の国防委員会に提出された文書の中で「イタリアはGCAPの研究・開発フェーズ1~2(概念評価、予備設計、本格開発)の費用として60億ユーロを負担する予定だったが、現在は技術の成熟化、試験、開発、設計にかかる費用増を考慮して負担額を186億ユーロと見積もっている」「既にフェーズ1の一部をカバーする20億ユーロの資金は確保されている」「フェーズ1~2を完了させるためには、あと166億ユーロの確保が必要だ」と説明し、2037年までの負担費用として88億ユーロの支出を承認するよう要請。

残りの78億ユーロについて「将来確保する予定」とだけ説明し、五つ星運動は「このプログラムの価値に疑問を抱いてる訳では無いが、予想される負担の大幅増について詳細な説明もなく、委員会が数十億ユーロを端金のように発行するキャッシュディスペンサーとして利用されることは受け入れられない」と批判、イタリアの負担額=186億ユーロを日本円に換算すると3.4兆円となるため、3カ国が研究・開発フェーズ1~2で負担する開発コストの総額は約10兆円となる見込みだ。

Financial Timesは23日「日本はGCAPに対する英国のコミットメントにますます疑念を抱き始めている」と報じ、英国、イタリア、日本、Edgewingが表明する「GCAPは順調だ」「GCAPは予定通り進んでいる」「参加国間の協力の深さは明らかだ」というポジティブなイメージからはかけ離れている。

“英国の国防投資計画の遅れでGIGOとEdgewingとの設計・開発作業に関する重要な契約締結が妨げられている。GCAP関係者はプロジェクトの停滞について「率直に言ってひどい状況だ」と言及し、別の関係者も「ますます日本の不満が高まっているという感覚がある」と認めた。ある2人の関係者は「参加国間でプログラムの優先順位が異なる」とも言及し、日本は2030年代半ばまでに新型戦闘機を生産したい意向だが、英国とイタリアはより柔軟なタイムテーブルで最先端のシステム・オブ・システムズ(無人機と協調可能な新型戦闘機)の開発を重視しており「英国は開発作業を遅らせて支出を抑制する誘惑に駆られる可能性がある」と指摘した”

出典:GlobalCombatAir

“英国は2025年秋に10年間の国防投資計画を公表する予定だったが、財政的制約により繰り返し延期されている。当局者は「10年間で最大280億ポンドの資金ギャップが特定された」と述べている。イタリアでも設計・開発フェーズの自国負担分が「以前の予想の3倍(186億ユーロ)となる」と見積もり、そのうち88億ユーロの資金枠を含む予算を承認した。そのため日本は大臣レベルでGCAPの資金供給に関する懸念の高まりを表明している”

“キア・スターマー首相の訪日に詳しい関係者は「英国のコミットメントを改めて表明して高市早苗首相を安心させようとしたが、実際の資金手当てがないためスターマー首相の表明はあまり効果がなかった」と明かした。開発パートナーは「本当なら2025年9月にGIGOとEdgewingの間で契約が締結され、数十億ポンド規模の資金がEdgewingに供給されるはずだったが国防投資計画の公表が遅れたため契約締結に至っていない」と言う”

出典:首相官邸

“このプログラムに詳しい関係者2人は「開発に参加するBAE Systems、Leonardo、三菱重工業は自国が供給する国家資金の下でエンジニアリングと設計作業を継続しているが、英国の資金が数週間以内に尽きることを懸念している」と明かした。日本は英国の資金負担を軽減するため「新型戦闘機の潜在的な顧客との契約締結」に対する姿勢を転換しており、関係者2人は「カナダが有力な候補国となっている」と述べたが「日本は新たな設計・開発パートナーの参入には消極的だ」という。英国とイタリアがサウジアラビアの開発参加を推進した際も日本は抵抗した。サウジアラビアは依然として何らかの形で参加に向けた協議を続けている”

GCAPは欧州の国際共同開発プログラムに用いられるGeo return(出資額に比例したワークシェアを保証する仕組み)に基づいているため、Financial Timesが言及した「新型戦闘機の潜在的な顧客との契約締結」という部分は「完成した新型戦闘機の購入契約をカナダと締結する=資金問題を緩和する即効性がない」という意味ではなく「カナダをGCAPの参加国に組み入れる=プログラム自体に出資させる」と解釈する方が自然だ。

英国防省が2025年1月に公開したGCAPの報告書も「出資額に比例したワークシェアの保証」を規定しているため、もしカナダが追加参加する場合「設計・開発に関する決定権」の範囲が限定される可能性があっても「出資額に応じた産業シェアだけは取られる=ワークシェアの再調整が行われる」と思っておいた方がいい。

どちらにしてもGCAPの本格開発は資金問題で遅れており、その緩和策としてカナダを追加参加させるとワークシェアの再調整が必要になるため「2035年配備」という目標はどんどん怪しくなる。

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※アイキャッチ画像の出典:Edgewing

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コメント

  • コメント (53)

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    • 幽霊
    • 2026年 3月 24日

    だからといって日本が単独開発に乗り出したとしても、膨大な開発費を一国で賄い切れるとは思えませんね
    しかも仮に単独開発に成功したとして膨大な開発費を少しでも取り返す為に輸出を計画したとしても、最新鋭兵器の技術移転移転や一部部品の現地生産などを認めようとすると既存兵器以上に反発が出るでしょうから成功しないのでは?とも思いますし。

    36
      • 名無し
      • 2026年 3月 24日

      いい加減現実みろ
      複数国とくにヨーロッパとの開発はもっと無理だったという話になっている
      来年にはイギリス、イタリアのせいで計画が空中分解する事態になってても驚きはない
      例え消費税をあげるか、ロシア製エンジンを輸入する事態になったとしても単独でやるべきだった

      GCAPもFCASもこのザマだし、ヨーロッパの大軍拡とやらの実力も程度が知れてる

      21
        • 特盛
        • 2026年 3月 24日

        この段階でそんな決めつけ発言するのも短絡的すぎでしょ。

        84
      • のー
      • 2026年 3月 24日

      そうはいっても必要なものは必要なので、増税してでもやるしか無いでしょう。
      どうせ防衛費をGDP5%まで増やすとなれば、増税は確定事項です。
      それと輸出も反発が出てもやるしか無いでしょう。
      日本には金が無いんですよ。
      武器でもなんでも売って稼ぎましょう。
      理想論では食っていけませんよ。

      41
        • 寿
        • 2026年 3月 24日

         そこまで割り切って頂けるならば、第六世代機GCAPは英国にのんびりと付き合いながら進めていき、取り敢えず今の日本の技術で制作可能な実証実験機(第五世代機?)を自主開発した方が面白いかと思います。
         XF-9双発飛行実験、大型機ステルス効果実験、構想にある長距離兵器の運用実験、最新の電子装備/運用実験、同時進行で無人僚機の運用実験。等々は第六世代機に繋がる技術となりますし、上手い事いくならば其のまま採用して配備しても、あわよくば輸出しても宜しいワケです。
         F-15を改良するにも米国企業や政府の御都合で割高になって頓挫するか、発注しても現物が届かないのが実情なのですから、一発狙ってやってみる価値はあるでしょう。

        14
    • とある帝國臣民
    • 2026年 3月 24日

    もうエゲレスを追い出して代わりにドイツを入れて日独伊で枢軸戦闘機を作るか。
    航続距離が長いから次のバトル・オブ・ブリテンは勝てるかもよ。

    10
      • 2026年 3月 24日

      ドイツなんか入れてどうすんだよ
      ユーロファイターコンソーシアム(中核はイギリス)に特許回り握られた技術しかないじゃん
      イギリスを追い出して関係性を悪化させつつイギリスの顔色をうかがう必要を強めることになる
      しかも最重要のロールス・ロイスの代替にはまったくならん
      かといってドイツが単なるキャッシュディスペンサーになんかそれこそなるわけがない(それが出来るならFCASは揉めていない)

      78
    • もへもへ
    • 2026年 3月 24日

    もう間に合わないことが確定何だから、これは勉強と技術習得の為と割り切って、主戦力として数えるのはやめて本当に間に合うGCAPに変わるものを見つけるしかないでしょうな。

    それがF−47のモンキーモデルか、それとも別のものなのかはわかりませんがGCAPを当てにして良いものでは無くなった。

    15
      • TKT
      • 2026年 3月 24日

      F-47も結局ダメな場合の日本がとれるが最後の手段、選択肢としては、既存の旧式戦闘機、F-15JやF-2を使って他国のステルス戦闘機に勝てる装備や戦術を考える、つまり
      「トップガン マーヴェリック」
      を見習うという以外にありませんね。F-35も使う国が減って運用コストが増えると逆に稼働率が下がります。スペイン海軍はすでにその方向です。

      6
      •  
      • 2026年 3月 25日

      F-35残クレ契約ぅ…ですかねぇ

      3
    • 通りすがり
    • 2026年 3月 24日

    大型兵器の共同開発で欧州と組んだらこうなるとハナから分かってたこと
    日本と同等以下の国力の国と連んでも主導権争いになって、3人寄れば文殊の知恵になることは無く、船頭多くして船山登るのは必然
    本来は、国力が段違いで主導権争いにならないアメリカとやるか、スペックを落としエンジン等を外部調達しても単独かの2択だった
    そもそも欧州なんて、昔から信じる者は騙される、な連中。見えてた地雷踏みに行ったようなもの
    今さらよ

    48
    • cosine
    • 2026年 3月 24日

    欧州は戦闘機本体の世代交代は急がず、無人僚機との連携の方を優先する傾向みたいですから…あるいはロシアもか。
    GCAPからベタ降りはしないだけで、本音ではもう日本の主張するスケジュールなんて気にも留めてはいないでしょう。
    「10年前後ほぼ凍結」その頃にはFCAS代替も動くと。

    欧州にとっては中国も無碍にはしきれない国であり、「日本にとっては可及的速やかに対中対抗の新世代機を開発するプロジェクト」に親身になる動機があるかとなると。

    「本体も僚機も新規戦力というバクチはしない」という言い方をしてしまえばもっともらしくなってしまいますが。
    今後F-47によって「欧州の選択が正しかった」風潮に至る可能性もありますので…

    11
    • あうあうあー
    • 2026年 3月 24日

    最初は日英二カ国で共同開発の流れだったところ
    イタリアの参加を認めたこと自体が日本からの譲歩とも言えるでしょう。
    ところが3カ国になっても、なお予算の都合がつかないとなれば、これは明白に英国の落ち度でありましょう。

    ユーロファイターの件を見ても、開発国の間でもワークシェアの割り振りも複雑化して合意形成は困難であり、購入側からしても4カ国との条件交渉・合意形成はハードルが高く、主要開発国の頭数は3カ国までが上限のように思えてなりません。

    53
    • たむごん
    • 2026年 3月 24日

    イギリスは、2029年までに選挙あるわけですが、リフォームUK伸びてたりどうなるのか分からないですからね。

    2026年2月末の下院補正選挙ゴートン&デントン選挙区で、労働党が数十年議席持ってた場所ですら、緑の党にボロ負けしましたし。

    スターマー政権ここから支持率盛り返すのも期待できず、GCAPに政治体力割くような余力ないんじゃないかなあと、遠目に見守っています。

    7
      • たむごん
      • 2026年 3月 24日

      追記です。
      イギリス議会解散できますが、結局、選挙結果でてもゴタゴタしそうでどうなるのか分からないなあと…。

      イギリスの政治情勢、大胆な決断を期待しない方が無難なので、GCAPズルズル伸びていくのでしょうね。

      7
      • YF
      • 2026年 3月 24日

      GCAPを進めてたのは保守党政権時だったので労働党政権に代わってどうなるだろうと心配していましたが、心配が当たった形になりました。
      今のイギリス、EU離脱、移民問題、富裕層の出国、過度に再生可能エネルギーへ依存した為のエネルギー政策の失敗と財政的にボロボロな状態なので、どこが政権獲っても変わらないのが辛いところですね。

      BAEの経験、ロールスロイスのエンジン技術とパテント、GCAP輸出する時のイギリスの信用(英連邦込み)等GCAPにおいてイギリスは外すわけにいかないので困ったものです。

      13
        • たむごん
        • 2026年 3月 25日

        総合的に、困ったものですね…。

        イギリスなかなか厳しいわけですが、仰る点、どうなっていくのか見守りたいと思います。

        2
    • 風読み
    • 2026年 3月 24日

    2035年目標というタイムスケジュールを共有できていない英伊と組むのは
    今からすると見込みが甘かったのかもしれません。
    英伊からすると日本のように脇目もふらずに全速力でやる動機はなく
    なんなら商売敵のFCASが空中分解したもんだから
    急ぐ理由がますます無くなってしまったような感じも見られます。
    このまま予算承認をサボタージュして日本が停滞っぷりに我慢できずに出て行ったら
    ドイツポーランドカナダ辺りの名前が挙がった国を一気に加え入れて
    欧州標準機としてGCAPver2を結成したいんじゃないですかね。

    日本としては正念場ですがこちらから出来ることも少ないという。
    のらりくらりやってる英にやきもきしながらお付き合いし続けるか、
    韓国のKF-21のように自国で出来る範囲でとりあえず飛べる機体を造って
    それに要素追加してバージョンアップしていくやり方を取るか、
    諦めて大人しくモンキーF-47を買うか。現実的には最後のですかね

    24
    • リンゴ
    • 2026年 3月 24日

    最早、FCAS潰す為にGCAPの企画を立ち上げたとしか思えない体たらくだ
    真面目にやっちゃってるのは日本だけだな

    25
      • たむごん
      • 2026年 3月 24日

      日本だけが、ぶっちゃけ切羽詰まってるのが事実なんでしょうね。

      日本は極東(対中国)の最前線ですが、イギリス・イタリアはロシア本国から物凄く離れてるわけですから、温度感そもそも違うだろうなあと…。

      36
    • R
    • 2026年 3月 24日

    グリペン作ってるスウェーデンはどうだろうか?
    完璧な第6戦闘機を求めるんじゃなくて、ある程度の第5+ストレス性と堅牢性をコンセプトにして作れば。
    2カ国ならコミュニケーションロストも少ないだろうし。

    3
      • 地を這う飛行機
      • 2026年 3月 24日

      方やターンアラウンドを重視する迎撃機を求め、本邦は洋上飛行と航続距離、積載能力に重きを置いてる訳ですが、共通の何かが作れますかね?

      21
    • 58式素人
    • 2026年 3月 24日

    欧州(特に英/独)は、かなりな金額の対ウクライナ武器援助をしているみたいですね。
    探してみたら、英国の場合、2025年4月(つまり1年前)時点で、
    総額83億1,000万ユーロ(約1兆3,000億円以上)という数字が出てきました。
    イタリアの場合は約10億ユーロ(約1,600億円)(時期不明)とありました。
    両国に、この分の金額を資金注入しては、などと思います。方法は色々では?。
    素人は時々書きますが、HMSプリンス・オブ・ウェールズを買い取ったり?。
    イタリアのジュゼッペ・ガリバルディも買い取っては?。などと思います。
    インドネシアにタダでくれてやるよりはマシでは?
    日本に同種の艦艇は必要でしょうし。人員不足の件は置いておいて。

    7
    • ブルーピーコック
    • 2026年 3月 24日

    イギリスは政権変わらないと無理・・・と言うかトランプをダシにして財政負担したくないだけでしょ。

    22
    • 特盛
    • 2026年 3月 24日

    最初の困難にぶつかっただけで掌返してGCAP否定に走り、まだ形になっていないF-47を持ち出したりしてる人たちは少し落ち着いた方がいいのでは。
    確かに日本としては遅れるのは困るという切実な現実はあるが、共同開発というのは欧州に限らずこういった問題は付き物だし、日本としてもそれを考慮して計画していると思う。
    今の段階で駄目だったと決めつけるのは早計だと考える。

    77
      • バーナーキング
      • 2026年 3月 24日

      同意します。
      別に参加企業間でCEO同士がボロクソに貶し合うような揉め方をしてる訳でもなく(レオナルドCEOのアレは言葉は強いけど真っ当な批判の部類)、艦載みたいな仕様面での致命的な乖離がある訳でもない(優先順位の差異はブロック開発とかで吸収可能)。
      伊だけが突然出資額を増やしたのも開発費が突然膨れ上がった、より「システムオブシステムズ面で主導権を取りに来た」と見る方が自然で、だとすればむしろ前向きな動き。
      資金対策に参加国を増やすとワークシェア調整が必須、というけど当のドイツやポーランドが欧州目線で「今更GCAPに参加してもワークシェアはほとんど得られない」と認識してる訳で、自国調達分の改修とワークシェアをする程度で済む話でしょう。
      問題は英が「金は出せないが主導権を譲る気ない」の一点で、それがまあ大問題と言えば大問題ですが、お隣さんみたいな八方塞がりと比べればなんぼかマシかと。

      17
      • 朴秀
      • 2026年 3月 24日

      同感です
      共同開発を選んだ以上
      日本側もこのような出来事は想定の範囲内でしょう
      進捗も西側では進んでいる方ですしね

      11
      • 七面鳥
      • 2026年 3月 25日

      >今の段階で駄目だったと決めつけるのは早計
      同意です。
      遅れるのは、はじめっからわかっていたこと。
      遅れないわけがない。
      下を見たら後がないですが、FCASの体たらくに比べれば、B-21以外の米国開発に比べれば。
      「英国分は日本が肩代わりする(後で耳揃えて返せ)」くらい言えると大変によろしいのですが、日本もそこまで裕福ではないし、金の話だけでもないでしょうし。
      でも、ここで降りる判断だけはないと思ってます。

      6
    • ユーロ・ビート大好き
    • 2026年 3月 24日

    間に合わないか計画が破綻する可能性が高そうなので、プランBを考えるべきなのでは。
    日本で言えば、F-35Aの追加か、KF-21、KAANなどに相乗りできないか考えるとか、F-35やF-15JSIとペアを組む無人機に注力するとか。

    6
      • 戦車
      • 2026年 3月 24日

      日本の次世代機はF-2の後継機なんで、下手すると6〜7Mクラスの大きさになった国産武装の12式地対艦誘導弾能力向上型の空発も載せるの考えないといけないんで、かなり難しいですね。
      無人随伴機に関しては三菱、川崎、スバルと色んなメーカーで試作してますが・・。

      16
    • Kaeru
    • 2026年 3月 24日

    正直トルコと組んだ方がいい気がする

    9
    • AKI
    • 2026年 3月 24日

    予想の範囲ですね。
    ここから20年は、かかって当たり前だと思ってました。

    GCAPの開発は、ひとまず置いておいて、F-2のつなぎ代替は、先に無人機の開発を進めるしかない。
    F-35と協調出来るように、AI開発ては共同開発も必要か?

    とりあえず、無人機と地対艦ミサイルの協調でなんとかしのぎたい。

    13
    • cosine
    • 2026年 3月 24日

    「英伊もFCAS組も、米日(と中国)を先行させて今後も巨費を注ぎ込み続けるに値するかを見定めているのだ」
    日本側も、相手はそのつもりだと割り切るくらいで臨むしかないのかもしれません。
    組んでいる相手はいずれも、「値する」と国民に認められなければ続けられない国々なわけですから。
    協業かつ迅速に続けたいならば、「値する」と説得できる材料を日本が先んじて出していくしかないのでしょう。

    7
    • あい
    • 2026年 3月 24日

    劣化モデルでもF-47に乗り換えた方が良い
    そっちの方が早く完成するし多分強いよ
    国産ミサイルは空はいったん諦めて米製に統一かな
    実際アムラームのラ国も始まるしね
    いざって時は陸海のミサイルをまた空に上げればいい

    2
      • 戦車
      • 2026年 3月 24日

      F-47もいつ完成するかわからないんですよねー、ボーイングですし、まだ姿も何も出てこない感じは正直言ってGCAPと大差無いですし。
      あと、現在開発中の空対艦ミサイルの射程が1000km前後で、アメリカ製に全てするとフォロー範囲が半分くらいになりかねなくて、そうなると戦略を大幅に変えないといけないので、F-2を無理矢理運用した方がマシになりますねー。

      18
      • 特盛
      • 2026年 3月 24日

      そんな確証も無いんですがね

      10
    • 通りすがり
    • 2026年 3月 24日

    もう戦闘機単体で戦う時代では無いし、発電能力やネットワーク戦が出来ればF2に毛が生えたくらいでもいいんじゃないか?
    それに高価すぎる機体だとF35とセットで運用するのも苦しい。
    なので、欲張り過ぎないアップグレード前提のF2改みたいなのを繋ぎとして開発するのはどうだろうか。
    随伴無人機やミサイルの開発がしっかり出来れば、十分戦力にはなると思う。

    9
    • 名無しさん
    • 2026年 3月 24日

    間に合わないとは言うが数ヶ月単位なのか数年単位なのか。
    根本的にGCAPが話にならないレベルで間に合わないのならば、中東にも売れる輸出用戦闘機という体でお付き合いは続けつつ、F-3開発については別途プロジェクトを立ち上げて、そっちにメインの人材やら予算やら技術やらをまわしましょう。

    GCAPについては日本のリソース不足があってもお互い様で交渉次第。ずるずる20年かけても輸出用機種開発の経験が積めるのは日本にとって大きいかもよ。

    9
      • バーナーキング
      • 2026年 3月 25日

      2035年はあくまでF-2の退役「開始」なので、数ヶ月や1年なら遅れとして問題にはならないと思うんですよね。
      2〜3年なら問題はあるけど(事前に準備して、本当にその遅れ年数で済めば)運用で対処可能。
      ただ、それ以上となると抜本的な対策が必要で、当然ながらそれが明らかになってからでは間に合わないだろうから、DIPが噂される5月過ぎてまだ出ず契約が進まない様なら何かしら準備を始めて欲しいところですね。

      7
    • せい
    • 2026年 3月 24日

    何故皆いきなりGCAPやめるとかF-47導入とか極端なことしか言わないんだ?
    実戦配備が遅れるなら送れるで、水上、水中戦力の充実に力を入れつつ開発も出来るだけ急げるようにすればいいだけでは?

    24
      • lowe
      • 2026年 3月 24日

      元々F-22輸入しようと粘ったから第4次F-Xの開始が大きく遅れて、選定も大きく遅れて、今回のF-Xもなんやかんや遅れ、GCAP開始も交渉分時間がかかっていて、F-2の寿命の余裕がガチで無くなった。
      後継に出来る機体もマジで無い。
      F-35も戦闘力は十分でも、機体規模に起因する継戦能力や航続距離の不足、アップデートの遅れから質的な主力には出来ない。元々F-22あってのF-35だし。
      F-22の後継F-47も輸出版は10%性能落とすとトランプが言ってるし、そもそも輸出されるか分からないし、どれだけ時間がかかるか分からない。
      他の機体も所得出来そうもないものや性能不足やGCAPより遅れている。
      周辺国の数は既に超えてるし質的向上もある。

      だから2035年のラインは絶対に譲れないのが今の日本。
      完全な初期作戦能力を持った機体で無くてもスパイラル方式での近代化出来るなら生産したい状況。
      だからGCAPが無理となったらさっさと離れて国産移行するって予想も妥当。

      12
        • せい
        • 2026年 3月 25日

        結局なんで第6世代機が必要かってのは、抑止力のためだよね?
        でも日本一国でそんな機体を35年までに量産化まで持っていけるかってなるとかなり微妙だと思う
        技術的には可能でも、今でも日本の軍事アレルギーは危機が迫れば治る何てレベルの物じゃ無いと思ってるから
        もし開発中に事故でもあれば、政権崩壊レベルで荒れると思うよ
        それなら機体開発はGCAP路線で時間かけてでも物にして、必要な抑止力は弾道ミサイルなり潜水艦にVLS搭載なりで進めた方が確実だと思う
        日本での独自開発は、スパイ防止法とか9条改正とかを進めて、軍事アレルギーの解消をしてからじゃ無いと無理じゃないかな

        3
    • cosine
    • 2026年 3月 24日

    「次世代戦闘機の開発計画の意味でのGCAP」が完全になくなることは現状無いと思います。
    ただ、「開発参加の現行枠組の意味でのGCAP」がどうなるかは予断を許さないということでしょう。

    必ずしも、GCAPという単語を全員が同じ意味・対象で使っているわけではないと。
    GCAPがGCAPを作るみたいに。

    1
    • SB
    • 2026年 3月 24日

    いつもの事とは言え完全有料記事の一部を丸コピはアカンでしょ…
    しかしも記事の最後にある防衛省とエッジウィングのコメント意図的に省いてるし

    19
      • 通りすがり
      • 2026年 3月 25日

      ここからリンクで飛ぶと購読を促されて本文は読めないけどタイトルで検索していくと普通に表示されるんだよね。まあredditだと完全に丸コピしてる猛者もいるが。
      読者層もあるだろうけど向こうのコメント欄だとイギリスしっかりしろ的なコメントが多いな。

      3
    • ヒュー
    • 2026年 3月 25日

    上手くいってほしいが、空中分解しても「まあやっぱりそうなるよね」とも思えるもの

    1
    • あうあうあー
    • 2026年 3月 25日

    「予算をつけるべきかどうか迷っています。負担額を減らしたいな」
    「サウジ、ドイツ、カナダ、オーストラリア、ポーランド。共同開発国を増やしたいです」
    「戦闘機本体だけではなく、むしろシステム・オブ・システムズを開発したいです(キリッ(ただし、システム・オブ・システムズが具体的に何を意味するかは誰も知らない)」
    「スケジュールはちょっとぐらい遅れてもいいんじゃないかな?」

    これが英国の「本音」だとすると、我が国に対応できる状況なのかどうか。
    「F-47の導入+F-35の追加調達」「F-3を日本単独開発(または日本主導での共同開発)」など別プランをプランAとする可能性について考えないではいられません。
    その場合は、どうせ間に合わないGCAPは英国主導の計画としてお譲りして、日本にとっては補助的な位置づけに格下げ・再定義し関与を継続するもその度合は大幅に縮小する、と。

    10
    • m
    • 2026年 3月 25日

    共同開発が困難な道のりな中 米国、中国、トルコ、韓国が順調に自前で開発進めてるの見ると焦りや憧れが出るのは分かりますが、日本単独で開発するにも時間かかりすぎるし中国に航空技術で大きく先を行かれている現状頑張って交渉して共同開発進めるしかないと思いますけどね…

    1
      • でんでん
      • 2026年 3月 26日

      中国・韓国は日本のミリオタが馬鹿にしまくってる中黙々と開発し続けていった(輸出も視野に入れてた)ってのがデカいのでは?
      開発国運用オンリーではいのはやはりデカいですよ

    • kojima
    • 2026年 3月 25日

    航続距離の長い大型機を必要として口を挟まなさそうな相手……?
    ……そうだ、ロシアが要求事項近いからロシアと組もう(錯乱)
    ロシア中国の方が求める方向性が近いのは困ったもんですな
    だから欧州は頼りにならない

    2
    • drc
    • 2026年 3月 25日

    初めから英伊に対して、カネ以外に強力なカードを用意できていないことが最大の問題だと思う。
    各メーカーの強みで比べると、
    ・BAE:航空システム統合
    ・Leonardo:センサーやアビオニクス
    ・Rolls-Royce:エンジン

    ・三菱重工:上記3社と比べて明確な強みが見えてこない

    結果論で言えば、各国から注目される技術(例:無人機の自律制御など)を日本メーカーが確立できていれば、GCAP内でのイニシアティブや妥協案(他国現行機の大規模改修支援、クロスライセンスなど)も現実味を持って交渉できたんでしょうけどね。
    今から必死に取り組めば成功するかもですが、2035年に間に合うかは厳しそう。

    2
    • DEEPBLUE
    • 2026年 3月 25日

    日本単独でF-3作った方がやっぱり早くて安上がり。

    5
      • 特盛
      • 2026年 3月 25日

      それは無いでしょう
      KF-21やKAANみたいなジェネリック5世代機で満足するならまだしも

      5

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