朝日新聞は日米関税交渉について30日「対日貿易赤字削減のため米国製防衛装備品の購入拡大が視野に入りうる」と、Reutersも「赤沢氏は購入する具体的な防衛装備品について言及しなかったが、先週の日米首脳電話会談でトランプ大統領がF-47などの戦闘機を提案してきた」と報じた。
参考:防衛装備品購入「数年で数兆円」 関税交渉で米に提示、規模アピール
参考:米防衛装備品の購入拡大「視野に入りうる」 赤沢亮正経財相
参考:Japan eyes US defence gear purchase ahead of another round of tariff talks
きちんと必要性を議論した上で米国製防衛装備品を購入するなら良いが、約束した目標金額を消化するための購入なら良いことにはならないかもしれない
トランプ政権は全ての国から輸入する鉄鋼、アルミニウム、輸入車に25%の関税、全ての国や地域を対象に一律10%の関税、さらに国や地域ごとに異なる税率を上乗せする形で日本に対する関税を24%に設定し、日本政府は一連の追加関税措置を見直すよう強く求めていく方針だが、朝日新聞は27日にも「日米はカナダで開かれるG7で日米首脳会談を開催することで一致した」「複数の政権幹部は『トランプ氏からボーイングが製造するF-47など米国製戦闘機についても言及があった』という」と報じた。

出典:航空自衛隊
さらに30日「日本が今後数年間で米国から数兆円規模の防衛装備品を購入すると米国側にアピールする」「赤沢経済財政・再生相も米国製防衛装備品の購入拡大が視野に入りうる」「(米国側が対日貿易赤字削減を要求しているため)防衛装備品の購入が入ってくれば米国側の貿易黒字が積み上がると発言した」と、Reutersも同様の内容を報じている。
“赤沢氏は記者団に対して日本の防衛装備品購入は米国の貿易黒字に貢献することになるので、そう意味では(貿易交渉で)検討される可能性があると語った。赤沢氏は購入する具体的な防衛装備品について言及しなかったが、日本メディアは先週の日米首脳電話会談でトランプ大統領がF-47などの戦闘機を提案してきたと報じている。日本政府は在日米軍の駐留経費増額検討に関する報道は否定した。日本は米国と合意に至らなければ7月から24%の関税に直面することになる”

出典:航空自衛隊
この報道内容が事実なら日本は対日貿易赤字を削減するため「計画外の米国製防衛装備品購入」を検討しているという意味で、きちんと必要性を議論した上で米国製防衛装備品を購入するなら良いが、約束した目標金額を消化するための購入なら良いことにはならないかもしれない。
果たして赤沢経済財政・再生相はワシントンで何を約束してくるのか、自国の防衛産業に投資するはずの資金をどれだけ失うことになるのか注目される。
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サウジアラビア・カタール・UAE、ここで超大型契約を、まとめてきた後ですからね。
順番が悪いと言いますか、日本の重要性をアピールしたうえで、何をどれだけ持っていかれることになりますかねえ…
プーチン大統領=安倍明恵さんが、会談したことが話題になっていましたが、安倍首相が生きていればいい塩梅で米国とも交渉出来てたのかなと感じてしまいます。
参議院選もあるし関税も交渉しないと雇用に影響出るので、結構大きな契約を飲む様な気がします。
何年後に契約した物届くのかは未定でしょうけど。
仰る通り、まもなく参議院選挙ですからね。
在日米軍の思いやり予算も増額が検討されているようですし、追加の米国製兵器購入もほぼ確実に実施されるでしょうね。
米国の本命はGCAPから日本を脱落させて次期戦闘機を米国製にする事でしょうが、果たして何処まで今の政権は米国に対して物が言えるのかでしょうね。肝心の首相がアンチ国産派なのでかなり心配ではあります。
周辺に北朝鮮、中国、ロシアと直に接している我が国ではカナダのようにキレるわけにもいかず、米国の言いなりにならざるを得ない。
今更後悔しても遅すぎますが、まだ金も国力もあった80年代とかにもっと考えておくべきでした。
結局の所、石破首相の国産アンチに対する評価は防衛大臣の時に反対していた兵器がトータルで見て日本の国益に大きくプラスになったのかの話にしかならないと思いますね。
P-1が費用対効果に優れ世界に誇れてP-3後継にふさわしい活躍が出来ているのか、F-2に関する改修は日本で対応出来るけどその恩恵以上に将来に渡って問題無く運用出来る物なのか、仮に独自のF-2では無くF-16を導入していたらF-15JSIみたいにすれば良いだけの話でアップグレードも主翼とかの問題も全然心配しないで済んでいた。F-35がステルスと言うだけで頭を空っぽにして導入した結果はどうだったのか。
ボーイングにかなり依存するF-15JSIの旧型機改修とかも国産アンチの石破首相が喜びそうな案件ですが機体や改造含めてほぼ国産の何かで代替出来た訳でもなくアメリカにお願いして現在進行中です。
国防は置かれる環境によっても評価は変ります正規戦→非正規戦→正規戦重視とか時代によって変ったりしていますしアメリカへの過度な依存は危険というのはトランプ大統領が出てきてからの話。これから先、赤字解消の為に購入した装備の評価が出来るのは早くて10年以上先の話で、その時に心配が的中するかどうかも分かりません。後出しなら何とでも言えるので後悔先に立たずですよ。
仮にP-1の代わりにP-8、F-2の代わりにF-16を入れていたら戦力面でも経済面でもかなり痛手だったと思いますよ。
F-2の生産を続けていればF-4やF-15Jの後継にF-35ではなくF-2を作るという選択肢もあり得たわけですし。
石破さんの師匠が、国産アンチの教祖の清谷信一氏である時点で、突っ込みどころしかないと思います…。
F-15みたいにアップデートすればいいて簡単に言ってるけどF-15のアップデートでどれだけ苦労してるかはもうすっかり忘れちゃってるのかな?
F-16じゃV相当に改修したところで翼面荷重が足りないし、国産対艦ミサイルも自由には統合できないでしょう。
タイミングがいいのか悪いのかわかりませんが、ロイターがGCAPが日本の目標とする2035年には間に合わない可能性が高いって記事が出てましたね。
もともと日本側としてはGCAPの2035年は対中国を考えての譲れない目標だったと思いますが、その達成が危ぶまれている以上代わりを探すしかありません。
日本が手に入れられるステルス機は米国製しかないわけで、GCAPの中止まで行くかはわかりませんが、調達数削減されてその代わりに米国機が入るのは確実な情勢と言えそうです。
F-35Bを積み増しするくらいかな。
おおすみ型輸送艦の代艦にも積みたいからね。
後、SM-6とかAIM-120等弾薬類を積み増しするとか、手はあるよ。
グローバルホークは、微妙な子だったからなぁ
F-47は「モンキーモデルだ」と明言されているし
やはり、日本としてはドローンと対ドローン技術あたりを希望したいのかな
せめて
石破「F-47はヤンキーモデルにしてくれよ!HAHAHA」
くらいは言って欲しい。
RQ4はやめとけMQ9にしろって多くが言ってたのに、何故か諸問題を完全度外視で、
日常整備も米企業で、米軍通信設備のみに繋がってる米軍管理端末で、只の画面見ながらコントローラー握られてくれるだけの超モンキーモデルRQ4になりました
マジに何の知見や経験も得られない閑職化してしまい、耐えられなかったのか訴訟にまで発展
>40代の3等空佐の男性が21日、国に約1400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
>リンク
防衛費増額の為の財源ガーという話はどうなったんだろう?は置いておいて
更新が必要なものでアメリカ側が喜びそうな者、報道されて目立つ物になるのでしょうね。
尚且つ国内兵器産業を潰さない物となると、空自のC-130Hの後継機種でC-130Jを購入してMD社へ金を落としますか。
ついでに陸自の普通科等で必要だけど財務省ガーの壁で断念した装備品の小物でも紛れ込ませてとか。
グローバルホークみたいないらない物は買わんでいいと思うが。
C-130J、UH-60追加購入くらいならいいんじゃないかと。あとはT-7くらいかな。買えればだけど。
シーガーディアンも追加で。発注済みの23機で余裕でカバーできちゃうのかは知らん。
ほんとにF-47とか売ってくれるなら嬉しいですけどね
見た目が好みだから
トランプが本気でGCAP潰し、あるいは少なくともGCAPプログラムからの日本の切り離しに動くのか、気になります。
仮に日本がF-47を導入したとしたら、初号機の納入は確実に2040年代になりそうですが…。
発注したのは良いけど納期が間に合って無い物も多い出すからね。THAADは持ってないので買うのも有りですが・。
そもそも金だけ前払いで一向に届かないFMSが山積みなんですが
米国は商売相手として非常に不誠実だから
他の国に切られるんですよね
製品も(費用対効果は)いまいちですし
代替効かないのはF-22くらいですかね
イージスシステム
こんごう型の後継のイージスシステムの契約でもしておけばトランプ君納得するんじゃないかな
日本がギリシャ並みの財政状況で、どうやって資金を調達するのか首相と財務大臣に詰めた方がいい。
良識のある方々は「ギリシャ並みの財政状況」を否定するかもしれないが、我が国の首相と財務大臣がそういっているのでそういう状況と扱わざるおえない。
ともかく、財政が苦しいと言いながら、放漫財政を治そうとする意思もなく。政治的な目標額だけで、適当な防衛装備を購入して現場が四苦八苦するような状況を作り出してはならない。
個人的な予想としてはイージスシステムを調達して、イージスシステム搭載艦の3番艦・4番艦の建造を言い出しそう。
今のギリシャの財政はめちゃくちゃ健全なので、ギリシャ並みというのは良いことなのでは?
ギリシャがデフォルト云々の話ならいつの時代の話してるんだになりますし。
消費税減税を断る口実で「ギリシャの財政状況」とおっしゃられていたので、ポジティブな意味合いではないでしょう。
どちらにせよ、現在の財力のギリシャ並みだろうが、昔のギリシャの事を指していようが、朝令暮改のトランプのご機嫌取りに使う金はないでしょう。
なんなんでしょうね、いったい・・・。そこで、変な言い方をしますが。
F-15とF-35をソースコードの開示も含めて、魔改造を好き勝手にして良い、と言うなら、
多少の出費は良い(笑)のでは?。などと思ったり。
どのくらいの費用が必要なのだろう?。実際に、日本は困っているのですから。
ボーイングとロックマートの救済(?)になる(笑)し、などど思います。
GCAPへの横槍は勘弁してもらって(笑)。
そもそもF-15Jの頃みたいにダウングレードバージョンは本国仕様には付いている外部機器をただ外して売るとか当時のレベルの単純なプログラムから一部をオミットして売るというアナログの時代から変わって、複雑なプログラムでデジタルシステム化されているのが現代の戦闘機だと思うんですが、F-47のソフトウェアを本国仕様と輸出仕様の2通り開発する体力と技術が今のアメリカにあるんですかね?
たとえCCAに機能を移しても、クォーターバックであるF-47のソフトウェア自体が膨大になることは明確ですし、異なるソフトウェアを入れるようにはなっていないでしょうね。
ソフトウェアは同一でもフラグで調整したりとか機能の有効化キー/無効化キーでダウングレードした方が簡単です。
F-47もF-35のALIS/ODINのようなアメリカ提供の兵站システムに繋ぐことが必須になるでしょうから、アメリカの判断一つで兵站ごとコントロールができます。
もちろん、一部のハードウェアはソフトウェアでロックするのではなく、物理的なアップグレード作業・費用が必要となるハード的なロックをかけている可能性もありますが。
日本は、米国製兵器の購入と、米国の造船業・鉄鋼業の復活のための投資を行い「合わせて一本」を狙った方が良いような気がします
現状の日本はアメリカに次ぐF-35ユーザーなんだから、多額の調達と引き換えに(イスラエル並みとは言わないまでも)独自改造できる権限をもぎ取ってもらいたいもんだ。
あの首相じゃ無理
ですよね。
第一次政権時の安倍や麻生に言い放った事を、一刻も早く自ら実践してほしいもんだわ。
医療キットや個人装備類を全部アメリカ製にしようぜ!
現場の人間もアメリカも喜ぶやん、双方WinWinやで
これと米製弾薬積み増しが一番いい気がするwでも20式は許して…許して…
あとやれるとしたらLAV後継をJLTVに捻じ曲げて2000両調達とかですかね
(この時期にオーストラリアがブチ切れそうなことはやりたくないですが…)
アメリカ自身が調達をやめるかもしれないJLTVをこのタイミングで導入はやめたほうが…
それを念頭に置いた話ですね、そもそものイーグルかハーケイ投げ捨ててまでやるかって前提があるんですが…w
JLTVの調達中止は陸軍向けの話で、海兵隊は調達を続けると宣言しています
このためラインはすぐには閉じず、メーカーとしては大幅に減った調達数を補えるのであればある程度こちらの言い分を飲む可能性があると思うんですよね
日本で開発しづらくて納品されるものにしてほしい
6.8mm弾、振り回して当たる銃、暗示装置、クイックシンク、SM-6、工兵機材、、、
ウクライナ侵攻で支援の獲得以上に自国の防衛産業育成の重要性が明らかになり、さらにはフィリピンにレーダーを輸出して近年ではオーストラリアにフリゲートを提案できるぐらいには日本の防衛産業が育成及び保護されてきたのにこの期に及んで米国に対する依存率を高めようとは、今の政権は何を考えているんですかね?
岸田政権で共同生産の話は持ち上がっても輸入拡大路線はありませんでした。
石破政権に個人的な意思があるようにしか見えません。
石破茂は極度のアンチ国産で舶来品大好きですよ?C-17騒動もその一環
納期通りに納品してくれるならトマホークでもPAC-3でもJASSM-ERでもいくらでも買ってやるわい。
なお
あらためて考えてみるとアメリカ製の装備で欲しいものあんま無いねぇ・・・。
強いて言えばSM-6とかの弾薬系は大量に欲しいけど米側の供給能力に問題ありそうな上にトランプはアメリカの製造業復活をやりたいわけだからライセンス取ってこっちで生産では意味ないだろうし。
ASEV以外の建造予定イージス6隻分のAWSがまだ未契約ならそれをねじ込むとか。
練習機はイタリアがGCAP用にはそれに対応したものが必要だと新規開発を匂わせててこっちも日英伊で共同開発になるかも知れんのでT-7には手を出せない。
個人的には空母輸送機兼空中給油機としてCMV-22が欲しいとこだけど・・・なんかいらないもの買ってきそうで怖いねぇ。
CMVの空中給油機能はキャンセルされてますよ
単なる輸送機としてはコスパが悪いと思いますね、わーくにはエンジン交換まで艦上で済ませたりはせんでしょうし
これは失礼、情報不足でした。
給油出来ないならいらないな~。
となると弾薬以外はますます買うものないな・・・。
LMと考証してF-2の全部の製造権買った方がよっぽどプラスになりそう。
後は大半がいらんものでしかなさそうですしねぇー。
E-2Dのお皿をC-2に移植とかならまだ使い物になりそうだけど。
あとはPre-MSIPのJSI化改修ぐらい?
あとは海外で使い捨てしていい戦車としてM1がちょいほしいぐらいかな?
なんとかのらりくらりと躱してほしい、トランプも刺激しなければ勝手に興味が薄れてやりやすくなるだろうし
稼働率がかなり悪いと言われている海上自衛隊のC-130Rを新品のC-130にするというのはどうでしょうか?
もっとも、トランプ大統領が望む額には全然足りませんが・・・
もし米国製兵器を購入することになったら
いらない子のグローバルホーク購入みたい事態を避けるため、
ちゃんと自衛隊と調整してほしいですね
いっぱい買うからJASSM-XRとかSM-6を早く生産してくれ
RQ-180でもいいぞ
ミサイルの備蓄はどうせ必要なのだから、ディールの体で買いつけるのは美味しいと思います。
米軍仕様のドローンを大人買いしてもええんやで。
ちなみに、財源は未定。
「アメリカへの投資」として日本の防衛産業がアメリカに工場を作って生産するならアメリカの雇用の観点でトランプも許容するかもですが、日本としては「この納期と生産量ではアメリカに頼ってられない・ライセンス生産なら日本で全部バーツ生産できる権利くれ」でしょうね。
PAC-3はボーイングのシーカー生産がボトルネックになっていますし、トマホークもレイセオンとグローバルサプライチェーンに依存している以上、「行列に並ばせるよりもライセンスを売る」方が今のところメリットが大きいと判断します。
「CF6の大量購入」とかで勘弁してもらえませんかね。
アメリカ製品で欲しいものが思いつかない
石油くらいかな
どうせ日本は足りてないものばっかりなので
トランプとのディールの体で大軍拡をすればいいのではないかと思っています。
F-35にF-15EXにJSI、イージス艦、潜水艦、イージス・アショアにTHAADにPAC3、無人機に無人潜水艦。
台湾有事を見据えた弾薬とパーツの備蓄。
国内ライセンス生産で有利な条件をつけてもらうことと、どさくさ紛れにF-2の全権利譲渡も混ぜておいてください。
全部できるだけ国内で生産できる様に頑張ってる品目ばかりでは…
自動車業界のからの多額の献金?を死守するために他の産業を犠牲にするのはもう辞めるべき。
自動車なんて今後どの国でも作れるようになる代物。ここで以前の半導体のように淘汰するべき。
自動車はスマホや家電と違って長く使われ、物理的動作機構や基礎構造が重要で、命に関わる製品なのでそんなことはない。