日本関連

フィリピン海軍司令官、早ければ2027年にあぶくま型護衛艦を受け取れる

読売新聞は6日「日本とフィリピンがあぶくま型護衛艦の輸出について協議している」と報じ、Naval Newsの取材に応じたフィリピン海軍司令官も「まだあぶくま型護衛艦とTC-90の移転に関する協議は初期段階だが、早ければ2027年に艦艇を受け取れるかもしれない」と述べた。

参考:フィリピンに護衛艦を輸出へ、中国への抑止力強化に初の事例…中古の「あぶくま型」全6隻
参考:Japan in talks to transfer warships, surveillance aircraft to the Philippines

共同開発の定義を拡大解釈すれば防衛装備品の輸出は救難、輸送、警戒、監視、掃海の5類型に限定されない

読売新聞は6日「中谷防衛相とテオドロ国防相が英国国際戦略研究所が主催するアジア安全保障会議=シャングリラ会合で中古護衛艦の輸出について確認した」「輸出を検討しているのは海自のあぶくま型護衛艦6隻だ」「海自は人員不足に悩まされているため省力化した新型艦に切り替える必要があり、就役から30年以上が経過したあぶくま型護衛艦は順次退役する方向になっていた」「今夏にフィリピン軍によるあぶくま型護衛艦の視察が予定され艦の状況を確認する」と報じた。

出典:海上自衛隊

Naval Newsの取材に応じたフィリピン海軍司令官のエスペレータ中将も「日本があぶくま型護衛艦を退役させることを知って協議を開始した。まだあぶくま型護衛艦とTC-90の移転に関する協議は初期段階だ。この艦艇は現在も海上自衛隊で運用が続けられているため、最終的な取得艦艇数や移転スケジュールは確定していない。日本が正式な提案を近日中に行うことを期待しており、我々は日本共同で艦艇に対する共同視察と技術評価を実施する予定で、早ければ2027年に艦艇を受け取れるかもしれない」と述べ、日本から受け取れるあぶくま型護衛艦の数については5隻と予想している。

現行の防衛装備移転三原則による防衛装備品の輸出は救難、輸送、警戒、監視、掃海の5類型に限定されており、あぶくま型護衛艦を規則に則ってフィリピンに移転するには「防衛装備移転三原則の規制緩和」が必要になるものの、この点について読売新聞は「英国やイタリアと共同開発を進めるGCAP、オーストラリアに提案しているもがみ型ベースの新型艦のように『共同開発』の形をとれば攻撃能力の高い防衛装備品も輸出可能になる」「あぶくま型護衛艦もフィリピンが要求する通信システムの変更などを『共同開発』する形で進める方向だ」と報じているのが興味深い。

出典:Edgewing

言い方は悪いが「共同開発」の定義を拡大解釈すれば「防衛装備品の輸出は救難、輸送、警戒、監視、掃海の5類型に限定されない」という意味で、防衛装備品・技術移転協定さえ締結すれば「防衛装備移転三原則の規制緩和がなくても武器輸出が可能」となる格好だ。

管理人は防衛産業基盤の強化、防衛投資の効率化、防衛装備品の輸出を通じた影響力拡大のため防衛装備品の海外輸出に賛成の立場だが、正面から議論するのではなく「拡大解釈で防衛装備移転三原則を骨抜きにする方法」には賛同できない。

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※アイキャッチ画像の出典:護衛艦隊司令部

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コメント

  • コメント (55)

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    • たむごん
    • 2025年 7月 07日

    台湾海峡問題に国民の関心が高いわけですから、正面から重要性を議論しても、国民の支持を得られるはずです。

    日本のシーレーンに関わるもので、南シナ海・バシー海峡は極めて重要ですから、管理人様の仰るように堂々とやって欲しいものですね。

    30
    • 幽霊
    • 2025年 7月 07日

    管理人が書いているように抜け道みたいな方法で拡大解釈をすると後から問題になりそうですね
    しかも今の国内情勢では与党による単独国会は難しいでしょうから、各政党で判断が割れる行動をとると何も決定出来ないなんて言う状態にもなりかねません。

    68
      • 他人事では無い
      • 2025年 7月 07日

      言ってはなんだが、所詮閣議決定。
      法律でもなんでもない。
      昼飯時に集まって、止めます。と言えばいいだけ。

      19
    • テトリス
    • 2025年 7月 07日

    フィリピンは現状で韓国製フリゲート2隻以外は高速艇のみだったから今回まとまった戦力を得られたのは嬉しいだろうし、日本も本格的な護衛艦輸出の実績を作れたことで双方メリット大きい取引だろうね。にしても、『日韓が対中国のためそれぞれ比に軍艦を送る』なんて昔の人は想像できただろうか

    74
    • 山田さん
    • 2025年 7月 07日

    輸出自体には賛成しますが、法の抜け穴を突くような対応をとった場合、今後政権交代が起きた際に揉めそうですね。
    可能性は低いとおもいますが、仮に今後の総選挙などで立憲、れいわ、共産、社民の連立政権が樹立した場合、輸出取消とかはありそう。
    まぁ、仮にそういう政権が立った場合、防衛予算が大幅に削減されてそれどころでは無いかも知れませんが(笑)

    43
      • 七面鳥
      • 2025年 7月 07日

      >輸出取消とかはありそう

      ご意見ごもっとも。
      なので、そうならないよう、我々は正しく「選挙権」を行使しなければなりませんね。

      42
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 7月 07日

    操作パネルとかフィリピン語を想定してないはずだけど、フィリピン語の名前シールがそこらじゅうに貼り付けられる事になるんだろうか

    6
      • SSR
      • 2025年 7月 07日

      日本人と違ってフィリピン人は英語話せますから、英語のシール貼るだけで大丈夫ですよ(笑)

      50
      • ななしのシロウト
      • 2025年 7月 07日

      もともとのフィリピン語(タガログ語)には軍事専門用語はないので、英語がそのまま使われていると思います

      72
    • 2025年 7月 07日

    中古兵器の輸出は大変結構なんですけど、
    「平和精神に則り武装は全部外します」
    なんて恥知らずな事だけはやめて下さいね。

    55
    • 白髪鬼
    • 2025年 7月 07日

    まぁ、管理人さんが仰ることも正論ではあるのですが、管理人さんとしては武器輸出の制限そのものを撤廃すべきというお考えなのでしょうか?

    現今の状況として、フィリピンとしては金はないけど、貧弱な海上戦力を速やかに強化したい。日本としては、膨張する中国海軍の戦力を可能な限り分散させ、正面からの圧力を分散させたい、という差し迫った情勢下での苦肉の策ではあると思います。

    武器輸出規制の大幅緩和に関しては、対中露のための国防費増額より余程政治的敷居が高く、特に推進派と見られる自民党の勢力が弱体化している現状では、あえて不利な争点化は避けることは明白です。一方で、中台情勢の悪化や中国の南シナ海での横暴は加速することが予想される中、政治的な正攻法や本格的な共同開発といった時間をかける余裕もないというのが現実ではないでしょうか。

    「兵は拙速を尊ぶ」という考え方からいけば、フィリピンの戦力を迅速に強化する手段は、正論に拘ることに優先されるという判断になる筈です。今更なのですが、かといって戦略的な判断としての詭弁なのであれば、現状では看過すべきだ詭弁だとは思います。

    34
      • 2025年 7月 07日

      ルールが現実に即してないんなら、ルールを見直すのが正常な流れ
      切迫した事情があるなら尚更
      個々で例外を生み続けるのはルールの形骸化にも繋がるし、根本的な問題を放置してたら、上でも言われてるように政権交代なんかで致命的な問題になる可能性もある
      そんな政治家を選ばないのが理想だけど、そんな国に自由はないからせめて目に見える問題の解消はするべきだと思う

      66
        • のー
        • 2025年 7月 07日

        改正せずに解釈の変更だけで押し切ってしまった、憲法9条という大ボスがありまして。。。
        確かに9条の解釈改憲は、憲法全体の形骸化に繋がってますね。
        右派と左派が自衛隊が軍隊化否かという無意味な神学論争を続けた結果ですよ。

        50
        •  
        • 2025年 7月 07日

        >ルールが現実に即してないんなら、ルールを見直すのが正常な流れ

        「現実にルールを合わせるのが正常な流れ」と考える勢力もいるのです。

        そんな彼らを説得することは不可能であり、お互いに自分が正しいと信じて疑わない状況では、原則論に固執せずにグレーゾーンを突くやり方のほうが物事は進むと思いますよ。

        25
          • 2025年 7月 07日

          そりゃあ災害とかの一時的な特例なら速度感を重視するのもアリだろうけど、今やってる事って、将来起こりうる有事への備えなわけで
          その段階から目先の成果を重視して、根本的な問題を放置するのは賛成できないな
          グレーゾーンで対処するって事は、相手にも止める隙があるってわけだし、そのせいでいざ有事となったときに動きが止まる可能性が高い
          ただし、この件の成果を利用して、根本的な問題解決に繫げるってんなら話は別だよ

          12
            •  
            • 2025年 7月 07日

            でも、自衛隊の存在の憲法解釈だってグレーゾーンを突いているわけで、正攻法で法律を正そうとしたら、日本の防衛政策は止まるでしょう。

            走りながら正していければ良いのだけど、今の政治ではそれすらもできないわけで。

            17
              • 2025年 7月 07日

              >でも、自衛隊の存在の憲法解釈だってグレーゾーンを突いているわけで、正攻法で法律を正そうとしたら、日本の防衛政策は止まるでしょう。

              必要な議論で国防に不備が出るなら、そんな政治家を選んだ日本国民のせいだわ
              それに軍事に関して腰が重いの分かってるんなら、尚更今のうちから議論しとかないと、有事のさいにグレーゾーン探るとこからになっちゃうよ

              5
                • dd4
                • 2025年 7月 08日

                正論だけど、「そんな政治家を選んだ国民のせいだから、終わりましょうよ」よりは、なら抜け穴さがしてでも生きたいって普通は思うもの

                8
                  • 2025年 7月 08日

                  それは誤解だわ
                  自分はそんな政治家を選ばないように、政治軍事に関心持ちましょうって意味で言ったよ

                  1
    • ブルーピーコック
    • 2025年 7月 07日

    きちんと法整備するのが良い事だし、そうすべきなんだろうけど、法解釈で押し通したとして、それを追及したり産業界からの圧力を跳ね除けてでも契約破棄させられる野党は出てくるのか。共産党とれいわが騒いだら「コイツらが騒いでるなら正解だな!」ってなりそうな。

    35
    • 電話猫
    • 2025年 7月 07日

    あぶくま型って確か対空兵装なかったし、フィリピン海軍って保有している兵器関連はいろんな国のごっちゃ混ぜ状態だし
    仮にこれらをあぶくま型に統合しようとした場合、すっごい面倒な作業だったりしない…?
    SeaRAMが予算不足で実装されてなかったツケが…

    12
      •  
      • 2025年 7月 07日

      ならseaRAMの予算を付けるだけでも装備面での不安は和らぐ訳ですね。
      10年前であれば、まだあぶくま型はフィリピンの事情に合う艦だったかもしれない…まぁ今は頭数が緊急で必要なのでしょう。最悪三菱ののコンテナ武器システムを載っけるスペースだけでも確保しといて後日装備にするか、他国の武器をポン付けするのが落とし所ですかね

      7
      • 名無し
      • 2025年 7月 07日

      時代おくれのままもらっても困るし、全部外してフィリピンお好みの装備つけるでしょ(だから2年くらいかかるんじゃ?)

      5
        • ファッツ
        • 2025年 7月 07日

        単純にあぶくま型置き換えるもがみ型の各艦が就役して習熟終わるのが其のくらいなのでは?いや、改修期間も入ってるとは思いますが。

        6
        • 神田明(仮名)
        • 2025年 7月 08日

        >時代おくれのままもらっても困るし、全部外してフィリピンお好みの装備つけるでしょ

        フィリピン海軍は予算が無いので、大半が外国の中古艦で、維持に金がかかる武器を取り外しただけという改造が多いですよ。

        10
      • 神田明(仮名)
      • 2025年 7月 07日

      フィリピン海軍の防空能力は、ようやく単SAM搭載艦が2隻という状況でしたよね?
      防空システムという物は滅茶苦茶金がかかりますし、要員確保の問題もあるので、フィリピンの現状の国力では高度な防空システムは無理でしょう。

      14
      • 神田明(仮名)
      • 2025年 7月 08日

      >フィリピン海軍って保有している兵器関連はいろんな国のごっちゃ混ぜ状態だし

      フィリピン海軍の現役艦艇は、主砲がオットーメラーラ76mm砲で短魚雷が324mmという「あぶくま型」と同じ仕様が多い筈ですよ!

      2
      • nachteule
      • 2025年 7月 08日

       面倒もなにも27年時点で現在の装備のママなら手を入れる必要はあるだろう。ただで手に入るならSearamの60億だったかの発射基+一発1.5億のミサイルとかを簡単に搭載出来るとか思いますか?仮にSearamを搭載していたらお金払わない限りは費用が掛かっても撤去して転用するだけですよ、哨戒艦に載せてもいいせっかく使える装備をただで渡すなんて納税者に対する冒涜です。

       装備を買うのも搭載するのも金、それを実際に人とか付けて運用するのも金です。まともな艦載武器システムとかも有るとは思えないし、それなりの戦力にするなら何百億単位のお金が掛かるので、今のフィリピンにそんなお金出すつもりがあるかは疑問です。最新鋭のフリゲートですらポイントディフェンスの軽量艦対空ミサイル積んでいるだけだし、既存装備への統合とかとてもじゃないが予算的には出来そうにない。

      1
    • もり
    • 2025年 7月 07日

    なし崩し的な対応は賛同出来ないわ流石に

    ミリオタ的にはあぶくま型がむこう30年くらい現役で見れるのは嬉しいけどね

    15
      • トブルク
      • 2025年 7月 07日

      すでに艦齢35年ぐらいですからさすがに30年は無理では?
      タダ同然で10〜15年ぐらい使ってもらって、日本製装備に慣れたところで、もがみ型新品をセールスする流れじゃないですかね。

      24
        • 神田明(仮名)
        • 2025年 7月 08日

        >すでに艦齢35年ぐらいですからさすがに30年は無理では?

        フィリピン海軍では、第二次大戦中に米国で建造された駆逐艦を2018年まで運用した前例があるのですが…

        7
    • p-tra
    • 2025年 7月 07日

    これ日本の役目なの?って初見は思ったわ。
    フィリピン軍のことはアメリカがかなり面倒を見てきた、というか子分だと思ってそうだから
    フィリピンに戦闘艦を与えるのもアメリカの仕事だろ…と思ったけど。
    冷静に考えたら作る能力も無いし今すぐ渡せるものもないか。
    OHP級がトルコとか台湾とか色んな中小国で長く使われたのに、その次に作ったのがLCS(笑)
    じゃ役目を終えた後に中小国支援に回すっていうのも無理だな。
    あぶくまは古臭いし非力だけどフツーの設計でよかった。
    そしてアメリカは普通のまとまな船を作らないと本当にそろそろマズイんじゃない…?

    27
      • 2025年 7月 07日

      そこそこな艦を作ろうとした結果がコンステレーション級の炎上なんで正直だめかもわからんね

      40
        • 電話猫
        • 2025年 7月 07日

        どうして絶対に失敗しちゃいけない案件で炎上を引き起こすんですか…
        どうして…

        35
        • 無印
        • 2025年 7月 08日

        そこそこなのに炎上したけど、イージスシステム搭載艦なので扱える国はそんなに多くないという…
        コンステレーション級を導入できるなら、元になったベルガミーニ級を導入できると思う

        1
      • 名無し
      • 2025年 7月 07日

      OHPやDDみたいな回転式Lバンドレーダー+FCS程度でいいならLCSのTRS4DにFCSレーダーでも見繕えば十分だろうが
      その改造の手間がかかるし、そんな性能でどうにかなるの?って話で…

      4
      • dd4
      • 2025年 7月 08日

      アメリカの感覚だと、フィリピンは子分じゃないから
      冷戦終了したら、フィリピンが自分の意思で米軍基地を(軍事的には縁切りに近い感じで)追い出したから
      元々植民地扱いされていたフィリピンは、親米とは言い難い部分があったから、感情論的には仕方ないのかもしれないけれど、アメリカがどう思うかはまた別問題で

      そして近年中国が怪しくなってきたので「米軍帰ってきて」と言い出したけど、アメリカは受けた仕打ちを忘れてないので…

      2
    •  
    • 2025年 7月 07日

    法的には緊急措置であるべきでしょうね
    それはそれとして、あぶくま型は大戦型駆逐艦の面影が残る最後の護衛艦だと思うので、ぜひフィリピンでも活躍して欲しいところ。ASROCKや煙突の配置が刺さる人には刺さるんじゃないかな

    19
    • 野良猫
    • 2025年 7月 07日

    安倍政権で長期間大議席保有してもどうにもならないのがこの国なんだから正論も絵に描いた餅
    なし崩しこそが唯一の道だった
    いやはや情けない話である

    しらねの輸出が実現してたらめっちゃ馴染み深い艦隊が出現してましたね

    36
    • ノーネーム
    • 2025年 7月 07日

    中立国スイスがゲパルトの弾薬を交戦中のウクライナに送れなくて株落とした訳ですが日本も輸出先の国が交戦状態になった時にサービスを継続できるんですかね

    16
      • AH-X
      • 2025年 7月 07日

      大抵の兵装は海外製だし大丈夫では?

      8
    • 寒い
    • 2025年 7月 07日

    邪推かもしれないが、本命は潜水艦じゃないかな?そう考えるとフィリピンの潜水艦調達計画に日本が全く無関心なのも納得出来るし、インドネシアとの首脳会談でそうりゅう型取得の可否を尋ねてきたのは、日本とフィリピン間交渉を知っていたからとも思えるんだが

    6
    • 58式素人
    • 2025年 7月 07日

    どうなのでしょうね。日本とフィリピンの間にはACSAは無いし。
    今のままなら、TC-90と同じ扱い?かな。つまり、船体+航海用レーダー程度では?。
    フィリピンにしてみれば、全く嬉しくないのでは?、と想像します。
    過去例で、米沿岸警備隊からハミルトン級カッターを譲り受ける時に同じ事をしていますね。
    同級退役の公示が出た後に譲渡を申し出る形ですね。今回と同じやり方かな?。
    実際に譲渡される時にも、色々と装備品を外されてますね。米海軍で必要という事で。
    米国は、ダウングレードの形で代替品を渡しましたが、今の日本では無理では?。
    少なくも、米比間には同盟条約が存在するし。
    フィリピンの国防政策もよく判らないですね。素人は、当面は沿岸海軍で良いと思うのですが。
    少なくも、当面の対中共を考えるならば、戦場は目の前の南シナ海なのだし。
    航洋性能の高い高速艇(例:SボートS-100型)に先日購入したブラモスミサイルを載せ、
    対空兵装として、例えば、R73AAMを艦艇から発射するような形で良いのでは?。
    R73AAMの艦艇からの運用はウクライナに倣って。
    R73AAMは、多分、インドから購入できるのでは?、などと勝手に妄想します。

    2
      • 神田明(仮名)
      • 2025年 7月 07日

      >日本とフィリピンの間にはACSAは無いし。

      日本とフィリピンのACSAは現在交渉中ですね。

      6
        • 58式素人
        • 2025年 7月 08日

        交渉が上手く行くと良いですね。
        同盟とは別物でしょうから、日本が米国と
        立場を替わることにはならないでしょうが。
        協力のできる糸口になりますね、きっと。

        2
    • 風読み
    • 2025年 7月 07日

    船が致命的に足りていないフィリピンと
    フィリピンの海軍力を増強してシーレーン防衛の負担を減らしたい日本の利害が一致した
    WinWinな話だと思います。あぶくま型の異国での更なる活躍に期待します。

    48
    • DEEPBLUE
    • 2025年 7月 07日

    道理からいうとその通りかも知れませんが、衆院が改正賛成派過半数になる目処が立ちませんからねえ。

    8
    • トーリスガーリン
    • 2025年 7月 07日

    船体の寿命はそこまで長くないでしょうし、安く済ませる方針でオーバーホール&SeaRAM搭載位になるんじゃとも思いますね
    そこから新FFM(ハイエンド路線)かFFM-OPV(ローエンド路線)に繋げていくのが本命かなぁと

    拡大解釈や再解釈で何とかやっていくというのはある意味では日本政治の十八番とも言えますが、常道としてはちゃんと正面から切り替えていくべきだとは思います
    ただ安倍政権下ですら出来なかったことを現自公がやれるかというと…まぁ無理でしょうねと(´・ω・`)

    25
    • 2025年 7月 07日

    ランクルを外国の軍事組織に輸出しても何も言われないけど、顧客の要望でネジ穴一つでも開けると外為法に引っかかるとか貿易関連では昔から有名な話だよね。

    3
    • 折口
    • 2025年 7月 07日

    この点に関しては管理人様と同意見です。
    そもそも何のため※に武器輸出を自主規制していたのかを考えれば、政府が自分で定めた規制の抜け穴を自分で広げて通り道にするような事はあり得ないと思います。ましてや、今の総理大臣は政府による法の恣意的運用を舌下鋭く批判してきた石破茂その人ですからね。これじゃあ今までの武器禁輸措置の運用も「左翼と世論がうるせえからとりあえずやめとくか」という風見鶏的な配慮でしかなかったと言ってるようなもんでしょう。本番の供与の前に国会を通して正しく手続きが行われることを願います。

    1
      • 名無し
      • 2025年 7月 08日

      >「左翼と世論がうるせえからとりあえずやめとくか」という風見鶏的な配慮
      違うんですか?
      政府もそんな認識だと思いますが
      いままでの規制にそんな高度な戦略的配慮なんてないし面倒くさいものにとりあえず蓋をしてたのが真相でしょう
      国会で審議しても素人がああだこうだ不毛な論争をするだけなのは目に見えてるからこういう抜け穴を突くような対処になるんでしょうし、そんな高度な判断レベルを期待するだけ無駄でしょう

      2
    • らんらんるー
    • 2025年 7月 07日

    法の拡大解釈で対応するのは、私も反対ですね
    やはり防衛に関する政治問題を正面から議論出来ない日本の言論空間が問題ですね
    まだタブー視されてる風潮は残っているのだろうか?

    3
    • ももやま
    • 2025年 7月 07日

    自衛隊向け装備品を輸出に当たって先方仕様に変えることは、自衛隊向けではない新しい装備品とも解釈できるので共同開発、といえると考えますが、すでにある中古を譲与するにあたっての改造はどうなんでしょうか。
    それができるならウクライナに用廃になった戦車や火砲などがんがんあげればよいと思います。出来ないと考えているのでこれまでも譲与してこなかったのではないかと思うところです。

    • あうあうあー
    • 2025年 7月 07日

    「一世代前の中古兵器を格安または無料で援助し、近代化改修と寿命延伸とカスタマイズとメンテナンスで利益を得る」というのが、我が国の性格にあっているのかもしれないなと思ってしまいました。

    10
    • K1
    • 2025年 7月 09日

    未搭載の戦術情報処理装置と、SeaRAM設置の上で譲渡して欲しいですね

    2

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