防衛スタートアップのProdrone(プロドローン)は7日「豊和工業内にプロドローン第1量産工場を新設し、同社を引受先とする第三者割当増資を実施する」と発表、日本経済新聞は「プロドローンと豊和工業は迎撃用ドローンを共同で開発する」「豊和工業はプロドローンと連携して防衛関連事業を強化する」と報じた。
参考:豊和工業内にProdrone第1量産工場を新設~同社を引受先とする第三者割当増資を実施のお知らせ~
参考:株式会社Prodroneとのドローン開発・製造連携について
参考:豊和工業、プロドローンに出資 迎撃用ドローンを開発・工場建設
豊和工業は政府の進める軍民両用技術の開発でプロドローンと連携して防衛関連事業を強化する
日本テレビのnews zeroは7月2日の放送で「各国が戦場で欠かせない兵器としてドローンを取り入れるなか、日本政府は大量のドローン攻撃などへの対応を急いでおり、この対応に名乗りを上げた国内のドローン企業(名古屋のProdrone=プロドローン)を取材した。この企業は自衛隊の南海トラフ想定訓練にレスキュードローンを提供するなどの実績がある。そんな企業が開発しているのが大量のドローン攻撃を想定した迎撃ドローンだ」と報じ、弾頭を搭載しない直撃方式の迎撃ドローン、敵ドローンの真上から手榴弾を投下して破壊する迎撃ドローンを披露した。
大型のクアッドコプターが敵陣地や静止した車両に手榴弾を投下するタイプは頻繁に見かけるものの、飛行している敵ドローンの真上から手榴弾を投下して破壊するというタイプは管理人もこれまで類似の運用例を見たことがなく「何かの間違いではないか」と思ったが、プロドローンの戸谷代表取締役社長が「この手榴弾を上空から投下して無人機を破壊する」と述べている。
手榴弾を上空から投下して無人機を破壊できるのかどうかはさておき、プロドローンは7月31日「東芝と防衛分野における国産迎撃ドローンの技術連携を開始した」「本技術連携では両社の強みを生かした迅速な開発体制を構築するとともに防衛における民生技術の活用によるコスト競争力と量産性の向上、ならびに国産部品を基本とするサプライチェーンを構築し安定的な供給体制の確立を目指す」と発表。
“具体的にプロドローンは産業用ドローンの開発・製造で培ってきた機体設計技術と量産実績、大型マルチコプターや長距離飛行機体の開発を通じて蓄積してきた自律飛行制御および機体制御技術を提供し、ドローンに求められる機動性能と信頼性を両立する機体開発を推進する。あわせてDual-Use領域における開発経験とスタートアップならではの開発スピード・柔軟性を生かして要求への迅速な対応を可能にする。東芝はレーダ、防空、指揮統制システムの開発で培った技術・知見に加え、防衛装備品の品質保証、法令対応およびシステムインテグレーションに関する知見を生かし、防衛分野で求められる高い信頼性を備えたシステムの実現に取り組む”
9月7日には「豊和工業内にプロドローン第1量産工場を新設し、豊和工業を引受先とする第三者割当増資を実施した」「2026年5月20日に小泉防衛大臣が当社を訪問された際に発表した「対処型ドローン」などでプロドローンと豊和工業はすでに技術連携を開始している」「両社の協業をさらに推進し、確かな技術力でドローン産業の基盤を支えるとともに社会課題の解決に貢献していく」と発表、プロドローンと豊和工業が技術連携を開始している対処型ドローンとは2kgのペイロードを運搬可能な小型ドローンのことで「ペイロード(手榴弾)を空中投下する方式のドローン」と「光ファイバー制御のFPVドローン」の試作機が公開されている。

出典:Prodrone
日本経済新聞は「プロドローンと豊和工業は迎撃用ドローンを共同で開発するほか豊和工業の敷地内に工場を建設する」「年内に物流や測量用など民間向けドローンの試作を始める」「豊和工業は政府の進める軍民両用(デュアルユース)技術の開発でプロドローンと連携して防衛関連事業を強化する」と報じており、プロドローンと豊和工業も迎撃用ドローンを開発するらしい。
ちなみに三菱重工業も迎撃用ドローンの開発を進めていると6月に報道されたが、防衛省の迎撃ドローン早期取得プログラムの実証機種4種には含まれておらず、楽天グループはドイツのヘルシングと提携して陸自向けの徘徊型弾薬にHX-2を売り込んでいる。
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※アイキャッチ画像の出典:小泉進次郎





















無人機と言ってもUGV、USVが想定なのではないかと思います
にしたって周回遅れな感は否めませんが⋯投てき型も未だ使われているとは言え、車両の処分や塹壕への嫌がらせなど、用途がかなり限定されていると言う話
更にはウクライナなら最前線でDIYされている程度の製品をドヤ顔で「開発」しているという点に疑問符がもう一つ
豊和も軍需に関しては開発速度が周回遅れですし、この座組は残念ながら泥舟と評さざるを得ない
では、どのようなスキームなら良いのですか?
“泥船”と批判するだけでなく、代替策を提示してくださいな。
「対処用」として完成品を出そうと思うなら、開発の自社完結は大前提です
ドローン開発は水物と言ってよく、まず求められるのはドローンそれ自体の完成度ではなく前線のニーズに対する対応速度なわけで
前線から要求が出されるとエンジニアがすぐさま設計図を書き上げ製品をプリントして実戦投入、フィードバックを得て改良、これを数日のスパンで回していくことが求められている
多企業合同事業となれば開発速度は間違いなく鈍化するし、商標等の権利問題等も絡んで改修が何倍も複雑な作業になります
中小規模の二社連携程度で開発や改修が鈍化・複雑化する、自社完結が大前提というのは少し極端にも思えますが。
高度なドローン技術に定評のあるProdroneと、陸自向けの小型装備によく通じた豊和は、相互補完し防衛用小型ドローンを開発製造するには良いコンビかなと
同社の東芝や三菱重工との連携も同様ですが、民生用ドローンメーカーが防衛分野に新規参入する際は、同分野にノウハウのある企業と組まないと難しいと思いますね
記事を見落としてるかもしれませんが
どのあたりにドヤ顔とか、得意げにとか書いてありました?
どちらにせよ今始めればどんな企業でも周回遅れでしょうし
今始めなければ周回遅れ以前の問題でしょう
まぁ、これが自衛隊に採用されるわけではないですからね。日本の場合、軍需ってだけで精神的な参入障壁になってますからね。(楽天への批判見ると)
軍需で食ってる企業が一社でも多くドローンに投資してくれる事は悪い事ではないと思います。
まずは最初の一歩を踏み出さないと何も始まらないです。
それって基礎技術が欠如してる場合のスキームでしょ、61式戦車みたいに
この分野に関して言えば基礎技術は足りてるどころか、ウクライナを大きく上回ってますよね
あとは需要を誠実かつ敏感に分析すれば、追い付くどころか先を越して、ウクライナ軍がよだれを垂らして欲しがるようなものすら作り得るんですよ
むしろこのように周回に遅れている企業が、国にコネのある企業との提携に成功したことは危機的状況ですらあるかもしれません
最後の写真は、光ファイバー操作の自爆ドローンに見えますね。
ウクライナで使用されているものを、どんどん後追いしているのでしょうね。
どんなに斬新で効果が見込めるソリューションでも、実績が無ければ投資はギャンブルになる。まして極東の情勢も不安定化している現状で、悠長にTry & Errorなんてやっていられない。自分たのポートフォリオにない兵器と兵器開発スキームが、実際の戦場で効果を発揮しているのであれば、それらを模倣することから始めるのは理に適ってるのでは無いでしょうか。
とりあえずモノを手に入れて、それを使った戦術を体験し分析しなければ、対抗策もドローン兵器の戦術や機能の発展のスキームは机上の空論でしかなく、そして何より自衛隊の現場や幕僚の意識の改革も促せない(自衛隊幹部が決して固陋だと言っているのでは無く、身についた常識の枠からの逸脱は想像以上に難しいということ)。
今ある基盤を組み合わせてスタートアップしようとしているこの動きは、政府の働きかけも少なからずあったと思います。
「この手榴弾を上空から投下して無人機を破壊する」
何を使うのかな?。昔の海軍の19号/28号爆弾みたいなものかな?
”手榴弾のカタチをしたナニカ”かな?
クアッドコプターに限る限り、ベース機体のプロペラの直径で能力(揚力)
は決まるのだろうから、あとは、載せるものの工夫と思いますが。
ヘキサコプターらしき物もあるようだから、色々と出来そうにも思えます。
手榴弾って言い方が悪いと思うのですが、上空から加害半球なに敵ドローンを収めて、迎撃するのでしょう。
散弾みたいな円錐型加害範囲の弾頭とどっちがいいのか。
来年度概算要求の「モジュール型UAVへの攻撃機能の付与検証」のポンチ絵そのママですから、ソレに間違いないでしょう。日経の「迎撃ドローン」って噺がガセなだけで。
手榴弾と投下装置はモジュールの一つって事だと思われます。
全部真実だとすれば迎撃ドローンと銘打って供給される爆撃型ドローンですね
島嶼防衛用高速滑空弾みたいなもんと解釈しました