CNNは19日「イラン上空で戦闘任務を遂行中のF-35が緊急着陸を余儀なくされた」「関係者はF-35がイランによるものとみられる攻撃で被弾したと明かした」と、War Zoneも「国防総省に問い合わせF-35Aが中東の米軍基地に緊急着陸をしたと確認した」と報じた。
参考:US F-35 damaged by suspected Iranian fire makes emergency landing, sources say
参考:USAF F-35 Makes Emergency Landing After Allegedly Being Hit by Iranian Fire
これがパッシブ方式の防空システムによる攻撃なら懸念が的中したことになる
米国とイスラエルは2月28日にイランへの大規模な共同攻撃を開始し、3月1日にクウェートで3機のF-15Eが友軍誤射で撃墜される事件が発生。この衝撃的な誤射はクウェートに展開しているパトリオットシステムによるものと噂されていたが、クウェート空軍のF/A-18がAIM-9を使用して空対空戦闘で撃墜したと視覚的に判明し、元F/A-18のパイロットも「どうしてこんなミスが起こるか全く理解できない。手順上のミスがあったのかもしれないが、それでもほとんどあり得ないことだ」と述べていた。

出典:Photo by Staff Sgt. Taylor Drzazgowski
12日にエピック・フューリー作戦に参加中のKC-135が墜落し、米中央軍も13日「墜落したKC-135に搭乗していた6名全員が死亡したことを確認した」と発表、本件に関与していた2機目の航空機=KC-135Rはイスラエルのベン・グリオン空港に緊急着陸し、垂直尾翼上部が大きく欠けている鮮明な画像も登場。この限られた情報と垂直尾翼の損傷から2機のKC-135が空中で接触した可能性がある。
さらにWall Street Journalは13日「米当局者によるとサウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地において地上に駐機していた給油機5機が攻撃を受け損傷した」「当局者らによれば、これらの空中給油機はここ数日の間に行われたサウジアラビアの基地に対するイランのミサイル攻撃の際に被弾したという」「米中央軍はコメントを控えた」「当局者の1人は給油機は損傷したものの完全には破壊されておらず、現在は修理中であると述べた」「この攻撃による死者は報告されていない」と報じ、ReutersもWSJの報道を引用して「米空軍の空中給油機5機が攻撃を受けて損傷した」と報じた。
A better look at the partially sliced-off tail of the USAF KC-135 involved in the mid-air collision over Iraq yesterday, back on the ground in Tel Aviv. pic.twitter.com/Vll73nrr8G
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) March 13, 2026
トランプ大統領は「報道は嘘だ。空中給油機1機が修理可能な損傷を受けたが間もなく任務に復帰する。残りの4機はほぼ損傷がない」と述べて報道を否定したものの、それでも「イランの弾道ミサイルがプリンス・スルタン空軍基地を保護する防空網を貫通した」という事実は覆らず、遂にF-35が被弾したというニュースまで登場して注目を集めている。
CNNは19日「米中央軍のティム・ホーキンス報道官が『イラン上空で戦闘任務を遂行中のF-35が緊急着陸を余儀なくされた』『航空機は無事着陸してパイロットの容体も安定している』『事件は調査中だ』と語った」「この件に詳しい2人の関係者はF-35がイランによるものとみられる攻撃で被弾したと明かした」と報じた。
Iran’s IRGC released a footage reportedly showing U.S. F-35 jet being hit over Iran.
Note that we can’t independently confirm the authenticity of the footage. pic.twitter.com/9N0ePd2LLf
— Clash Report (@clashreport) March 19, 2026
War Zoneも「国防総省に問い合わせ、イラン上空で戦闘任務を遂行中のF-35Aが中東の米軍基地に緊急着陸をしたと確認した」「現時点で事件の詳細はほとんど分かっておらず、攻撃を受けたことを示唆する未確認情報や動画が出回っている」「問題の動画が本物であれば、イラン上空で活動するステルス機を含む同盟国航空機に対する最大の脅威が使用されたことを示している」と指摘し、これはレーダー誘導式地対空ミサイル、目視観測員、電気光学センサー、赤外線センサーを組み合わせたパッシブ方式の防空システムのことだ。
New York Timesは2025年5月「フーシ派に対する空爆作戦中、複数のF-16C/D、1機のF-35(バージョンは不明)が撃墜される寸前まで追い詰められた」と報じ、複数のF-16C/Dが撃墜される寸前まで追い詰められた状況は情報が公開されており、この中でF-16C/Dのパイロットが「パッシブ方式の防空システムと狡猾な運用戦術が我々を撃墜寸前まで追い詰めた」と証言している。

出典:Courtesy photo/Jake Melamp
米中央軍や国防総省が「イラン上空で戦闘任務を遂行中のF-35が緊急着陸を余儀なくされた」と認めているため、イランの攻撃で被弾した可能性は非常に高く、これがパッシブ方式の防空システムによる攻撃なら懸念が的中したことになる。
関連記事:イランで11機も撃墜されたMQ-9が価値を証明、有人機が撃墜されるよりマシ
関連記事:米空軍の空中給油機5機が損傷、イランの弾道ミサイルがサウジ基地に着弾
関連記事:米空軍のKC-135が対イラン作戦に参加中に墜落、乗員6人の生存は絶望的
関連記事:トランプ大統領がフィーリングで始めた戦争の費用、最初の6日間だけで約1.7兆円
関連記事:Shahed-136が米国や中東の防空網をすり抜ける原因、装備が最適化されていない
関連記事:イラン戦争の戦費は10日間で約1兆円、イランの報復能力は大幅に低下
関連記事:米国と中東諸国がウクライナに支援を要請、迎撃ミサイルなしでShahed-136と戦う方法
関連記事:イランの反撃、9日間でミサイルと無人機を3000発以上も中東諸国に発射
関連記事:イランの反撃、6日間でミサイルと無人機を2000発以上も中東諸国に発射
関連記事:イランの攻撃を受ける中東諸国、米国製迎撃ミサイルを3日間で約800発消耗
関連記事:米国とイランの戦争は消耗戦、どちらが先に目的を達成するかを競う戦い
関連記事:米イラン戦争、オリジナルバージョンのShahed-136が米防空網を突破
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force





















イエメンのフーシ派に危うく撃墜まで追い込まれた話があったからそうなるよ感がありますね。
それと糞MADみたいな戦果報告とは裏腹にイランの防空システムは稼働維持してると見た方が良さそうですね。
高度に統合された防空網としては機能不全でも散発的な短SAMの運用は続いてる感じか?
防空ゲリラ戦。敵の攻撃を失敗させることを作戦目標にして不利な時にも防空戦を行うことを避け、敵攻撃部隊に損害を与えることを作戦目標にして有利な時を選んで防空戦を行う。
こんな感じなのでしょうか。こんな運用されたら攻撃側としては防空部隊を狩り切れず厄介ですね。
複数の防空機材による協調が必須になるパッシブ式防空を行える組織力を持つ勢力がこれを実行するのも覚悟決まってて怖い。
それの厄介さはウクライナロシア戦争ではっきりしてた事なんですけどね
わーくにの軍クラは制空権!制空権!で話が終わってましたが
イラン上空で被弾して、サウジまで帰ってこれたんですね。事実だとしたら。イラン上空といっても、国境ギリギリかな?
> パイロットの容体も安定している
アメリカの報道官がこう言ったということは、パイロットが負傷してたんでしょうね。
358ミサイルは、ピックアップから発射してる動画あったので、全部狩るのはしんどそう。
ここでも記事が出たってことは本当に被弾はしたのか、基地まで帰れたということはあまり奥地ではないということかな?
イラン中央部?で被弾して基地まで帰れるなら普通にすごいな
アメリカの戦闘機ってこの手の話題事欠かないですが、基本的にサバイバリティ高いですよね。
ステルス機でもサバイバリティ高いのは意外でしたが。
フレアかなんかまで駆使する必要がある距離まで迫られたんでしょうね。
榴弾の破片の一つくらいは当たったのか。
昼夜どちら・どこで被弾したのかは、気になりますね。
緊急着陸の基地が分かれば、最も近い米軍基地に着陸しそうですから、どの辺の任務中か分かりそうですが報道どうなるかなと。
日米首脳会談も公開部分どうなるのかなあと思いましたが、トランプさんに話させまくって、無難に上手い事を言って終わらせましたね(ネタニヤフ首相の会見も影響あるかもですが、日経先物下落が戻りましたね)。
侮れない。ドローン/ミサイルの飽和攻撃も含めて実際にやってみないとわからないことは沢山あり、次の軍事トレンドを作ってる感がある。当然、これらの知見や戦訓はロシア、中国、北朝鮮にもフィードバックされるわけで。
パッシブな防空システムについては、前にもドイツ企業が赤外線でF-35を丸裸にできると主張していたけれど、フーシ派はこれまでも主に赤外線誘導ミサイルでプレデター、リーパーを多数落として、サウジアラビアのF-15にも命中弾を当ててきた実績がある。
空の敵に相対してきたフーシ派が積み重ねた知見・経験が親玉のイランに共有されて対抗手段を編み出されてるのは当然。
フーシ派はある種のLOAL発射後ロックオン、敵がいそうな空域に予想・見越しで撃っていたともいうし。
米軍がいまだにHARMでイランのレーダー潰しに勤しんでるところからして、イランはパッシブに徹して対空レーダーを最小限でしか使ってないんじゃないだろうか。
ステルスのアドバンテージを過信できないのは事実で、一方では頭を悩ませ、一方では自信を深めることになるんだろう。
対ステルス機哨戒ドローンとかどこかが開発していそう。
電磁波的にはステルスでも、熱光学的にはステルスでないのかも
>米軍がいまだにHARMでイランのレーダー潰しに勤しんでる
シャヘドの群れによる地対空ミサイル消耗のように、電波を放射するデコイを大量に用意して対レーダーミサイルを消耗させる作戦なのでは。強大なアメリカ・イスラエルの航空戦力を前に、航空機そのものより投射する兵装に対応する新たなアプローチをイラン(とロシア?)は編み出しており、その矢先に最新機種が被害を受けた。イスラエルが核兵器使用を検討しているとの話もあり、ロシア軍の為体を笑えないほどイラン作戦はグダグダだ。
第五世代も無敵じゃないですからね
というかあれだけ爆撃されても
まだ防空網生きてるんですか
所詮撃墜されにくいってだけで無敵ではないから、ある日撃墜されてショックを受ける前に我々も耐性をつけておかないとな。
上空を我が物顔で飛行されれば、マグレでも一回くらいはニアミスは起こせるでしょう
機体とパイロットは無事に帰還できたんだから今回のはノーカン!
至高の戦闘機F35はF117やSu57なんかとは出来が違うはず。
ガッツリ当たってるのに、撃墜されずに帰投できてるのがすげぇよな。
報道が事実なら意外と?タフな機体ですね。
F-35開発中に重量過大対策として自動消火システムが削減されたはずですが、それでも先進のダメージコントロールがされているのでしょうか。
直撃ではなく近接信管が作動して破片が命中したのではないかと。
ですよね。
今日の対空ミサイルはたいてい目標の間近で爆発してショットガンの散弾を打ち込むような形で
破片を当てて破壊する機能になっていますからね。
それが一番当てやすいのでしょう。
どうにか味方の飛行場に緊急着陸できたとは、いえ撃墜寸前と言えるでしょう。アメリカ中央軍も被弾を認めたわけで、イラク革命防衛隊の方は士気が上がり、自信も深めることでしょう。
「目で見てミサイルを撃って撃墜する」
というのは、ベトナム戦争で北ベトナム軍がアメリカのB-52に対して成功した方法であり、今回のイラン革命防衛隊がどういう方法でミサイルを命中させたかは不明ですが、おそらく似たような方法でしょう。少なくともカメラにはばっちり映っています。偽画像でなければですが、F-35がカメラに映ることには何の不思議もありません。画像誘導のミサイルなら当たってもおかしくありません。
緊急着陸できたとしても、そのまま修理できずに全損になるかもしれませんし、イラン側は
「F-35、恐るるに足らず」
ということで、どうやったかの話を回すでしょう。あるいはこれは中国空軍のステルス戦闘機と戦う可能性のある日本の陸上自衛隊でも大いに参考にすべき話かもしれないのです。陸上自衛隊が画像誘導ミサイルで仮設敵機となった航空自衛隊のF-35を地上から狙って撃つ訓練をしてもいいでしょう。
F−35君
つい数年前までは西側が手に出来る唯一無二の最強ステルス機って扱いだったのに、いつまで経っても追加ソフトウェア開発が進展しないし、挙句の果てには米軍仕様だとレーダーなしが出る始末。
もうちょい頑張ってくれよう。
量産が全然進まないロシアのSu−57、量産は出来てるけど色々未知数のJ−20といいステルス機は爆弾抱えすぎ。
流石に初期不良とかを言い訳にする時期ではないでしょう。
日本も有事の際に大量の第5世代戦闘機を相手にすること考えると大いに参考にすべき事例ですね。
開戦初期にほとんどのレーダーサイトが潰されますからその中でどう防空システムを構築、維持していくのか。
ドローンと対空ミサイルの価格差の関係を、第5世代戦闘機と対空ミサイルに置き換えていかに相手国に出血を強いるのか。
イラン戦争は圧倒的軍事大国に劣勢の国がどう対抗するのか、やるべき事、やってはダメな事、学ぶべきところが多いと思います。
パッシブ方式の防空システムが当面の”本命”なのかな?
本命視?されていたバイスタティックレーダーはどうなのだろう?
ロシア/中共でも開発はしていたと思うのだけど。
発信アンテナと受信アンテナを別にするのだから、
レーダー性能というより、発信/受信情報の処理の方が重要なのかな?。
言い換えると、情報処理コンピュータの性能の問題なのかな?
そうであれば、大型化は避けられないとも思えます。
当面、野戦防空には向いていないのかな?
ちょっとここ10年くらいみんな認識がバグり過ぎじゃないか?
少し前にラファールが撃墜されたり、今回みたいにステルス機がダメージ受けたり、防空網すり抜けて着弾したりで大騒ぎって気持ちは分かるけど、そもそも戦争ってそういうものでしょ
対テロ戦争が長すぎて、知らずの内にパーフェクトゲームで当然って認識になってるのは危うさを感じる
別に10年で見なくとも本邦のミリオタ界隈だとその傾向が特に強いからね
より強い戦闘機ならば敵の戦闘機飛行隊をごぼう抜き、イージス艦は鉄壁だから敵の対艦ミサイルは通らない、強い電子戦システムならスイッチオンにすれば敵のドローンはポトポト落ちる、的なRPGのアイテムについて語ってるかのような言説がフツーに軍事系コミュニティですらまかり通っていたので
いつまでも「無敵」とか「最強」なんてものは無いですからね
仰る通りです。
『形あるものはいつか壊れる』という言葉がありますし。
機械ですから使えば使うほど、事故が発生したり消耗するものですね。
今日における戦闘機は、
前線を飛ばなければいけないが、撃ち落とされれば
使われている機密テクノロジーがリバースエンジニアリングされるリスクを抱えている。
そういった矛盾がある兵器なんですね。
ところで、物干し竿と揶揄されていた中国製の防空システム、、、いやこのフレーズもプロパガンダと見た方がいいのでしょうね。中国製の防空システムは本当のところはどれくらいの実力か現時点で
何かわかってきた事はありますか?
イランは旧式の中国製防空システム(HQ-2とHQ-7)を運用していますが、新式の中国製防空システムは運用していません。
ベネズエラが運用していた旧式の中国製低周波レーダーは、F-22やF-35を探知したことがあります。
そして中国はベネズエラと違ってIADSとGBADを有しています。
中国軍は早期警戒機を100機以上保有し、第5世代機も300機以上保有しています。
そして各種地対空ミサイル、軍用機、レーダーをデータリンクで情報共有して多層防御を構築しています。
兵器にだけ注目するのは「木を見て森を見ず」になりますね。
>ベネズエラが運用していた旧式の中国製低周波レーダーは、F-22やF-35を探知したことがあります
初耳ですがどこ情報ですか?
なるほど、情報ありがとうございます。
まさしく、今日の錯綜する情報では木を見て森を見ずでは、
偽りの情報に踊らされることになりますね。
>>ベネズエラが運用していた旧式の中国製低周波レーダーは、F-22やF-35を探知したことがあります。
これについては軽く検索しても情報がありませんでした。
追加のソースがあればありがたいです。
敵を侮り撃墜されるを繰り返す米軍も問題だな
今のIRミサイルは後方からじゃなくても当てる事ができるんだな
しかしこうなるとスタンドオフ攻撃で高価な精密誘導弾に頼らざるを得ないか
どこまでこの戦争で消耗する気なのやら
まあ別に撃墜されなくても
制空権っていっても、空母とか地上基地から空中給油してひたすら爆撃し続けるってかなり過酷
塩害と砂塵まみれの環境を爆弾引っ提げて突入とかあっという間に機体寿命削っていきそうだね パイロットや整備士とかも限界なんじゃないかな
こんな無茶な作戦をいつまでも続けられないからいつかは息切れするんだろうけど、戦闘機を飛ばせなくなったときに想像以上にイランがミサイルとかドローンを隠し持ってたらマジでゲームオーバー
ミレニアムチャレンジ2002まんまですな
空爆側の第1波をレーダーオフなり地下に隠すなりでやり過ごして、防空潰したと驕ったところに防空開始
机上計算でも20年以上前からアメリカが勝ちきれない可能性をイランの戦力は確保していました