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米空軍のKC-135が対イラン作戦に参加中に墜落、乗員6人の生存は絶望的

米中央軍は12日「エピック・フューリー作戦に参加中のKC-135がイラク西部に墜落した」「この事案には2機の航空機が関与していた」と発表、イスラエルに着陸したと思われる「もう1機のKC-135」の垂直尾翼上部は大きく欠けており、2機のKC-135が空中で接触した可能性がある。

参考:Loss of U.S. KC-135 Over Iraq
参考:KC-135 tanker involved in Epic Fury goes down in Iraq: CENTCOM
参考:US refueling plane crashes in Iraq due to apparent accident, rescue efforts ongoing
参考:KC-135 Tanker Crashes In Iraq During Operation Epic Fury Sortie (Updated)

米軍はエピック・フューリー作戦中にF-15Eを3機とKC-135を1機失い、この航空機の損失による損害額だけで約3.7億ドルになる

米国とイスラエルは2月28日にイランへの大規模な共同攻撃を開始し、3月1日にクウェートで3機のF-15Eが友軍誤射で撃墜される事件が発生した。この衝撃的な誤射はクウェートに展開しているパトリオットシステムによるものと噂されていたが、クウェート空軍のF/A-18がAIM-9を使用して空対空戦闘で撃墜したと視覚的に判明し、元F/A-18のパイロットも「どうしてこんなミスが起こるか全く理解できない。手順上にミスがあったのかもしれないが、それでもほとんどあり得ないことだ」と述べていた。

米中央軍は12日「米軍のKC-135の喪失を把握している。本件はエピック・フューリー作戦の最中、友好国空域内で発生して救助活動が行われている最中だ。この事案には2機の航空機が関与し、うち1機はイラク西部に墜落し、もう1機は安全に着陸した。本件は敵の攻撃によるものではなく、味方による誤射でもない」と発表して注目を集めている。

Breaking Defenseは「KC-135は2013年に乗員3名が死亡した離陸直後の事故を経験しているものの、戦闘作戦中の任務で墜落事故が起きたのは初めてだ」「クウェートで撃墜されたF-15Eのパイロットは全員無事に脱出できたが、KC-135には射出座席がない」と指摘し、墜落したKC-135の乗員の生存は絶望的だと示唆。

The Times of Israelも「本件に関与していた2機目の給油機はベン・グリオン空港に着陸した」「フライト追跡データによると同機は国際的な緊急信号である“Squawk code 7700”を発信していた」と報じ、Reutersも「2機目の航空機はKC-135であり、墜落したKC-135には6人の軍人が搭乗していた」と報じ、イスラエルに着陸したKC-135と思われる画像もソーシャルメディアに投稿され、War Zoneは「KC-135の垂直尾翼上部が大きく欠けている」と指摘しているため、2機のKC-135が空中で接触したのかもしれない。

どちらにしても、米軍はエピック・フューリー作戦中にF-15Eを3機とKC-135を1機失い、この航空機の損失による損害額だけで約3.7億ドルになる。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force

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コメント

  • コメント (19)

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    • たむごん
    • 2026年 3月 13日

    大量の空中給油機が、ライジングライオン作戦~イラン戦争の要ですからね。
    大量の戦闘機を活用するには、イランへの距離が長いため、大量・円滑な給油が不可欠になるでしょう。

    空中給油機同士が接触した理由がよく分からないのですが、複数機の空中給油機が決められた補給ポイントで待機していたということでしょうかね?
    (1)トラブル対策として、空中給油機が複数待機していた
    (2)ボトルネック解消のため、複数の空中給油機で素早く給油できるようにしていた

    作戦上の背景も気になるところですが、空中給油機=戦闘機が接触したのではなくて、空中給油機=空中給油機が接触したとすれば理由がよく分からないなあと。

    5
      • たむごん
      • 2026年 3月 13日

      追記です。
      国連安全保障理事会で、イラン非難決議をバーレーン(非常任理事国)が提出して11日採択。

      15か国中、13か国賛成・2か国棄権(ロシア・中国)
      (日本含め)135か国が共同提案国の異例な規模

      湾岸諸国は商取引だけでなく、途上国援助~世界の上流階級の投資マネー~ブラックマネー(革命防衛隊含む)まで引き付けてきたわけで…
      イランが、テロ攻撃を続けることにより、外交的にどれだけ敵を増やして孤立しているのか考えて欲しいものです。

      7
        • マミー
        • 2026年 3月 13日

        その外交的にどれだけ敵を増やすのか?だが、
        考え方が違う味方になる勢力なんて限られる、その他は最初から敵なんだよ。

        今回の戦争でどの国がアメリカ、イスラエルへ制裁なんてした?どの国もしてない。
        それなら何故そんな世界に配慮する必要が有るのか、盛大に自爆に巻き込んで道連れにする。

        これも一つの答えになるのさ。

        47
          • たむごん
          • 2026年 3月 13日

          イラン=イラン人が、無敵の人(無敵の国)として何もかも捨てて、テロリスト(テロ国家)として生きていくならそうでしょう。

          イランの無差別テロが、あまりにもひどすぎたため、ロシア・中国も棄権どまり。

          ロシアが提案した、(アメリカ=イスラエルを含めた)すべての当事者への軍事活動停止案が、大量の棄権により吹き飛んだんですよね…。

          8
            • アンゴラ
            • 2026年 3月 14日

            それ、本当に「イランが悪い奴だから」危険になったんですか?
            アメリカとイスラエルが怖いから棄権という形になっただけではなく?

            少なくとも私には、いじめにおける傍観者心理が働いたようにしか見えませんでした

            17
            • 暇な人
            • 2026年 3月 14日

            米軍基地設置している国への攻撃なので無差別テロではないかと
            というか今も米軍がイラン攻撃して毎日イランに死者がでているわけでして、
            米軍基地はそのサポートや場合によってはミサイルなども撃ち込んでいますので、
            その米軍基地に補給をして支援してイランの報復を防空兵器で守っている湾岸諸国は中立国とはいえないと思います。

            14
          • たむごん
          • 2026年 3月 13日

          いわゆる無敵の人、その路線でしょうかね…。

          それもまた、過酷の道かなあと思いますが、どうなるのか見守りたいと思います。

          2
          • ponta
          • 2026年 3月 14日

          友好国攻撃とホルムズ海峡封鎖、これは敵を増やすと言うレベルではない。手を付けた以上、中途半端ではやめれないはず、イランはルビコンを渡ったと考える。もはや、湾岸アラブの秩序の転換、この地域からアメリカ基地の一掃、が戦略目標では?また、ホルムズ海峡はイランが恒久的に管理する。

          8
            • たむごん
            • 2026年 3月 14日

            カーグ島爆撃(石油インフラ除く)が、発表されたようです。

            軍事施設と言えども、標的がズレるリスクを覚悟した危険な攻撃なわけで…。

            ガソリン価格とんでもないことになっており、早く停戦して欲しいなあと思うわけですが、引き続きどうなるのか見守りたいと思います。

            4
          • 特盛
          • 2026年 3月 16日

          その後のことを考えない無茶苦茶な考え

    • 名無し
    • 2026年 3月 13日

    えらい設計古いのに、尾翼が欠けても、ちゃんと帰ってこれるのは偉いなあ。
    そういや、ニューヨーク上空でTWAのコンステレーションとイースタンの707が空中衝突した時も、707側は翼がもげても生還してたっけか。

    17
    • 暇な人
    • 2026年 3月 13日

    一応イラクのイランの民兵が撃墜を主張してますが、まあ普通に事故かな
    前回の「誤射」はイランからも対空ミサイルが届く範囲なので撃墜ではないかと私はみてますが、さすがに民兵ごときには落とされないでしょう

    6
      • やみと
      • 2026年 3月 13日

      民兵と言いますが、実は10万人以上の兵士がいるそうですよ
      多くの地域を掌握しており、イラクの議会でも大量の議席を占めており、戦車、防空ミサイル、ドローン、弾道ミサイルも保有しているよ
      「給油機は民兵が発射した防空ミサイルを避けるために、慌てて別の給油機に衝突した」のではないかと思います

      1
      • やみと
      • 2026年 3月 14日

      民兵と言いますが、実は10万人以上の兵士がいるそうですよ
      実際に多くの地域を掌握しており、イラクの議会でも大量の席を占めており、戦車、防空、ドローン、弾道ミサイルも保有しているよ
      「給油機が民兵の防空ミサイルを避けようとして慌てて衝突した」のではないかと思います

      1
    • SB
    • 2026年 3月 13日

    機体年齢が60年くらいある機体か
    もう片方が垂直尾翼全部破壊されなかったのは不幸中の幸いだな…

    4
    • 通りすがり
    • 2026年 3月 13日

    空中給油に失敗しただけなら事態は単純だけど、この事故の当該機はどちらも受油機能がない給油機同士らしいから一体何があったんだろ。
    運悪く進路が重なったのか?

    5
    • 朴秀
    • 2026年 3月 13日

    タンカー同士がそんなに近づくことがあるんですね
    どれだけ飛ばしたのでしょうか

    2
    • ras
    • 2026年 3月 13日

    セントコムのインテリジェンスが乱れてるのですかね…
    あとは古い軍用機なのもあってレスポンダーなどの接近警告装置が十分でなかったのか、或いは給油目標に接近して切った直後のミスか
    メーデーのような検証結果をとても聞きたい…いやあれは軍事関連はアバウトなのしか扱いませんが

    5
    • ras
    • 2026年 3月 14日

    WSJがサウジの基地にある空輸機5機の損傷を報じてましたね。1割を防げていないというイランの攻撃含めたアメリカ軍資産は想像以上に打撃受けているのでしょうか

    3

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