赤道ギニア共和国で軍の基地に保管していた大量のダイナマイトが爆発、少なくとも20人以上が死亡して600人以上が負傷したと報じられている。

参考：Massive Explosion Rocks Equatorial Guinea’s Largest City (Updated)

昨年8月に発生したレバノンの爆発を彷彿とさせる赤道ギニア共和国での大爆発、一瞬で街が瓦礫に

赤道ギニア共和国の港湾都市バタにある軍の特殊部隊が駐屯する軍事基地で保管していた大量のダイナマイトが爆発、巨大な爆風が都市を襲い家屋や建造物に甚大な被害をもたらしている。

同国の国防省は少なくとも20人以上が死亡して600人以上が負傷したと発表しているが、まだ多くの人が破壊された家屋や建造物の下敷きになっていると見られているので人的被害は今後増える可能性がある。オビアン大統領は今回の惨事について「農民が畑を焼いた際の火が不適切に保管されていたダイナマイトに引火した」と説明して軍の過失が原因だと指摘しているが、今のところ事実かどうかは不明だ。

WATCH: Significant devastation after multiple explosions in Bata, Equatorial Guinea. Number of dead unknown, hundreds injured pic.twitter.com/aiFDxyEv7g

— BNO News (@BNONews) March 7, 2021

Footage from the aftermath of an explosion in the city of Bata in Equatorial Guinea. Reports say that the explosion came from inside a military barracks pic.twitter.com/hkQM7vZ10L

— Intel Air & Sea (@air_intel) March 7, 2021

Breaking: Multiple explosions rock Bata, Equatorial Guinea. pic.twitter.com/sPBs9McrxX

— PM Breaking News (@PMBreakingNews) March 7, 2021

とにかく今回の惨事は昨年8月に発生したレバノンでの爆発を彷彿とさせる事件で、中東メディアのアルジャジーラは「赤道ギニアは石油資源に恵まれアフリカでも裕福な国の一つだが、この資源で得た富の再配分が最も少ない国でもある。そのため貧富の差が激しくクーデターが何回も発生しているので今回の惨事は新たなクーデター発生の引き金になるかもしれない」と言っている。

※アイキャッチ画像の出典：Twitterに投稿された動画のキャプチャー