中東アフリカ関連

イランの報復攻撃はどんどん強度が低下し、イスラエルの空爆はどんどん大胆に

イスラム革命防衛隊は17日午後8時頃「イスラエルに対する徹底的な反撃の第10波が始まった」と、18日午後2時頃「第11波の攻撃が始まった」と発表したが、17日夜~18日朝までに発射された弾道ミサイルは17発に過ぎず、逆にイスラエル空軍の戦闘機50機以上がテヘランの軍事目標を攻撃した。

参考:الحرس الثوري يستهدف بالصواريخ القواعد الجوية للكيان الصهيوني
参考:بدء موجة جديدة من الهجمات الصاروخية الايرانية على الارض المحتلة

参考:Iran fires several small missile barrages throughout the day, causing minor injuries
参考:Iran fires pair of overnight missile barrages at Israel; Khamenei: ‘The battle begins’
参考:IDF instructs residents of Tehran district to evacuate
参考:Air force jets hit centrifuge production site in Tehran, weapons factories in overnight Iran strikes
参考:Trump Calls for Iran to ‘Surrender’ as He Weighs Military Action

参考:Pakistan says no new military cooperation with Iran, direct talks with US amid Israeli strikes

もし第10波の攻撃でイスラエルの空軍基地が攻撃されているならイラン空爆の頻度に変化が起こるかもしれない

イラン国営メディアやイスラム革命防衛隊は16日「これまでで最大かつ最も激しい攻撃を準備している」「ドローンとミサイルによる複合攻撃が火曜日の夜明けまで中断なく続く」と警告したが、17日未明~朝にかけて発射された弾道ミサイルの数は30発未満、イスラエルの民間人に及んだ損害も負傷5名を極端に少なくなり、イラン国営メディアやイスラム革命防衛隊が運営するメディアも都市部に着弾した被害映像や画像が出てこないため攻撃結果に沈黙している。

出典:X経由のキャプチャー

イスラエル国防軍はイランの攻撃強度が低下している理由について「イスラエル軍がイランの弾道ミサイル備蓄・発射施設を破壊し、大規模な一斉発射の調整が困難になっているため」という見方を示し、イスラム革命防衛隊は17日午後8時頃「イスラエルに対する徹底的な反撃の第10波が始まった」と、18日午後0時「第10波の攻撃が実施され敵の空軍基地を攻撃した」と、18日午後2時頃「第11波の攻撃が始まった」「ロケット弾の集中砲火が占領地の中心部に浴びせられた」と発表したが、イスラエル国防軍の評価によれば17日夜~18日朝までに発射された弾道ミサイルは約17発に過ぎない。

イランは17日午後10時頃に弾道ミサイルを2発、18日午前0時40分頃に弾道ミサイルを15発、午前1時20分頃にロケット弾を約10発、午前6時頃に無人機(イスラエル国防軍は午前8時に3機が発射され撃墜されたと発表)を発射し、この攻撃でイスラエル中部の都市の駐車場で火災を引き起こしたものの負傷者は報告されておらず、Times of Israelは「イスラム革命防衛隊は第11波の攻撃に極超音速ミサイル=Fattah-1を使用して占領地上空を完全に制圧したと主張している」と報じたが、Fattah-1がどんな損害を与えたのかは不明だ。

出典:Tasnim News Agency/CC BY 4.0

Fattah-1は極超音速=M5.0以上の速度域で飛翔コースを変更できる機動性を備え「大気圏内を極超音速で飛翔して防空システムの迎撃を回避する能力がある」と言われており、ロシア軍のイスカンデルに良く似た特性を備えているものの、Fattah-1がイスラエルに到達するためにはイスカンデルよりも長い距離(3倍~4倍)を飛ぶ必要があるため、理論上「イスラエルがFattah-1と交戦する条件はウクライナがイスカンデルと交戦するより有利」と予想されるが、これが迎撃率に影響を与えているかどうかは戦後になってみないと分からないだろう。

因みにカッツ国防相は17日「空軍がテヘランの重要施設、戦略的な標的、政権関係者やインフラの標的を攻撃する」「そのため攻撃対象付近の住民に避難勧告を出す予定だ」と明かしていたが、イスラエル国防軍は午前1時頃「テヘラン第18地区の住民や当該地域に滞在予定の人々は直ぐに退避してほしい」「この地域の軍事目標を攻撃する予定だ」と、午前7時頃「空軍の戦闘機50機以上がテヘランの軍事目標=遠心分離機製造施設、複数の兵器生産施設などを攻撃した」「攻撃した兵器生産施設には弾道ミサイルや地対空ミサイルの原材料や部品を生産する施設が含まれる」と発表して、攻撃に向かう戦闘機の様子も公開した。

イスラエルとイランの主張には情報戦要素が含まている可能性が非常に高く、互いに「自軍にとって有利な状況=敵に与えた軍事的損失」や「相手を非難する要素=民間人の被害」には言及しても「自軍にとって不利な要素=軍事的損害」には殆ど触れないが、これはどの戦争でも同じことなので咎めて意味がないものの、イスラエルが主張する戦果は「イスラエル空軍機がイラク領空に侵入を繰り返していること」「イランの報復攻撃能力が低下していること」「イランの外交的立場が極端に悪化していること」によって信憑性が高いように見える。

逆にイランが主張するF-35×4機撃墜は「なぜイラン領内に墜落したはずの残骸を公開しないのか」と、イスラエルの軍事目標に損害を与えているのなら「なぜ商用衛星画像が登場しないのか(2024年にネバティム空軍基地が攻撃を受けた際は直ぐに商用衛星画像が登場してイランの主張が証明されている)」という疑問にぶつかるため信憑性が高いように見えないが、もし第10波の攻撃でイスラエルの空軍基地が攻撃されているならイラン空爆の頻度に変化が起こるかもしれない。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Joshua Hastings

因みにWall Street Journalは17日「トランプ大統領は安全保障チームと協議したもののイランを直接攻撃するかどうか決断を下していない」「米軍による武力行使は選択肢の1つに過ぎない」「これまでトランプ大統領は話し合いによる問題解決を支持してきたが、米国が望むような結果は得られないと失望してネタニヤフ首相の主張=武力による核開発計画の阻止に寄り添うようになった」「国防総省の元高官は『欧州や中東地域の戦力強化は譲歩を引き出すための交渉材料としても機能する』『それでもイランが無条件降伏を受け入れる可能性は相当低い』という」と報じている。

イランは軍事的にも政治的にも最大の圧力に晒されており、フーシ派はイランと同調することを表明したが、隣国のパキスタンはイランに同情的でも「我々はイスラエルとイランの衝突後、テヘランと如何なる軍事協力も行ってない」「深刻化する中東情勢について米国とも具体的な協議は行っていない」と表明し、ロシアもイスラエルとイランの両方と関係があるため一方の肩をもつような立場を取っておらず「両国が望めば停戦の仲介を行うと用意があるが、まだイスラエルは停戦を望んでいるようには見えない」と述べて状況の推移を静観している。

追記:イラン国営メディアは「17日にエスファハーン上空でイスラエルの無人機を撃墜した」と報じ、イラン・イスラム共和国放送も撃墜したHermes 900の残骸を映した映像を公開した。

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※アイキャッチ画像の出典:חיל האוויר

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コメント

  • コメント (40)

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    • 名無し
    • 2025年 6月 18日

    イランは完全に手詰まり状態ですね。
    ロシアはシリアに続き同志国を見捨てる事になりそうで、中東への影響力を喪失しかねないがどうするのやら。

    47
    • ののの
    • 2025年 6月 18日

    >>米軍による武力行使は選択肢のひとつ

    それやるとイランがヤケクソおこしてホルムズ海峡を機雷封鎖するからマジでやめてくれ。米軍は狐に威を貸すだけの虎でええんや
    どうせほっといてもイスラエル勝つでしょこれ

    33
      • 航空太郎
      • 2025年 6月 18日

      湾岸戦争の頃の大昔と違い、今なら、イラン海軍の全艦艇をその日のうちに沈めることくらい米軍なら朝飯前ですから、ホルムズ海峡封鎖なんて話にはなりません。ご安心ください。面倒なので必要にならない限りそんなことはしませんけど。あとここまで弱ったイランに対して遠慮する必要なんてないので、対岸のサウジ、UAE、カタールが黙ってない気がします。核協議再開に向けて仲介役宜しくとか頼み込んでいる相手の顔に泥を塗るような真似は流石にしないでしょう。

      22
    • 朴秀
    • 2025年 6月 18日

    放送が出てますしイランによる無人機撃墜は事実ですかね
    イスラエルはやっと一機損失か

    仮にイランが白旗をあげてもイランの核施設を吹き飛ばすまではイスラエルは爆撃を止めなそうな気がします

    イランが逆転するなら相手の空中給油機を排除しないと航空優勢取り戻せなさそう

    23
      • 航空太郎
      • 2025年 6月 18日

      空中給油機群は、イランが保有する地対空ミサイルの射程内には決して近寄らないので、事実上それは不可能でしょう。
      それにしても第10波、11波って、ほんと使い回せる戦闘機という運搬手段の恐ろしさがよくわかりますね。
      一回こっきり使い捨て弾道ミサイルのコスパの悪いこと、悪いこと。

      21
        • 戦車
        • 2025年 6月 18日

        大雑把な計算ですが空中給油機を使用してF-16、F-15を使用して爆撃した場合のコストを計算したら消耗品、燃料、3〜5t程爆装した場合のコストが5000万円〜8000万円となりました。それに対して中距離弾道ミサイル、極超音速ミサイルはペイロードが1t〜500kg、コストが10億〜20億円ですから本当に効率悪いですよねー。

        3
    • Authentic
    • 2025年 6月 18日

    いっそダーティーボムでも作ってテルアビブに撃ち込むとか
    そんなに俺たちの核開発が怖いならお前の所に核物質捨ててやるよ的な

    10
      • 核には核を
      • 2025年 6月 18日

      イスラエルは高確率で核持ってるから、それやるには報復としてテヘランに核が落とされる覚悟が必要だろうが、そんなの今のイラン首脳にあるのか?

      33
        • ice
        • 2025年 6月 18日

        イスラム教の教義的にどなんでしょうね
        教義に準じて良いことをしたくくりになるなら来世に期待してかましそうなんですよね…
        イスラム法学者がどう定義するかかな

        7
          • 彼等とて人間
          • 2025年 6月 18日

          イスラム法学者は他人が死ぬことは勧めても、自分達が死ぬことは最後まで拒否するだろ?法学者と名乗ってる連中で勇ましく米イスラエルに対する自爆を敢行した奴なんているのかよ?

          38
          • 2025年 6月 18日

          シーア派(十二イマーム派)の協議には信仰隠し(タギーイェ)があります
          簡単に言えば、心の中に正しい信仰を保ってさえいれば、どうしようもない巨大な敵には屈しても構許されるというものです
          スンニ派的には背信行為ですが、長年少数派であったシーア派では、寧ろ信仰に殉じて真の教えの継承を失わせる方が悪であるという概念が形成されました

          ですので、ハメネイ師以外の大アヤトラが、シーア派維持のために絶滅戦争より(一時的な)降伏の方が神の教えに正しい、というファトワーさえ出せば、案外あっさり政変が進むかもしれません

          13
    • nk
    • 2025年 6月 18日

    西側はイスラエルには対イランでウクライナには対ロシアの全面に戦火を拡大したけど、落とし所がある様に見え無いので長いこと戦争続く様な気がする。イラン支援はロシア中国パキスタンがどう動くかだけど、ロシアは余裕無いだろうしパキスタンは対インドで忙しく、かなり経済悪いが動けそうなのは中国かなと思うけど単純なイラン支援で無く西側が手一杯であろうこと見越してウクライナやイスラエルが行った手口で台湾に圧力掛けられたら完全に第三次世界大戦という最悪なことになると思うが杞憂に終わって欲しい。

    20
      • nachteule
      • 2025年 6月 18日

       中国としては今のイスラエルのようなワンサイドゲームが出来ない事には台湾武力統一なんてやらないでしょう。現状でも実質中国の一部みたいな扱いでの関係を保っているし互いの補完関係にある以上はそれよりメリットが勝らない事には行動なんて起こさないと思う。

      11
    • 2025年 6月 18日

    アメリカ、イスラエルはどう終わらすつもりなんだろう
    高性能な弾道ミサイルや核技術を封じ込めたとして、怨嗟を貯め込んだ兵士がテロリスト墜ちする可能性も高いだろうに
    あまりにも軍事に頼りすぎて、長期的な思考を放棄してるようにすら見える
    日本は本気で原発の再稼働処か増加させることも考えないと、夏を越えられんで

    27
    • SB
    • 2025年 6月 18日

    多分ミスだろうけど一番最初のイスラエル革命防衛隊で笑ってしまった

    30
    • ゴモラ
    • 2025年 6月 18日

    結局地上戦で制圧しなければどれだけ空爆しても限界がある訳でそこの所は、イスラエルやアメリカはどう考えているのだろうか。

    15
      • 山田さん
      • 2025年 6月 18日

      ここまでイランの防空網が弱ると、航空作戦のコストも下がって行くでしょうし、イスラエルとしては現在の状況が続いてもあんまり問題ないと思いますよ。
      イランの攻撃も、ドローン以外はそう遠くない内に枯渇して減衰していくでしょうし、ネタニヤフ政権の延命の観点からも戦争は続いた方が都合が良いわけですから。

      むしろ、権威主義国家にも関わらず、指導者が威信を失ってしまったイランの方が、国体の維持に難を抱えているんじゃないかなと思いますね。

      29
    • 威信はどこ行った?
    • 2025年 6月 18日

    別にイスラエルは落とし所なんて考えてないでしょ。イランが反撃出来なくなるまでボコボコにして、核、弾道弾を含む兵器製造能力を著しく低下させる。イラン内外に宗教政府の無能と無力を晒し者にする。イラン本体には今後のイスラエル攻撃を思い留まらせて、イランの子分共(ハマス、ヒズボラ)は親玉への期待を捨てさせて講和に追い込む。何であれイランの威信を向こう数年へし折れば十分なのはフセインの威信を潰した湾岸と同じ。これ以上は要らない

    38
    • 現実主義者
    • 2025年 6月 18日

    イスラエルがこの規模の空爆を半年とか1年継続できれば
    空爆のみでイランが屈服することもありそうですが経済的に可能なのでしょうか。

    11
      • たんごむ
      • 2025年 6月 18日

      さすがにこの規模を今のペースじゃ無理に決まってるし、そんな必要無い(笑)
      もっと安価な方法、もしくは効率的な方法に切り替えていくでしょ。
      制空権取れてるんだし。
      ってか、そんなに長くなる=米軍出てくる状況だと思う。

      4
    •  
    • 2025年 6月 18日

    湾岸と同じで、イランに今後他国に干渉するような態度を放棄させたなら十分過ぎる勝利じゃないのかな。まぁ幾ら破壊してもいつかは元に復旧させてくるだろうが、
    今後米、イスラエルへの攻撃(だけならまだしもそれでアラブ諸国や他の西側諸国にまで被害与えてるのに無頓着なのが中東だなと)を恐怖感から控えさせる事が可能なら、大勝利だろう。

    15
    • ふむ
    • 2025年 6月 18日

    イスラエルはアメリカの参戦無しに決めきれるのか
    トランプはまたイスラエルロビーに屈してアメリカファーストを捻じ曲げるのか
    イランのミサイル発射設備の残存数は
    まだまだトランプも粘っててどうなりますやら

    パキスタンは核攻撃だけ牽制してるんでしたっけ?
    イランが核攻撃受けたらイスラエルに核撃ち込むって話を見たような

    4
    • イーロンマスク
    • 2025年 6月 18日

    イランの外交的立場はどうかな?そこまで悪くなってるとは思わん
    マスコミは煽ってるが各国の国民の支持が得られてる気がしない

    8
      • 皆支持してる(でも誰も助けない)
      • 2025年 6月 18日

      皆支持してます、でも誰も参戦してくれませんなんて東欧某国並みの状況だし、
      東欧某国は仮にも武器は供与されてるが、それすらない上に戦況は東欧某国の比ではない。これを悪いと言わずして何と呼ぶのか?

      35
    • きりる
    • 2025年 6月 18日

    まじで家族狙いとかしてると海軍の社交界から締め出されんぞ
    工作するにしても札束で殴るとかハニトラとか大人のマナーがあるよね

    6
      • 名無し
      • 2025年 6月 18日

      社交界なんて一ミリも価値がないと思ってそう
      戦闘力、経験で他に強いところなんて無いし国際社会なんてどうせ口だけで誰も助けてくれないからね

      7
    • 58式素人
    • 2025年 6月 18日

    どうなのでしょうね。イスラエルが戦役に勝利したとして。
    表側の目標である非核化を目指すなら、現在の神権政治はダメだろうし、
    二番手のムジャヒディンハルクはイスラム社会主義ですから、これもダメでは?。
    パーレヴィ朝の復活も、多分、嫌われるだろうし。
    下手にイランの国内政治に手を出すと、イラクでの経験の二の舞では?。
    核施設を素早く無力化した後にはさっさと撤収した方が良いのでは?。
    政教分離だけは確実に行わせて、あとは、良く言えば”見守り”悪く言えば”放置”、では?。
    多分、米国がやってもイスラエルがやっても結果は同じ、では?、と想像します。

    20
      • 航空太郎
      • 2025年 6月 18日

      同感です。イラクでの大失敗に欧米は散々凝りてるので、今回の目的であるイランの核開発能力の無効化、それとイスラエルまで届く長距離攻撃能力の殲滅さえできれば、ライジング・ライオン作戦は完了となるでしょう。今の政治体制は駄目だとは思っても、イランが自主的に政変を起こすなら応援します、程度の立ち位置でしょうね。酷い負債だらけの国ですし、直接関与みたいな流れは避けるでしょう。イラン国内がどうだろうと埋蔵資源の輸出さえできる関係になれば、内政不干渉を口実に何もしないって思います。

      16
    • ブラフ
    • 2025年 6月 18日

    体制転覆の準備や軍事介入の準備が出来てるなら、あとはモサドの号令なりB2の投下なりを待てば良いだけで、首脳(ネタニヤフ、トランプ)がベラベラ喋る必要ない、寧ろ奇襲効果が薄れるだけだろう。自分が思うにこういうのはあくまでブラフ。
    トランプはイランから良い返事を待ってるだけ、イスラエルはイランが無駄なプライドに邪魔されてる間に破壊を重ねたいだけだろう。
    問題はイランで負けてんのにどう打開するんだよ?イスラエルは枯渇するとかロシアに対する西側かよ?

    8
    • もへもへ
    • 2025年 6月 18日

    イスラエルにとっては核開発能力と報復能力を叩き潰して、イランの首脳陣をあらかた殺したらあとは産業インフラとか石油施設を破壊して、経済崩壊させてしまえば、イランの戦力回復は不可能になるんだから体制転覆が1番の狙いでしょうけど、できなかったらそれでもいいのではと思います。

    空爆し放題なのだから、復旧したそばから全てを空爆で吹き飛ばせばいいわけで。
    国自体を石器時代にして、復旧できないように定期的に爆撃すればいい。

    17
    • たむごん
    • 2025年 6月 18日

    制空権があるのであれば、JDAMのように安価なもの・大量投下していくのであれば、武器在庫それほど気にする必要がないのかもしれませんね。
    米軍支援を考えても、JDAMのようなものであれば、ウクライナ支援で大量消耗したわけでもないでしょうし。

    イスラエル空軍の活動継続を見ると、出撃~空中給油(?)~攻撃~空中給油(?)~帰還~整備、このサイクルが上手に回っているように見えます。
    戦闘機の継戦期間、このペースでどの程度まで大丈夫なのかは気になりますね。

    13
    • p-tra
    • 2025年 6月 18日

    CSISの台湾有事レポートによると空軍基地は長距離ミサイルによる打撃に
    かなり脆弱でありこれは防空ミサイルでも分散配置でも避けられないと
    されていたが…
    今回は伝統的空軍が長距離ミサイル全振り軍隊に完勝してしまったので
    逆の現象が起きているように見える。
    ただ奇襲で発射機を破壊すればいけるということなら中国相手には無理
    だろうな。
    日本は今回の事件で伝統的空軍の価値を再評価して戦闘機に投資するより
    日本がイランの立場になって負けない方法を考えた方が良い気がする。
    もう伝統的航空戦で勝てないだろうし…伝統的空軍が長距離ミサイルに
    勝つためには奇襲が必須であるということなら逆にそれさえ何とかすれば
    いけそう。
    もう島嶼防衛様滑空弾とか12式地対艦ミサイル能力向上型とかあるけど
    あれらの発射機の生存性を高める必要がある。

    12
      • あるまじろ
      • 2025年 6月 18日

      空軍の勝利というよりか、情報力の勝利なんじゃないかなぁ

      先のウクライナの蜘蛛の巣作戦のように
      何処に何があるか知ってないと、こうも効果的には攻撃できない。

      その辺の情報がないと真珠湾攻撃でエンタープライズを取り逃した見たいなことになる。
      (それでも大戦果だったですけど)

      33
        • たむごん
        • 2025年 6月 18日

        ターゲッティングが、仰る通り見事としか言いようがないですよね。

        初動、スパイクミサイル(?)・ドローンなどでSAMを破壊してから、軍司令官・科学者まとめて排除。

        新司令官が就任後、すぐにターゲッティング・排除しているわけですから、尋常ではない情報力だと感じています。

        1
      •  
      • 2025年 6月 18日

      >あれらの発射機の生存性を高める必要がある。

      日本では、左巻き運動家の活躍により駐屯地の外でのミサイルの発射もできないだろうから危機が迫っても駐屯地に留まると思う。そのため、発射機の位置の特定は簡単なので最初の一撃で壊滅するのではないか。そんな状況にある発射機の生存性を高める方法が思いつかない(北朝鮮のように、駐屯地内の山をくりぬいて退避トンネルを作るとか?)

      4
      • 3竦み
      • 2025年 6月 18日

      個人的には防空兵器、地対地長距離兵器、空軍戦力は3竦みの関係にあると思っています。
      防空兵器は敵方空軍による制空を防ぐ事が出来る、長距離兵器による飽和攻撃は敵方の防空網を突破、枯渇できる。制空した空軍戦力は敵方の飽和攻撃を準備出来なくさせる。
      だから、どれか一つが崩れると連鎖的に状況が悪くなるから敵方に合わせてバランスを取る他ないんじゃないかと。

      2
    • 名前
    • 2025年 6月 18日

    どんな政治体制であれ、体制維持より優先させることはない。
    イスラエルがどんなに有利に進めても、イランとしては爆撃下でも核開発するだろうし、イスラエルの条件を呑む理由もなく、完成したら報復に使うだけになりかねないね
    爆撃だけで降伏させるなんて無理。
    体制転覆には結局最後は歩兵が必要なのは古今東西変わらない真理だと思う

    9
      • たんごむ
      • 2025年 6月 18日

      >イランとしては爆撃下でも核開発するだろうし

      その施設を潰しに掛かってる最中っちゅう現実をすっ飛ばしてないか???
      イスラエルの思惑は体制転覆でも領土強奪でも金でも利権でもない。

      『イランから核(の脅威)を排除する』
      この1点のみ。

      イランが核を諦める=実質の降伏、敗戦であって、イランの体制が何だろうが
      核を諦めりゃイスラエルもアメリカもOKってこと。
      だからこのまましょーもない抵抗を続けてたら、B-2出撃させますよ、トランプは。

      10
    • DEEPBLUE
    • 2025年 6月 18日

    イスラエルは核開発頓挫させれば、別にイラン統治したい訳じゃ無いらしいですからねえ・・・。仮に地下に潜ってもモサドなら追いかけて処せるでしょうし

    10
    • たら
    • 2025年 6月 18日

    イラク、イランと二大大国が滅亡ですね

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