イスラエル国防軍は16日「テヘラン上空の制空権を完全に確立した」と、ネタニヤフ首相も「イスラエルはテヘランの空を支配している」「我々はテヘランに空の回廊を築いた」と述べ、イランも米国に核交渉における譲歩と引き換えに即時停戦を要請し、この戦争は最終局面を迎えつつある。
参考:8 killed, nearly 300 injured as Iranian ballistic missiles strike central Israel, Haifa
参考:Iran said preparing for ‘largest and most intense missile attack’ against Israel
参考:Iran issues evacuation warning for Israeli news channels after broadcaster attack: state TV
参考:Iran’s Revolutionary Guards call on Tel Aviv residents to evacuate
参考:IDF destroyed two Iranian F-14 fighter jets in attack on Tehran airport
参考:IAEA chief: Likely all machines at Iran’s main enrichment plant ‘severely damaged’
参考:Iran sought US pressure on Israel for ceasefire via Gulf states, sources say
参考:US bolsters Mideast military options for Trump with refueling aircraft and aircraft carrier
参考:Trump says Iran wants to talk about de-escalating, is ‘not winning this war,’ should talk ‘before it’s too late’
参考:Iran TV says new wave of missiles launched; No sirens or alerts in Israel
参考:IRGC vows to strike Israel ‘without interruption until dawn’
参考:متحدث الحرس الثوري يعلن بدء الموجة التاسعة من عمليات “الوعد الصادق” 3”
参考:Trump says he believes ‘a deal will be signed’ with Iran
参考:No initial reports of impacts in populated areas following latest barrage, says MDA
参考:Civilians can leave bomb shelters after latest missile attack, says IDF
核開発計画の放棄を約束しない限り「敵対行為の緩和=イスラエルとの停戦」は成立しないだろう
イスラエル国防軍はイランの攻撃について16日「これまでに約350発の弾道ミサイルを発射した」「1回の攻撃は30発~60発の弾道ミサイルで構成されている」「大半の弾道ミサイルは防空システムによって迎撃された」「各攻撃で5%~10%の弾道ミサイルが着弾している」「これは予め決められているプロトコルに従った結果だ」「5%~10%には重要なインフラに損害を与えないもの、人口密度の低い地域に着弾するもの、迎撃に失敗したものが含まれる」「我々の迎撃システムは優秀だが完全ではない」と述べ、市民は警報を受け取ったら安全なシェルターに避難するよう訴えた。

出典:X経由のキャプチャー
さらにイスラエル国防軍は「イランが激しい攻撃を準備している」と警告し、イラン国営メディアも「これまでで最大かつ最も激しい攻撃を準備している」「イランはイスラエルメディア=N12とN14に対して避難勧告を発令した」「これはシオニストによる国営メディア攻撃に対応した報復措置だ」と、イスラム革命防衛隊も「出来るだけ早くテルアビブの住民は避難しろ」と呼びかけているが、16日午後10時時点でイランの攻撃は確認されていない。
ネタニヤフ首相は13日から始まったRising Lion作戦の成果について「これまでに10人の核科学者を排除したものの、まだ標的の核科学者は数人残っている。これも何れ始末されるだろう」「さらに空軍はナタンズ核濃縮施設に極めて深刻な攻撃を加え、遠心分離機を製造する工場も破壊した」「我々はイランの弾道ミサイル生産工場を次々と破壊し、数百発の弾道ミサイルも破壊した」「弾道ミサイルのランチャーも1つづつ破壊している」「3人の参謀長を含む安全保障の指導部も排除した」と成果を強調。
RECAP of Our Recent Operations Over Tehran:
🛫 Strike on two F-14 fighter jets that were located at an airport in Tehran. These jets were intended to intercept Israeli aircraft.
❌ Thwarted a UAV launch attempt toward Israel.
🎯 Eliminated a launch cell minutes before launch… pic.twitter.com/y1gY7oBz99
— Israel Defense Forces (@IDF) June 16, 2025
イスラエル国防軍のデフリン准将は16日「空軍はイランの首都=テヘラン上空の制空権を完全に確立した」と述べていたが、ネタニヤフ首相も「イスラエルはテヘランの空を支配している」「我々はテヘランに空の回廊を築いた」「我々は勝利への道を進んでいる」「このことはイランも理解しているだろう」と述べ、デフリン准将も新たに「無人機を使用して2機のF-14をテヘラン空港で破壊した」と発表、イランメディアがタブリーズ近郊でF-35を撃墜したと報道した件について「そのような事件を国防軍は知らない」と否定し、イスラエル軍機を撃墜したというイランの主張は全てフェイクニュースだと述べた。
国際原子力機関もBBCの取材に「ナタンズ核濃縮施設は大きな損害を被っていないように見えるものの、我々の評価ではイスラエルの攻撃が停電を引き起こし、この突然の外部電力喪失は非常に高速で回転する遠心分離機(約1.5万基)を損傷させた可能性が高い」と述べたため、ネタニヤフ首相の発言を裏付ける格好となり、これが事実ならイランの核開発にとって重大な損失になるかもしれない。
Benjamin Netanyahu is a wanted war criminal. He is also a con man who has duped successive U.S. Presidents into fighting his own wars for almost three decades.
By all indications, the purpose of Netanyahu’s criminal attack on Iran—killing hundreds of innocent civilians,… pic.twitter.com/d1p6ZmSEEg
— Seyed Abbas Araghchi (@araghchi) June 16, 2025
特に興味深いのはReutersが「イランが中東の仲介者を通じてトランプ大統領に核交渉における譲歩と引き換えに即時停戦を要求した」「米当局者はトランプ大統領に選択肢を与えるため多数の空中給油機を欧州に移動させていると述べた」と、Times of Israelも「トランプ大統領はイランが敵対行為の緩和について協議したと求めてきた。この戦争にイランは勝てないし、手遅れになる前にそうすべきだと述べた」と報じている点で、イランのアラグチ外相も「この戦争を止めることに関心があるのならワシントンはネタニヤフに電話すべきだ」と述べ、イランが戦争終結に向けて米国を動かそうとしていることを示唆している。
New York Timesの取材に応じたイスラム革命防衛隊関係者は「現在が権力掌握後において『決定的な局面』だとハメネイ師も理解している」「行動を起こして自身の統治が終焉を迎えるかもしれない全面戦争のリスクを冒すか、国内外から敗北と認識されかねない状況からの撤退か、どちらかをハメネイ師は選ばなければならない」「最終的にハメネイ師はイスラエルへの報復を命じた」と指摘していたが、イランが置かれた状況は悪化するばかりで、ハメネイ師は「国内外から敗北と認識されかねない状況からの撤退」を迫れているのだろう。

出典:חיל האוויר
イランが米国を納得させられる譲歩を提示できるのかどうかは不明だが、核開発計画の放棄を約束しない限り「敵対行為の緩和=イスラエルとの停戦」は成立しない可能性が高く、これを受け入れればイランの政治的・軍事的敗北は決定的なものになる。
追記:Times of Israelは16日「イラン国営メディアが『イスラエルに対する新たなミサイルの一斉射撃が始まった』と報じたが、この報道から15分が経過してもイスラエル国防軍は警報のサイレンを鳴らしていない」と報じた。

出典:IMA Media
追記:イスラム革命防衛隊は「ドローンとミサイルによる複合攻撃が開始され、火曜日の夜明けまで中断なく攻撃が続くだろう」と発表、Times of Israelは「もう4時間以上もイスラエルでは警報が発令されていない」と報じた。
追記:トランプ大統領はG7首脳会談の合間に「イランはイスラエルの攻撃が始める前までに米国との核計画協定に署名すべきだった」「これまで通り合意が締結されるか、何かが起こるかのどちらかだ」「何れにせよ合意は締結されると思う」「イランが合意に署名しないのは愚かなことだ」と述べた。
🚨Once again, millions of Israelis are forced to run to shelter following projectile fire from Iran🚨 pic.twitter.com/gCYqvjybdx
— Israel Defense Forces (@IDF) June 16, 2025
追記:イスラエル国防軍は17日午前0時「イランが発射した弾道ミサイルを検出した」と発表、イランの主張が正しければ「これまでで最大かつ最も激しい攻撃」になると予想され、どれだけの攻撃能力を保持しているのかに注目があつまる。
追記:攻撃を受ける可能性が高いテルアビブ上空のライブ配信が始まる。
追記:Times of Israelは「イスラエル国防軍の初期評価によればイランは少数の弾道ミサイルしか発射しなかった」「今のところ人口密集地への影響はない」「イスラエル南部の開けた地域に1発の弾道ミサイルが着弾した」と報じている。
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※アイキャッチ画像の出典:חיל האוויר
制空権を握って一方的に勝つっていうウロ戦争以前に西側が夢見てた戦争
将来の対ロシア戦でも結局はこの手法が最適解なんじゃないかと思う
ロシアの防空システムやミサイル発射器を先に徹底的にボコボコに叩きまくるのが一番手っ取り早い
ウクライナ空軍も将来的に戦力増強したらこれくらいの作戦は考えてるかもしれない
>ウクライナ空軍も将来的に戦力増強したらこれくらいの作戦は考えてるかもしれない
そんなの典型的な絵に描いた餅じゃないですかヤダー!!
えっMiG-31BMとSu-35のアウトレンジをすり抜けながら多重防空網を全部破壊できる空軍力をウクライナ一国で?
もう世界の支配者だろそれ
ロシアがウクライナに攻め入った時に、圧倒的な空軍力で制空権を握るかと思われていました。
でも何故か実行しなかった。
実行する実力が無かったか、ウクライナを甘く見過ぎて実行する必要性を感じていなかったのか。
理由はわかりませんが、ロシア軍は初戦で躓きました。
ウクライナに大量のS-300があることをロシア自身がよく知っているわけですから、そりゃあそんなこと実行できるわけがないでしょう。
ウクライナは対空装備が揃っていないそこらの弱小国とは違うんですから。
そこにウクライナが対策して航空優勢が取れなかっと言う選択肢が無いのが不思議。当然、滑走路とかの要所にはミサイルでの攻撃をしているが航空機は飛び立っていた。
ウクライナはSー300を守る為にあえてレーダーを作動させなかったり制限した使い方をして破壊を免れていた。
ロシアに実力は合ったがそれを活かしきれなかった、噛み合わなかったのはあると思う。
b広大な面積を持つ国だから隠す場所はいくらでも合っただろうし、実力不足と言ってしまえばそれまでにはなるが、相手あっての戦争で翻弄されたからと言って実力はないと言う話にもならないと思う。
イランはウクライナよりも大きい国、面積は約2.7倍、人口はクリミアを失う前で比べても2倍以上です。
イスラエルの航空戦力(火力投射再生産力含む)は、ロシアのそれには及びません。
ロシアは、ウクライナに対して、空襲だけで決定的打撃を与えて降伏に追い込むことができません。
ロシアよりも戦力の劣るイスラエルが、ウクライナよりも大きく耐久力の強いイランに対して、空襲だけで勝つことはできないでしょう。
またイスラエルは、面積と人口で見ても小さな国で、購買力平価GDPで見てもイランより下、ウクライナよりも下、ポルトガル並です。空襲の応酬で長期戦になれば、先に息切れするのはイスラエルでしょう。
「ただし、米国の支援は無いものとする」
なんですけどね。
話の大筋について否定する訳じゃないですが、購買力平価はあてにならない数値です
イスラエルの航空戦力がロシアに及ばないのは物量面で分かりますがイランの空軍、防空能力はウクライナに及ばないのでちょっと前提が違いますね
ウクライナが制空権を喪失していたら開戦の年で降伏していたと思いますよ
実際の戦争を見てると日本の専守防衛とミサイル防衛が如何に破綻しているか分かる。
やはり旧軍式に先制攻撃からの攻めて攻めて攻める攻撃こそ最大の防御方式な戦争こそが正解だと思う。
日本のリソースでそんなことできるはずがない。一時的な占領も出来ずに旧軍より悲惨な結果になって敵の思う壺。
東アジアにおける日本の勝利条件は関係各国に戦争を起こさせない事です。
アメリカ、EUとの防衛強化とアジア各国との関係強化、自国の防衛力強化によって
中国、北朝鮮、ロシアに東アジアでの戦争は割に合わないと思わせ続けるしか道はないように思われます。
先制攻撃からの攻めて攻めては大東亜戦争の二の舞になります。
おっ
核放棄したら10年も経たない内に政権崩壊され射殺されたリビアのカダフィ大佐の後追いですか?
正直に放棄するとは思えないので体制崩壊まで追い込むつもりでは?
譲歩を引き出すための核開発と化しているし、普通のお話し合いでは決着つかないでしょう。
貴重なペルシャ猫がぁ!
以前テヘランでのエアショーで飛んでいる映像を見て「なんてこった、まだ生きとったんかいワレぇ!」と驚愕した物でしたが。
これで最後の稼働機が(多分)消えた訳ですね
流石に戦力にならんから隠してるんじゃないかと希望
レーダーだけ活かして早期警戒機代わりにしてるという噂が真実だったらまあ真っ先に…
ウクライナと違って、骨を守るために、どの肉を差し出すか、判断ができるの、素敵。
なお肉を差し出したらどんどん切り取られて結局骨も取られる模様
イランが唯一西側に対抗出来た理由である核開発能力を差し出せば、あとはもうおもちゃのようにまな板の上の鯉ですよ。
西側の要求をもう一切拒否できなくなるのだから、現政権の解体と新欧米政権の樹立、一方的な軍備制限と攻撃的兵器の禁止、石油利権の譲渡くらいの要求はこれからされそうです。
表向きは地域の安定の為とかイラン国民が望んだからという形になるでしょうが。
イランイラク戦争は、アメリカとソ連がイラクを支援していて、イランは国際的に極めて孤立した不利な状況であったのに、イランが勝ちました。
今のイランは、イラク、サウジアラビア、パキスタン等の隣国との関係を改善し、上海協力機構とBRICSにも加盟しています。
相手がイスラエルであれば、イスラム協力機構もイランを支持します。
まな板の鯉どころではない、と思いますよ。
で、その支持する国々は実際にイランにどんな支援をするのかな?
モサドがそれを調べてあげてないと本気で思うのか?
もはや骨を切らせるか全身の肉を差し出すかの二択状態なんですが…
この国、とっくに肉が削げ落ちてヒョロガリなんすわ。ヒズボラとハマスがやられて飛車角落ちにもなってますし。
どうせキャッツ破壊されちゃうんなら
庭に飾るんで俺にくれないかな
空爆と秘密作戦のみで核開発能力、大規模報復能力、防空能力、軍首脳の大半の排除を達成したからこれこそ先進国が夢見ていたスマートな戦争そのものでしょうね。
ロシア-ウクライナ戦争とかイエメンのフーシ派との戦いでスマートな戦争は否定されたと思いきや、また再評価されてやろうとする国が出てくるかもしれません。
防空アセットの数は重要てことですね
ウクライナはもともと国力に比してアホほど持っていましたからね
なんならイスラエルに倣ってロシアの防空アセットを先にボコボコに叩きまくりたいな
勿論現段階ではまだ無理な話だが
勿論の事ロシア側はさらに数が多いので無理だと思いますよ
下手すると二桁違うかも
まあそこでSAM狩りで名を馳せたワイルド・ウィーゼルの出番ですよ
米空軍やイスラエル空軍並に執拗かつ徹底的な防空叩きするのが一番手っ取り早い
イランはS300を数基しか持ってなかったなんて話もあるのでウクライナと比べてのあまりに脆弱ですね
何とかウクライナが戦えてるのも制空権をある程度維持しているからこそ
F-14を破壊したのは万死に値する行為である。
核施設←わかる
科学者←わかる
軍将校←わかる
F14 ←ダメ
ミリオタ界の世界遺産であるF14を傷つけるのは。バーミヤンの大仏を破壊したタリバンにも匹敵しうる人類最大級の愚行。
私も朝のニュースでペルシャ猫が破壊されたと聞いて残念な気持ちになったけども、戦争で必然のとことはいえ人が死んでいることソレが対比として正しいみたいな書き方はなんかやだなぁ。
ウクライナでムリーヤが破壊されて以来の喪失感だ。。。
平和利用と言いつつ段階的に核開発したのは緊張度が上がりにくく、交渉にも利用できるイランの良心的なやり方でしたが(経済制裁等の事情もありましたが)、核弾頭を持つと決心したら後ろ盾を得ながら最短で開発しないと間に合わなくなっちゃう事例
隣のイラクは持ってないのに滅ぼされてますが…
F-14破壊されたら、トム・クルーズ帰って来られないじゃん…。
実はトップガン・マーヴェリックも、今回の戦争に繫がっていたりして…。
なぜかイラン(のような国)がならず者国家の敵国って設定でしたからね。
大規模なミサイル攻撃がなかったっぽいから決まったか
映像からはF14は非稼働機かデコイに見える。ウクライナ戦争同様この戦争も決定的証拠のない主張には懐疑的にみるべきだろう。
イスラエルの弾薬はガザで米国の支援に依存するほど枯渇していた事を指摘しておく。イスラエルは米国の大規模軍事支援なしに作戦を継続できない。地下施設を破壊できるバンカーバスターも米軍のみ保有する。
トランプの実際の行動に注目したい。
イスラエルやめろぉ!(建前)
ナイスゥ!(本音)
こんな国ばかりなんだろうに、イランは「核交渉で譲歩する」(開発停止するとは言っていない)で即時停戦しようとか、見通しが甘すぎる。
しかし、空爆のみでイランを屈服させられるかどうかと言うと、今まで、空爆だけで済ませて失敗してきた軍事作戦の例には枚挙に暇が無いわけで…。
その辺りはもう割りきってるのかと
核とミサイル関連のアセットさえ潰せばそれで構わない、現地の民主化やら治安維持なんて知らんでいいなら爆撃だけで十分ではある
イランの脅威になりそうなものを全て空爆で破壊したら、後は石油施設でも破壊しておいて反体制派を焚き付けて内戦させればいいという考えじゃないでしょうか。
リビアでもシリアでもその方式でうまくいきましたし。
下手に統治しようとせずに混沌の中にたたき落として、イラン人同士で殺し合ってもらったほうが、今のイラン現体制が生き残ってるよりマシってにがイスラエル含めて西側諸国とサウジの願いでしょう。
革命防衛隊の無力化と、イスラム革命評議会の権威失墜で十分だと考えてそうではありますが。ここ数年、イランではガソリン価格やマフサ・アミニ殺害とかで大規模抗議活動で民衆と治安維持部隊が衝突するくらい内情は悪いようですし。
まあその都度、反米・反イスラエル抗議デモをやってガス抜きしていたんですが。
核投射能力がなければ核だけ持っていても核の抑止力を持っているとは見なされないってことですよね
革命防衛隊は外から支援を受けていくらでも生えてくるので
生半可なことでは無力化は出来ないと思いますがねえ。
空爆の目標の一つのウラン地下濃縮施設の被害はどうなのでしょうね。
CNNの記事によると、ナタンズの濃縮施設の深さは推定8m、
フォルドゥの濃縮施設の深さは推定80〜90mだそうです。
ナタンズはさておき、フォルドゥの深さでは、一発で届く爆弾はないですよね。
同じ場所に複数弾命中させる必要があるのかな?。
古いもので参考になるのは、英国のトールボーイ(12,000lb)でしょうか。
”深さ80フィート(24m)、差し渡し30mのクレーターを作った。
また16フィート(5m)厚のコンクリートを貫通し得た。”とあります。
もっと重いグランドスラム(22,000lb)もありましたが、重すぎ?かな。
数日かけて投下し、効果を観測しながら目的達成まで続けることになりそう。
仮に、米軍制式のGBU-57A/B(30,000lb)なら、B-52が必要でしょうし、
やっぱり単発では届かないようです。爆心地を合わせる為に精密誘導が必要かな。
破壊しきれないなら、周りの発電所、送電網、水道施設を破壊し搬入口を破壊するので無いでしょうか?維持する設備を全て破壊すれば放棄するしか無くなりますし。
現時点では制空権を確保しているだけに、GBU-72貫通爆弾を使い同一目標への連続爆撃を地道に続けるしかないのかも
現時点では敵機やらSAMの類に注意を払わなくてよいでしょうから、精密爆撃の技術を生かす良い機会と考える素人思考ですが。
ランカスター爆撃機の特殊爆弾の類を思い出しますね。
地上戦を行わないないと占領ができないので、
空爆でけりをつけないといけないのが、なんとも、ですね。
インフラを破壊するのも良いですが、やはり、
遠心分離機を破壊した方が良いのでは、と思います。
一度傷ついた遠心分離機の修理は、まず無理と思います。
そうなると、また新たに新造だろうと思います。
知識は残るけれど、またゼロから、となると思います。場所も含めて。
であれば、施設を場所ごと崩落させて埋めてしまうのが一番と想像します。
トランプ大統領がイランとの停戦交渉のためにG7を途中退席
殴りつけて停戦を言い出させて要求を飲ませる。人類が有史以来何も変わっていない事をまざまざと見せつけられる展開ですね
ゼレンスキーと会いたくなかったから、なのかもしれませんよ。
トランプ大統領が、SNSでテヘランに退避勧告、G7も途中帰国しており仏マクロン大統領が帰国を支持しています。
欧米主要国は、安全保障問題~関税問題などバラバラに見えていましたが、イスラエルのイラン攻撃、対イラン政策で結束を見せています。
原子力空母ニミッツが、ベトナム寄港をキャンセル、南シナ海から西(アラビア海方面)に向かっていることも報道されていました。
イランが、どういった判断をするのか、あまり時間はないかもしれませんね…
(2025年6月17日 トランプ氏、G7サミット途中帰国へ イラン・イスラエル対応協議 日経)
(2025年6月17日 テヘランで爆発、トランプ氏が避難を勧告した直後 イスラエルはイラン国営メディア攻撃 BBC)
イランの現体制指導者にしてみれば、このままイスラエルに爆殺されるか、体制崩壊→内乱からの処刑されるかの2択なんで自分がその立場だったらなかなかキツイっすね。
仰る通り、本当に難しい判断ですよね。
安倍首相が、トランプ大統領が(コストの面で)戦争嫌いだと暴露していましたが、イランが弱っていると分からないなと。
安倍首相が存命であれば、トランプ大統領から勝手に電話がかかってきて、何を考えていて・どういう状況なのか教えてもらえたのかなと妄想してしまいます…
まぁでもこの1件で最近下がり気味だった西側の威信というか畏怖もかなり回復するんじゃないかと思う。
西側に楯突く政権は何であろうと潰すから、楯突くなという明確な意思表示が出来ている。
なのでEUはイスラエルを見習って、EU加盟国なのに反EUなハンガリーのオルバン政権をとっとと転覆させろとは思う。
仰る通り、畏怖は戻るかもしれませんね。
欧州=米が諸問題で揉めてるのが話題になり、欧米=イスラエルが末端レベルでも離れつつあるように見えてたのに、この軍事作戦ですからね…
イランの石油利権分捕りのボーナスステージ!と見ての結束のような気もします。
石油天然ガスの埋蔵量、ものすごい多いですよね。
イラン国営放送が、放送中攻撃された映像でてますから、もうどこまで攻撃するのか分からないなと…
この流れでイランの石油利権に群がったら、威信は上がっても、信頼性は地の底。政権発足時~緒戦のヒットラーを、枢軸側だけで無く連合側でも「イイね」していた人が大勢いたそうですが…。旧約聖書主義者お待ちかねのハルマゲドンの口火を切ったと、イカレキリスト教原理主義者の間でネタニヤフの株は爆上がり?少なくとも、パレスチナに於ける明々白々な虐○は一時忘れられていますので、“悪徳の栄華”は又延長してしまいます。
イラク・リビア・ユーゴスラビア・アフガニスタン・シリアなど、2000年以降だけで見ても、そもそも欧米そんなものとして見てしまっています…
米軍駐留、シリア・イラクなども続いているんですよね。
追記です。
ディエゴガルシア島に、B2爆撃機を派遣・駐機、ならびにシェルター内部にある可能性を示唆、空中給油機もあるとの報道を思い出しました。
この部隊が、今もいるのか気になりますね。
(2025.04.03 米、インド洋の島にB2爆撃機派遣 イランとフーシへ大規模戦力誇示か CNN)
このような力による現状変更は断じて許してはならない。やり口は軍事史に残るほど鮮やかだが、やってることはロシアさながらで国際法違反もいいところである。
各国は直ちにイスラエルを非難し、制裁し、ウクライナ同様イランを援助しなければならない。
イランに対する制裁は1979年から筋金入りなんで一定の国以外は誰も支援しようにはならないでしょうね。
領土目的ではなくて核開発阻止が主目的ですからロシアとは次元が違うんですよ……
おためごかしでしかないでしょう
領土侵犯はNGで政権転覆・崩壊はOK、内政干渉はNGで殴って言う事を聞かせるのはOK
こんなのは単に都合の良い線引きでしかないのですから
核開発阻止なんてのも核保有国だから主張できる事であり、結局は自国にとって都合の良い主張でしかありませんよ
仰る通りです。
『力による現状変更は許さない』だだのお題目なんですよね、欧米ずっとやってるわけですから…
もちろん力による現状変更が許されないというのは完全な正義だが実際は建前に過ぎない
デモやマスメディアが騒いでも政治的に強い立場をとることはないと思う
西側はアラブ・ペルシャ諸国がどれだけ痛めつけられても安全が脅かされるわけではないし、
ロシアやCSTOはアルメニアの時のように参戦したりすることはないだろう
イスラエル一気に情報統制始めたな
何が起こった?
イスラエル軍がこのまま自軍の空爆のみで作戦展開を続けて本当にイランを倒せるのだろうか?
ヨルダン王国や欧米の関与(空中給油やミサイルの迎撃を含む)があるが、兵器にはメンテナンスが必要なわけで、米軍の介入がなければ深く掘られた地下施設を破壊できない。そうなると隠されたミサイルが残っている可能性が残り続ける。
イスラエル国内だけでなく、周辺国の整備工場で重整備をするとしても長い列ができるだろうし、あんまりイスラエル単独での戦闘が続くならまあまあ地獄だろう。
ここまでイスラエルの作戦が上手くいってしまうと
イラン現体制を助けて地域の火種を温存するより
このままイスラエルに攻撃続けさせて体制崩壊させた方が…って考えが頭をよぎりますよね
防戦一方のイランが停戦したいから仲介してとトランプ氏に求めるなら
核開発停止に加えてロシアと縁切りをして
ウクライナ情勢でロシア側に付かないこともセットで条件に入るでしょう
中東の大国イランの落日がこんな唐突に訪れるとは、激動の時代すぎます
ロイターの「イランが核開発で譲歩」云々は、信憑性が乏しいというか、飛ばし記事と思います。
それはさておき、ウクライナ関連では、西側メディアはロシアを侮った記事(ロシアは経済制裁に耐えられず軍需生産もじきに底をつく、高性能の西側兵器を供与されたウクライナは反転攻勢を成功させる、等)を垂れ流していました。
中東関連でも、西側メディアはイランを侮っているように思います。アフガニスタンでは結局アメリカがタリバンに負けたのに。タリバンを侮って予想を外したけど、イランを侮って予想を外すことはない、のでしょうかね?
今本当に考えるべきことは。
少なくとも表面上は「G6」に与しなかった日本が何を得て、何を失ったのか、ではないでしょうかね。
もう少し直接的に言えば、誰からの評価を失い、誰からの評価を得るか、です。
眼前の「勝ち組側」への道は、一歩二歩遠のくことにはなったのでしょう。あとはそれが真の未来の「勝ち組」なのかどうなのか…
同感ですが、日本中に米軍基地が溢れ返り、散在アメリカ追従姿勢を見せて来た日本は、残念ながら“未来の勝ち組”の主要メンバーからは「アメリカの属国」としか見られていないでしょう。何より、現在のウクライナ・イスラエルを通じた西側の戦争は、“未来の勝ち組”を絶対勝たせないという決意の表れにも見えますので、今後「一波乱」処では無い大惨事に発展する可能性もあります。
日本はイスラエル問題ではアメリカに追随なんてせず独自路線を行ってるんですが
ハメネイ師を殺せばイラン自体が細かく誰も統制取れない巨大なゲリラテロ国家になる可能性もありましたし
周りの有能な味方や技術者を優先的に殺して、階級を無視も出来ないのでエスカレーターで上を固めるしかなくなって
半ばトップは健在なので周りから対応が求められて政治的、軍事的な基盤をどんどん失っていく
成功すれば小説みたいな戦争になりそうですね
軍事面でイランを支援する意図と能力があるのは北朝鮮くらいだと思いますが、安保理での制裁が有効なので船でイランまで堂々と運ぶのは大変。ロシアが協力すればシベリア鉄道からカスピ海ルートで安全安心に運べますが、イランに回すよりはロシアが買いたいでしょうし、イスラエルからも「イランに協力するならウクライナに軍事支援する」とか言われてそう。こんだけのハードルを乗り越えても手に入るのは弾道ミサイルだけで、まともな防空システムは望めない。
いっそハネメイがゼレンスキーみたいな役者ぶりを発揮して、イスラエルの無法な攻撃に対抗するために世界は防空システムを支援してくれと(ウクライナとは比べ物にならない今現在の悪行を棚上げして)堂々と訴えれば、トルコや中国が防空を支援することもワンチャンあったかもしれない……? まあ、それよりはイスラエルが支援失って弾切れする方に賭けてるんでしょうね。
中国が動くかどうかかな
過去の中東戦争を見ると大体大国の介入で終了だった
中国は石油が手に入れば満足するだろうが政変レベルだと耐えられるか分からん
フーシ派によるスエズ妨害で欧米からヘイトを重ね過ぎたのが敗因って事になりそう。
しかしF-16って今はこんな姿になってるんですか…すごいですね(サムネ