イスラエル国防省は20日「KC-46Aの追加契約を締結した」「これでイスラエル国防軍のKC-46A部隊は4機から6機に拡張される」「今回の契約規模は概算で5億ドルだが米国の資金援助で賄われる」と発表、F-15IAに続きKC-46Aも米国の支払いで手に入れる格好だ。
これでKC-46Aの総受注は275機に増加する見込みだが、260機分の支払いは米国持ち
米空軍の空中給油能力は計450機以上のKC-10とKC-135で構成され、これを近代化するためKC-10の退役とKC-46Aの導入が進み、現在は空中給油能力はKC-135とKC-46Aで構成されているものの「KC-135の後継機」に関しては何度も方針(KC-Y、Bridge Tanker、KC-135 Recapitalizationなど)が入れ替わり、専用設計でステルスを追求したKC-Z=NGAS計画を前倒しして「KC-135の後継機」をスキップする計画も浮上。

出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Joshua Hastings
もう空中給油機の将来は「新しい年になると新しい計画が登場する状況」で、2026会計年度予算案でも「KC-135の後継機」について新たな計画=Tanker Production Extensionが登場し、これは「KC-46Aの調達契約が完了後、TPE計画に基づいて追加の空中給油機を調達する」「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてTPE計画に用いる」と言うもので、Defense OneやBreaking Defenseは「米空軍が正式にKC-46AとNGASのギャップを埋めるBridge Tanker構想を放棄してKC-46A追加調達を承認した」と報じた。
Breaking Defenseの取材に応じた空軍報道官も「KC-46Aの生産を最大75機延長する調達戦略を承認した」「この延長プログラムによって現行の生産契約が終了後もKC-46Aの調達は中断されない」「追加調達に関連した契約の種類や価格は交渉が必要」と述べ、迷走を極めた「KC-46Aの将来性」と「KC-135の後継機問題」にケリがつき、競争入札による海外輸出で全敗したKC-46Aはトランプ大統領のトップセールでカタールへの売り込みにも成功、25日に予定している米韓首脳会談でも「韓国空軍が進めている空中給油機の追加取得計画にKC-46Aがねじ込まれる」と予想されている。

出典:The White House
兎に角、ボーイングはKC-46Aに75機+αの受注を確保した格好で、総受注数は273機(米空軍×254機、イスラエル空軍×4機、航空自衛隊×15機、カタール空軍×不明)になる見込みだが、イスラエル国防省は20日「KC-46Aの追加契約を締結した」「これでイスラエル国防軍のKC-46A部隊は4機から6機に拡張される」「この機体はイスラエル製のシステムを搭載し空軍の要求要件に適合するよう改修される」「今回の契約規模は概算で5億ドルだが米国の資金援助で賄われる」と発表。
イスラエルが2024年11月に発表した「F-15IAの購入契約」も「支払いは米国の援助によって賄われる」と説明していたが、今回もKC-46Aを米国の軍事援助で手に入れるのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo





















>>この機体はイスラエル製のシステムを搭載し空軍の要求要件に適合するよう改修される
F-35で既存のミサイル使えるようにするのに四苦八苦してる中でイスラエル製のミサイルは統合してるし、イスラエルが弄れば不具合まみれのリモートビジョンシステムも何とかなる可能性が微レ存?
米政府からの生活保護で生きてるボーイングが作るよりもイスラエルがいじった方がまともなものが出来そうですよね…
ライジングライオン作戦は、イスラエルにとって空中給油機の有用性を証明したわけですからね。
アメリカ・英国・ドイツ・フランスなども、この作戦に空中給油機を派遣したと言われていたことも思い出しました。
ボーイングの経営は、民間機・軍用機ともにどうなるのかなあと言われていましたが、トランプ大統領が受注をねじ込んでいるのを見ると国策企業だなあと感じますね。
2機で5億ドルの空中給油機をポンと援助でくれるあたり、アメリカのイスラエルLOVEは凄いですね。
これだけ仲が良ければ欧州やその他の国にいくら文句言われようが、気にする必要がないというのも納得です。
というか国際評価なんて不要でしょ、イスラエルにとって。
イスラエルへの武器支援はアメリカが費用負担
ウクライナへの武器支援は欧州各国が費用負担
トランプ政権の基本姿勢のようです
2機で5億ドルの空中給油機をポンと援助で渡すわけではなく、毎年33億ドル(+ミサイル防衛分5億ドル)分の軍事援助をしますって協定を結んでいた、その枠内で購入しています
イランはイランで中国がミサイル技術で協力してるからな
どうせ次も盛大なしっぺ返しを食らうだろ
不幸なのは国民や
「この機体はイスラエル製のシステムを搭載し空軍の要求要件に適合するよう改修される」
イスラエル向けのCH-53kも製造ライン上でイスラエル製のシステムを組み込んでいるとの事ですので、KC-46Aも同じやり方なのかなとどんな所にイスラエル製のシステムと置き換えられているのか気になる所。
アジア人からすると信じられないような内容なんですけど、アメリカの有権者の方達はこれ納得してるんですか?
自腹を切って他国に軍事支援なんて、普通は相手がどんな国でも嫌だと思うんですけど
強固な支持層がエスタブリッシュメント層にいるのはわかりますが、庶民が許すのは不思議ですよね。
マスコミにシンパが多いので、「報道しない自由」が行使されているのか。
アメリカファーストの極右と、フリーパレスチナを叫ぶ極左が、同じスローガンを唱えてアメリカ政府のイスラエルへの傾倒を非難している事態らしいですね。
一方で福音派の方々は今でもイスラエル万歳なのでしょうか?
よし日本は買わないで良さそうだ
これもTHAAD等の射耗の話も、よくぞまあ「アメリカファースト」のトランプ支持者が許すなぁ、という感想がでます。
昔のイスラエル軍のファントムがプローブを追加で装備してたのを思い出す。フランス機やスカイホークに合わせたタンカーの関係だったんだろうけど。
イランの707タンカーがフライングブームとドローグの両方を装備してたのは金持ち。