中東アフリカ関連

ネタニヤフ首相が目指す対米関係の再定義、軍事援助削減で依存なき同盟

米国は外交政策の一環としてイスラエルに「中東地域における質的軍事優位性の維持」を約束しており、オバマ政権はイスラエルに年38億ドルの軍事援助(累計援助額は3,100億ドル以上)を行っているのだが、ネタニヤフ首相は「今後10年間で段階的に削減して0にしたい」と発言した。

参考:Binyamin Netanyahu’s plan to win Israeli—and global—hearts and minds

自国の利益に資する論理こそが「唯一の正義」であり、これを今さら善悪の二元論で弁明する必要があるのかは疑問だ

米国は外交政策の一環としてイスラエルに「中東地域における質的軍事優位性=Qualitative Military Edgeの維持」を約束しており、ブッシュ政権は2007年「イスラエルに2008年から2018年までの10年間で計300億ドルの軍事援助を行う協定」に署名、この協定は表向き「中東地域の平和に対する長期的な投資」「力なくして平和は築けない」と説明しているが、実際にはアラブ諸国への武器販売を円滑に行うためのもの、つまりイスラエルロビーが幅を利かせる米議会で武器販売の承認を得やすくするためのものと考えられている。

出典:U.S. Air Force photo

この協定はオバマ政権時代の2016年に更新され、イスラエルに「2018年から2028年までの軍事援助(1年あたりの援助額も平均38億ドル)」を約束しており、イスラエルも2024年11月に発表したF-15IA×25機(52億ドル)購入、2025年8月に発表したKC-46A×2機(5億ドル)の追加発注について「支払いは米国の資金援助で賄われる」と説明しており、QME維持の義務を負う米国の外交上の立場、アラブ諸国がロシアや中国に傾くことを阻止するため武器供給を続けなければならない政治的立場から利益を引き出している格好だが、ネタニヤフ首相はこれを放棄すると発言した。

ネタニヤフ首相はEconomistの取材に対して「失墜した国家としての国際的地位を回復させたい」「我々に対して仕掛けられたプロパガンダ戦を打破するため手を尽くす」「現在の状況を端的に言えば『騎兵隊でF-35に立ち向かっていたようなもの』で、敵は偽のボットなどを駆使してソーシャルネットワークを制圧している」と語り、Economistも「ネタニヤフ氏は政府を動かすには世論という戦場を制する必要があるという信念があり、国際メディアに対する雄弁な演説やインタビューを武器に政治キャリアを築いてきたが、新しい時代の戦場では劣勢を強いられている」と指摘。

出典:U.S. Air Force photo by William R. Lewis

さらにネタニヤフ首相はイスラエルと米国の間に生じる摩擦解消に向けて「米国の軍事援助を今後10年間で段階的に削減し、最終的に軍事援助を0にしたい」「今後も米国民からの支持を勝ち取るため戦い続ける」と語り、Economistも「ネタニヤフ首相は2028年に更新期限を迎える軍事援助パッケージな完全な継続を求めていない」「トランプ大統領が他国への資金提供を極端に嫌っている」「MAGA勢力内においてもイスラエルに対する批判的な声が強まっている」と指摘し、どうしても批判の対象になりやすい直接的な資金援助を止めたいのだろう。

因みにネタニヤフ首相は「イスラエルが展開している闘争の本質を西側諸国の有権者が誤認している」「その認識を改めて説得できると確信している」とも主張したが、力による現状変更が常態化したことで「自由主義的な価値観」や「国際的なルール」といった概念は形骸化してしまったため、もはや自国の利益に資する論理こそが「唯一の正義」であり、これを今さら善悪の二元論で弁明する必要があるのかは疑問だ。

出典:pixabay

追記:イスラエルが展開している闘争の本質を西側諸国の有権者が誤認しているというのは「真実を誤認している」というよりも「イスラエルの正義を誤認している」と解釈した方がよく、西側諸国の有権者にイスラエルの正義が届かないのも「正義に共感できるかどうか」ではなく「情報戦における新しい時代の戦場=認知領域であるSNS上での声の大きな、手数、アプローチで負けている」という意味なので、イスラエルがやったことが善なのか悪なのかという次元の話ではない。

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※アイキャッチ画像の出典:Israel Defense Forces

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コメント

  • コメント (51)

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    • トクメイキボウ=サン
    • 2026年 1月 10日

    よーし!来るべきポストディストピアに備えて本邦は食料とエネルギー自給率を上げて消費税廃止して経済成長してGDP比5%(NATO方式)の防衛費にしよう

    11
      • 幽霊
      • 2026年 1月 10日

      仮にそんな100%不可能な目標を政府が掲げる様になったら日本は終わりでしょうね。

      52
        • トクメイキボウ=サン
        • 2026年 1月 10日

        ほう?100%不可能とは何を根拠に?

        14
          • SB
          • 2026年 1月 11日

          GDP比5%って約32兆円(凄まじい負担になっている社会保障費が38兆円)で消費税の収入が25兆円なんですけど逆になんで行けると思ったんです?

          17
            • トクメイキボウ=サン
            • 2026年 1月 11日

            ひょっとして5%を即時やる前提で考えてます?数年かけて引き上げるんすよ、その間に消費税というセルフ経済制裁を解除して積極財政するんですよ。
            1.消費税の実体は逆進性が強い、内需を直接叩く、景気回復局面では成長を相殺するブレーキでしかないんですよね。
            特に日本のように内需依存、賃金伸びない、高齢化
            の国では、マクロ的にマイナス効果が大きい税なんですよね、むしろ無くして内需喚起した方が伸びますね。
            あとエネルギーの自給率をあげたら丸々その輸入分は無理にしてもある程度の予算は回せますよね?なんでそういう風に考えずに思考停止で否定するんでしょうか、ひょっとして財務省の説明を鵜呑みにしてらっしゃる?

            3
        • トクメイキボウ=サン
        • 2026年 1月 11日

        否定するならば方向性が間違ってるのか手段が間違ってるのかどっちなのか、或いは両方なのかを後学のために教えて貰って良いですかね

        2
      • たむごん
      • 2026年 1月 10日

      原発の再稼働、早くやって欲しいですね。
      燃料棒・使用済み核燃料含めて、どうせ冷却水のために電気使ってるわけですし。

      鴨川メガソーラー、2014年3月にFIT認定受けてたみたいですが、FIT取り消しになったなあと。
      どうせ、中国製太陽光パネル+インバーターでしたからね。

      FIT価格高い時に認定だけ取っといて、太陽光パネル価格下がるまで待つという流れがあったんですよね。
      FIT権利売るブローカーが跋扈してたり無茶苦茶だったので、こんな無駄な物ではなくて、エネルギー安全保障を真面目にやって欲しいなあと感じています。

      32
        • トクメイキボウ=サン
        • 2026年 1月 10日

        第4世代原子炉とか次世代火力発電とかにもっと力を入れて欲しいですよね

        27
          • たむごん
          • 2026年 1月 10日

          ほんと仰る通りですよ。

          三菱重工の石炭ガス化複合発電プラント使って、世界中に安価にある石炭使えば、エネルギー問題緩和できるんですよね。

          欧州のリベラル原理主義者に、いつまでも付き合い続ける必要ないなあと感じています。

          36
        • nk
        • 2026年 1月 10日

        環境やら人権だのは耳障りは良いけど結局は利権に過ぎないことのほうが多いのが何とも言えない所ですね。

        34
          • たむごん
          • 2026年 1月 10日

          仰る通りで、ただの左翼利権ですからね。

          渋谷区のNPO違法根担保もそうですし、NPO補助金ビジネス儲かるから急増したのを見ると、既得権益化していてウンザリしています。

          21
    • 折口
    • 2026年 1月 10日

    無制限の米イ関係は中近東におけるイスラエルの軍事覇権の根源です。これの一番美味しい部分を自分から取り下げるのは一見すると理屈に合わないですが、長い目で見た時に米欧の世論が自国から離れつつあることを感じ取っているのかもですね。
    トランプ氏は親イスラエルですし、その前の民主党のバイデン氏も親イスラエルであり、ガザ侵攻に際しても求められる抑制策を殆どなにもとりませんでした。しかし、だから米イ関係は盤石だということは多分なくて、例えばオバマ政権は議会内のイスラエル・ロビーとの折衝で本文中のイスラエル支援策の継続こそしましたが、その裏でイランとの核・和平合意なんてものを取り付けてしまいました。結果的にこれはすぐに潰されたものの、イラン核合意を潰してくれた張本人のトランプは米国の核心的利益に中近東地域を含めておらず、また米国の外国支援や各種投資に厳しい目を向けています。彼本人は間違いなく親イスラエルの人物ですが、MAGAや共和党の全てもそうだという訳ではありません。イスラエルが今までの地位にあぐらをかいて米国を絞り続けることは、将来的には米国内の左右に反イスラエル的な世論を育てて米イ関係の寿命を縮めると考えたのではないでしょうか。
    ネタニヤフ氏は今までの欧米で支配的だったイスラエル支持・反アラブの牙城が崩れて世論が二分されてしまったことを情報戦の文脈で説明しようとしていますが、実際は自分の実行した報復作戦が若い世代を中心にキリスト教圏の道徳価値観を上回る反イスラエル感情を育ててしまったことを薄々自覚してるのではと思うんですよね。特にベネズエラやグリーンランドに見れるトランプ氏の世界戦略(?)が次のフェーズに入っている現状で、米国内の対イスラエル世論においてとにかく余計な波風を立てたくないという意図を感じました。

    41
      • noname
      • 2026年 1月 11日

      まあ”史上最強の属国”アメリカを従えてたから好き放題出来ただけで
      アメリカに離反されたらあっという間に大ピンチだからな
      キリスト教圏の都合が大きすぎるから国家消滅までは行かないだろうけど

      6
    • たむごん
    • 2026年 1月 10日

    イスラエルが軍事援助を取り下げるということは、米国内の空気を察知したとも言えそうですね。

    アメリカ国内の世論調査を見ると、イスラエルのシンパシーが低下しているだけでなく、特にZ世代(若年層)の低下が著しいというデータがでています。

    イランがとんでもない暴動になっているようですが、ガザ(壊滅)・レバノン(ヒズボラ指導部の壊滅)・シリア(政権転覆)・フーシ派(サウジが12月空爆)ということで、少し落ち着いた面もあるのかもしれませんね。

    22
    • Mr.R
    • 2026年 1月 10日

    生き残ることにイスラエルは極振りしてるからなぁ···
    認知戦とはいえイスラエルが遅れを取るってなんだか新鮮。

    18
    • 幽霊
    • 2026年 1月 10日

    今後は力こそ正義力なき国に発言権は無いみたいな世界になるんでしょうかね
    仮にそんな世界になるなら日本は発言権が無い国になりそうです
    ネットなどでは威勢よく核武装・徴兵制導入みたいな強気の意見があるけど、実際に行えるかどうかと考えるとほぼ不可能だと個人的には思いますし。

    19
      • のー
      • 2026年 1月 10日

      もしそういう世界になってしまったら。
      日本も何が何でもやるしか無いでしょうね。
      さもなくば滅ぶだけです。
      アメリカが戦後の国際秩序を維持しようとしていた大きな動機は、核兵器の拡散を防ぐことでしたが。
      このまま行くと、アジアでは韓国も台湾もオーストラリアも核兵器を作り出し、
      世界中で核兵器の拡散が止まらないくなるでしょうね。
      それで日本の核アレルギーも吹き飛ぶでしょう。

      31
        • 幽霊
        • 2026年 1月 10日

        まあ核開発するとしても原発以上の交付金などの見返りが無ければ受け入れる自治体は存在しないと思いますよ
        しかも開発製造拠点だけでは無く核兵器の配備拠点の自治体にも同レベルの見返りが必要になると思うので、諸経費は青天井になるでしょうね。

        17
          • のー
          • 2026年 1月 10日

          日本が核武装するような切羽詰まった状況で、果たして自治体の意見など通るんですかね。
          現実には国が本気になって法律を作ってしまえば、
          沖縄の基地問題と同じく、自治体には何も出来ません。
          もちろん金で解決するかもしれませんが。

          30
            • 幽霊
            • 2026年 1月 10日

            既に存在している上に立場はアメリカの方が上の米軍基地と新設する核関連施設を比べるのは無理があると思いますよ
            それに民主主義国家の日本で過度に自治体や地域住民の権利を侵害する様な法律を制定しても、最高裁で違憲判決がでて白紙撤回された上に自治体や地域住民の恨みを買って正攻法でも進めるのが難しくなる可能性も有りますよ。

            19
              • のー
              • 2026年 1月 11日

              自治権は法律の範囲内に限定されています故、
              法律をきちんと作れば、違憲判決は出ないですよ。
              それと裁判所も憲法9条を厳密に解釈することは、非現実的なことは認識していまして
              安全保障に関しては、統治行為論を根拠に判断を放棄しています。

              14
          • バーナーキング
          • 2026年 1月 10日

          その辺考えると「核投射可能なプラットフォーム研究/開発」に留めとく方がコスパ良さそうですけどね。
          ペイロードに核以外だって載せて使える訳だし。

          10
          • にほんへ
          • 2026年 1月 11日

          割と真面目に、非核3原則を無くして核武装した場合に自治体の許可って取る必要あるの?

          日米共同運用の基地とか自衛隊基地なら市民団体が何騒ごうが無視してりゃいい気もする

          5
        • このサイトのコメントは酷いなぁ
        • 2026年 1月 11日

        「ネットの強気な意見」の代表みたいなコメントで草
        この70〜80年間の世論と教育の成果に加えて、アメリカでさえも核を持ち込ませずの見直しに苦言を呈していたのにどうやって変えるのか、具体的な手法を教えてください。
        え?何も考えずにコメントしたの?

        11
      • 病まんと
      • 2026年 1月 10日

      言うても世界全体で見たら日本より発言力なくなる国が圧倒的多数派になるので……少なくとも滅亡する国々の葬列の結構後ろの方にはなるでしょうからまだ時間的余裕はあるでしょう
      その残された猶予で国家が未来に存続出来るか、その選択と決断を国民は迫られているのかも知れません

      23
      • ネコ歩き
      • 2026年 1月 11日

      まずもって、日本独自の核武装は米国が許さないでしょうねえ。コントロールできる核シェアなら情勢次第で余地があるかとも思いますが。
      原潜取得の可能性はあっても核武装は別格で世論の政治的ハードルが高く、国民大多数の意識改革が無ければ国政選挙で勝てないでしょう。徴兵制導入も同じで世論の反発は同レベルかそれ以上が必至と思います。
      現状ないし多少の危機感醸成では「ほぼ不可能」なのには同感です。

      7
        • elmoelmo
        • 2026年 1月 11日

        核保有への最大のハードルはアメリカでも中国でもなく、国内世論というか覚悟かも知れませんね。
        ネットでは右派が「日本は簡単に核武装できる」、「コスパが良い」などと勇ましいことを言っていますが、自前の早期警戒体制、ある程度の数の核弾頭、複数の投射手段の整備にかかる期間と費用は並大抵ではないでしょう。
        加えて他国からの圧力や経済制裁に耐え、かつ絶対に誤射は許されないが、核で攻撃されたら確実に反撃する、その重圧は凄まじいものだと思います。
        フランスも中国も北朝鮮すら、国家の生き残りのために大きな代償を払って核戦力を手に入れています、日本がそこまで追い込まれることは望みませんが、そうなればやらざるを得ないと思います。

        11
      • noname
      • 2026年 1月 11日

      世界は力だけの産物じゃなく力と妥協の産物
      誰も妥協しなかったら人類は最後の1人になるまで争ってとっくに滅んでる。
      妥協ラインやその論拠の変動はあるだろうけど
      根本的に違う世界になるってわけではないと思う

      6
      • Authentic
      • 2026年 1月 11日

      これからの世界は工業生産力と核兵器と大きな勢力圏・影響圏を持った中核的な列強と
      一定の工業生産力と核兵器を維持して国際政治の独立したアクターとして辛うじて存在を保つインドやフランスやイスラエルのような周縁的な列強
      工業生産力を持たず列強諸国に資源や食料を供給してその代わりに工業製品を供給してもらうだけのその他の国に別れると思う
      そして日本はブラジルと同じように中核的列強の直接的な勢力範囲にいながら相対的に大きな力を持つ国として周縁的列強になれるかその他の国になるかの瀬戸際にいると思う(できれば日本は資源が豊富な豪州と組みたい豪州となら日本の高い工業技術力と豪州の資源は補完関係にあるし中核的列強の影響から逃れるという意味で豪州にもメリットがある

    • ののの
    • 2026年 1月 10日

    >>力による現状変更が常態化したことで「自由主義的な価値観」や「国際的なルール」といった概念は形骸化してしまったため、もはや自国の利益に資する論理こそが「唯一の正義」

    資源を海外に頼る日本にとっての唯一の正義って、この「自由主義的な価値観」や「国際的なルール」なのよ…世界各国が(うっすらでもいいから)お行儀よく振舞ってくれないと輸出入が安定しない。あちらの穀倉地帯で戦争が起きました、こちらの油田プラットフォームが武装勢力に占拠されました、そちらのシーレーン上のチョークポイントを巡って某国と某国が争ってます、ってなったら日本は自ずと干上がってしまう。
    かくなる上は干上がる前に、自ら武力を持って資源地帯の情勢を安定化して資源を輸入するほかない。PKOとは比較にならない規模の自衛隊の海外派兵だ。下手すりゃ徴兵復活よ。よしんばそうならなくても食料or燃料輸入が途絶したら飢え死だ。ワシはまだ死にたくないー!!!

    35
      • general
      • 2026年 1月 10日

      アメリカが「なーんだ。ルールなんてなくてもゴリ押せばいいじゃん」と気づいてしまいもう元に戻らなくなってしまったならば、究極的には資源を自活できない日韓、英加豪、欧州で1つの軍事・政治・経済にまたがるブロックを形成するしかないでしょうね
      東アジア‐英連邦‐大陸欧州で作るGCAPは単なる新しい戦闘機という意味ではとどまらなさそうです

      15
    • MK
    • 2026年 1月 10日

    国のイメージが極限まで落ちたことと米国への依存を減らすことの相関関係がイマイチ解りません。国家としてイスラエルの行いを正当化して援助してるの米国位のはずだからですが。自立出来ない以上は他に金脈を見つけて乗り換えを画策してるのか上記にあるように中東ボロボロなのでしばらく大人しくしてられるとふんだのか。

    10
      • SB
      • 2026年 1月 11日

      まずかつてと違って現在の米国の対イスラエル関与は超党派前提ではなく国内の政治の駆け引きに左右されます
      実際に一昨年も去年は(全て否決されたものの)イスラエルへの武器販売阻止の決議が行われました
      こういった不確実性の戦略リスクを下げたいのが1つ

      次にウクライナ侵攻でも分かるように有事の際に重要なのは正面装備そのもよりも弾薬や補給品です。ここをアメリカに依存していると政治判断やサプライチェーンがおかしくなった時にストップしてボトルネックになります
      このボトルネックを自国側に引き寄せたいというのが1つ

      最後に2028年のMOU終了似合わせて「今の受益者からは立場を変えた」と示して交渉のカードにする辺りでしょうか
      実際米国内では援助を縮小すべきとう意見はあるので、先んじてイスラエル側から言い出せば米国も強くは出れません

      6
    • 朴秀
    • 2026年 1月 10日

    国のイメージが極限まで下がったのは自分のせいではないでしょうか

    43
    • ため息
    • 2026年 1月 10日

    い…意味がわからない…
    アメリカの支持をなくしてイスラエルは生き残れる自信があるのか…?
    わざわざ自分からケツモチを蹴り飛ばすなんて

    19
      • アンゴラ
      • 2026年 1月 10日

      これ本当にイスラエル自身が言ったんでしょうか
      アメリカから「もう限界だ、庇いきれない」と通達があって、すぐに手切れのところを10年以内に引き伸ばしてもらったのでは?

      14
      • 病まんと
      • 2026年 1月 10日

      イスラム圏全体が反イスラエルで結束してるかっていうと全く以て一枚岩ではないので……
      イスラエルの長年の敵対勢力は大体ボコって半壊していますし、正直イスラエルと直接国境接してないイスラム諸国はイスラエルより隣の国との水利権やら領土やら民族問題の方が優先でしょうしその点で余裕はあると判断してるのでは

      16
        • ため息
        • 2026年 1月 11日

        確かにかつての中東戦争のように汎アラブvsイスラエルという構図になることはないでしょう
        しかしイスラム圏でイスラエルに対して肯定的な感情を持つ国なんて0です
        現在のイスラム圏が反イスラエルで態度が統一されていないのは、その背後にいるアメリカに睨まれ体制を崩壊させられるのを恐れているからに他なりません
        国内の民族問題も隣国との利権争いが重要なのと同じように、イスラエルという非常に攻撃的な侵略国家が近くにある問題を放置しておく理由もありません

        21
      • ななし
      • 2026年 1月 11日

      中国と組むんじゃないの
      実は戦闘機共同開発するぐらい仲良し

      10
        • バーナーキング
        • 2026年 1月 11日

        ラビとJ-10の話してるなら未確認(当事者達は否定)な上に、事実だったとしても中ソ対立してる天安門以前の話を持ち出して現代の安全保障語ることに意味はあるのか、と…

        13
      • ネコ歩き
      • 2026年 1月 12日

      米国の支持を不要としてる訳じゃなくて、軍事資金支援は将来的に不要と言ってるので。
      先のイラン核関連施設攻撃を見ても、イスラエルと米国の軍事作戦協力体制は今後も維持される前提でしょう。

      2
      • noname
      • 2026年 1月 12日

      逆、逆。
      アメリカの若い世代のイスラエルイメージが悪化してて将来的にアメリカに離反されると致命傷だから、
      「宗主国面してアメリカから金を搾り取る国」じゃなく「真っ当な協力関係の同盟国」のイメージに変えようと必死

      5
    • Kaeru
    • 2026年 1月 11日

    軍事援助から別項目に名前が変わるだけでしょ

    8
    • イスラエル依存症
    • 2026年 1月 11日

    過去の中東戦争では米政府は自由に軍事支援を打ち切ってイスラエルをある程度制御出来たが、今日のガザ等に対する戦役ではイスラエルの保有する軍事技術なり情報網なり利権なりが欧米にも無視できないのか、民主共和両党どころか比較的自由な欧州諸国もイスラエル支援を続けざるを得ない状況だし、イスラエルはそれを深化させたい、要は欧米のイスラエル依存を強化したいと言いたいんだろう。
    小国の生存に関するモデルケースとしてはイスラエルは類まれな成功ケースになるんでは?アレを小国と呼ぶ馬鹿はイランぐらいだし、イスラエル自体余り好きではないけれど。
    ウクライナ侵攻以来荒々しい風潮は収まることを知らないんだし、善悪二元論なんて振り回すより実力の涵養に努めるほうがお国の利益だろうな。

    2
    • アラブ諸国
    • 2026年 1月 11日

    そもそもアラブ諸国自体イスラエルとどう付き合うか結論が出てないし、ましてや反イスラエルの急先鋒で、無責任にイスラエルへの攻撃を訴えてたイランが壊滅させられたのを見て、反感はあれ対イスラエル交渉に付き合うしかないのは彼等にも分かっているだろう。
    そしてイスラエルはそういうアラブ諸国内の葛藤を文字通り何でも知ってる以上有利に交渉を進められるんじゃないかな

    3
    •  
    • 2026年 1月 11日

    こういう所こそイスラエルを真似すればいいだけなのに、すぐ米国がおかしくなったから距離取ろうか?だとか欧州と日本で自活するしかない!とかナイーブで善悪二元論染みた世論が出てくるのが平和呆けなんじゃないのかと。
    現実中東でのイスラエルよろしく、日本単独で極東で生き残れないし、欧州の支援もウクライナみりゃ限界がある。何よりウクライナ事案でさえ利害が衝突したのに、欧州が極東の日本をまともに支援してくれるのか?
    どのみち米国との関係は否定できない。でも米国が実力行使に積極的なのは否定できないしどうするか?イスラエルよろしく軍需をはじめとして米国の産業界に根を伸ばして依存関係を作るんでしょうよ。
    ロシアが嫌いだからロシアがやること全否定とか、イスラエルが嫌いだからイスラエルのやり方も全否定だとか、トランプが嫌いだから…とか、強者は強者でなぜ強いか理由があるのに、そこを感情的に否定して無視して何も対策せずに、より過酷になる国際情勢で生き残れますか?そこの所を再考しては如何でしょうか?

    20
      • リンゴ
      • 2026年 1月 11日

      学習意欲は低いクセに、いつもの感情論で動く習性は太平洋戦争の時から変わってないだろ日本人は
      今必要なのは現実的な利益をこれから確保していく術であって、それは例えヤバい奴からも学ばないといけないフェーズに来ている
      のに未だ「誰々が嫌い」とか「何処何処が嫌いとか」、「法が云々」とか言って駄々こねている始末だ
      いい加減大人になれよって感じている

      12
        •  
        • 2026年 1月 11日

        日本人だけかと言うとそうでもなくて、日本では何故か比較的ドライ扱いされてきた欧米人も含めて反ロシア、反イスラエル、反トランプで感情的になってる輩は沢山いるし、90年代の冷戦終了から大きな戦争が無く無事に過ごせてきた反動でしかないんでは?

        14
        • このサイトのコメントは酷いなぁ
        • 2026年 1月 11日

        このサイトの管理人もお二人のような現実的(というか当たり前)の考え方ですが、その他大多数のコメントやSNSは本当に日本人の頭の悪さ(=学習意欲も無く感情論等ばかりで視座が低過い)を感じますね。
        中国との戦力、経済力の差や世論や文化等でイスラエルのように自国だけで国防出来いため、日本(や韓国オーストラリアASEAN)はイスラエルの真似は出来ないです。
        しかしながら、「脅威は着実に迫っており、中露だけだ無くアメリカも自国利益に走った?そんな中で過去のままでいいのかな?良い訳無いよね。じゃあどうしましょう?」くらいは”現実的な意見で”ちゃんと世論全体で考え無いといけないし、そういう時代が到来してしまったことを日本人全体で認知するところから始めないと。

        4
    • 支援
    • 2026年 1月 11日

    ロシアに侵略されてるウクライナと、中東で多少アレな行動を繰り広げているイスラエル、なぜ前者への支援が限定的で、何故後者への支援が無尽蔵なのか?
    まずウクライナは経済的に弱体で欧米経済圏への影響力が高いとは言えないし、ウクライナ外交が結局西側首脳陣の善意頼りで財界や産業界を突き動かせていない。
    他方イスラエルは情報網や軍需産業の中でかなりの地位を占めている訳で、もはや政治家やその支持者のナイーブな意見に関係なく産業界や政界が自動的にイスラエル支援に動いているまである。

    6
    • pow
    • 2026年 1月 11日

    今年イスラエルで総選挙が行われますが、今回の発言が個人的な意向を述べただけなのか、連立内閣の他党や野党も同意をしたイスラエル総意の発言なのかiイスラエル世論の話が気になる所ですね。
    それ位国家安全保障を左右する重大発言と愚考してしまいます。

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