中東アフリカ関連

米大統領がイスラエルとイランの停戦を発表、段階的に戦闘を停止

イランはカタールの米軍基地に弾道ミサイルを発射したが、この報復攻撃は事前に調整されたものなので「イラン国民に対するポーズ」に過ぎず、トランプ大統領は「イスラエルとイランが段階的に実施する『完全かつ全面的な停戦』に合意した」と発表した。

参考:Iran said to launch missiles at US bases in Qatar and Iraq in retaliation for strike on nuclear sites
参考:Qatar says no one injured in Iranian attack on base housing US troops
参考:US official confirms Iran attack on base in Qatar, says no casualties reported
参考:No Iranian attack detected at any US base other than Qatar, US military official says
参考:Iran said to notify Qatar ahead of strike on US air base
参考:Khamenei in first comment after Iran retaliation: We will respond to any aggression
参考:Trump mocks ‘very weak’ Iran retaliation, says he’ll urge Israel to ‘proceed to peace’
参考:Trump announces that Israel and Iran have agreed to ceasefire
参考:IDF issues another evacuation warning for parts of Tehran
参考:Senior Iranian official confirms Tehran agreeing to ceasefire

これが事実ならイスラエルとイランは「現在進行している攻撃」を終えたのち停戦を開始するのだろう

イランは米国の核施設攻撃に対する報復攻撃として「弾道ミサイルをカタールの米空軍基地に10発、イラクの米軍基地に1発発射した」と発表、アル・ウデイド基地に向けて発射された弾道ミサイルはカタール軍によって迎撃され、米軍はイラクに向けて発射された弾道ミサイルについて「検出されていない」と述べ、New York Timesは「イランはカタールにアル・ウデイド基地への攻撃を事前に通告していた」と報じているため、イランの報復攻撃は国民に対するポーズでしかない。

この攻撃に対してイランのハメネイ師は「我々は如何なる侵略にも屈しない」「これがイランの理屈だ」と発表、トランプ大統領は「核施設攻撃に対する報復としては非常に弱い」「これを我々は予想していたため効果的に対応できた」「アル・ウデイド基地に対して発射された弾道ミサイル14発のうち13発が迎撃され、残りの1発は脅威がなかったため着弾が許された」「イランが事前に攻撃を通知してくれたため死傷者出さずに済んだ」と述べ、最後に「おめでとう世界、平和の時が来た」と意味深な言葉を付け加えていた。

トランプ大統領は予告通り「イスラエルとイランが段階的に実施する『完全かつ全面的な停戦』に合意した」「この停戦は24日午前0時頃(東部標準時)に始まり、両国は6時間かけて『進めている最終任務』を終結させ、その時点でイランは攻撃を停止する。イスラエルも12時間後(東部標準時の正午)までに攻撃を停止し、さらに12時間が経過後『戦争は終結した』とみなされる」と発表。

イスラエル国防軍は現在もイランを空爆中で、トランプ大統領の発表後もテヘランの住民に「攻撃が差し迫っているの避難しろ」と警告しているが、カタールのムハンマド首相は「アル・ウデイド基地攻撃に行われたイラン当局との会談で米国の停戦案に対する同意を確保した」と発表、これが事実ならイスラエルとイランは「現在進行している攻撃」を終えたのち停戦を開始するのだろう。

因みに米国のヴァンス副大統領は「60%まで濃縮されたウランは瓦礫の中に埋まっていると考えている」「我々の目的はイランの濃縮能力を完全に破壊することだった」「仮にイランが60%まで濃縮されたウランを保有していても濃縮能力を完全に失っているため、核兵器に必要に90%以上の濃縮ウランは手に入らない」「同時にイランのミサイル能力も破壊した」と述べ、イランの核開発計画は頓挫したとの見方を披露した。

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※アイキャッチ画像の出典:X経由のキャプチャー

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コメント

  • コメント (57)

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    • 現実主義者
    • 2025年 6月 24日

    米軍の核施設空爆はイスラエルが戦闘継続する理由をなくすために行ったという見方もあるようですね。

    43
    • 素人
    • 2025年 6月 24日

    もしかしてアメリカの核施設攻撃もイランへ事前通告していたってことか?
    イランは濃縮ウランを事前に移動、アメリカは核施設を破壊しイスラエルの顔を立てる。
    その後、儀式的なイランからの報復で手打ち。
    アメリカとイランはプロレスやってたのかな。

    57
      • とある帝國臣民
      • 2025年 6月 24日

      キ◯ガイはイスラエルだけだつたつて事だな。

      32
      • 名無し
      • 2025年 6月 24日

      実害の無いミサイルを迎撃し無かったのも、節約の面が主だろうけど、その『プロレス』の側面もあったりして。
      全弾迎撃しちゃうとイランのメンツが立たないから、実害無い範囲で迎撃を見送ろう
      と言った感じで。

      10
      • トランプ
      • 2025年 6月 24日

      もしもトランプがこの「プロレス」を上手くお膳立てできていたのだとしたら、うまくやったんじゃないかな。
      国内の福音派にはポーズでもイスラエルの味方はして見せたし、MAGAや共和党反トランプの連中もここまで早期終結が出来れば文句のつけようがないし。まあ、国内に対しては示しはついたわけで。お見事。
      後はイスラエルが言うことを聞くかどうかだけど、トランプのメンツがあるだけに、なかなか難しい状況になったんじゃなかろうか。

      しかし、今後日本との貿易交渉でアメリカから「今回のコレ、貸しだからな」と言われたら何も言えないな。。。

      15
      • 両者リングアウト?
      • 2025年 6月 24日

      >「仮にイランが60%まで濃縮されたウランを保有していても濃縮能力を完全に失っているため、核兵器に必要に90%以上の濃縮ウランは手に入らない」

      60%を90%に上げるのは、大規模施設は不要だからな。
      政治的な発言かな。
      イスラエルとアメリカの空軍力が圧倒したけど。
      目的を達成できたかは不明。     グローバルサウス・国際世論的には、イスラエルとそれを絶賛する西側はに疑問符がついたわけで、戦術ではイスラエル・アメリカの圧勝。戦略では引き分け?

      5
    • nk
    • 2025年 6月 24日

    イスラエルの鮮やかな勝利に終わりそうですね。
    イランはとことんまでやる構えかと思ってましたが、制空権喪失に高官纏めて葬られ指揮系統の混乱、アメリカの出方を見て継戦しても直近での有効な反撃手段が無く国内混乱から民衆や国防軍が蜂起したら国体維持出来ないということでレジームチェンジをイスラエルアメリカが求め無いで停戦出来るなら負けを認め国体維持を優先するというとこなのかな。

    27
      • PC好き
      • 2025年 6月 24日

      イランの政権としても徹底抗戦するほど国民が一致している国ではないので最期まで戦うというのは現実的ではなかったのかなと
      そもそも唯一活躍している弾道ミサイル部隊が革命防衛隊の管轄で国軍の空軍や地上部隊に予算が回っておらず今回の紛争でたいして活動してないのも何かありそうですし

      23
        • Whiskey Dick
        • 2025年 6月 24日

        限定的であるが選挙による議会が存在し、反政府デモが起きる程度にはイランは自由な国であり、(何故か西側から擁護される)王族独裁のサウジアラビアなんかに比べれば遥かに民主主義を実践している。
        イスラム法学者が最高権力者であり抑圧も多いイランだが、女性の大学進学率は男性より高く、出生率も2.0を下回るなど世俗的な一面もあり、王政時代に西洋化した影響もあるのでしょうか。

        14
    • YF
    • 2025年 6月 24日

    アメリカの攻撃からこれだけ早い停戦合意はイランとも裏で交渉してたって事でしょうね。
    アメリカ、イスラエル、イラン三者が全面戦争かつ長期戦を望まない中トランプに花持たせて終了。
    この後アメリカからイランに対する制裁の一部解除とかはあるかもですね。
    今回マーケットや原油価格が大きく動かなかったのは、この辺予想されてたのかな。

    27
      • shkk
      • 2025年 6月 24日

      結果的に制裁理由だったイランの核開発能力はしばらくなくなったわけだし
      制裁復活前のボーイング機売却が復活するってことかね…?
      (これまたトランプ氏が笑ってそうなのが…)

      2
    • たむごん
    • 2025年 6月 24日

    政治外交の延長線に、政治があることを見せつけますね。

    WTI原油先物も下落してますから、イラン情勢が落ち着くのであれば何よりです。

    地上軍派遣は無理ですから、お互い長距離攻撃や現地工作を、定期的に繰り返すことになるのでしょうね。

    12
      • たむごん
      • 2025年 6月 24日

      追記です。

      政治外交の延長線に、軍事があることを見せつけますね。
      >政治外交の延長線に、政治があることを見せつけますね。

      8
      • M774A6
      • 2025年 6月 24日

      これ逆の見方もあって、軍事力で敵方を圧倒して屈服させられるなら外交はせず自己意志を強要するだけ。しかし戦争の利益と費用が見合わない時に外交が選択肢にあがるというものです。
      外交と戦争はどちらも共同体利益を求める手段として渾然一体のものであり、どちらが先にあるでもないという考え方です。
      多くの場合には戦争の費用が巨大であるために外交解決ができない時の奥の手として戦争となっているように見えます。しかし外交しなければならないのは軍事力で圧倒できていないから仕方無くであり、本当には戦争の選択肢が先に挙がって一旦却下して外交し、外交の調子で戦争に至るか再度検討という流れ。
      ここに少なくとも近現代では平和を尊ぶ価値観が導入され、国際法上では戦争の違法化も達成されました。なのでまず戦争から検討することは封じられています。価値実現もまた共同体利益として数えられます。しかしそういった価値観を持たない主体がいればまず外交という先入観をもって接すれば見誤ることになるでしょう。
      そんな平和を尊ぶ価値観を持たない主体に対して、価値観を強要するべく平和を尊ぶ価値観を持つ主体が連合して戦争を行うかという解決困難なテーマが現れてきまして…

      8
        • たむごん
        • 2025年 6月 24日

        仰る観点も理解できます、今回に関しては。

        アメリカが短期間でイランを屈服させられるほどの、地上兵力を動員できておらず。
        ウクライナ支援で軍事物資を使い果たしていく中で、(主方面)極東に回す軍事資源がなくなくなれば、非常にリスクがあったという点でしょうか。

        海兵隊を上陸させるには、ペルシャ湾・ホルムズ海峡周辺がグチャグチャになるでしょうし。
        陸軍に関しても、イラン隣国が国境通過を許可する可能性は極めて薄く、兵力移動も十分でないため議論にすら上がっていないなと。

        費用・利益の仰る観点で言えば、そもそもアメリカが余裕をもってイラン体制転換を仕掛けられるほど、今は前提条件が整っていないと考えています。

        1
    • 暇な人
    • 2025年 6月 24日

    イスラエルの爆弾と防空ミサイルが尽きただけかなと、だから一時停戦を言っているのではないかと

    15
      • Easy
      • 2025年 6月 24日

      その点では、そろそろイスラエルは手持ちの防空カードが尽きかけていることを知られる前に終わらせたかった。また、イランは手持ちの弾道弾が底をつきかけており、実質的に「これ以上続けるとイスラエルとイランの2人負け」という典型的な囚人のジレンマに陥っていたわけです。
      そこにトランプが介入して、象徴的なバンカーバスター攻撃で停戦のきっかけを作った、と。
      これだけ部分的に見ればトランプの見事なディールですね。

      34
        • 暇な人
        • 2025年 6月 24日

        アメリカのメディアが暴露していたけど今のペースなら10日から12日ほどしか防空ミサイルは持たない、そしてイランの攻撃ペースは多少落ちているとしても毎日20発くらいは撃っているのでいるので、このままいくとそろそろなくなる、先日は発表を信じるとしても撃墜率が下がっているわけで節約を始めた可能性が高い。

        イランの弾道ミサイルは数千あるといわれてますが、イスラエルまで届く長距離はそこまで多くはないと言われているからどこまで残っているかはよくわかりませんが、イランも量より質に変えるとか言っているから古いミサイルは使い果たし新しいミサイルや試験的なものを使いだしている可能性はありますね。

        15
          • Easy
          • 2025年 6月 24日

          西側諸国の対空ミサイルの余剰分はウクライナで使い果たしてますから。
          いかなイスラエルがユダヤマネーを積んでも、物理的に無いものはどうしようもありません。
          西側のミサイルも砲弾も、あらかたウクライナに食い尽くされた後なんですね。
          さすが、地獄から来た豚の異名は伊達ではありません。

          24
            • とある帝國臣民
            • 2025年 6月 24日

            日本や台湾の番が来る頃にはもう何も残つちゃいない・・・
            支那との戦争は1000発単位で飛んで来るだらうから真面目にヤバイな

            13
              • kitty
              • 2025年 6月 24日

              日本は真面目に防空壕を整備すべきなんだけどなあ。

              13
        • たむごん
        • 2025年 6月 24日

        仰る通り、お見事な面がありますね。

        イラン強硬派、イスラエルべったり議員の顔は立ち。
        イラン融和派、早期停戦なら顔も立ち。

        ネタニヤフは絶賛。
        イラン上層部には、お互い攻撃の事前通告の根回し。

        株は値上がり、原油は値下がりですからね。
        先週末の衝撃からは、驚くような帰結ですね。

        3
    • イーロンマスク
    • 2025年 6月 24日

    ファニーウォーだったなぁ
    今回の見所は弾道ミサイル、特に極超音速ミサイルの迎撃困難性くらいか

    14
    • げんじ
    • 2025年 6月 24日

    原油価格急落がこれ以上のエスカレーションがないことを示唆しています。
    ロシアはイランでの影響力も失い、原油価格下落でボーナイスタイムも早々に終了で良いことないですね。

    • Whiskey Dick
    • 2025年 6月 24日

    長年の宿敵イランをここまで追い詰めたんだから、地上軍を派遣して体制を崩壊させることが出来ればトランプは歴史に名を残せただろう。でも中途半端な状態で停戦するということは報道以上にイスラエル側の被害が大きいのか、核関連施設に大した被害を与えられなかった可能性がある。アフガニスタンを見ての通り、文化の隔たりの大きい民族を屈服させるのは非常に困難だ。

    8
      • 匿名
      • 2025年 6月 24日

      まぁ、わーくにはあっさり蹂躙されましたけどね

      7
    • gepard
    • 2025年 6月 24日

    ここから消耗戦となれば悪夢であった。アメリカは対空ミサイル備蓄の減少に追いつかずトランプ支持層が離反し、イスラエルは国内をさらに破壊され終わらない戦争にネタニヤフへの不満が高まり、イランは反イスラエルで国内の支持の高まり体制は維持できても経済的破滅が目に見えさらに国内が破壊されていた。原油価格への影響と世界経済の破滅は言うまでもない。全てのプレイヤーが負ける。
    世界には“タフガイ”を演出しなければ国内を纏められない指導者が大勢いる。タフガイのショーの時代である。

    1
    • アゼルバイジャン
    • 2025年 6月 24日

    やはりプロレスでしたか
    イスラエル側も迎撃ミサイルが底をつく、あるいは費用対効果から長期戦は歓迎ではないですし手打ちでしょうかね
    イランも現在進行形でイスラエルからの空爆を受けてるので国民感情を考えれば停戦合意したとは堂々と発表できないでしょうが事前通告のミサイルを見るに決まってるのかなと

    とは言えまたイスラエルとイランはまたやり合うでしょうな
    今世紀中に解決するとは思えない

    18
      • ブルーピーコック
      • 2025年 6月 24日

      キュロス2世(メシアとは本来この人)の話をネタニヤフだかイスラエルの誰かが言及してましたが、イスラエルが続こうが続くまいが、この地域はあと千年くらいはやり合うんじゃないでしょうか。

      9
      • とある帝國臣民
      • 2025年 6月 24日

      イランは前回の冬の陣と今回の夏の陣で外堀も内堀も埋められたから次の陣は愈々ヤバイ。

      12
    • 58式素人
    • 2025年 6月 24日

    今回の米国の作戦成功の決め手になったたのは、GBU-57の性能と、
    B-2/F-35などのステルス機の性能だったのでしょうか。
    他にも支援(作戦調整/補給/電子戦機材/e.t.c)は多数あったと思いますが。
    ステルス機(爆撃機含み)とバンカーバスターの開発競争が起きるのかな。
    あと、米軍は素直に諦めるかな?。1979年の恨み?は忘れていないだろうし。
    今は国力が落ちているだろうから、ひとまず停戦でしょうか?。
    バンカーバスターはもっと小型が欲しいかな。戦闘機で運用できる大きさで。
    DUを頭部に付けて、投下後もロケットで加速して、運動エネルギーで貫通したりして。
    誘導は、LOASTで手をつけた背ミアクティブレーザーかな?。
    核施設対策以外にも必要だろうし。

    8
      • 幽霊
      • 2025年 6月 24日

      小型のバンカーバスター自体は既に有りますよ?
      ただ貫通力を上げる為には大型化するのが一番手っ取り早ので大型化した物が作られた筈です。

      16
        • nednir
        • 2025年 6月 24日

        こんな地下深くの施設を通常兵器で攻撃する需要が少ないからという気がしますね。

        小型化する余地はあるはずで、まず自前でロケット推進するほうが重量当たりのエネルギーという理屈で見ると重力頼みよりも効率良いです。タンデム化した成型炸薬積むことも考えられますし、裂け目に液体炸薬流し込んで爆発させるとかいうトンチキな提案もあるようです。

        6
      • Easy
      • 2025年 6月 24日

      今回の決め手になっているのは、「バンカーバスターで地下施設を攻撃すると、その結果はよく分からない」という不確実性にあると思いますね。
      なので、アメリカは「作戦成功!」と叫び。
      イランは破壊されてても破壊されてなくても、黙っている方が得なので黙っているし。
      政治的には両国とも都合の良いように自国民に説明できるので、外交的妥協がしやすいという。ある意味、非常に便利な外交的兵器だとも言えます。

      27
        • 58式素人
        • 2025年 6月 24日

        ”不確実性” ですか・・・。
        確かに、双方に都合良く使えますね。
        ずっと隠し通すことは、多分できないのでは?、と想像しますが。
        いずれ、どちらかの結果は出るのでしょうか。
        何年先か判りませんが。

        6
    • AA
    • 2025年 6月 24日

    仮にイスラエルを止めるための口実作りで米軍介入したのなら見事だけどそれでも世間的には今回で悪役になってしまったわけで
    アメリカはそこまでして悪役を引き受けるメリットがあったのだろうか
    結局ウランも破壊してないっぽいし国際世論等諸々見てもイランの勝利に思えるな長期的に見れば
    いやもっと言えば仮に中露が軍事行動してもアメリカに反論できる材料を与えてしまったわけで中露の大勝利といえるかもしれない

    15
      • PC好き
      • 2025年 6月 24日

      ユダヤの支持と支援がないと中間選挙でトランプが勝てないのでメリットはそこでしょうね
      あとノーベル平和賞w

      6
        • ブルーピーコック
        • 2025年 6月 24日

        パキスタンが既に推薦してましたね。イグノーベル賞にもエントリー票が山になってそうですが

        8
        • まめ
        • 2025年 6月 24日

        戦争に肩入れさせて、アメリカの軍事力を毀損させたり、軍備整備を迷走させ実質的な軍縮に向けってる点かな?
        兵器の高級化とアメリカの製造力低下で実際の継戦力が相当低下してるから、どう改善するのかな?

        1
      • ディメンチア・ジョー
      • 2025年 6月 24日

      ロシアとしてはもう少し原油価格を吊り上げておきたかったでしょうが、米の対空兵器を中東に張り付けたうえに、弾をあらかたすり減らしただけでも儲けものでしょう
      キエフ空爆は毎日のように死傷者報道が出始めましたしね

      1
    • ななしのシロウト
    • 2025年 6月 24日

    トランプ大統領「戦争をやめて商売をしよう」

    8
      • まめ
      • 2025年 6月 24日

      代価は人の命かな?戦争も商売の一種。やり取りされるのが力と言うだけで

      1
    • 幽霊
    • 2025年 6月 24日

    本当に濃縮ウランが地下に埋まっていると良いのですがね
    ある意味では今回の空爆でイランはIAEAから濃縮ウランを隠す事に成功したと見る事も出来ますから
    空爆を受けた核施設より深い位置にある新たな施設も存在するというニュースも有りますから、行方不明になった濃縮ウランがそこに運ばれて核開発を続ける可能性も充分有り得ると思います。

    17
      • N
      • 2025年 6月 24日

      トランプはバンカーバスターで結論を出したかったという可能性はないですかね?空爆で破壊できればよし、ダメなら将来的なイラクの核武装はやむ無し的な。空爆で無理だから地上戦とならないのであれば、もはやイラクに核を持たせてイスラエルとバランスさせることが域内の安定だとトランプは思ってんじゃね?と考えてしまいました。

      • ras
      • 2025年 6月 24日

      >ある意味では今回の空爆でイランはIAEAから濃縮ウランを隠す事に成功したと見る事も出来ますから
      目から鱗でした。確かに…

      まあさすがにアメリカとしてはそこまでぬるく無いでしょう。かといってイスラエルのこれ以上の増長も本音を言えば避けたいでしょうし、現状維持が理想…もちろん核拡散も防ぎたいでしょうから、アメリカが核開発状況を監視できてイスラエルの範囲外にしようとしたんじゃないですかね。

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      • 秘密事なんてないも同然
      • 2025年 6月 24日

      イランの秘密事でイスラエルの手が及んでいない物なんてないのが判明したようなこの戦争で、フォルドゥ並みの秘密施設があって、そこにイランが核を隠匿してるのをイスラエルが見逃してる…なんてあり得るのか?
      イスラエルはイランの管理下に少しでも核があったら、戦闘継続を主張するだろうに、しないのはそういう事なんだと思いますが。

      14
    • elmoelmo
    • 2025年 6月 24日

    現段階ではイランは停戦を否定しているようですし、イスラエルもトランプの停戦発表と同時にテヘラン空爆を再開してるしで、これも単なる情報線かも知れませんね。停戦は実現しないか早々に破綻しそうな気がします。
    今回イランは核協議中に後ろから刺されて、交渉相手だった米国にも叩きのめされたわけで、米国を信用しろという方が無理でしょうし。

    16
    • ブルーピーコック
    • 2025年 6月 24日

    ホルムズ海峡封鎖はスンニ派国家の参加どころか、中国からも見限られる可能性が高いからな。『イスラエルと米国に屈しなかった(膝ガクガク)』が落し所とみたか。
    核開発に必要なヒトと物をどこまで失ったのか分からんが、イスラエルが止めてもいいぐらいにはやられたんだろうな。

    ほな次はフーシか。

    14
      • ioops
      • 2025年 6月 24日

      フーシ派は継戦能力はイランよりも上でしょう
      工作員に潜り込まれて破壊工作受けたって話も聞かないですし、フーシ派に対してGBU-57数発使った話もありますけどまだ屈服してないですし

      6
    • ななしのシロウト
    • 2025年 6月 24日

    トランプ大統領が考えそうな事(楽観論)

    イランは核兵器の開発を諦めること、およびハマスやヒズボラなどの武装組織への支援をやめること
    そうすればアメリカ(含む日本)はイランの復興に最大限の支援を行う

    2
      • 溜池
      • 2025年 6月 24日

      イランって自力で復興できないほど貧しくないですよ。
      特に近年は資源高騰もありましたが油田開発が停滞しているわけでもなく、今回の戦いでも石油精製や関連施設は大きな損害はありません。

      むしろそれだけの財政的余裕があるから、核開発や弾道ミサイル開発、イスラム勢力支援などができたのです。
      アフマディネジャドの頃は国民の味方の顔をして結局伸び悩む経済で停滞を続けていましたが・・・。

      今回も軍事的な損失は大きいですが、逆にそこで踏みとどまるための停戦かと。

      19
    • PAC3
    • 2025年 6月 24日

    「仮にイランが60%まで濃縮されたウランを保有していても濃縮能力を完全に失っているため、核兵器に必要に90%以上の濃縮ウランは手に入らない」
    これを考えると、トランプ大統領はこれ以上は介入しないけれど「24日午前0時頃(東部標準時)に始まり、両国は6時間かけて『進めている最終任務』を終結させ、その時点でイランは攻撃を停止する。イスラエルも12時間後(東部標準時の正午)までに攻撃を停止」
    の間にネタニアフ首相が語った「『興味深い情報』を持っている」の爆撃を実行して下手をしたら泥沼な展開になる可能性も考慮した方が良いのかもと愚考。

    4
    • ノーテイスト
    • 2025年 6月 24日

    「核交渉姿勢でイランを油断させ、イスラエルの奇襲と初期軍事的成果をアシスト」では無く、「イスラエルの(十分な事実関係の裏付けと国際的大義無き)攻撃を誘引」→「核施設をピンポイントで攻撃してイスラエル側の動機を潰す」→「核交渉中に秘密裡に取り決めたイラン側の“プロレス”報復」→「米国の関与完了と、イスラエル側の現状及び今後明確化して来るであろうジリ貧をテコにネタニヤフ説得」→「実効性のある停戦」…もし万が一本当にこんな感じならば、日本人離れした反米(呪米)の私でさえ、トランプと今後のアメリカに1ミリ位の期待を寄せてしまいます。願わくば、その千両役者ぶりでウクライナにも平和を…。

    4
      • Easy
      • 2025年 6月 24日

      どうせネタニヤフが全てを台無しにする停戦違反の奇襲攻撃をやらかしますから。
      イスラエルの停戦は、相手を油断させるためのトラップです。
      毎回毎回そうなんですよ。

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        • ノーテイスト
        • 2025年 6月 25日

        確かに、現時点でネタニヤフ政権側に(予想通り)停戦破壊の策動がある様ですね。トランプがイスラエル側を非難しているのが救い&意外ではありますが…。本当に良く判らん人です。と言うか、従来の「常識的」なアメリカ指導部と今回のネタニヤフ政権下のイスラエルが余りにも非情・非道過ぎて裏読みが馬鹿馬鹿しくなる程に攻撃的・破壊的だったのですが…。

        2
    • 航空太郎
    • 2025年 6月 24日

    予定通りで終わりそうですね。まぁトランプ氏からすればプランA(イランが交渉で自主的に核開発を断念)が最上だったわけで、無駄に突っ張った挙句、イスラエルにこれはもう交渉するだけ無駄と判断させてライジング・ライオン作戦の実行に入ってしまい、ここで決定的に核開発は頓挫したと見えるミッドナイト・ハンマー作戦をアメリカが実行するというプランBを選ぶしかなくなった。なのでベストではないがベターではあったという話でしょう。
    あと、イランですけど、頻繁に停電がおきるほどインフラの老朽化が著しいので、復興の道は厳しいでしょう。今の流れでは、民間交流増の流れに入りませんから。

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    • 赤狐
    • 2025年 6月 24日

    一転して停戦とは凄いですね。
    トランプは耄碌していた訳ではなかった!
    これが中国やロシアや中東のつてを辿ってなんとかしたものだとしても、これで本当に停戦が継続的に成立したのならば凄い成果です。
    こういった事は結果が大事ですから。
    今回は本当に大きな失敗をしたかと思いましたが、これがイラン側とも事前に連絡しあってやった事ならたいした交渉力だと思います。
    こういう形で騙される事、世界を騙す事については大歓迎です。

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