韓国が開発した国産多用途ヘリ「スリオン」に異常が発生して、再び飛行停止措置を命じられる事態に陥っていると韓国メディアが報じている。
参考:한국형 헬기 수리온 ‘균열’로 또 운항정지…제조사는 “문제 없다”
これで飛行停止措置は何回目?国産多用途ヘリ「スリオン」にまた異常が発生
韓国メディアによれば先月26日、試験飛行中の「スリオン」でメインローターのギアボックスカバーに亀裂が生じているのを発見したため、軍や警察で使用している全ての「スリオン」に対し飛行停止措置を命じられることになったが、スリオンを開発した韓国航空宇宙産業は「亀裂は急速に広がることはないのでスリオンの運行を再開しても問題はない」という調査結果を軍に提出したため今月7日、同機の飛行停止措置が解除されたが度重なる事故や不具合のせいで信頼性が揺らいでいると指摘した。
今回、韓国航空宇宙産業がろくな調査も対策も講じないまま軍に飛行再開を具申したのは、韓国海兵隊が実績のある攻撃ヘリAH-1ZやAH-64Eを退ける形でスリオンベースの国産攻撃ヘリ調達を決定した直後なので飛行停止が長期間に及べば折角の採用決定が台無しになると危惧したからかもしれない。
しかし国産多用途ヘリ「スリオン」は、これまで計11回(今回の件を入れると12回)の事故や不具合が起こして何度も飛行停止措置が命じられた過去があり韓国国内でも評判はイマイチだ。
補足:飛行中に機体全面のガラスが破損する事故が5回、メインブレードが機体と接触する事故が1回、飛行中にエンジンが停止する事故が3回(内1回は墜落)、メインローターのギアボックスに亀裂発生が1回(今回の件を入れると計2回)、派生型のマリオン墜落事故が1回、さらに性能評価試験の不合格項目を無視もしくは合格扱いをしたいた事実が発覚して納入停止措置まで受けた過去がある。

出典:Korea Aerospace Industries / CC BY 2.0 アラスカでテスト中のスリオン試作機
一応、問題が発生する度に軍や韓国航空宇宙産業が調査を行っているのだが根本的な原因究明まで至らず飛行を再開しても暫くすると再び問題が発生するため、軍内部では導入後30年近く使い込んだUH-60の方がスリオンより信頼できると言われており、繰り返される異常や不具合の連鎖を断ち切って軍の信頼を取り戻するには全面的な機体の再設計しかないとまで言われる。
それにも関わらず韓国航空宇宙産業が根本的な改善に取り組まないのはスリオンが海外輸出を目的に政府主導で開発されたからだ。
もし長期間の飛行停止措置を伴う全面的な機体の再設計を行えば、もう一度機体の評価試験を行い民間用途での輸出に備えて型式証明も取得し直さなければならず、そのコストは当然、軍用タイプで1機あたり250億ウォン(約22億円)という価格に転嫁される。
もしそうなれば、シコルスキーがスリオンにぶつけて来るS-70i(海外で生産してコストダウンを図ったUH-60Mの輸出型)に価格で競合することが難しくなるため海外輸出自の可能性が自体が消滅しかねない。結局、弄りたくても弄れないというのが韓国航空宇宙産業の本音だだろう。
※アイキャッチ画像の出典:Korea Aerospace Industries / CC BY 2.0 飛行テスト中のスリオン試作機
もうネタを提供するためだけに運用され続ける修理オンじゃなくてスリオン。世界最速6年で開発完了したはずなのに世界最長の「改良」期間を更新し続け最終的には世界最短の実稼働時間で廃棄されるでしょう。冬になると飛べんしな。
>修理オン
座布団三枚!www
流石韓国製兵器は信用実績皆無で日本製兵器とは大違い
日本のOH-1とかいう欠陥ヘリと同レベルのクズだな
どちらも調達を止めた方がいいレベル
いやいや韓国さんには敵いませんよ。
なんせ部品にひびが入っていながら飛行再開させようとしてるんだから。
日本には決して出来ない決断です。
乗ってる人は怖いだろうなぁ。
確かにこんな欠陥ヘリ輸出しようとしている韓国は非難されるべきですよね
万能修理機材の養生テープがあるじゃないニカ
韓国ネタが好きだね・・
冗談抜きでこのブログの六割は韓国ネタとドイツネタになってるわ
ちょっと前なら韓国ネタとF3ネタが主力になったんだろうが…
毎日更新しようとすると、毎日笑いを提供してくれる国の記事を載せざるを得ないのよ。
韓国がまともな事を毎日してくれればそういう記事が載って韓国人的には嬉しくなるんじゃない?
韓国のような「後進国」には「ヘリコプター」の「開発」など「最初」から「無理」で「無謀」だったのですよ。
これ、軍相手だからうやむやに出来るけど、民間だと事故調査委員会相手に故障原因と対策を公表しなきゃならんから民間輸出はもともと無理でしょ。
こんなものを掴まされる方はいい迷惑ですね。
安さと接待攻勢で買ってしまう国もありそうです。
試験飛行中に欠陥が見つかるのは当たり前だけどね
量産配備した後致命的な欠陥が見つかり未だに全機飛行停止中のOH-1…
飛行停止は昨年解除されてませんか?
その試験飛行を何年やってるか、って話でしょ。
てか世界最速の6年で開発完了!ってホルホルしてたのにそこで「まだ試験飛行中だから」って言っちゃうんだ?
ちなみにOH-1の事故原因の究明と改善は一年以上前に完了して飛行も再開してるよ。
致命的な問題を山ほど抱えつつ、原因すら明確にしないままうやむやにして飛行再開したり
開発すらしてない派生機の配備決めちゃうスリオンと一緒にしないで頂きたい。
>試験飛行中に欠陥が見つかるのは当たり前だけどね
意味不明。
問題の部分修理して試験飛行中に、また別の欠陥が見つかるとか、そんなことが当たり前の訳がない。
いや、韓国では当たり前なのか?
韓国以外の世界では考えられない話だが、韓国は世界でも悪い意味で特殊な国だからあり得るのか?
あとOH-1のは解除されてるだろうに、全機飛行停止中とか何時の話してるんだよ。
一方で富士重とベルが共同開発したUH-Xは民間型の引き合いが好調らしい
それってXUH-2の原型機のBell412EPXのことじゃなかったっけ?いやまあ一緒のこととは思うけど
そうだね。
「UH-2の原型」である ベル412EPX が好調なのであって、「UH-2の民間型」という表現は主客転倒しているね。