韓国の防衛事業庁と国防科学研究所は、国内技術のみでステルス技術の開発に取り組み、同技術の国産化を進めると計画を発表した。
参考:방사청, 국산 원천기술로 ‘스텔스’ 개발···연세대에 연구소 설립
韓国、ステルス技術の国産化に挑戦か?
10年前から航空機のステルス技術開発に取り組んできた韓国の防衛事業庁と国防科学研究所は、この基礎研究成果と最先端の電子・工学・素材技術を組みわせ実用的なステルス技術の国産化を進めると発表、具体的には超高温に耐える材料を応用した電磁波吸収体やプラズマ技術を応用した航空機被検出低減技術を開発する予定で、開発に成功すれば次世代戦闘機「KFX」や国産無人機に適用し生存性の向上を図るらしい。
この開発は韓国の延世大学校に設置された研究チーム(複数の大学が参加した共同チーム)によって行われ、6年間で45億ウォン(約4億円)の予算を投入すると言う。
開発予算が少ない気もするが、韓国メディアによく登場する「KFX Block2」=ウェポンベイを備え完全なステルス戦闘機バージョンに必要なステルス技術を確保する狙いがあるのかもしれない。
少し話は変わるが、ポーランドがドイツとフランスが共同開発する「陸上主力戦闘システム(Main Ground Combat System:MGCS)」への参加を拒否されたため、韓国の「K-2」採用がほぼ確定的だと言われており、韓国メディアが大きく報じるだろうと思ったが意外と冷静に状況を捉えている。
参考:현대로템, 폴란드와 K2 탱크 800대, 10.5조원 계약 눈앞?
韓国メディアによれば、ポーランドの次期主力戦車候補には韓国の「K-2ブラックパンサー」だけでなく米国の「M1エイブラムス」も候補に挙がっており、M1にはK-2にはないイスラエル製APS(アクティブ防護システム)の搭載が可能だが、価格の問題から韓国のK-2が有利だと報じる程度で、今年上半期に行われる入札結果を待つ姿勢を崩していない。

出典:Public Domain M1A2 エイブラムス
果たして米国は製造ラインが閉鎖されているM1エイブラムスを、どこから持ってくるのだろうか?
恐らくイラク、モロッコ、台湾へ輸出したやり方と同じだ。
米国では新型戦車によるM1エイブラムス更新が間近に迫っており、米陸軍の保有するM1エイブラムスの中で最新型のM1A2C(SEPV3)へアップグレードを行わない余剰分を輸出に回しているので、もしポーランドが米国製を選択すれば再生したM1エイブラムスを輸出することになる。
ただポーランドは現地生産を希望しているため、何か問題でも起きない限り韓国の「K-2ブラックパンサー」有利は揺るがないだろう。
※アイキャッチ画像の出典:Thor Jorgen Udvang / stock.adobe.com
技術移転は諦めたのか
ポーランドは現地生産を希望しているため、何か問題でも起きない限り韓国の「K-2ブラックパンサー」有利は揺るがないだろう。
ポーランドは砲とパワーパック等は自国好みを自前で装備してk-2の車体がメインで欲しいんですよね?
素人考えだけど
フレームというか骨格からして変える事になるんだろうから
モックアップ作る前の段階で決めることなんじゃ…
日本はX2を作成して実証試験までしているんですけどね。ステルス性能の確認もフランスに持って行って確認してますし、実物大のウエポンベイも作成してますけどね。韓国はコンピューター上だけの確認で開発を始めるなんていい度胸だ。
ウェポンベイを後から開発してつけるって意味が分からん
そんなの最早別の機体じゃないの
①アドバンスド・スーパーホーネットのように、エンクローズドウェポンポッドで対応
リンク
②YF23のように扉と空洞は設けて、そこに収まる範囲で、後でウェポンベイを試行錯誤する
③実は一から造り直す
④予定は未定
のどれかかな?
Block2でウェポンベイ実装でほぼ再設計したかと思えば
Block3で今度はインテーク・ノズルと垂直尾翼のステルス化、ですからね。
Block毎にエアフレーム再設計とか本気で意味分かりません。
①アドバンスド・スーパーホーネットのように、エンクローズドウェポンポッドで対応
②YF23のように扉と空洞は設けて、そこに収まる範囲で、後でウェポンベイを試行錯誤する
③実は一から造り直す
④予定は未定
のどれかかな?
ステルス性能が重要だとは認めるが、ロクな武装が搭載できない機体に何をさせるつもりだ?
ポーランドは車体と砲塔の皮だけ買うつもりなのかね?装甲の信頼性考えたらM1しか考えられないが、ガスタービンエンジンしか無いのは痛いか
ポーランドは自分好みなカスタマイズ大好きなので柔軟に対応するk2の方が有力だそう
ステルス化するってどういう事なのかわかってないんじゃないだろうか?
日本と比べて大学が軍事研究に迷いがない点は羨ましいかな
産学協同オールコリアがなんの力も持たない点を無視すればね……
これは本当にそう思う 最悪研究したくないならないて曖昧にしておけば良いのに、わざわざ「我々は開発に協力しない」てステートメント出しちゃう所が本当お花畑
立派なステルス!能書きだけでどこにあるのかサッパリわからないステルスが出来る。
ステルス性能がステルスされてると言った感じで、訳が分からない状態になったりして。
>韓国の「K-2」採用がほぼ確定的だと言われており、韓国メディアが大きく報じるだろうと思ったが意外と冷静に状況を捉えている。
らしくない反応。
何が起きたのだろう?
搭載可能な武装がミーティアのみだから、ウェポンベイは後からでも南砺かなむはずwww
暫くしたら計画もステルス化するよ。
予算も責任者も消える。
韓国の国産開発レーダーに映らなければステルス機として認定されますから問題ありません。
他のレーダーに映つたら、それはレーダーの方がおかしいだけです。
K-FXステルス化って、まあステルスにはなるのは確実だな、最終的に影も形も無くなるんだから。
KFXについて興味があるのは、最初からステルス戦闘機(あるいは対ステルス機戦闘を想定した戦闘機)として設計される戦闘機であろう英国テンペスト、我が国のNGF、米国空軍の第6世代戦闘機と比べて、出来上がった頃には約2世代古い戦闘機となることをどうやってアップデートしていくかです。
ステルス機設計に要求される製造技術は初めの設計から盛り込まないと無理と考えているので、韓国がどれだけ無理なことに挑戦して足掻くのかを注視したいと思います。
ステルス塗装、ステルス機体設計、エンジン、搭載ミサイル、AESAレーダー、機体制御ソフトウェア、米軍からの識別が可能な敵味方識別装置(これは既に×)、等々韓国の技術力、懐具合では明らかに無理な要素がありますが、こちらも見ていきたいです。