軍事的雑学

軍事的雑学|第4世代のF-15Xでは性能不足?F-35追加導入を求める米議会議員の逆襲!

米国国防総省の2020年予算要求で、空軍がF-15Xを8機購入するための予算を要求し、今後も継続してF-15Xを導入し最大144機の導入を計画していると3月に報道がありました。

しかし、所詮は予算要求。現在、ワシントンではF-35導入支持者による巻き返しが行われています。

参考:99 House lawmakers push for more F-35

F-35支持者による巻き返し!追加で24機のF-35購入を要求

米国議会の下院議員99人による超党派グループが、F-35を少なくとも、あと24機追加購入するよう求めました。

2020年予算要求では78機(A型48、B型10機、C型20機)のF-35を要求しているので、24機(A型12機、B型12機)追加購入すると合計108機のF-35を、2020年に購入することになります。

このグループによれば、最低でも第5世代機と第4世代機の比率を50対50にする必要があり、それを実現するにはF-35をもっと大量に購入する必要があると主張。さらに敵対者は、対空ミサイルを進化させ、独自のステルス戦闘機を開発し続けているので、第4世代機は益々脆弱になり、第5世代機に依存するようになると指摘しています。

出典:Pixabay F-35B

それと同時に、ロッキード・マーティン社に対し、F-35のコスト削減を急ぐよう求めています。F-35の単価は、昨年初めて9000万ドル(約100億円)を切りましたが、このグループは、F-35の単価を8000万ドル以下(約90億円以下)に下げるよう要求しています。

露骨にF-15Xの購入を中止しろとは一言も言っていませんが、F-35を追加で22機購入するための財源をどこから持ってくるくるのか?となれば、真っ先に槍玉に挙げられるのは同じ用途のF-15Xでしょうね。

果たして、空軍のF-15X購入要求が守られるのか、超党派グループによるF-15X潰しが通るのか、興味深い。

補足:F-15Xだったり、F-15EXだったり、メディアによって表記が錯綜していますが、F-15Xが単座型で、F-15EXが複座型という話らしい。

中国とインドが、ロシアのSU-57を購入するかもしれない?

中国の環球時報(Global Times)が、ロシアがSU-57の潜在的顧客に、中国やインドを挙げ、輸出手続きを進めている事に関連して、中国もチャンスがあればSU-57を購入し、その特性を調べて研究すべきだと言う国内の主張と、SU-57の優秀性は認めつつも、既に中国は独自のステルス戦闘機を開発しているので、購入しても研究用途にしか活用方法がないという主張を報じています。

Attribution: Vitaly V. Kuzmin, File:MAKS Airshow 2013 (Ramenskoye Airport, Russia) (526-01).jpg / CC BY-SA 4.0 ロシアのSU-57

SU-57の潜在的顧客に挙げられたインドですが、そもそもロシアのスホーイ社と、インドのヒンドスタン航空機が共同で、第5世代戦闘機の開発計画「Fifth Generation Fighter Aircraft(FGFA)」を進める中、インド単独で、「HAL Advanced Medium Combat Aircraft (AMCA)」という第5世代戦闘機の開発も進めています。

開発が先行していたFGFAですが、どうやら性能不足のため、2018年にインドが計画から撤退をしたようです。ただし、FGFAはロシア単独で開発を継続する模様。

フランスには、ラファール戦闘機を126機(18機輸入+残りは国内で生産)する導入予定をモディ首相が契約を破棄。ファール戦闘機を36機、全て輸入する契約に切り替えましたが、1機あたり2倍以上の価格を要求され、フランスは詐欺だと怒っています。

インドはロシアやフランスから戦闘機を購入して、散々痛い目にあっているので、SU-57を購入しないんじゃないかな・・・

そう言えば、米国がF-21を提案していました。何でも、トランプ大統領のお墨付きで、インド国内にF-16の生産ラインを完全に移転し、インドは自国向けだけではなく、輸出しても良い契約らしい。インドとしては非常に魅力的な提案で、こっちを購入する気がしますね。

逆に、SU-57の潜在的顧客の第1候補になったのは、F-35の引渡しを凍結されたトルコでしょうね。

トルコはロシア製地対空ミサイル「S-400」を、F-35の購入契約と、国内のF-35部品製造の権利を捨てでも導入する様なので、当然、その穴埋めとしてロシア製戦闘機のSU-57が視野に入っていると思います。

さらにトルコが国内で開発している、第5世代戦闘機「TFX」のエンジンも知的財産権で揉めて、ロールス・ロイスがTFXから撤退してしまったら直ぐに、ロシアの軍需企業ロステックの子会社、「ユナイテッドエンジン」と言う会社が「技術提供できる」と言い出したので、ロシアとトルコは、もはやズブズブの関係かもしれません。

 

見た目はカッコいいんですけど、正直、SU-57の性能はどの程度なのか?未知数すぎる(笑)

 

※アイキャッチ画像の出典:Pixabay

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 4月 03日

    役不足だとF-15Xにその任務は簡単だ、になりますね。
    役不足=役目が実力不相応に軽いこと。なので

    • 匿名
    • 2019年 4月 03日

    約不足?力不足?性能不足?
    はっきりしてくれ

    • 匿名
    • 2019年 4月 03日

    役不足の使い方…
    物書きなんだから間違えるなよ…

    • ななし
    • 2019年 4月 04日

    以前ちょろっと出たSilent Eagle はどうなったのだろう?
    Air Intakeや垂直尾翼をいじると簡易ステルス機になるという
    話だった様な・・・Eagle EXがその方角なら日本も買って欲しい
    スクランブル用途ならステルス機出すより非ステルス機の方が
    良いのでは?メンテナンスも問題ないでしょうに・・・

    • 匿名
    • 2019年 4月 05日

    どっかで見たが、F-15Xは20発以上の対空ミサイルを積めるミサイルキャリアーとして、F-35や早期警戒機などと連携し、範囲外からのミサイル発射を任務とするような使い方があるとか。CIC共同交戦能力の一形態としていいんじゃないかと思うけどなあ。
    元々F-15Xの話はF-35がなかなか生産量があがらないために、アメリカの州軍なんかでのF-15C/Dの更新が進まない事情があったとかどっかで見たな。州兵なんかだと敵の防空圏に行くことなんかは任務外だろうから、所有機がステルス戦闘機である必要がないという話で、かつF-15自体がいろんな国の要望を受けて改修を重ねてきたから、それを元にすればF-15Xへの必要改修費は少なくてすむとか。自衛隊なんかはF-15Jへのスタンドオフミサイル能力改修をボーイングに依頼した?(する?)から、そんなのもF-15X開発への一環なんだろうな。

      • 匿名
      • 2019年 11月 14日

      ミサイル積み過ぎると、安全上の問題で滑走路に着陸できないんだよ。

      だから、一般的に火器をフル装備した戦闘機や爆撃機は着陸前に装備を海などに投棄して着陸を行う。そうしないと、着陸時の事故でミサイルなどの爆発によって滑走路が使えなくなったりするからね。

      したがって、大量にミサイルを積むってのは「あくまで可能だよ」って話であって「実際にやる」って話じゃないよ。

    • ころっけ
    • 2019年 6月 09日

    ソースのDOD アメリカで出された F15イラン F35かえのURL
    下部に署名入り法案もあります リンク

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