軍事的雑学

軍事的雑学|これでF-22もF-35も探知可能? 中国でテラヘルツ波レーダーのプロトタイプが完成!

中国の環球時報(Global Times)が、中国の軍需企業が、ステルス戦闘機でも探知可能なレーダーを開発したと報じています。

参考記事:China develops anti-stealth radars

F-22もF-35も探知可能?テラヘルツ波レーダーの試作品が完成!

中国電子科技集団公司は、テラヘルツ波(T-ray)レーダーの試作品の開発に成功し、更に改良したモデルを開発中だと報じています。

テラヘルツ波とは、1秒間に1兆回振動する周波帯の電磁波のこと。布や紙、木材、プラッチックなど非イオン化物質は透過し、金属には反射する性質を持っている。

出典:Pixabay

F-22やF-35などのステルス機は、特殊なステルス塗料によって、レーダー波を吸収し熱に変換してしまうが、テラヘルツ波は、この塗料を透過し、機体の金属表面に反射して戻ってくるため、ステルス戦闘機を無力化できると言う話。

ただし、テラヘルツ波は空中では非常に早く減衰するので、テラヘルツ波レーダーの有効範囲はとても短いものになるので、攻撃が行われる前の視界外で、ステルス機を検出するのは不十分だと。

そのため現段階では、航空機に搭載し地上にたいする偵察に有効だと言っています。テラヘルツ波を使用すれば、どの様な環境下でも迷彩や偽装装置でかくされた、あらゆる目標を効率的に検知可能で、もはやターゲットに隠れる場所はないと。

 

何かしらのブレイクスルーでも起こらない限り難しいか?

中国では、テラヘルツ波の軍事分野への応用、特にステルス機に対する切り札的な感じで、大規模な開発が行われている感じです。

以前にも、テラヘルツ波でステルス機を捕捉可能!という記事を見かけた事がありますが、有効範囲が短い=出力を上げろ=本体がデカくなるの繰り返し。

テラヘルツ波は大気中での減衰が大きく長距離での使用には向いてない。そうなると航空機などに搭載して距離を縮めればいい話だけど、搭載するには大きすぎる。

ただし、技術的な問題さえクリアすれば、テラヘルツ波の特性には非常に有望な利用法が多くあると思います。

出典:Pixabay

特に有効だろうと思われるのは、環球時報の記事でも指摘してありましたが、煙や砂塵、環境光の明暗、赤外線偽装装置などに左右されず、全天候化で効率的な目標検知が可能なため、小型化さえ出来れば、ミサイルなどの終末誘導にピッタリ!

小型化出来れば・・・

小型化出来れば・・・

小型化出来れば・・・

重要なことなので3回言いました。

記事では、完成した試作機の大きさや、有効射程の距離について何も触れていませんが、果たして航空機やミサイルの弾頭に積めるサイズになっているのか?

きっと無理だろうなぁ・・・

しかし、何かしらのブレイクスルーが起こらないとも限りません。もしそうなれば、次世代レーダーは、一気にテラヘルツ波の時代なんてことも(笑)

 

※アイキャッチ画像の出典:Pixabay

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コメント

    • アンカー
    • 2019年 3月 20日

    テラヘルツ波は、長波ではないのでは?

    • 匿名
    • 2019年 3月 20日

    ほとんど遠赤外線だろ

    • 匿名
    • 2019年 3月 20日

    テラヘルツレーダーは車に積んで自動運転とかに使う話は聞くけど
    航空機は難しいような

    • 匿名
    • 2019年 3月 25日

    減衰が激しいという事は熱に変換されてるわけでね
    出力上げれば、レーダー設備の周辺は、電子レンジの庫内と同じことになる

    • 匿名
    • 2019年 6月 13日

    ステルス性を発揮するのは機体形状だぞ、電波を明後日の方向に反射することで電波発射元に戻さない、これがステルスの基本。
    発射方向にわずかに反射する電波を減らすのが塗料の役目。
    テラヘルツだと光に近いから対ステルス用に役立つとは思えない、それよりも量子レーダーが気になる、こいつはレーダーに革命を起す可能性がある。

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