軍事的雑学

軍事的雑学|米軍ですらF-35の共食い整備が進行中!航空自衛隊のF-35は大丈夫?

F-35について、気になるニュースを読んだのでご紹介します。

F-35の整備を支えるはずのALISが、既に崩壊してる・・・

F-35の運用を支えるALIS(ロッキード社が開発した兵站・物流システムのソフトウェアの名称)システムが、ダメダメらしい。

参考記事:Bad data in F-35 logistics system resulting in lost missions

そもそもALISとは、F-35が自動収集する各種データから、どんな整備が必要なのか、各部品やコンポーネントの交換時期を予測し交換用のパーツを自動で発注したり、まぁとにかくF-35の整備コストを削減し、運用を助けてくれる兵站・物流システムのはずが、逆にF-35の稼働率向上を阻害しているのがALISだと言う報告書が米軍の現場から上がってきています。

出典:ロッキードマーティン社

ざっくり言えば、問題3点。

  • 各種データ入力の自動化が、自動化されておらず未だに手動入力で、逆に時間と人手が必要になる。
  • ALISがもたらす情報が嘘ばっかり。原因はみんながALISを使用するのを敬遠しているので、ALISから得られる情報が古いか、未入力でアテにならない。
  • 多くの人がALISを敬遠するので、いつまで経っても不慣れのまま。結果的に要求されるF-35を揃えられない=稼働率が上がらない

これは、ひ、酷すぎる・・・

既に現場ではALISに見切りをつけ、旧管理システムを使用中

米国フロリダ州にあるエグリン空軍基地には、F-35の操縦方法から、機体の整備トレーニングまで、F-35に関する教育を専門で行う教育飛行隊「第33戦闘航空団」があり、ここの指揮官がALISシステムの一部である、TMS(トレーニング管理システム)について酷評しています。

参考記事:Key piece of F-35 logistics system unusable by US Air Force students, instructor pilots

ALISとTMSシステムは、飛行教官や、シミュレーターの教官達のストレスと時間の浪費の原因になってる。1年前から、このシステムの使用中止を訴えていて、TMSシステムが完全に機能するまで使用すべきではないと。

出典:ロッキードマーティン社

既に、この部隊では、旧式のノースロップ・グラマン社製GTIMS(トレーニング統合管理システム)を使用していて、このシステムは訓練スケジュールの管理を行い、訓練に必要な工数とコストを削減するため、陸海空軍で広く使用中のものらしい。現時点ではALIS(に含まれる、TMSシステム)よりも、効率的な管理・運用の手助けになると。

しかし、この旧式なGTIMSとALIS間で、データの同期が出来ないため、その都度、データの二重入力を行わなければならず負担になっていると。

指揮官によれば、ALIS(に含まれる、TMSシステム)に頼るより、GTIMSを使用した方が遥かに優れている。訓練に結果にアクセスするだけで45分もかかるらしい。ALISのせいでF-35の整備に1週間で10時間以上無駄にしている。そのためALISを使用しないで整備する方法を模索していると。

酷すぎる・・・ 何のための兵站・物流システムなのかw

こりゃもうダメだ!航空自衛隊のF-35は大丈夫なのか?

その中でも一番笑ったのは話は、米国海兵隊「第501海兵戦闘攻撃訓練飛行隊」が運用するF-35Bの整備を行おうとした際、交換する部品をALISに入力して、いつ交換部品が入手出来るかをチェックすると「数年後」と回答され、結局、電話で問い合わせてALISが予測した「数年後」よりも早く、交換部品の調達に成功したらしい。

出典:Pixabay

参考記事:Marine Corps F-35s dogged by parts shortages

一応、当初の目論見では、ALISによる管理で、整備に必要な部品の入手は3日~5日ほどになると言われていたのに、実際には1ヶ月ほど掛かることも珍しくなく、既に現場では共食い整備が始まっているらしい。この交換部品不足のために、2017年1月から8月までの間に、世界中のF-35の22%が飛行できなかったと。

もうALISの意味がないじゃんw というか、F-35を量産しまくっても、保守部品の生産と管理が全く追いついていない感じ。しかもF-35は保守部品を国毎ではなく、地域毎で管理しているので、これを支えるのがALISなはずなのに、これが既に崩壊していると言うことは、航空自衛隊のF-35は大丈夫なんだろうか?

笑える話ではあるけど、高い金を払って購入している国にとっては、冗談では済まされない話ですよね。

やっぱり、次世代戦闘機は国産でないと安心できないね。

 

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 3月 09日

    使わないと 駄目な ままだし…
    更新もされない
    あと あまり簡略化されると将来的に
    仕事が無くなる危機感もあるのかもね!

    • 匿名
    • 2019年 3月 09日

    >2017年1月から8月までの間に、世界中のF-35の22%が飛行できなかったと。
    これ、逆に言えばF-35の稼働率が78%ととれ初期低率生産の時期と考えれば、かなり高い稼働率になると思うですがどうなんでしょうか?

      • 匿名
      • 2019年 3月 09日

      残りが全部稼働するとでも?

    • 匿名
    • 2019年 3月 09日

    国産化しても部品管理工数が全部自前になるだけですよ

    • 匿名
    • 2019年 3月 10日

    こういうのは使用を強制させないとダメなんだよなぁ。

    天下のアメリカ軍ですらこの手の失敗するもんなんだね。

    • 匿名
    • 2019年 3月 10日

    それで、何処で共食い整備がされてるん?

    • 匿名
    • 2019年 3月 10日

    折角の記事が「W」でバカっぽく見えるので、せめて (笑) にした方が良いと思います。

    • 匿名
    • 2019年 3月 10日

    問題があれば改良していけば良いだけ
    米軍の強さはそれが出来る物量

    • 匿名
    • 2019年 3月 10日

    初めての試みなんだから最初からうまく行くわけ無いじゃん
    逆に国産機なら万事うまく行くとでも?
    要求性能を満たした機体を予定の期間で本当に開発できるのか疑問しかない

    • 匿名
    • 2019年 3月 11日

    書かれてる内容はいずれもヒューマンエラーかインターフェースの問題で、ソフトウェアが悪いとは読めないんだが

    ひとつ言えるのは「どんな優れたソフトもアホが使うと大したパフォーマンスは出ない」ということ

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