インドネシアがフランスから戦闘機「ラファール」を含む大規模な兵器購入を希望しているというフランスメディアの報道に対し、韓国の防衛事業庁や韓国メディアが反応した。
参考:Et si l’Indonésie s’offrait des Rafale et des sous-marins Scorpène ?
インドネシアは戦闘機や潜水艦などの兵器導入先を韓国からフランスに変更か?
フランスのパリを訪問しているインドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣は現地メディアの取材に応じ、その中でラファールを48機、潜水艦を4隻、コルベット艦を4隻購入したいという意思を明らかにしたと報じられており、フランスと韓国で大きな注目を集めている。
インドネシアが購入を希望する戦闘機「ラファール」は、フランスが開発した双発の戦闘機で、競合する第4.5世代機の中でも優れた低観測性(レーダー反射断面積の値が0.1~1㎡と言われている)を備えており、フランス以外にも3つの国(エジプト、カタール、インド)が同機を導入しており、購入を希望している潜水艦はフランスとスペインが共同で開発した通常動力式のスコルペヌ型潜水艦(オプションでAIP搭載に対応可能)で、コルベット艦は比較的小型(2,500トン)だがステルスに配慮された設計を取り入れたゴーウインド級コルベットらしい。
ただ、その後のフランスメディアによる報道内容は大きく2つに分かれており、スビアント国防大臣の発言内容はフランス兵器を売りつけたいフランスメディアによる希望的観測だという見方と、韓国との協力関係を終了してフランスとの協力関係を新たに構築するという見方だ。
インドネシアは韓国から技術移転を受け潜水艦の国産化を進行中で、昨年には追加で3隻調達(韓国で1隻、インドネシアで2隻建造)する契約を結んだばかりだが、後者の見方をするフランスメディアによればインドネシア政府は韓国との契約をキャンセルし、フランスからスコルペヌ型潜水艦を調達する計画だと報じており、さらにラファールを購入すれば第4.5世代戦闘機「KFX」を韓国と共同開発する気が本当にあるのか疑念が生じてしまう。
参考:韓 KFX 취소하고 佛전투기 구입? 그건 佛 희망사항
この様な報道に対して韓国の防衛事業庁は21日、インドネシアが負担するKFXの開発資金支払いを停止しているのは事実だが、共同開発を継続する意志を表明しており、未払いの開発費支払いについてもインドネシア側と協議していると発表、インドネシアと潜水艦建造契約を結んでいる大宇造船も契約をキャンセルするという通知は受けていないとコメントを発表した。
インドネシアは昨年10月にも、米国からF-16Vを2個飛行隊分(約32機)を購入すると発表したばかりで、以前から交渉が続けられてきたSU-35購入(11機)も可能性が無くなった訳ではなく、インドネシアの本命機種が全く読めなくなってきた。
果たしてインドネシアが導入する戦闘機はKFXか?F-16Vか?SU-35か?それとも当然候補に名乗りを挙げたラファールか?非常に注目される。
※アイキャッチ画像の出典:public domain ラファールB
汚職の酷さで知られるインドネシアだけに、各企業などから賄賂なり接待なりを受けたインドネシア政府高官がそれぞれ好き勝手に主張し合ってるだけかもしれない。
インドネシア空軍は8個飛行隊中3個が高等練習機という特異な編成で
急拡大する過程だろうと思われるので、ラファールとKFXはどちらかかもしれないが
Su-35/F-16V/ラファールを全部というのもありそう
・第4.5世代戦闘機「KFX」を韓国と共同開発する気が本当にあるのか疑念が生じてしまう。
・・・まぁ もうやる気はなくて伸ばし伸ばしで金も払わずダメ元の最終候補程度じゃないですか。
あと長い目でみたとしてもインドネシアにこんな金あるんですかね??
・インドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣は現地メディアの取材に応じ、その中でラファールを48機、潜水艦を4隻、コルベット艦を4隻購入したいという~
・インドネシアは昨年10月にも、米国からF-16Vを2個飛行隊分(約32機)を購入すると発表したばかり~
の件といい今回といいインドネシアは相当多重舌で益々信用ならない国という印象。
ひょとするとインドネシアは韓国並か以上に厄介な国かもしれない(フランスも大概酷いが)
インドネシアにとりKFXの位置付けは、戦力というより、戦闘機開発の経験値稼ぎ程度だったりして。
その線だと機数も、試行錯誤したりイジリ倒せる教材用途程度に止まるかも。
インドネシアとしては「競合」させてるつもりかな?
(F-16Vとラファールの話ね)
当然≒突然
イランでF-35が見破られたのなら、こういう選択肢もありでしょうね。
世界的に見ても途上国でも使える安くてメンテの簡単な機体は無くなっている。
カワサキがサーブあたりと共同でAB無しのXF9-1と簡易型のAESAを装備した安価な単発機を開発できれば、F-3の下を受け持つ戦闘機が出来そうな気がする。
ステルスより空力を最優先に設計にすればAB無しのXF9-1でもF404のABより強力だからスーパークルーズは可能だろう。
F-35以外の相手ならば十分に実用的で価格も50億を切れば輸出も行けるだろう。
兵器産業って、開発費高騰や競争が酷くて全然儲からない業界なのに、わざわざ輸出品を開発してまで参入する意味がどこにあるので?
メンテは兎も角、中国のJF-17はMig-21から発展したお安い4.5世代機ポジションですね
ロシア機も西側機と比べて相対的に安い
安くて、かつJF-17よりも強い機体が西側、特にアメリカ陣営に欠けているのは問題ですかね
なお、XF9単発の戦闘機を日本が開発しても、最低でもF-16V以上の性能とお値段になりそうですが。今後の発展次第ではF-35級の戦闘機を単発で飛ばせるエンジンになるでしょうから
ビジネスの観点では可能かもだが、忘れてはならないのはXF9-1の技術を仮想敵国(将来なりそうな国を含む)へ流出させないことだ。
アメリカがわざわざF-22の国外輸出を禁ずる法案を成立させたか、意味を良く考えてみることだ。
F-5のような立ち位置の戦闘機が必要という考え方はもう時代遅れですよ。
それと、ドクトリンにも言及せずにふんわりした話で輸出用戦闘機の構想を語るというは、まさにこの記事の韓国KFXのことではないのでしょうか?
半端な戦闘機の販売の苦労はラファール劇場を見ると良いでしょう。また開幕したみたいなので。
汚職事件発覚で、インドネシア政府総辞職。
全部御破算。という可能性に一票。
そんな自浄作用のあるクリーン?な国だったらもっとマシだったと思うの
インドネシアは高速鉄道で日本を勝手に中国と競合させて無茶苦茶な吹っ掛けしてきましたし、こういう商習慣みたいなものなのでしょうね。まともな商売相手ではありません。
なんだかんだでラファールとF-16は実績あるし、雲行き怪しいKFXに揺さぶり?かけるのもむべなるかなって感じだわな
話としてスジは通ってないけども
なんせ今見えてる情報でもちょっと高めの4.5世代機でしかなくて、ポジティブな要素は無いけど不安要素はたくさんあるっていう
スジ通りませんかね?
インドネシアが参加決めた後で「スケジュール遅延」「ウェポンベイ含むステルス機能の削除」「対地攻撃機能の削除」「米国製兵器運用能力削除」「米国技術の二次移転→韓国独自技術で代替え」と丸っ切り話が変わってるんだから契約破棄の上、謝罪と賠償を要求されてもおかしくないと思いますが……。
もともとそんなカッチリした契約じゃなかったって話では無かったでしょうか。インドネシアにとって最初からプランB以上のモノでは無かったのだと思います。
F-35導入国がアップを始めたようです
ラファールを売って将来的にFCASの潜在的顧客又はプロジェクトパートナーとしたいのかもしれませんね。
高みの見物
低レベル開発グループの行く末よりも国産機の方向性が心配